Soul Jazz/ジョルジュ・アルヴァニタス・クインテット

澤野工房10月発売のアルバムは旧譜の発売です。入手困難で幻級のアルバムだったとか。幻の名盤といわれるものは、たいていのものは聴いてしまうとなあんだ、となることが多いのですが、このアルバムに関しては納得する面も多いです。’60年のフランスの録音なのに、アメリカのイースト・コーストのハードバップをこれほど表現できているアルバムも珍しいのでは。選曲も硬派ですしね。最近は新譜ばかり追いかけてしまって、なかなかこの時代のアルバムを聴くことがないのですが、やっぱり元々持っているジャズの強さというものは、この時代のジャズにはかなわないことも多いです。
Soul Jazz/ジョルジュ・アルヴァニタス(P)・クインテット(澤野工房)
Soul Jazz/Georges Arvanitas(P) Quintet(Atelier Sawano AS091) - Recorded Novermber 1960. Francois Jeanneau(Ts), Bernard Vitet(Bugle), Michel Gaudry(B), Daniel Humair(Ds) - 1. This Here 2. Bemsha Swing 3. Oblivion 4. Sonny Moon For Two 5. Mister X 6. Poco Loco 7. Bohemia After Dark 8. Monk's Mood 9. Bouchin' With Bud
ボビー・ティモンズ、セロニアス・モンク、バド・パウエル、ソニー・ロリンズ、マックス・ローチ、オスカー・ペティフォード作のジャズメン・オリジナル集。曲もなるほどと思う選曲でけっこう硬派ですが、演奏も男性的でやはり硬派なハードバップです。それを2管フロントのクインテット編成での演奏をしています。Bugleとは形を見るとフリューゲル・ホルンないしはコルネットのような感じで、音もちょっとくぐもっています。この年代にフランス録音でここまでやっていることも貴重だし、入手困難が続いて幻の名盤になっていることも納得。ヨーロッパ・ジャズではなくて、モロにアメリカのイースト・コースト・ジャズが展開されているのが面白い。演奏については文句なしだし、このアルバム全体の勢いはなかなか。いいハードバップを聴きました。(09年10月23日発売)
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