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2009/10/31

The Astounding Eyes Of Rita/Anouar Brahem

2075
ECMレーベルの新譜が届きました。アヌアル・ブラヒムはヨーロッパ、特にフランスで人気が高いそうで、ECMから彼のアルバムがよく出るのもうなずけます。今回も中近東系のサウンドと西欧のサウンドが混ざった不思議な音。バス・クラリネットとエレクトリック・ベースがヨーロッパ人と思われるので、それもなるほど。パーカッションは中近東系かインド系? ECMお得意の折衷サウンドがなかなかハマッています。でもジャズというよりはワールド・ミュージックに近いかも。演奏でインプロヴィゼーションが多いという点ではジャズですが。いわゆる王道のジャズ度はないです。


The Astounding Eyes Of Rita/Anouar Brahem(Oud)(ECM 2075)(輸入盤) - Recorded October 2008. Klaus Gesing(Bcl), Bjorn Meyer(B), Khaled Yassine(Darbouka, Bendir) - 1. The Lover Of Beirut 2. Dance With Waves 3. Stopover At Dibouti 4. The Astounding Eyes Of Rita 5. Al Birwa 6. Galilee Mon Amour 7. Walking State 8. For No Apparent Reason

(09/10/31) 全曲アヌアル・ブラヒムの作曲。哀愁を帯びたいつものイスラム世界と西洋音楽との折衷サウンドが印象的ですが、珍しく明るいサウンドの曲調の曲もあり。管楽器がバス・クラリネットなのがエキゾチックです。そのエキゾチックさとECMらしさを満喫できるのが、彼の曲調で作曲された1曲目、彼の明るい面を聴くことができるけど憂いもあったりする16ビート調の2曲目、ちょっとリズミカルで明るい不思議なサウンドを奏でる3曲目、哀愁が強いながらもある程度賑やかに進んでいくタイトル曲の4曲目、中盤パーカッションが効いてリズミカルかつエスニックな5曲目、少し憂いの帯び加減の静かなミディアム・ファンクの6曲目、静かにやや明るい世界をさまようような7曲目、エスニック色が強いながらリズミカルな8曲目。

2009/10/27

Not By Chance/Joe Martin

Joenotby
ブラッド・メルドーとクリス・ポッター参加ということで、リーダーのジョー・マーティンはあまりおなじみではないけれど、買ってみました。彼らが参加しているとはいっても控え目なソロが多く、それでも十分に堪能は出来るのですが、やはりちょっと地味なアルバムかな、という印象があります。1曲目がけっこう目立つ変拍子だったのですが、思ったほどには変拍子は多くなく、あるいは気付かなかったのかもしれませんが。ですので、最初に書いたコメントを書いては消し、と聴き終わる頃にはだいぶ印象が変わっていました。それでもこういうアルバム、渋めで淡い現代ジャズっていうことで、好きなアルバムにはなります。


Not By Chance/Joe Martin(B)(Anzic Records)(輸入盤) - Recorded January 2009. Chris Potter(Sax, Bcl), Brad Mehldau(P), Marcus Gilmore(Ds) - 1. Semente 2. In The Meantime 3. Cache 4. A Dream 5. The Balloon Song 6. Once Before 7. Far 8. Not By Chance 9. The Stoic

(09/10/25)5曲目がジャコ・パストリアス作曲の他は全曲ジョー・マーティンの作曲。豪華なメンバーにしては少々サウンドが地味かも。でもテクニックは確かだし、安心して聴けます。アコースティック・ベースだと拍子がはっきりしないですが、変拍子の曲が何曲か。1曲目から流れていくようなテンポの良い変拍子の曲。モーダルでメカニカルな感じのアップテンポの4ビートの2曲目、6拍子基調のペースが速いながらソロが浮遊感のある3曲目、薄暗い静けさのあるバラードの4曲目、メカニカルなテーマからフリーになる5曲目、ミディアムの4ビートで渋めに聴かせる6曲目、ウォーキング8ビート的かつサックスがなだらかな7曲目、淡い色調のジャズ的なボッサのタイトル曲の8曲目、凝っている展開ながら派手さはない9曲目。

2009/10/26

Plastic Temptation/Uri Caine-Bedrock

Uriplastic
このアルバム、ジャンル分けにちょっと困るアルバムでもあります。ジャズ度はなく、ファンクもあるけど基本的にはロックで、電子音楽的な効果音や派手なミックスの曲もあって、DJが好むような最近流行っているような音楽でもあるからです。ただ、このメンバー、こっち側の世界でもスゴ腕であることは確かなので、時々ハッとするようなスゴいフレーズを出してくることもしばしば。でも、王道ジャスが好きな方とはこのアルバムのサウンド、水と油だろうなあ、と思いつつ。もともとリーダー格の>ユリ・ケインは、ジャズからファンク、クラシックまで何でもやてしまうカメレオン的なミュージシャンなので、こういうのもアリだな、とは思うのですが。カッコよいことは確かです。


Plastic Temptation/Uri Caine(Key)-Bedrock(Winter & Winter Music Edition 910161-2)(輸入盤) - Recorded March 2009. Tim Lefebvre(B), Zach Danziger(Ds), and Barbara Walker(Vo), Elizabeth Pupo-Walker(Per) - 1. Overture 2. Prelude For Sheldon 3. Noid 4. Roll With It 5. Duke Countdown 6. Count Duke 7. Riled Up 8. Till You Come Back To Me 9. Plastic Temptation 10. Seven Year Glitch 11. Work It Out 12. Mayor Goldie 13. Victola 14. Lemonana Vasconcelos 15. Ink Bladder 16. Lunchmeat Concerto In E Flat Minor 17. Garcia 18. Organ Thunder

(09/10/24) 全曲メンバー内での作曲もしくは一部外部との共作。ロックというかファンクというか、それにパーカッションやプログラミング的な電子サウンドか重なるような、ジャズ色がほとんどない、現代の音楽。一部4ビートもあるけれど、サウンドを効果的に使おうという趣向のようで、ジャズを意識したサウンドではないことは確か。でもそこら辺のロックとは違っていて、スゴ腕のメンバーが集まっているので、時にスゴいフレーズが飛び出してきます。モロにファンクの曲もあります。4、8、11、14曲目にヴォーカルも入り、他の曲でもヴォイスがある曲がありますが、やっぱり電子音楽的ロックという感じですね。本道のジャズを好きな方には縁がなさそうですが、時代を先読みするDJの人とかにはウケそうなサウンドではあります。

2009/10/25

The Chick Corea Songbook/The Manhattan Transfer

Mantrachick
マンハッタン・トランスファーも以前は大手レーベルからの発売でしたが、今回はあまり聞いたことがないレーベルだったので、ちょっと心配でした。フタをあけてみると、出演者やアレンジも豪華だし、おまけにチック・コリアの曲集だしということで、ゴキゲンなアルバムに仕上がっていました。このグループのコーラスを聴いてしまうと、他のグループはどうでもよくなってくるぐらい(ちょっと大げさかな)、素晴らしいです。チック・コリア本人とそのグループも1、12曲目に参加しています。アレンジや編成は曲ごとにさまざまですけど、統一性はあるので、気になるというよりは、変化に富んでいて飽きない仕組みになっています。さすがです。フュージョン的な曲が多かったですが、あえてジャンルはジャズに入れておきました。


The Chick Corea Songbook/The Manhattan Transfer(Four Quarter)(輸入盤) - Released 2009.The Manhattan Transfer: Tim Hauser(Vo), Cheryl Bentyne(Vo), Alan Paul(Vo), Janis Siegel(Vo), Chick Corea(Key on 1, 12), Scott Kinsey(Key), Jimmy Earl(B), Gary Novak(Ds), Airto(Per), Steve Tavaguone(Ss, EWI), Ramon Stagnero(G), Yaron Gershovsky(P, Key, Prog), Gary Wicks(B), Steve Hass(Ds), Alex Acuna(Per), Christian McBride(B), Don Shelton(Whistle), Joe Passaro(Marimba), Lou Marini(Fl, Afl), Bais Haus(Synth), Fred Hersch(P), John Hebert(B), Billy Drummond(Ds), Edsel Gomez(P), John Benitez(B), Vince Scherico(Ds), Mike Pinella(Tp), Robert Redoriguez(Tp), Conrad Herwig(Tb), Ronnie Cuber(Bs), Lusito Quintero(Per), etc. - 1. Free Samba Spain (I Can Recall): 2. Prelude 3. Spain (I Can Recall) 4. One Step Closer (The One Step) 5. Children's Song #15 6. 500 Miles High 7. Another Roadside Attraction (Space Circus) 8. Time's Lie 9. La Chanson Du Bebe (Children's Song #1) 10. Ragtime In Pixiland (Pixiland Rag) 11. The Story Of Anna & Armando (Armando's Rumba) 12. Free Samba (Extended Version)

(09/10/24) チック・コリアの作品集。それに歌詞をつけたり、ヴォーカリーズでフレーズをつけたりしていて、両方のファンとしてはなかなか楽しめる内容。しかも、1、12曲目にはチック・コリア本人とそのバンドが参加しています。それぞれの曲のアレンジや参加ミュージシャンも異なりますが、豪華な布陣です。特にマン・トラのコーラスやヴォーカリーズの素晴らしさや安定感は相変わらずです。マニアックな路線だと思うのですが、それを広くセールスできるレベルにまで高めているのは立派。編成は少人数は打ち込みのみやギター1人から、ホーン・セクションなどもつけたりと、幅広いです。でもヴォーカルがメインなので、その変化もあまり気にならず、むしろチック・コリアの作品の多彩なサウンドを楽しめます。偉大なグループ。

2009/10/24

Propensity/Danny Thompson/Allan Holdsworth/John Stevens

Allanprop
アラン・ホールズワースの音源が出たとのことで買ってみました。このアルバム、収録時間も短いし(26分台)、時おり4ビートもあるけど基本的にはフリー・インプロヴィゼーション(フリー・ジャズ)なので、やっぱり今になって’78年の演奏が出てきただけのことはあるな、と思わせる、アランのファン向けの聴く人を選ぶアルバムではあります。この当時ロックバンドU.K.にも参加していた時期で、ロック、ジャズといろいろな方面を当時はやっていたんだな、ということが分かります。内容的には、ギターはなかなかスゴいけれど、’70年代のフリー・ジャズとしては、まあこんな感じかな、という印象。


Propensity/Danny Thompson(B)/Allan Holdsworth(G)/John Stevens(Ds)(Art Of Life Records)(輸入盤) - Recorded September 4 and 5, 1978. - 1. Jools Toon 2. It Could Have Been Mono

(09/10/24) 初公式音源で、2曲で26分台の収録。どちらも3人の名前がクレジットされているので、おそらくフリー・インプロヴィゼーションが世に出たもの。基本はフリーなので、万人向けではないかも。でも、ベースはアコースティックベースで、時おり4ビート的になるところも。今から見れば、割と統制のとれたジャズのようにも聴こえます。ギターは奔放な演奏の部分もあるので、これはアラン・ホールズワースのファンにはたまらない演奏かもしれません。1曲目が10分台の曲で12弦のアコースティック・ギター、2曲目が16分近くの盛り上がりのある演奏でエレクトリック・ギターを使用しています。特に12弦ギターは速く弾くのが難しいのですが、かなり使いこなしているような演奏です。でも、山場は2曲目のエレキ・ギターかな。

2009/10/22

「日経ベストPC+デジタル」2009年冬号を購入

日記ブログ「インプレッションズ」をこちらのブログに数ヶ月前にデータ統合してみたのはいいものの、何だかこちらには日記的なものを書きづらくなってしまいました(笑)。が、このところ親戚のお葬式が2件同時にあったりと、身辺もあわただしいので、CDを聴く暇もあまりなく、雑誌の購入について今日は書くことにします。

「日経ベストPC+デジタル」2009年冬号が本日発売だったので購入しました。もちろん特集はWindows7の特集で、新機種もどっさり掲載されています。実は前々号の予告にはなかったけれど秋号が出ていて、これが出たときは、Windows7が出る前にVistaを買っておけば、アップグレードも含めて本体が安い、という特集だったのですが、その号は買わなかったのでした。

私がメインで使っているXPパソコンは、もう6年以上使っています。そこでWindows7になったら買い換えようと思っているので、この雑誌を買ったのだけど、デスクトップはいわゆるコンシューマ用だとHome Premiumがほとんど。サーバーにつなげるにはProfessionalでなければならないので、味気ないビジネス向けパソコンを買わなければならないのかなあ、とちょっと残念。まあ、Vistaは仲間内ではあまり好評ではなかったし、XP機も寿命のことを考えると、7でそろそろ真剣に新しいパソコンを検討しなければなあ、と思っています。この雑誌には新機種も網羅されていて、便利。これで680円なら安いかも。さて、この雑誌を今晩じっくり読むとしよう。

2009/10/19

ランニング・ワイルド/山中千尋

Yamanakarunnin
10数年前、昔のスウィング・ジャズを聴いていた時代があって、グレン・ミラー、ハリー・ジェームス、それにベニーグッドマンなどもCDを集めていました。今はほとんど処分をして、もうないのですが。ですので、今回のCDのようなサウンド、けっこう好きです。このアルバム、企画ものといえば企画ものだけど、本人がけっこう好きじゃないとできないな、という演奏やアレンジが随所にあって、うれしくなってしまいました。しかもそれだけではなくて、いまのアレンジやフレーズも加えてあります。例えば11曲目の速いパッセージなど、絶品です。彼女のオリジナルで直球勝負の演奏も好きですが、こういう変化球もいいので、いろんなことにトライしてもらいたいと思います。いいですねえ。


ランニング・ワイルド/山中千尋(P)(Verve)
Runnin' Wild/Chihiro Yamanaka(P)(Verve) - Recorded July 8-10, 2009. Janelle Reichman(Cl), Tim Collins(Vib), Avi Rothbard(G), Yoshi Waki(B), Luca Santaniello(Ds) - 1. If I Had You 2. Airmail Special 3. B.G.(Bad Girl) 4. G.B.(Good Boy) 5. Slipped Disc 6. Medley: Stompin' At The Savoy/Last Call 7. Get Happy 8. Smoke Gets In Your Eyes 9. Tico Tico No Fuba 10. Rose Room 11. Rachel's Dream 12. These Foolish Things 13. Rnnin' Wild 14. If I Had You

ベニー・グッドマンに捧げたアルバムで、彼に関連する曲がめじろ押し。山中千尋の作曲も3-4曲目、6曲目の半分があります。でも、雰囲気が同化していて、オリジナルとは気がつかないかも。当時のスウィング・ジャズの特徴あるサウンドを狙った部分もある反面、ファンクや変拍子、今のフレーズを使った現代ジャズの場面もあって、彼女ならではの独特なトリビュートアルバムになっています。アレンジが新鮮。クラリネット、ヴァイブラホン、ギターを起用していて雰囲気が出ています。こういう編成もなかなか面白い。長さも全14曲で58分と、それぞれを短くしているところが、曲が引き締まった感じがしていいです。1、14曲目(最初とラスト)は同じ曲のヴァージョン違いで、ソロ・ピアノをわざと古い録音のように聴かせています。(09年10月7日発売)

2009/10/17

The Art Of Organizing/Dr. Lonnie Smith

1318
Criss Crossレーベルも3枚目が到着して、ひと区切り。このアルバムは’93年録音で、時期的にはレーベルの1000番台後半のあたりの頃の録音だし、この頃は同じオルガンでメルヴィン・ラインも何枚か出していたので、傾向がダブってしまうよりは今出してもちょうどいいかな、とも思います。こういうオルガン・ジャズはマイペースなので、時代の変化をあまり感じさせませんしね。英文ライナーによれば、録音に技術的な問題が当時あったのだとか。でも、旧録音ということで買うのを見合わせた人もちらほらいるようです。ピーター・バーンスタインのギターはオルガンのサイドにまわると相性がけっこういいようです。


The Art Of Organizing/Dr. Lonnie Smith(Org)(Criss Cross 1318)(輸入盤) - Recorded December 15, 1993. Peter Bernstein(G), Billy Drummond(Ds) - 1. When We Kissed At Night 2. My Little Suede Shoes 3. This Ain't Right 4. Polka Dots And Moonbeams 5. Softly As In A Morning Sunrise 6. Turning Point 7. Night Song 8. Too Damn Hot

(09/10/16) ロニー・スミス作は9曲中5曲(1、3、7-9曲目)。’93年録音を今になって発表。オルガン・トリオの基本編成なのですが、スタイル的にはオーソドックスな演奏にも関わらず、割とメロディアスな(ハモンドオルガンなので傾向は定まってしまいますが)曲も入っていて、1-2曲目もそんな感じです。曲は4ビート、非4ビートさまざま。そんな中でも3曲目あたりは4ビートタイプの割とコアなブルース進行の曲で、この編成だとこうこなくちゃ、という面も。8曲目はスロー・ブルース的。2曲目はチャーリー・パーカー作だけどメロディアス。4-5曲目はスタンダード。5曲目の後半はサンバ・ビートでかなりの盛り上がり。6曲目は現代っぽくアップテンポで流れる感じの曲です。9曲目は他レーベルのタイトル曲にもなっていた曲。

2009/10/16

Introducing Keyon Harrold/Keyon Harrold

1319
Criss Crossレーベル2枚目。まだ1枚届かないものがあるので、番号を1つ飛ばして。このアルバムの1曲目を聴いただけでは、黒っぽいモーダルな現代サウンドなので、シーマス・ブレイク盤と対極をなす現代ジャズの特徴を備えたアルバム、と思ったのですが、他の曲はそれほど黒っぽいモーダルさというのは無く、むしろテーマアレンジとかに力が入っていたりするので、個性的な違いかな、ぐらいの感じです。でも両アルバムともにそれぞれいいメンバーが集まっているので、Criss Crossレーベルが好きな方は両方聴いてみるといいですよ。さすが、と思わせるものはありますね。Keyon Harroldの初リーダー作でも、他のメンバーに負けていません。


Introducing Keyon Harrold/Keyon Harrold(Tp)(Criss Cross 1319)(輸入盤) - Recorded June 14, 2008. Charles Tolliver(Tp on 1), Marcus Stricklamd(Ts, Ss), Danny Grissett(P, Key), Dezron Douglas(B), E.J. Strickland(Ds), Jeremy Most(G on 6), Emanuel Harrold(Ds on 4) - 1. TMF Nuttz 2. Sudden Inspiration 3. Shirley's Blues 4. Keyon Beyond 5. Amazing Grace/Load My God 6. Peace 7. Hip Hop Joint 8. The Awakening

(09/10/15)8曲中7曲(1-4、5曲目後半、7-8曲目)がKeyon Harroldの作曲。メンバーも相性の良い組み合わせ。黒っぽくてシャープな現代サウンド、かつモーダルでカッコ良い雰囲気の、4ビートのアップテンポの1曲目は勢いがあります。ちょっとテーマが淡いと思ってもアドリブになるとやや濃くなり4ビートの露出度は少ない2曲目、フェンダーローズを使い、8ビート系の洗練された明るいブルースの3曲目、バラードに行くようでフレーズは元気さのある4曲目、前半が有名曲をソロピアノで、後半が自作曲を少しスピリチュアルにという5曲目、ホレス・シルバー作をギターを効かせてボッサ的に聴かせる6曲目、再びローズ登場で半分ファンク半分4ビートの7曲目、16ビートのファンクでテーマのアンサンブルが良い8曲目。

2009/10/15

Bellwether/Seamus Blake

1317
Criss Crossレーベルの新譜が届きはじめたのでその1枚目。今回は3枚の発売です。9月22日発売予定が日本ではズレこむのはいつものこと。シーマス・ブレイクの新譜は現代ジャズ真っ盛りというところで、実は変拍子になると途中で拍子がコロコロ変わるのか、あまり把握できていなかったりします。それをこのメンバーは破綻なく演奏しきってしまうのだからスゴいものです。6曲目など8分の7拍子に聴こえるところもあるのですが、気のせいでしょうか。凝っているアレンジもありますしね。また、2、4、7曲目のようなオーソドックス(でも4ビートではないけれど)演奏もここでは目立ちました。ラストでドビュッシーの曲を原曲のイメージを保ちつつ演奏しています。


Bellwether/Seamus Blake(Ts, Ss)(Criss Cross 1317)(輸入盤) - Recorded December 11, 2008. Lage Lund(G), David Kikoski(P), Matt Clothesy(B), Bill Stewart(Ds) - 1. Dance Me Home 2. A Beleza Que Vem 3. Subterfuge 4. The Song That Lives Inside 5. Bellwether 6. Minor Cerebrity 7. String Quartet In G Miner, Opus 10

(09/10/15)7曲中5曲(2-6曲目)がシーマス・ブレイクの作曲。現代ジャズの曲が多いですが意外にオーソドックスな感じの曲もあります。メンバーも強力。ジョン・スコフィールドの曲でアップテンポの4ビートの、テーマのアレンジも凝っていてカッコ良い1曲目、3拍子で懐かしいボッサ的なサウンドの2曲目、3+3+2のアップテンポの浮遊感と、入り組んだメカニカルなテーマとリズム(変拍子?)が交互にきて盛り上がるアドリブの3曲目、しっとりと、オーソドックスなスタンダードのようなバラードの4曲目、ゆったりとしたところから温度感が低いまま現代的に盛り上がっていくタイトル曲の5曲目、アップテンポの8分の6拍子基調(?)で燃えるようなソロのある6曲目、ドビュッシー作曲で構築された前後とアドリブの中間部の7曲目。

2009/10/12

Upojenie/Pat Metheny & Anna Maria Jopek

Patanna
本当はこのアルバムが最初に出た6-7年前に買おうと思っていたのですが、当時はそれほど輸入盤に興味がいかなかったため、買いもらしてました。今回再発盤が出ているので、ちょっと気になってチェックしてみたら、値段も安く、在庫ありだったので買ってみました。ジャズとかフュージョンとか言う前に、パット・メセニーの影響の強い音楽ですので、本来ならば分類不能。でも、こういう音楽を好きな人はパットを好きな人ほど多くいるのではと思います。歌はポーランド語のようでややエキゾチックですけど、比較的聴きやすい声です。でも、ボーナストラックはどうかな。ラスト17曲目がライヴで異様な盛り上がり。これはこれでアリかとは思いますが。


Upojenie/Pat Metheny(G) & Anna Maria Jopek(Vo)(Nonesuch)(輸入盤) - Recorded July - October and December 9, 2002. Leszek Mondzer(P), Pawel Bzim Zarecki(Key, Key Prog), Bernard Maseli(Vib), Darek Oleszkiewicz(B), Cazary Konrad(Ds), Piotr Nazaruk(Back Vo, Recorder, Fl, Shaker, etc), Wojciech Kowalewski(Per), Mateusz Pospieszalski(Key, Loops, Orchestral Chart, Cond), Marek Pospieszalski(Turntables), Barney('Alien Voices'), Marcin Pospieszalski(B), Marek Napiorkowski(G), Henryk Miskiewicz(Ss), Mino Cinelu(Per), Robert Kubiszyn(B), String Ensemble - 1. Cichy Zapada Zmrok 2. Mania Mienia 3. Biel 4. Przyplyw, Odplyw, Oddech Czasu... 5. Are You Going With Me? 6. Czarne Slow 7. Lulajze Jezuniu 8. Upojenie 9. Zupelnie Innaja 10. Piosenka Dla Stasia 11. Me Jedyne Niebo 13. By On Byl Tu 14. Polskie Drogi 15. Tam, Gdzie Nie Siega Wzrok 16. Na Calej Placi Snieg 17. Szepty i Lzy

(09/10/12) パット・メセニーがプロデュースとギターの演奏にほぼ全面的に関わったポーランドの歌手、アンナ・マリア・ヨペクのアルバム。パットの作曲も2、5、9、11-13曲目とあり、パットのアルバムにオリジナル演奏があるものも多め。再発盤はジャケットが変更してます。ヴォーカルは聴きやすいタイプです。他のミュージシャンは一部を除いてポーランドの人々ですが、もちろんギターはパット節が全開です。ジャズというよりは、大人の雰囲気で聴かせる少し盛り上がるサウンドから、大らかで牧歌的な歌、トラディショナル、しっとりしたサウンドなどもありますが、そこにギターが絡む独特な世界。小編成からストリング・セクションを加えた大編成の曲まで、曲によってさまざまです。ボーナス・トラックが16-17曲目で、ライヴ。

2009/10/11

ECMブログが10万アクセス

先日もここにちょっと書きましたけど、今日、私の「ジャズCDの個人ページECM Blog」が10万アクセスを超えました。(’14年10月にメインブログに統合。)ご訪問ありがとうございます。定期的に訪問される方より検索で来る方の方がずっと多いみたいですが。ブログは’05年6月に1001番からはじめて、以後毎日1個ずつ更新されるようになってました。’07年9月に新譜に追いついてからは、新譜が出るごとに更新していただけで、その後は放置状態に近かったでした。

実は私はあまりECMレーベルのあまりよい聴き手ではないわけで、現在未CD化作品を除く913枚(DVDを含み、複数枚のセットも1枚と数える)が掲載されていますけど、レーベルを本当に極めるには、これだけの枚数があるので、ECMだけを時間のある限り聴いていないと深く探求はできないのでは、と思っています。私がCDを聴けるのは限られた時間でもあるし、他のジャズ/フュージョンも聴いてみたいので、とてもそこまでの境地には至りませんでした。ただ、拙いアルバムコメント(特にECM New Seriesはクラシック/現代音楽なので、より拙いかもしれない)だけれども、12月にECM関連本がドイツ、日本でそれぞれ出るまでは、ここがおそらく日本で唯一の網羅的な資料ではないかと思っています(Wattレーベル、Japoレーベル、Carmoレーベルは手付かずですが)。まあ、何年もかけてコツコツやれば、そう難しくはないことと思います。正直言って、New Seriesを集めはじめるとき、残りの枚数と金額、集める困難さを計算して、やっぱりやめようかとかなり迷いました。ネット通販でほとんど揃うことが、後押しされた要因です。

ブログはジャケット写真もあり、検索性もあるので、そちらはそちらで便利かもしれませんが、ホームページの方(そちらの方が手をつけたのは早かったのですが)にも、「ECMのCD特集のページ」というタイトルで、同じアルバムコメントの文面でECMの番号順に掲載しています。そちらはジャケット写真はないですけど、一覧性はあります。

ブログの方にこれだけアクセスがあるということは、日本にはECMレーベルのあるいはミュージシャンのファンが多いということでしょう。多少なりともその購入の手助けになっていけば、と思っています。現在進行形のレーベルだし、時間とお金の許す限り、追いかけるつもりです。今後のさらなるレーベルの発展を祈りつつ。

2009/10/10

Testament/Paris/London/Keith Jarrett

2130
キース・ジャレットのソロ・アルバムのECMからの久しぶりの3枚組です。LP10枚、CDでも6枚の「サンベア・コンサート」やトリオでの「キース・ジャレット・アット・ザ・ブルーノート」のCD6枚組は別格としても、’70年代の「ソロ・コンサーツ」がLP3枚組、CDだと2枚組。これ以来じゃないでしょうか。トリオの演奏は現在のところ’02年のものまでアルバム化されていますが、ソロは’08年の暮れ近い時期での演奏。まだまだキースのウデは健在ですね。ライヴの即興演奏で、しかもこれだけのヴォリュームというのは他のミュージシャンではお目にかかれません。メイン・ストリームのジャズ色はないですけど、3枚聴きとおしても飽きない、素晴らしいアルバムでした。


Testament/Paris/London/Keith Jarrett(P)(ECM 2130-32)(輸入盤) - (CD1)Paris - Recorded November 26, 2008. - 1-8. Part 1-8 (CD2-3)London - Recorded December 1, 2008. - 1-12. Part 1-12

(09/10/10)CD3枚組で、1枚目がパリの、2-3枚目がロンドンでのソロ・ピアノによるライヴの即興演奏。昔に比べて1曲あたりの時間が短くなっていますが、曲名は「パートいくつか」だけでの表示。曲が短い分、そのエッセンスが凝縮されていて、クラシックあるいは現代音楽的な感触にも似た演奏や、牧歌的で大らかな、また美しくて静かな、あるいはお得意のワン・コード進行や、フリーのような演奏もあります。平坦な時間が通り過ぎることもあれば、静かだったり盛り上がったり、ドラマチックな展開に息をのむ部分もあり、やはりCD3枚で出るだけのことはある内容。オーソドックスなジャズ色は全然ないので好き嫌いはあると思いますけど、これだけ長時間をソロ・ピアノで聴かせてくれるピアニストはめったにいないと思います。

2009/10/08

The Remedy/Kurt Rosenwinkel Group

Kurtremedy
このアルバム、出てから1年以上経っていると思うのですが、最近になってカート・ローゼンウィンケルのリーダー作が気になりはじめ、買おうと思ったのが2ヶ月以上前。HMVで入手困難盤になってしまってて、1ヶ月半以上待たされましたが、何とか入手できました。1曲目のギターのメカニカルな演奏でかなりぶっ飛んでしまいましたよ。最近のカートはこういう演奏だったのか、と感心することしきり。それぞれのソロによって、サウンド全体が動いていくので、飽きがこないし、変化に富んでいます。曲の構成もスタンダードとは違って定型的ではないと思うので、技術的にはかなり難しいと思うのですが。タイトル曲の2曲目も哀愁が漂う美しいメロディでインパクトありだし、3曲目のパワフルさも見事。改めて自分の非4ビート、非バップの現代ジャズ好きが分かった1枚ではありました。


The Remedy/Kurt Rosenwinkel(G) Group(Artistshare)(輸入盤) - Recorded Jabuary 2006. Mark Turner(Ts), Aaron Goldberg(P), Joe Martin(B), Eric Harland(Ds) - 1. Chords 2. The Remedy 3. Flute 4. A Life Unfolds 5. View From Moscow 6. Terra Nova 7. Safe Corners 8. Myrons World

(09/10/07)CD2枚組のライヴ。8曲目がマーク・ターナー作で、他は全曲カート・ローゼンウィンケルの作曲。いちばん短い曲も11分台と長尺の曲ばかりで最長19分台。メンバーもカートの音楽には最適な人選。非4ビート(7曲目、8曲目は4ビートの部分も)中心で、バップイディオムの色がほとんどついておらず、しかも曲の構成も定型的でないところもあったりと、現代ジャズのある側面をライヴで聴かせています。それぞれのソロもいい。ギターは優しいコードの時もあれば、ロックギターのような時も。1、8曲目などは各ソロパートがバリバリだったり控え目だったり、フレーズも素晴らしく聴かせどころ満載。4曲目はギターのコードで長い出だしがあって、その後に印象的なメロディが出てきます。6曲目はゆっくりの淡白なボッサ。

2009/10/07

But Not For Me/ロバート・ラカトシュ

Robertbut
澤野工房を先月も購入しました。まだ20数枚ぐらいしか澤野工房のCDが出ていなかった頃からのお付き合いです。当時はいい再発アルバムが多かったですからね。このところ澤野プロデュースというのか、新録で何人も出ていますけど、このロバート・ラカトシュもそのひとり。レーベルで5枚目で、ちょっと作りすぎなんじゃないかと。以前の作品に比べてトリオのバランスが悪いなあ、と思ったのは私だけでしょうか。数年前から徐々にふくらんできたのですが、今、澤野工房をレーベルとして、これからも追いかけていこうかどうしようかという岐路に立っているところです。量産して、他の国内制作レーベルとスタンスが同じになってしまったのかな、なんて思う今日この頃。


But Not For Me/ロバート・ラカトシュ(P)(澤野工房)
But Not For Me/Robert Lakatos(P)(Atelier Sawano AS090) - Recorded December 13 and 14, 2008. Christian Lakartos(B), Dre Pallemearts(Ds) - 1. Here, There And Everywhere 2. But Not For Me 3. Szakcissimo 4. Bolivia 5. Young And Foolish 6. Woody 'N You 7. Half Prince 8. L.T. (For Klaus) 9. 'Ronnd Midnight 10. Confirmation 11. Con Alma 12. Giggin'

ロバート・ラカトシュ作は3、7-8曲目で、他はビートルズの1曲目や、スタンダード、ジャズメン・オリジナル集。澤野工房では5枚目のアルバムとなります。ラカトシュのピアノはオーソドックス路線ながら相変わらずメロディアスでスゴいし、ひきこまれるところはあちこちにあるのですが、今回はちょっとドラムスやベースとの相性があまり良くないようで(今までよりもちょっと格下かも)、特に割と賑やかな曲でのドラムスのバシャバシャ感が時々気になります。気をそらすというのかな。ベーシストも息子なのかな? ミキシングの影響もあるのかもしれないですけれども。それでもモチーフを解体・再構築したようなメカニカルでアップテンポの8曲目はけっこう新鮮に聴けました。ピアノだけをとってみればけっこういいんですけれどね。(09年9月26日発売)

2009/10/06

Schizophrenic/Oz Noy

Oznoysch
国内盤が先行発売だったのですが、あえて安い輸入盤を待ちました。オズ・ノイも不思議なギタリストです。ハードコア・フュージョンよりはロックにスタンスが近い気がしますし、テクでも見渡せばもっとうまいギタリストもいそうなのに、なぜか魅力的。私のまわりでも、過去のアルバム、割と評判が良くて、彼のアルバムを追いかけている人、何人もいます。今回も、ツイン・ドラムあり、豪華なゲストありなんですが、それでも出てくるサウンドはオズ・ノイのサウンド。やっぱりストレートなロックに近いとはいっても、コードも複雑なところがあったり、急にファンクしたりと、不思議なサウンドではありますね。


Schizophrenic/Oz Noy(G, G-Loop, Claps)(Magnatude Records)(輸入盤) - Recorded November 2, 11 and December 14, 2008. Keith Carlock(Ds on 1-2, 4-5, 8), Will Lee(B, Tanbourine on 4), Ricky Peterson(Org on 1-2, 4-5), Chris Palmaro(Key on 1-3, 5-9), Shai Bachar(Synth on 1, 6), Anton Fig(Ds on 2, 4-5, 8), Steve Lukather(G on 2, 4), Sheri Miller(Claps on 2, 6), Dave Weckl(Ds on 3, 6-7, 9) - 1. Ice Pick 2. 120 Heart Beats 3. Seven 4. Schizophrenic 5. Elephant Walk 6. Twice In A While 7. Jelly Blue 8. Underwater Romance 9. Bug Out

(09/10/06) 全曲オズ・ノイの作曲。豪華な参加メンバーも入れ替わりあり。何曲かは2ドラムスで、重量を増しつつどこか力の抜けたところも。ファンクというよりはロックに近い味わいか。魅力的なフレーズもあるけれども、ちょっとラフな雰囲気やチープな感じが持ち味かも。しかもリズムはタイトな感じで気持ちがいいです。2、4曲目に同じ楽器のスティーヴ・ルカサーを招いているのは面白いかも。3人参加しているドラマーも、それぞれに強力な持ち味です。そんな中で3、8曲目のように落ち着いた感じの曲があると、ちょっとホッとします。シンプルなのも凝っているのもアリで、なかなか。タイトル曲はシンプルに見せてコード進行は一部フュージョン的でもあり、2人のドラムスも前面に出ていて面白い。9曲目はファンクかつ自由。

2009/10/04

Brian Bromberg/Brian Bromberg

Brianbrom
ブライアン・ブロンバーグの’93年フュージョン作品を’05年にリマスターして再発されたもの。もうこれでだいたい彼のアルバムが集まったかな、と思ったら、’80年代からアルバムをさらに複数枚出していて、これらはもう入手は困難になってしまっています。まあ、コンプリートを目指すわけではないから、ここまででいいか、と思いますが。当時から作曲やオールラウンド性が目につきます。当時のことらしく、キーボードやドラムスの打ち込みの曲も目立ちますけど、あまり気にならず、むしろ曲の多様性の方が印象深かったですね。まさにスムース・ジャズからハードコアな部分まで持ち合わせていました。


Brian Bromberg/Brian Bromberg(B, Piccolo B, Ds and Key Prog, etc)(Artistry Music)(輸入盤) - Released 1993. Jeff Lorber(Key Ds Prog), Kirk Wharum(Ts), Bill Cantos(Vo), Bob Boykin(Rhythm G), Everette Harp(Ts), Paul Jackson, Jr.(Rhythm G), Marc Hugenburger(P, Key Prog), Joel Taylor(Ds), Lee Ritenour(Rhythm G), Michael Shapiro(Per), Tony Guerrero(Tp), Toots Theilemans(Harmonica), Ivan Lins(Vo), Doug Webb(Ts), Ernie Watts(Ts), Mitchel Forman(Key), Tom Zink(Key), Gary Grant(Tp), Bill Reichenbach(Tb), David Bromberg(Key and Ds Prog), Kenny Rankin(Vo) - 1. Summer Afternoon 2. My Brother 3. Bass Face 4. Her Eyes, Her Heart 5. Tunnel Vision (For Miles) 6. I'll Be Around This Time 7. Intimadage 8. Yo! 9. Bern City 10. Sedona 11. The Blessing 12. Her Eyes, Her Heart (Vocal Version) 13. My Bass

(09/10/03)’05年のリマスター再発盤。6、9曲目以外は、ブライアン・ブロンバーグの作曲または共作。ゲストは曲によって替わり、豪華だけれども、ドラムスやキーボードは打ち込みの曲も多く、少人数での録音の曲も多めです。当時のフュージョンというか、スムース・ジャズの範囲にまで踏み込んでいるような曲調のものもあり、ハードコアな曲から柔らかめな曲まで、いろいろ。フュージョン、ロックから、ラテン&ボッサ的な曲までさまざまで、時にヴォーカルやサックス、ハーモニカなど、飽きさせません。それでも、ここでもピッコロ・ベースでのリード・ギターのような音でせまってみたり、ベースは当時から(彼にはもっと前のリーダー作も複数あり)なかなかいい演奏を聴かせてくれます。13曲目はベース・ソロのみの曲です。

2009/10/03

It Is What It Is/Brian Bromberg

Brianitis
ブライアン・ブロンバーグのフュージョン新作が輸入盤で出ました。相変わらず、ギターのフレーズはピッコロベースでやってしまうし、ウッドベースも使い、エレキベースの弦の本数も4弦だろうが5弦だろうが関係なく、テナーベース、フレットレス・ベースまで使いこなして、しかもスラップ(チョッパー)までやってしまうと、ベースなら特殊なものも含めて何でもござれの人。ベースの特殊な使い方や多重録音を気にしなければ、けっこう自然だし、変化に富んでいて、印象に残るフュージョンアルバムとなりました。(リード)ギターのパートも全部ベースでやってますという英文の注意書きが大きめに書いてあります(笑)。


It Is What It Is/Brian Bromberg(B, Tenor B, Piccolo B, etc)(Artistry Music)(輸入盤) - Recorded January - April 2009. Jeff Lorber(Key), Patrice Rushen(P), Randy Brecker(Tp), Gary Meek(As, Ts, Fl), Dave Weckl(Ds), Alex Acuna(Per, Conga), Gannin Arnold(Rhythm G), Willie Murillo(Tp), Tony Guerrero(Tp), Eric Marienthal(As, Bs), Dave Ryan(Tb), Richard Elliiot(Ts), Rick Braun(Tp), John "Jubu" Smith(Rhythm G), Will Kennedy(Ds), Dave Kochanski(Key), Paul Jackson Jr.(Rhythn G), Dan Siegel(Key), George Duke(P, Key), Gerald Albright(As), Ramon Stgnaro(Rhythm G), String Section - 1. It Is What It Is 2. Love Shack 3. Excuse Me 4. Life 5. Elephants On Ice Skates 6. The Mirror 7. Sanford And Son 8. Mr. Miller 9. Martinis At The Velvet Lounge? 10. Saul Goode 11. The Anticipation 12. Heaven 13. Slap Happy

(09/10/03)2曲目がパトリース・ラッシェン作、7曲目がクインシー・ジョーンズ作の他は全曲ブライアン・ブロンバーグの作曲ないしは共作。6曲目のようにベース・ソロの曲もありますが、ホーンセクションやストリングスセクションも入っている豪華なフュージョン(あるいはファンク)サウンドの曲がほとんど。曲によってはスムース・ジャズに近い雰囲気の聴きやすい曲もあります。ギタリストも有名な人も参加してますけど、全てリズム・ギターをまかせて、本人はピッコロ・ベースでリード・ギターにあたるフレーズを弾きまくっているのはいつもの彼ですが、ギターの音と勘違いするほどに上手いのもいつものとおり。参加メンバーも曲によって替わったり、かなり豪華。曲調もさまざまで飽きさせません。ランディ・ブレッカーは1曲目に参加。

2009/10/02

ホームページ12周年(9月30日)

昨日気がついたのですが、9月30日でホームページ「ジャズCDの個人ページ」が、開設12周年でした(開設は’97年9月30日)。ここの「ジャズCDの個人ページBlog」も開設は’04年5月30日なので、5年と4ヶ月になります。エントリー数は、先日日記にあたるブログ「インプレッションズ」をここに統合してしまったので、300エントリーほど増えてますけど、昨日までで1,938件。けっこうな数になってますね。

ほとんど休みの期間をいれることなく12年間過ごしてきたので、ホームページの分量的にもある程度の量になっています。この12年間のメリットとして、ホームページに聴いたCDをアップしながら聴くので、聴き方が以前に比べて深くなったこと。また、ミュージシャン別、レーベルなど、体系的に聴く方向に来て、それもためになったこと。もとより音楽そのものをたくさん楽しめて、幸せな12年間だったこと。

デメリットとしては、CDを聴くために部屋の中にずっといたため、それだけが原因でもないでしょうけど、太ってしまった。また緊張が持続するので、たまに緊張感がとけないこともあるなど、精神面で不安定な部分もあったりもします。家族との時間をもっと大切にしたいとの思いもあります。

ただ、やっているうちに、日本でここだけ、という特集もいくつか出来ているので、それも財産かな。広く利用していただいて、その経済的利益はいくらになるのか分かりませんけど、今のジャズを聴く人が増えて、それにほんの少しは貢献しているんじゃないかな、と思います。

例えば「ジャズCDの個人ページ ECM Blog」。(’14年10月にここに統合しました。)
気がついたらここももうすぐ10万アクセス。今は基本的に新譜が出たとき以外は放置のブログですので、いかに日本にECMレーベルのファンが多いか分かります。もうすぐECMの体系的な本が出るようですけど、それまではアルバムコメント付きのレーベルを網羅(未CD化作品を除く)したものは、ここだけだと思います。

今後は、もう少しマイペースでやっていこうかと思ってます。12年前はまだ若かったのでけっこう突っ走ることができましたが、今はもう、そういう時期でもありませんし。それでも更新はやめないと思うので、ボチボチといきます。今後ともよろしくお願いします。

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