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2008/12/13

’08年今年のベスト3

Jessesilk_2
Stevesuit
Mjqvsop_2
今年は3枚に絞るのは苦労しました。そこで、順位をつけず、部門別に3種類、という選び方をしました。唯一輸入盤で買ったデイヴ・ホランド新作も国内盤になっているので、全部国内盤で手に入る、珍しい年になりました。かなり独断と偏見が入っています。


ジャズ部門 - なかなか決まらなかったのがこの部門。ジャズというくくりでは、けっこう候補作があるんですよ。ある方が書いていましたが、今年はギターとビッグ・バンドの年ではないかと。そのままずばりと当てはまるアルバムがこれです。

「シルク・ラッシュ/ジェシ・ヴァン・ルーラー(G)」(55 Records)
Silk Rush/Jazz Orchestra Of The Concertgebouw featuring Jesse Van Ruller(G)(55 Records) - Recorded March 2, 2008. Henk Meutgeert(Cond), Joris Roelofs(As, Ss, Cl, Fl), Jorg Kaaij(As, Fl), Simon Rigter(Ts), Sjoerd Dijkhuizen(Ts, Cl), Juan Martinez(Bs, Bcl), Jelle Schouten(Tp, Flh), Ray Bruinsma(Tp, Flh), Rini Swinkels(Tp, Flh), Ruud Breuls(Tp, Flh), Jan Van Duileren(Tp, Flh), Jan Oosting(Tb), Jan Bastiani(Tb), Hansjorg Fink(Tb), Martien De Kam(Btb), Peter Beets(P), Frans Van Geest(B), Martijn Vink(Ds) - 1. Silk Rush 2. Here Comes The Sun 3. Amsterdam 4. Vienna Night Express 5. The Ruler 6. Have A Heart 7. Circles 8. M.M. 9. The Secret Champ

全曲ジェシ・ヴァン・ルーラーの作曲で、再演曲が多いです。今回も英語での主役はジャズ・オーケストラ・オブ・ザ・コンセルトヘボウ(ジェシはフィーチャリング)ですが、役割的にはジェシが主役で、そのサイドにまわって彼の引き立て役といった感じ。 アレンジは指揮者のヘンク・ムトヘールトが9曲中4曲。曲調はオーソドックスな4ビートもあるけれども、テーマなどの作曲法は現代ジャズ的な手法が多いようです。変拍子の曲もあったり。ビッグ・バンドのアレンジも、ベクトルはより現代的な方向に向かっています。スリリングなサウンドもあればソフトなサウンドもあり。ギターの露出度がかなり高いので、どの曲も堪能できます。若手のオーソドックス(実はそれだけではないんですが)なギタリストではナンバー1だと個人的に思います。(08年8月20日発売)

次点で、「Pass It On/Dave Holland(B) Sextet」(Dare2 Records)(輸入盤)


フュージョン部門 - これは新録ではないですけど、すぐに決まりました。自分の中ではこれっきゃないでしょう、という感じです。

「ザ・スーツケース/スティーヴ・カーン(G)」(55 Records)
The Suitcase - Live In Koln '94/Steve Khan(G)(55 Records) - Recorded May 17, 1994. Anthony Jackson(B), Dennis Chambers(Ds) - 1.Where's Mumphrey? 2. What I'm Said 3. Blue Zone 41 4. Melancholee 5. Played Twice 6. The Suitcase 7. Dr. Slump 8. Blades 9. Guy Lafleur 10. Uncle Roy 11. Eyewitness 12. Capricorn 13. Dedicated To You 14. Caribbean Fire Dance 15. Mr. Kenyatta

ライヴでCD2枚組。ジャズメン・オリジナルが4曲(4-5、14-15曲目)と、スタンダードが1曲(13曲目)、前メンバーによる共作が2曲(1、6曲目)で、他はスティーヴ・カーンの作曲。収録時間も2枚のCDぎりぎりいっぱい。この3人ならではの、ボトム2人による安定した、しかも超絶技巧によるファンク(時に4ビート)の上を、カーンのギターが浮遊感あふれる感じで舞っていたり、時にフレーズが切り込んでいたりと、聴きごたえが満点です。ライヴなので、盛り上がるところはとことん盛り上がって技巧が出ていたり、もちろんバラードの曲はゆったりとして、長い時間を飽きさせずに聴かせてしまいます。ジャズメン・オリジナルも、彼のオリジナルのようなサウンド。ギター・トリオのファンクだったらこれ、とまで言えるアルバム。(08年2月20日発売)

次点 - 「ビヨンド・スタンダード/上原ひろみ(P、Key)」(Telarc)


国内制作部門 - 最近国内制作盤はあまり面白くないという感じもしますけど、その中でも印象に残ったのがこれ。デヴィッド・マシューズ氏とほんの少しお知り合いになれたこともありますけど、これは良かったと思います。

「V.S.O.P./マンハッタン・ジャズ・クインテット」(Birds)
V.S.O.P./Manhattan Jazz Quintet(Birds) - Recorded August 2008. David Matthews(P, Arr), Lew Soloff(Tp), Andy Snitzer(Ts), Eddie Gomez(B), Steve Gadd(Ds) - 1. Autumn Leaves 2. My Funny Valentine 3. Some Skunk Funk 4. Time After Time 5. Footprints 6. Walkin' Miles Davis Marathon Session Medley: 7. Blues By Five 8. Four 9. Oleo 10. Well You Needn't 11. Groovin'

「ヴェリー・スペシャル・ワンタイム・パフォーマンス」のタイトルなので、エディ・ゴメスとスティーヴ・ガッドの参加はたぶん今回限り。デヴィッド・マシューズの作曲は11曲目で、マイルスゆかりの曲が多いのが特徴。「枯葉」「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」「タイム・アフター・タイム」「フットプリンツ」「ウォーキン」と続き、7曲目以降のマイルスのマラソン・セッション・メドレーが圧巻(ラストだけオリジナル)。他に「サム・スカンク・ファンク」(3曲目)があり、これだけ勢いのあるファンクで異色。知っている曲が多く、ベスト盤的な聴き方ができます。リズムの2人はMJQの初期のメンバーでしたが、やっぱりその当時の方が勢いはあったけれど、今の彼らも円熟してきて悪くはありません。アレンジもいいし、聴きやすいので何度も聴きました。(08年10月22日発売)

次点 - 「スペイン/マンハッタン・ジャズ・オーケストラ」(Birds)(今年唯一、来日コンサートを観に行きました)

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コメント

今年のベストについて、まだまだいろいろ悩み中ですが..

"Silk Rush"を聴いて(買って)いないのが不覚だったかと..

>oza。さん

今年はギターのアルバムが良かったものがけっこうあったのですが、ある意味地味とかマニアックとか、この(大物)ミュージシャンならこれぐらいはいくだろうとか、決めるのが難しかったです。ジェシのこのアルバムは、ギター度も高く、全曲彼の作曲だし、しかもバックのビッグバンドの押し出しも強いので、今年はこれに決めた、という次第です。

Criss Crossのマイク・モレノやラージュ・ルンドのアルバムも気に入っているんですけども。

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