The End Of A Summer/Julia Hulsmann Trio

ECMレーベル新譜聴き。このところ新譜がけっこう発売されているのですが、なかなか入荷せずで、分割出荷になっています。これも1枚だけ分割出荷したもの。彼女、2001年にリリースしたアルバム『Scattering Poems』がGerman Jazz Awardを受賞したそうで、けっこう有名らしいです。私はこのアルバムが初体験でしたが。そういえば、女性ながらすでに堂々としたわが道を行くようなサウンドを持っていて、それをECMのプロデュースとどう折り合ったのか、他のアルバムと比較してみたい気持ちにもなりました。なぜか個人的には、トルド・グスタフセンを聴いた時と近いような感覚がありました。
The End Of A Summer/Julia Hulsmann(P) Trio(ECM 2079)(輸入盤) - Recorded March 2008. Marc Muellbauer(B), Heinrich Kobberling(Ds) - 1. The End Of A Summer 2. Konbanwa 3. Kiss Drom A Rose 4. Last One Out 5. Quint 6. Senza 7. Not The End Of The World 8. Sepia 9. Gelb 10. Where In The World
(08/10/25)Julia Hulsmann作曲は全10曲中6曲(1、5-10曲目)、他はメンバーの曲が中心。アルバムの長さは47分台と、少し短めで曲が多いです。あまり抽象的にならずに、哀愁の漂う音数の多くない印象的なピアノの曲が多く演奏されています。基調はECMサウンドと言えますが、ある意味聴きやすくて、ECMファン以外にも受け入れられるのでは。特にタイトル曲の1曲目の哀愁度と静けさ度はかなり聴く人の心を揺さぶります。比較的温度感の低い非4ビート系の演奏が続くけれども、その中でも5、9曲目は、16ビート系ながらも割と快活な演奏。ミステリアス系の4曲目も印象的な雰囲気。基調のサウンドを中心に変化に富む演奏。曲によってはあまり静けさを追求する感じでないですが、ひきつけられるものがあります。
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