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2009/08/30

エル・マタドール/ケビン・ヘイズ

Kevinel
Jazz Cityレーベルは、初回販売時の’90年ごろにはあまり興味がなくて、6年ほど前に全部再発予定ということで集めはじめました。ところが、売れ行きが芳しくなかったのか、全30枚中20枚再発されたところでストップしてしまい、このレーベルのコレクションは中断してしまっています。初回販売時には買い集めることは全然考えていなかったけど、今見るとスゴいメンバーのアルバムが多いんですよね。今回、たまたま持っていないやつを1枚見つけたので、買って来ました。’91年発売のものです。ケヴィン・ヘイズは知が勝ったようなピアノで、現代ジャズ的な演奏を当時からやっていて、好みのタイプであることが分かりました。近作のリーダー作は聴いてないので、とあまり手を広げすぎると資金がなくなるか(笑)。


エル・マタドール/ケビン・ヘイズ(P)(Jazz City)
El Matador/Kevin Hays(P)(Jazz City) - Recorded August 1990. Joe Henderson(Ts), Steve Willson(Ss, As), Scott Colley(B), Bill Stewart(Ds) - 1. El Matador 2. Emperor Leon 3. Like Sonny 4. The Good Life 5. The Brahmin's Son 6. Nobilissima Visione 7. Snake Eyes 8. No Such Luck

(09/08/29) ケヴィン・ヘイズ作が8曲中4曲(1-2、5、7曲目)、スティーヴ・ウィルソン作が8曲目。今からするとスゴいメンバーで、ややオリジナルのウェイトが高め。少し抑制されていて、一歩引いた静かな場面も印象的。モーダルな感じのやや盛り上がりのある曲調で、現代性も感じるタイトル曲の1曲目、ボッサ的でもあるし、テーマは浮遊感のあるメカニカルさを持つ2曲目、ジョン・コルトレーン作をミディアムでやや沈みがちに料理する3曲目、美しく研ぎ澄まされたメロディのバラードの4曲目、出だしは静か、テーマからアップテンポでゴリゴリ進む5曲目、ポール・ヒンデミスのクラシックがジャズ・バラードになった6曲目、蛇のようにのたくったメカニカルなテーマでの7曲目、アップテンポでややメカニカルに進んでいく8曲目。

2009/08/29

ロング・トゥ・ビー・ルーズ/ウェイン・クランツ

Waynelong
これは’93年発売の国内盤。調べてみると、輸入盤でも手に入るようですね。これまで彼の参加作は何枚か聴いてきたのですがあまり記憶になく、リーダー作となると、これが初体験です。ギターのコード・ワークが主体で、しかもピアノレスのギター・トリオのアルバムということで、期待は高まったし、やや地味かな、という感触を残しながらも、個人的にはけっこういいアルバムでした。これを聴いて、最新作も注文してしまいましたよ。ただ、スティーヴ・カーンがやはりコードを多用するのですが、彼ほどにはインパクトはなかったかな、とも思います。それでも自分の中では、ポイント、けっこう高いですが。


Long To Be Loose/Wayne Krantz(G)(Enja) - Recorded February 1993. Lincoln Goins(B), Zach Danziger(Ds) - 1. These Instrumental Pieces Were 2. Not Consciously Written About 3. Specific People, Places, Things Or Ideas 4. Although One Began 5. From A Little Croaking Sound 6. A Friend's DAT Machine Makes. 7. What They Were Written About 8. Is Something I Don't Understand Yet 9. But I Know It When I See It 10. 10. And, Hopefully, So Will You.

(09/08/29) ウェイン・クランツ2枚目のリーダー作で、全曲彼の作曲。そしてギター・トリオ。ギターはコード奏法が中心で、そこに時々メロディが浮かび上がってくる、独特な奏法。1曲目はソロ・ギターでの曲ですが、2曲目以降、トリオでの演奏になっています。曲ごとにある程度変化はありますが、ドラムスとベースがプッシュするにもかかわらず、あまり外に向かって発散するというタイプでもないようです。スティーヴ・カーンよりは浮遊感はあまり強くなく、内省的なギターという感じ。時々ややメカニカルなメロディのも姿を現しますが、コード奏法が中心で1枚アルバムを作ってしまうというのもけっこう珍しい。ギター・トリオなので露出度は高く、どこを聴いても彼の奏法という、顕著な個性を持ったアルバムです。聴く人を選ぶかも。

2009/08/28

ザッツ・ミー/バーバラ・デイナーリン

Barbarathat
このアルバムは’92年10月発売の国内盤です。Enjaレーベルも、この当時はクラウンから出てましたが、その後徳間、ミューザック、そしてコロムビアとワード・レコーズでの併売と、かなり日本での発売元を変えているんですね。しかも、Enjaは輸入盤も含めて廃盤になるのがけっこう早いです。欲しい時に入手しておかないと、中古盤を求めてウロウロということにもなりかねません。Enjaは紙ジャケで数年前に旧譜が何十枚も出ていて、今回CDショップの閉店セールでまとめ買いしてあるのですが、紹介できるのはいつかなあ、なんて思ってます。このバーバラ・ディナーリンのアルバムも参加メンバーから今なら即買い!なんですがもう17年も前のこと。見逃していました。(注)このアルバムは今現在、輸入盤でも国内盤(ちょっと高いですが)でも入手可能です。


ザッツ・ミー/バーバラ・デイナーリン(Enja)
That's Me/Barbara Dennerlein(Org, Synth)(Enja)(中古盤) - Recorded March 3-4, 9 and 10, 1992. Ray Anderson(Tb), Bob Berg(Ts), Mitch Watkins(G), Dennis Chambers(Ds) - 1. Grandfather's Funk 2. Dancing Shoes 3. That's Me 4. Three Hearts 5. Monkology 6. Love Affair - The Ballad 7. Love Affair - Forever And Never 8. One For Miles D. 9. Downtown N.Y.

(09/08/28)8曲目のみメンバーのレイ・アンダーソン作曲で、他の曲は全部バーバラ・ディナーリンの作曲。デニス・チェンバースやボブ・バーグを含め、素晴らしいメンバーが集まっています。レイ・アンダーソンのトロンボーンはEnjaでは有名でかなり個性的だし、ギターのミッチ・ワトキンスもジョン・スコフィールドをさらにもっとロック的にしたようなギターで魅力的。主役のオルガンも、フット・ベースの踏み方がタイムリーかつ音の輪郭がはっきりしていて、ベースレスでもバランス良く聴かせてくれます。曲もいかにもオルガンを使って似合うような曲から、全然オルガンを使った曲らしからぬものまでさまざま。かなり変化に富んでいて、曲の魅力も高い。オリジナルばかりにもかかわらず、曲良し、演奏良しで、けっこうお気に入り。

2009/08/25

ブラ・ブラ/富樫雅彦

Togashibura
あるCDショップの閉店セールへ行って、購入した中で在庫のいちばん古いものがこれ。新品ですよ。’86年10月発売で、何と23年前のものです。消費税も導入前だし、値段が2枚組で5,000円とだけ書いてありました。棚の奥の方にしまいこまれて、私が買いに行く直前に出てきたものだそうです。このアルバム、その後再発されたという話もないので、貴重なCDを見つけたものだと思います。メンバーもかなりスゴいメンバーだし。ただ、富樫雅彦との相性もあるのか、彼のリーダー作ではもっと完成度の高いものもあるのになあ、とは聴いて思いました。彼のアルバムを全部追いかけているわけではないけれど、目についたものはひととおり聴いてみたい性格です。でも、ラストの曲のスピリチュアルネイチャーはこのヴァージョンも好き。


ブラ・ブラ/富樫雅彦(Ds)(Pan Music)
"Bura-Bura"/Masahiko Togashi(Ds)(Pan Music) - Recorded May 14, 1986. Steve Lacy(Sax), Don Cherry(Pocket Tp, P, Vo), Dave Holland(B) - 1. The Crast 2. Contrast 3. I Speak To The Star Last Night 4. Flakes 5. Luna Turk 6. Bura Bura 7. Wickets 8. Mopit 9. Quakes 10. Spiritual Nature

(09/08/25)CD2枚組。モロッコの作曲家の5曲目を除き、富樫雅彦作が2-3、6、10曲目、スティーヴ・レイシー作が1、4、7、9曲目、ドン・チェリー作が8曲目。東京郵便貯金ホールでの富樫の30周年記念ライヴ。クレジットはドラムスとありますが、写真を見るとドラムスに近い配置のパーカッション。ここではフリーのビートばかりではなくて、1曲目でいきなり4ビートを聴かせています。メンバーも大物ばかりで、ある意味普段の彼とは違った側面を見せてくれている感じです。レイシーとチェリーの影響がけっこう強いのでしょうか、フリー的な局面でも、割と明るい肌合いのサウンドが多めです。でも、富樫お得意の間を生かしたサウンドも少しあって、緊張感の強い場面もあります。メンバーからか、動的な演奏がやや多め。

2009/08/24

Remembrance/John Patitucci Trio

Johnreme
ジョン・パティトゥッチのソロ・アルバム。最近彼のリーダー作はかなり内省的になっていて心配だったのですが、このアルバムも内省的な要素はあるにしても、さすが一流の参加メンバーでのピアノレス・トリオ、現代ジャズとして納得の演奏。特にスペースのある中を自由に動き回るサックスがいいですねえ。このジョー・ロヴァーノにドラムスでブライアン・ブレイドだったら文句は出るはずはありません。もっと発散してくれたらとも思っても、これがパティトゥッチの持ち味なんだから、これはこれでいいかなあ、なんて思っています。時にパーカッションとチェロが出てきますけど、メインはあくまでこの3人で通しているところなんか、筋が通っていていいですねえ。


Remembrance/John Patitucci(B) Trio(Concord)(輸入盤) - Recorded September 16 and 17, 2008. Joe Lovano(Ts, Acl on 6), Brian Blade(Ds), Rogerio Boccato(Per on 2, 4-5, 8), Sacci Patitucci(Cello on 6) - 1. Monk/Trane 2. Messaien's Gumbo 3. Sonny Side 4. Meditations 5. Mali 6. Scenes From An Opera 7. Blues For Freddie 8. Safari 9. Joe Hen 10. Play Ball 11. Remembrance

(09/08/24) 全曲ジョン・パティトゥッチの作曲。11曲目のみ彼のエレクトリック・ベースの多重録音によるソロで、アコースティック・ベースを使用しているのが1、3、6-10曲目、エレキ・ベースが2、4-5、11曲目。基本編成がピアノレスのサックス・トリオなので、彼ならではの楽器の持ち替えで、サウンドがカラフルになっています。しかもこのトリオなら文句なしのメンバーということで、けっこうジャズはジャズらしく、4ビートの曲もあるし、ファンク(フュージョン)はそれらしくと、飽きさせません。自由な空間的な表現もなかなかばっちりキマッていて、やや内省的ですが、行き過ぎることもなく、なかなかいい感じです。現代的な3人のインタープレイが、聴く人をひきこんでいくような、そんなサウンドです。ゲストも控え目で好ましい感じ。

2009/08/22

Houseplant/Jim Black Alasnoaxis

Jimmouse
Winter&Winterレーベル新譜特集(といっても4月にしかも遅れて購入したわけだけど)4日目で、とりあえずこれで一段落。このジムブラックのグループは5作目で、ジャズやフュージョンというよりは、完全にロックとかポップスとかのサウンドなので、何でこんなに出すのだろうと不思議なのですが、アメリカやヨーロッパではこういうサウンド、ウケているのかもしれません。ほんの少しだけ、フリーがかったり、深そうなサウンドを垣間見せることはありますが、基本はメロディをなぞるようなサックスが目立っていて、かなりシンプルなサウンドではあります。現在進行形のニューヨークシーンのひとつなのですがバリバリのジャズファンには、どうかなあ、といったところ。


Houseplant/Jim Black(Ds) Alasnoaxis(Winter&Winter Music Edition 910 154-2)(輸入盤) - Recorded October 2008. Chris Speed(Ts), Hilmar Jenson(G), Skuli Sverrisson(B) - 1. Inkionos 2. Cahme 3. Houseplant 4. FYR 5. Malomice 6. Littel 7. Elight 8. Naluch 9. Cadmium Waits 10. Adbear 11. Lowers In A Nine Sense 12. Downstrum

(09/08/22) 全曲ジム・ブラックの作曲。このグループ名では5枚目ですけれど、相変わらずロックやポップ色の強いサウンドで、時に変拍子も混ざったりしていて、特徴のあるサウンドをかもし出しています。メンバーや編成はジャズもできる内容ですが、ビートやコード進行の組み合わせがポップのそれで、ジャズっぽさというのは全然なくて、ジャズファンにはちょっと戸惑うアルバムかも。明るい曲、暗めの曲、いろいろとメロディアスではあるんですが。それでいてフリー的に盛り上がるところもほんの少しですがあります。そしてバラードも。まあ、これもニューヨークの先端をいっているサウンドなのでしょう。フロント陣もバリバリに弾きまくるとか吹きまくるということはなくて、比較的メロディやコードに忠実なところが目だっています。

2009/08/20

Twelve Songs By Charles Ives/Theo Bleckmann/Kneebody

Theotwelve
Winter&Winterレーベル新譜聴き3日目。もともとこのレーベルで最近はジャズ度の濃い作品は期待していなかったけど、ここで取り上げられているチャールズ・イヴスはアメリカのクラシック/現代音楽家ではないですか。しかも、編成的にはエレクトロニクスもあってもジャズ的な組み合わせだと思っていたのですが、ジャズのインプロヴィゼーションを感じさせるサウンドの部分はごくわずか。それでも、こういう聴きやすい曲を、時にアヴァンギャルドなアレンジに持って行ってしまう手腕はたいしたものだとは思いますが。でも聴く人を選ぶだろうなあ、とは思いますね。


Twelve Songs By Charles Ives/Theo Bleckmann(Voice, Live Electronic Processing)/Kneebody(Winter&Winter Music Edition 910 147-2)(輸入盤) - Recorded February 2008. Kneebody: Ben Wendel(Ts, Bassoon, Melodica, Effects), Adam Benjamin(P, Key, Wurlitzer, Effects), Shane Endsley(Tp, Per, Effects), Kaveh Rastegar(B, Effects), Nate Wood(Ds) - 1. Songs My Mother Taught Me 2. Feldeinsamkeit/In Sumemr Fields 3. At The River 4. The Cage 5. Weil' Auf Mir/Eyes So Dark 6. Serenity 7. In The Mornin' 8. The Housatonic At Stockbridge 9. The See'r 10. The New River 11. Like A Sick Eagle 12. Waltz

(09/08/19)Charles Ivesは19-20世紀のアメリカの作曲家で、全曲彼の曲。元来クラシックの方面の人(本業は保険業で、音楽は副業)ですが、このアルバムの曲のように親しみやすい割とポピュラーな感じの曲も残しています。それを曲によっては意外なアレンジで、エレクトロニクスやエフェクツも使用して、今の感じで、しかもマニアックなサウンドで再現しています。ところどころ表現は深く、クラシックやジャズ、エレクトロニクスなどさまざまな要素も。曲によってはファンク、時にフリーに近い感じでアレンジしてあります。歌の部分は明るめ、暗めとあって、割と聴きやすいのですが、単なる童謡的とか、それで割り切れないやはりマニアックなアレンジの演奏。ボーダーレスな作品もこのレーベルの特徴ですが、聴く人を選びます。

2009/08/19

Toi-Meme(Yourself)/Noel Akchote

Noeltoi
Winter&Winterレーベルの新譜聴き2日目。ノエル・アクショテのアルバムなんでけっこう期待していたのですが、彼は主にミュージカル・ディレクターの方にまわって、演奏もジャズではなくて、西欧民族音楽的なヴォーカル曲や詩の朗読、喧騒、会話などが前面に出ていて、普通のジャズファンがこれを買ったら「何じゃこりゃ」の世界でしょうね(笑)。4、7曲目にジャズっぽいインストルメンタルの曲はあれど、他はジャズ度で言えばほとんどないので、要注意アルバムかな、それでも7曲目ではアクショテのぶち切れたエレキ・ギターを聴くことはできますが。このレーベル、こういう要注意のアルバムが多いことでも有名です。


Toi-Meme(Yourself)/Noel Akchote(G, Musical Director)(Winter & Winter Music Edition 910 146-2)(輸入盤) - Recorded March 13-16, 2008. Han Bennink(Ds), Kevin Blechdom(Vo, P, Banjo, Jaw Harp). Jean-Louis Costes(Vo, P), John Giorno(Vo, Poetry), Brad Jones(B), Otto Lechner(Accordion), Fritz Ostermayer(Vo, Laptop, Electronics), Red(Vo, G), Sebastian Reier(Turntables), Andrew Sharpley(Vo, Key, Sampler), Laetitia Sheriff(Vo, Baritone G, B) - 1. Introduction - Chez Fernand 2. True Love Will Find You In The End 3. Please Please Please/Gravity 4. Coming From The South 5. Le Cul Qui Fait Coucou 6. Cosmos Sonic 7. Wish I Were Small Again 8. Thanx 4 Nothing 9. C'est Extra 10. Papa, Ne Mens Pas 11. Inner City Blues [Make We Wanna Holler] 12. Comfortin' My Comforter/Dr. Stein/Lawyer's Lament/Believe The Children 13. Das Feuer/Der Fuchs Und Die Ganse

(09/08/16) メンバーの作曲と、現地での歌曲なのかどうか分かりませんが、そのように聴こえる曲とあります。ジャズというより、録音した地でのホームパーティとか、バーなどでの歌曲、あるいはインストルメンタルの要素が強く、歌曲にいたってはどう聴いても西欧民族音楽的な印象で、何だか素人っぽくラフに歌っている感じ。詩の朗読もあったりとか。喧騒音や会話などが流れる場面が随所にあり。いろいろなサウンドがあります。その中でもアコーディオンとドラムス、ベース等のインストルメンタルの4曲目、あるいはギターや管楽器を含んだフリーな展開を見せる7曲目が緊張感をはらんだジャズではあります。ある場所の情景を録音したシリーズがこのレーベルにありますけど、それとも似ているけれどちょっと趣が異なるかも。

2009/08/18

Live-Refined/NEXT ORDER

Nextrifined
数年前に「インディーズのジャズCDを応援するページ」をやっていたときに、かなりの収穫だったのがこのグループとの出会いで、その後も追いかけて聴いています。ハードコア・フュージョンとインプロを掛け合わせた独自のサウンドで、キーボードレスで自由度が高く、武藤のソリッド・ギターと清野のセミ・アコのギターの聴けば分かる個性の違い、作曲者によってのサウンドの違いなど、かなり楽しめます。大手のプロデュースが入ったとしたら、スタジオで売れ筋の凝縮といった形で録音するでしょうが、彼らはライヴの臨場感をそのままCDに詰め込んでいます。今回はダイナミックレンジがけっこう広いので、ヴォリュームは上げめにして聴くといいかもです。現在は国内はボンバレコード、アメリカではLoLo Recordsの取り扱いです。


Live-Refined/NEXT ORDER(Order Tone Music)(Bomba) - Released 2009. 武藤祐志(G)、清野拓巳(G)、石垣篤友(B)、松田”GORI”広士(Ds) - 1. Death Mental 2-3. The Carrot & The Stick 4. Oro Campo 5. No Hegitation 6. Fable 7. Simm 55 8. Locus 9. Angry Stone

ライヴの4作目。1、9曲目が武藤作、2-3、6、8曲目が清野作、5曲目が石垣作、4、7曲目が松田作と個性的な曲ばかり。前作と比べて、ハードコアフュージョンで発散するも、小音量部分のインプロ的なやり取りも少し目立っています。同一メンバーが深化してきた証拠かも。個人的にはハードコアフュージョン満載の曲が好みだけれども、1曲目でこれでもかと勢いよくくると思うと、静かなインプロのやりとりの部分もあったり、繊細な面も強い3、8曲目など、割と静かな曲も急に盛り上がったりします。静かなインプロから美しいメロディ、強いメロディが浮かび上がってきたり、彼らしかできない音楽。7曲目は変則的なテーマで、4ビートの部分もハードコアな表現です。すぐ聴いて分かる2人のギターの個性の違いが聴かせどころ。(09年8月22日発売)

2009/08/17

Refuge Trio

Refugetrio
4月に購入したWinter&Winterレーベルの残り4枚を、とりあえずできるものから先に紹介していきたいと思います。このアルバムは割とあちこちで話題になっていたアルバムで気にはなっていたのですが、やっと聴くことができました。ニューヨークスタイルの先鋭的なジャズかと思っていたら、もっとジャズの定位置からは離れているようなインプロヴィゼーションのサウンドですね。いちおうジャズのカテゴリーには入れましたけど。Gary Versaceもここでこういう音楽をやっていたかと、ちょっと興味深いです。ひとクセもふたクセもある3人が集まると、こういうアルバムができあがりました、という例です。でも、静かな場面が多いのと、他人の曲もオリジナルに聴こえたのが印象的でした。


Refuge Trio(Winter&Winter Music Edition 910 149-2)(輸入盤) - Recorded February and July 2008. Theo Bleckmann(Voice, Live Electronic Processing), Gary Versace(P, Accordion, Key), John Hollenbeck(Ds, Per, Vib, etc) - 1. Refuge Of The Roads 2. To What Shall I Compare This Life 3. Pinwheel 4. Rural Bliss 5. Edges 6. Bright Moon 7. Peace 8. Misterioso 9. Child's Play 10. Young Peiyi 11. Hymn 12. Happiness 13. All Our Yesterdays

(09/08/16) ヴォイス、鍵盤楽器、パーカッションという変則トリオでの演奏。メロディアスなヴォイスの曲があったと思ったら、割と先鋭的なインストルメンタルもあったりして、これがニューヨークの最近のジャズなのかな、と思わせます。自然音の楽器にエレクトロニクスなども加わり、3曲目など、メカニカルなゲーム音楽を聴いているような雰囲気。全13曲中、1曲目がジョニ・ミッチェル作、7曲目がオーネット・コールマン作、8曲目がセロニアス・モンク作、13曲目が何とアラン・ホールズワース作。あとはメンバーの作曲ないしは共作。落ち着いた静かな曲調の曲もけっこうあるのですが、多少実験的と思われる音使いの曲もあって、やはり聴く人を選ぶサウンド。インプロヴィゼーションでも、いわゆるジャズ度はほとんどありません。

2009/08/16

Big Neighborhood/Mike Stern

Mikebig
マイク・スターンのヘッズ・アップへ移籍の第2弾。やっぱりここでもゲストは豪華ですねえ。あまりCDを作る機会がないせいか、いろいろなゲスト(5通りぐらいかな)を使って、これでもか、といろいろな要素をぶち込んでいる感じですね。豪華でいいのですが、このうち1つのゲストで1枚作っても面白いし、2-3通りのゲストに絞ってもよかったのでは、とも思えます。聴いていて、なんだかお腹いっぱいになってしまいました。でも、変化に富んでいて飽きないことは飽きないんですけど。固定メンバーで行くと、ある意味ワンパターンさが目立ってしまうかな、というのもあり、難しいところです。ただこのアルバムも、ちょっと入れ替わりがせわしない感じもありました。


Big Neighborhood/Mike Stern(G)(Heads Up)(輸入盤) - Recorded December 19, 2008, January 12, 21, 27, 29 and March 29, 2009. Steve Vai (G, Sitar G on 1, 7), Lincoln Goines(B on 1-2, 7-8), Dave Weckl(Ds on 1, 3, 7), Jim Beard(P, Key, Org on 1-8, 11), Eric Johnson(G on 2, 8), Lionel Cordew(Ds on 2, 8), Richard Bona(B, Vo on 3), Bob Franceschini(Sax on 3), Esperanza Spalding(B, Vo on 4-6), Terri Lyne Carrington(Ds on 4-6), Bob Marach(Sax on 5, 9-10), John Medeski(Org, Clavinet on 9-10), Billy Martin(Ds on 9-10), Chris Wood(B on 9-10), Randy Brecker(Tp on 11), Cindy Blackman(Ds on 11), Chris Min Doky(B on 11) -1. Big Neighborhood 2. 6th Street 3. Reach 4. Song For Pepper 4. Coupe De Ville 5. Bird Blue 6. Moroccan Roll 8. Long Time Gone 9. Check One 10. That's All It Is 11. Hope You Don't Mind

(09/08/16) 全曲マイク・スターン作曲。前作と同じように、数曲ずつ別なメンバーで、やはり非常に豪華な顔ぶれ。3曲目のリチャード・ボナのヴォーカルの曲も明るいアフリカ系ファンク。また、エスペランサが4-6曲目に入っているため、ハードコア・フュージョン的な、あるいはロック的な曲に挟まれてホンワカ系、ジャジー系、哀愁系の曲が入っていて雰囲気ががらりと変わります。また、スティーヴ・ヴァイとの演奏はけっこうロック的で、かなりギンギンきます。そして9-10曲目はあのメデスキ・マーチン&ウッドとのセッション。盛り上がりながらもちょっとユルいサウンドかも。11曲目はモロに4ビートのジャズで勝負。ここでもメンバーが替わります。スタジオによって何通りかのバラバラなイメージの曲をうまくまとめたという感じも。

2009/08/11

ブログの夏休み(不定期更新)

すでに2年ほど前から、ブログの毎日更新をやめて不定期更新にはなっていたのですが、ここ3ヶ月ぐらいドカドカと買い込んでしまって、再び毎日更新に近い状態でブログの更新をやってました。このところ仕事の関係もあったり、夕方から夜にかけて息子が部屋で動画を観たり楽器を弾いたり、ということで、時間があってもCDの音出しができない時もあったり、再び夏休み(不定期更新)宣言です。

私の場合、8月は忙しい月ですが、過去にもっと忙しい8月もありました。例年7月下旬から立ち上がってきて準備をはじめるのですけど、今年の場合8月に入ってからの立ち上がりばかりで、お盆休みをなくしても忙しい年になってしまいました。

手持ちの国内盤で以前に出た未聴盤は多いですけど、とりあえず新譜が少ない今は、ブログの方は不定期更新とさせていただきます。って、あえてここで宣言しなくても、誰も心配したり気になったりはしないだろうなあ、と思いつつ(笑)。RSSも発達しているし。またある程度のペースで復活できる日が来ることを祈りつつ。

2009/08/09

Winners!&Live DVD/安達久美&クラブパンゲア

Adachiwinner
昨年春に出た安達久美の2枚目のアルバムをやっと買いました。1stアルバムは買ったのですが、何だかうるさいファンがいて、私のそのエントリーにコメントやトラックバックしまくりで、嫌気がさしていたこともあります。ファンは節度を守って応援しないと、逆効果ですね。2枚目はロック色が強くて、個人的には1枚目の方が好きですけど、一緒についていたDVDが1stの曲をやっていて、ハードコア・フュージョン色が強く、個人的には今回はCDよりもDVDの方が良かったという皮肉な結果になってしまいました。やっぱり1stの方がインパクトが強かったかなあ。今月3枚目が出るのですが、買うかどうか、まだ考えています。


Winners!&Live DVD/安達久美(G)&クラブパンゲア(Videoarts) - Recorded December 2007. 則竹裕之(Ds)、清水興(B)、河野啓三(Key)、Guest: Gaku Nakamura(Per on 2, 7) - 1. Delusion 2. Europa 3. All One 4. X-Wing Fighter 5. Peaceful Time 6. Catch Ball 7. Tribe Drive 8. Touch Me Gently 9. Winners (DVD) 1. Tribe Drive 2. Danjiri Funk 3. Pangaea 4. Junk 5. Making Of Banana Hall

DVD付きのCD。カルロス・サンタナ作の有名な「哀愁のヨーロッパ」を2曲目に、他は安達久美や他のメンバーの作曲。ファンクやフュージョンというよりも、かなりロックに近いテイストを持っているギタリスト。この2作目で、さらにその傾向は顕著になった感じもします。なかなか聴かせどころ、見せどころの多い演奏ではありますが、ジャズ側の視点で聴けばちょっと物足りなさも残る感じも。3曲目の一部で4ビートの演奏が混ざる場面がありますが、流さないでバップフレーズでブリブリいわせてほしかったかも。2曲目は有名すぎるだけに、コピーバンドクラスでも最近はこれに近いことはやると思うので、オリジナルだけで勝負してもよかったのではないか、とも思います。でも、9曲目はかなりど派手にぶち上げていて、カッコよい。(08年3月19日発売)

2009/08/08

You Know That Feeling/Brian Bromberg

Brianyou
ブライアン・ブロンバーグの、キングが低音シリーズをはじめる前のアルバムで、日本盤も出ています。今回は輸入盤の方が安かったから輸入盤にしました。彼のギターの領域までカバーしてしまうテクニックと、曲のまとめ方はけっこう上手いと思うのですが、特にベースの奏法がスゴいとか、分析的に聴かなければ、まあ、普通にその辺にあるフュージョンとかスムース・ジャズとか言われるアルバムのような気もします。彼の場合、それだけ日本でのその後のアルバムのプロデュースの力が大きかったのでは、と思ったりしてます。アコースティックもエレクトリックも、トップクラスの腕前はあるので。


You Know That Feeling/Brian Bromberg(B, Piccolo B)(Zebra Records)(輸入盤) - Released 1998. Rick Braun(Tp, Flh), Jeff Lorber(Key Prog), Joel Taylor(Ds), Alex Acuna(Per), Greg Karukas(Key Prog), Rob Mullins(P), Steve Reid(Tambourine), Sean Holt(Vo, Voice), Gary Meek(Ss, Ts), Everette Harp(Ts), Mitch Forman(P), Joe Sample(P), Leri Perri(Vo) - 1. Hero 2. Through The Window 3. My Love 4. By The Fireplace 5. September 6. I Fell Asleep A Child And Woke Up A Man 7. You Know That Feeling 8. A Love Affair 9. Nananananana 10. Human 11. Joe Cool 12. Goodbye

(09/08/08) 邦題は「ジョー・クール」。5、10曲目以外はブライアン・ブロンバーグの作曲ないしは共作。ここではアコースティック・ベースはあまり出てこなくて、エレキ・ベースと、ギターがわりにピッコロ・ベースで、いわゆるフュージョン系のサウンドを聴かせています。ギタリストのクレジットはないので、このときからピッコロ・ベースが大活躍していました。ちょっとハードな曲もありますが、聴きやすいノリの良い曲が中心。参加しているミュージシャンも6曲目のジョー・サンプルや、ミッチェル・フォアマン、エヴァレット・ハープ、アレックス・アクーニャなど有名な名前が出てきます。ドラムスは人が叩いている曲とプログラミングの曲があって、やはりこの時代の音楽かな、と思わせる部分ではあります。割と普通のフュージョンという気も。

2009/08/07

CDを置く場所がなくなった(笑)

Img043
Img044
もうすでにCDラックの方はいっぱいで、ここ1年ぐらい、CDプレイヤーの周りや上にCDを置いています。数えていないけれどだいたい200枚ほど。(写真左)

そして、知り合いのお店の閉店セールでまとめ買いしたCDの山(未聴CD)も、あいている机の上に山になっています。紙ジャケ50枚がかなりコンパクトになるのですが、140枚弱ほど。(写真右)

もうこれ以上CDを買うとヤバい状況で、何とかしなければ、と思うのですが。過去処分したCDをいくつも買いなおしたりしているので、簡単には処分できない状況で。

知り合いのお店の閉店で、自分的にはひとつの時代が過ぎ去ったかな、とも思えるので、これからの自分のホームページやブログとの付き合い方にも変化が出てくるかもしれませんね。不思議と、これらをできるだけ早く片付けなければ(聴かなければ)、という気分があまりおきてきません。ゆっくりといければいいかな、なんて思いはじめています。

2009/08/04

地球は愛で浮かんでる/松永貴志

Matsunagachikyu
松永貴志の5作目で一段落。傾向が今までと変わってきて、静かな美しい曲も目立つようになってきました。その反面、だんだん複雑になってくる曲もあり、どんどん彼は進化している最中だと思います。4ビートのいかにもジャズやってます、という曲がないのは現代ジャズの特徴ですし、彼なりに(彼独自に)新しい方向に今後向かうのではないかと思います。楽しみ。J-POPのようなアルバムタイトルですが、中身はいいですよ。ところで、ボトムの2人がここでは2組あるのですが、個性の違いはいいにしても外山のバスドラがサウンド的にジャズ的でないところが目立ってしまったのが少々気になりました。最初何の音?と見回してしまいましたよ。


地球は愛で浮かんでる/松永貴志(P)(Somethin'else) - Recorded January 10, 12, 15 and 17, 2008. 安ヵ川大樹(B on 1-4, 8-9)、広瀬潤次(Ds on 1-4, 8-9)、水谷浩章(B on 5-7, 10-11)、外山明(Ds on 5-7, 10-11) - 1.時の砂 2.Mud Club Party 3.神戸 4.残酷な天使のテーゼ(「新世紀エヴァンゲリオン」より) 5.地球は愛で浮かんでる 6.Street Performer 7.海岸通り 8.Powell Circle 9.La Seule Gloire 10.水風船 11.風のトラベラー

今回も40分ほどで11曲と凝縮されたアルバム。4曲目を除き、全曲松永貴志の作曲。その4曲目はアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の中の曲を変拍子にしてカッコよく演奏しています。他の曲でも時々変拍子は顔を出します。今回は1曲目はガーンとはこなくて、ロマンチックでメランコリックなメロディのワルツ。3曲目の「神戸」も再演曲で美しい曲。ガンガン押すだけではなくて、こういう叙情的で牧歌的な世界の表現も素晴らしいです。タイトル曲の5曲目も研ぎ澄まされた静かな演奏で、スタンスが変わったなという印象。メカニカルで迷宮に迷い込んだような6曲目、バド・パウエルの曲がモチーフでウネウネきてから自由に演奏する8曲目、めまぐるしく場面が切り替わるような10曲目、なぜか印象的で活気のある浮遊感の11曲目。(08年4月30日発売)

2009/08/03

無機質オレンジ/松永貴志

Matsunagainor
松永貴志4枚目のアルバム。今までのCDについてもそうですが、ここまで全て40分台(映像は別にして)。そして録音に2日以上かかっているのは、やはりオリジナル中心で打ち合わせ事項が多いからなのかな、とも思いますが、これが例えばCriss Crossレーベルの標準的な録音だと、60-70分のアルバムを1日で仕上げてしまうんですね。欲を言えば、60分ぐらい収録されているアルバムを聴いてみたいのですが、曲を短時間にギュッと凝縮して聴かせる曲調のようにも聴こえるし、まあ、これはこれでいいのかな、とも思います。同メンバーのツアー後に録音したので、前作よりは意思の疎通があると思います。この録音時点でまだ19歳。


無機質オレンジ/松永貴志(P)(Somethin'else)
Inorganic Orange/Takashi Matsunaga(P)(Somethin'else) - Recorded October 2 and 3, 2005. Ugonna Okegwo(B), Eric Harland(Ds) - 1. Inorganic Orange 2. Dan Dan Dan 3. A Child Is Born 4. Onigashima 5. Kobe 6. C Jam Blues 7. F-I-S-H-C-R-Y 8. On Green Dolphin Street 9. Sky De Sky

3、6、8曲目がジャズメン・オリジナルやスタンダードで他は全曲松永貴志の作曲。1曲目から、タイトルどおり「無機質」(メカニカル)にゴリゴリと進んできます。キメが多い感じがするのは相変わらずだけれども、こなれてきた感じもあります。体力勝負のガツンと来るファンク的なアップテンポの曲もよいけれど、3曲目の表現の美しいバラードとか、5、7曲目のJ-POP的な進行だけれどもメロディアスで印象深い曲とか、年齢とともに進化しているなあと思います。6曲目の「Cジャム・ブルース」もサウンド自体は原曲に近い展開で、ソロは自分流。8曲目は典型的な4ビートで、出だしの静かな部分もいいし、正攻法でいってもなかなかいいじゃない、と見直しました。でも、やっぱり個性派だし、曲ごとの変化は飽きさせることがないです。(06年1月12日発売)

2009/08/02

トゥデイ/松永貴志

Matsunagatoday
松永貴志3枚目のアルバム。1枚目のレコーディングからわずか1年間で3枚目とは、かなりのハイペースですね。その間にも、矢野沙織とのコラボレーションで「Open Mind」(「報道ステーション」テーマ曲)のCDマキシを出していますし。何だか1度に才能が食いつぶされてしまうんじゃないか、と不安にもなりますけど、曲もどんどんできているし、広がりを見せているんでしょうね。唯一惜しいのが、はじめての海外録音のせいか、例えばエリック・ハーランドはもっと暴れると手がつけられないドラマーなのですが、ここではこじんまりとした印象がある点かな。もっとメンバーの特性を理解しつつ丁々発止の演奏を繰り広げるにはちょっと若いかな。でもまだこの時点で18歳。期待してます。


トゥデイ/松永貴志(P)(Somethin'else) - Recorded February 15 and 16, March 19, 2004. Ugonna Okegwo(B except 5, 10)、Eric Harland(Ds except 5, 10)、安ヵ川大樹(B on 5, 10)、大坂昌彦(Ds on 5, 10)、緑川秀徳(As on 10) - 1. Metal Dragon 2. Sunset In The City 3. Sing, Sing, Sing 4. Homework 5. Open Mind 6. Nya-Nta-Dance 7. Peace 8. Hamburgering 9. Jive At Five 10. Open Mind (Sax Version)

3曲(3、7、9曲目)を除き、松永貴志の作曲。今回はニューヨークのメンバーとの演奏が中心。変化に富んでいる凝った作曲は相変わらずですが、ピアノ中心の演奏で、ニューヨーク勢がもっとはじけてもいいかな、という気も少々。4曲目はデヴュー作で演奏したものの再演ですが、少しの期間でかなり進歩した様子が見られます。何たってまだこの時点で18歳。個性的なサウンドなのは、相変わらず。3曲目の「シング・シング・シング」も、9曲目の「ジャイヴ・アット・ファイヴ」もモダン以前の曲を取り上げていて、趣向が面白いけど、演奏の方は自由な解釈です。5、10曲目は同じ曲の別ヴァージョンで、10曲目の方には(矢野沙織ではなく)サックスが加わってます。この曲が「報道ステーション」のテーマになったというのもスゴい。(04年5月26日発売)

2009/08/01

Moko Moko/松永貴志

Matsunagamoko
デビュー作から間髪を入れずに2作目ということで、しかも全曲自作曲なので、けっこう当時も人気があったのではと思います。彼の自作曲、ドラマチックに盛り上げつつ、細かい指示があちこちに入っているようで、いわゆる「せーの」というやっつけ感がなくて、好きですね。2作目では変拍子も割と積極的に取り入れてます。デビュー作では録音時に変拍子が初体験、とあったので、吸収力がスゴいですね。こういうオリジナリティが、やはり支持されてしかるべきなのでは、と感じます。彼の作品を5作目まで入手済みなので、先に彼の成長(といってもこの段階でかなりスゴいです)を追いかけてみようかと思います。


Moko Moko/松永貴志(P)(Somethin'else) - Recorded August 15-17, 2003. 安ヵ川大樹(B)、広瀬潤次(Ds) - 1.南十字星 2.モコモコ 3.新しい朝 4.道頓堀川 5.ジャングル・ソング 6.哀しみの世界 7.暴風ゾーン 8.夢の扉 9.鯨のブルース

間をおかず2作目。全曲松永貴志の作曲です。自作曲だけあって、オリジナリティが良く分かるアルバムです。適度にスパニッシュの哀愁が入りつつ、変化に富んだ展開を見せる1曲目、ユラユラと揺れるようなフレーズで、異国情緒のある8分の6拍子のタイトル曲の2曲目、ヨーロッパのピアノのような爽やかなメロディが印象的で躍動感のある3曲目、美しいメロディの静かなバラードでせまる4曲目、リズムが変拍子とかいろいろ変化しつつ、「ジャングル」をイメージ付ける5曲目、哀しみと非常に美しいメロディの静かな6曲目、速いテンポと速いフレーズ、時に変拍子で盛り上がる7曲目、渋い暗めのバラードなのに淡白な味わいという、不思議な曲の8曲目、鯨をイメージした音も入る、現代的なアップテンポブルースの9曲目。(08年5月14日発売)

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