L'echarpe D'iris/エドゥアール・フェルレ

澤野工房からの発売といってもAtelier Sawanoでの発売ではなくて、フランスのレーベルからの直輸入盤に解説をつけて出した仕様です。エドゥアール・フェルレ(P)は前回紹介したジャン・フォリップ・ヴィレのアルバムにも参加していますが、こちらのアルバムの方がより冒険的になっています。例えばロバート・ラカトシュを好きなピアノファンがこのアルバムを受け入れるかどうかとなると微妙なところですね。ただ、「今」のフランスジャズを知るにはいいアルバムではないかな、と思っています。これをジャズではない、という方もいらっしゃるかも知れませんけれども。いわゆる聴く人を選ぶアルバムですね。
L'echarpe D'iris/エドゥアール・フェルレ(P)(澤野工房)
L'echarpe D'iris/Edouard Ferlet(Melisse MEL666002) - Recorded February 14 and 15, 2007. Alain Grange(Cello), Xavier Desandre-Navarre(B, Per), Simon Spang-Hanssen(Sax, Fl) - 1. Pae Dessus Tout 2. Faire Les Doigts Raides 3. Andalicia's Dream 4. Le Furet 5. Dreamwise 6. Harmonix 7. Solution Oceanique 8. Xamonide 9. Roue Libre 10. Petite Fille
エドゥアール・フェルレの作曲が6曲(1-2、4、6、9-10曲目)、他の4曲はメンバーそれぞれの作曲。フランス的な耽美的なサウンドの時もあれば、非4ビート系の新しいジャズを感じさせるサウンドが絡み合わさり(時にファンク系の曲も)、内容的にはけっこう冒険的なアルバム。でも、シリアスで美しい部分が印象的。チェロも加わり、いくぶんクラシック的な感触もあります。線はある程度細いながらも、その中でピアノがバリバリと盛り上がっていく部分もあり、オリジナルばかりですが、曲ごとに変化に富むメロディとリズムで、聴いていて飽きさせません。2曲目のようにフリー的なサウンドの曲や5曲目のような民族音楽的なサウンドも織り交ぜながら。最後に音が空白の部分があって、本当の最後の女の子の歌で終わり。(08年8月28日発売)
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