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2008/06/30

Third Wish/Mike Moreno

1303
Criss Crossレーベル新譜聴き。実はこのアルバム5月20日発売予定でHMV通販に予約注文していたにもかかわらず、1ヶ月以上待たされたあげくに(入荷困難)になってしまったアルバムで、急いでAmazonに注文を変更したら、数日も経たないうちに届いたものです。2月も同様なことがおこったので、Criss Cross盤は次回からAmazonに注文しようかと思います。さて、このアルバム、やはり現代ジャズの先端を行くようなギターでありグループのサウンドで最初から最後まで統一されている感じがします。繊細さがあるのはマイク・モレノの個性かな。好き嫌いは出てくるでしょうけれども、私はこういうサウンド、けっこう好きです。


Third Wish/Mike Moreno(G)(Criss Cross 1303)(輸入盤) - Recorded October 26, 2007. Kevin Hayes(P, Key), Doug Weiss(B), Kendrick Scott(Ds) - 1. I Have A Dream 2. Children Of The Night 3. Isotope 4. Lush Life 5. Third Wish 6. Another Way 7. Street Lights 8. A Flower Is A Lovesome Thing

(08/06/29)マイク・モレノ作は3曲(5-7曲目)で、他はジャズメン・オリジナルと、ビリー・ストレイホーン作が2曲(4、8曲目)。繊細で、あまりゴリゴリと来る感じではないけれど、現代的で個性的なギター。繊細なフレーズで今っぽい雰囲気もかもし出す、ちょっと速めのテンポのボッサの1曲目、淡いギターの語りかけと浮遊感もあわせ持つバラードの2曲目、メカニカルなテーマとアドリブでバリバリ弾くアップテンポ中心でやや変化する3曲目、静かに優しく奏で上げていくバラードの4曲目、薄暮の中をギターやその他の楽器が動いて中途で盛り上がるタイトル曲の5曲目、エレキ・ピアノで8ビート的に進んでいく6曲目、アップテンポでかなり現代的な構成を持っているメカニカルな7曲目、内省的なバラードで優しく奏でる8曲目。

2008/06/29

The Light/Ketil Bjornstad

2056
ECMレーベル聴き。最近ジャズとクラシックのボーダーレスのアルバムが多くなっているなあ、と思ったら、これもそのひとつ。ECMの方から出てはいるけれども、ジャズの痕跡はまったくなく、クラシックの小品歌曲集のようなサウンドの感触で流れていきます。このレーベルにしては珍しく、温かみのあるサウンドなのも特徴です。歌曲集とは言っても、歌のメロディも、ピアノの伴奏も、かなりシンプルで、余裕を持って奏で、歌われているな、という印象です。でも、この曲集、全部ケティル・ビヨルンスタの作曲なんですよね。ゆったりと長く聴けるからいいと考えるべきか、77分収録はちょっと長いな、と考えるべきか。


The Light/Ketil Bjornstad(P)(ECM 2056)(輸入盤) - Recorded February and March 2007. Randi Stene(Mezzo-soprano), Lars Anders Tomter(Viola) - Fire Nordiske Sanger: 1. Grensen 2. Natten 3. Sommernatt Ved Fjorden 4. Sommersang The Light: 5. A Valediction: Of Weeping 6. The Dream 7. The Prohibition 8. Lamentoso 9. The Flea 10. A Noctural Upon St. Lucy's Day, Being The Shortset Day 11. The Sun Rising 12. Air And Angels 13. Love's Alchemy 14. Break Of Day 15. A Hymn To God The Father

(08/06/29)全曲ケティル・ビヨルンスタの作曲で前半のFire Nordiske Sangerの作詞も彼。後半The LightはJohn Donnaの詩。ジャズ色はなく、明るいのどかなクラシックの歌曲というサウンドで、ピアノの伴奏にメゾ・ソプラノの歌、それにヴィオラが絡んでいくという構図が中心。短調の曲も少し。ピアノの伴奏もクラシックのそれに近く、素直な伴奏です。やはりECMレーベルのボーダーレスなカラーが反映していると言えます。ただ、このレーベルにしてはかなり温かみのあるサウンドなので、一聴するとクラシック・レーベルの小品の歌曲集のように聴こえます。ジャズを期待すると肩透かしをくうアルバムではあります。ただ、例えば日曜の昼下がりにあまり音量を上げないでかけるとホッとリラックスできるようなサウンドではあります。

2008/06/28

MJOを観て来ました(鎌倉芸術館)

今日は同業者の友人と2人で、15時から2時間半ほどの(途中休憩20分あり)MJO(マンハッタン・ジャズ・オーケストラ)のコンサートを観てきました。鎌倉芸術館は比較的新しいコンサートホールで、実質大船駅前なので、川崎からはJR東海道線で乗り換えなし、20数分ほど乗って到着です。ほぼ満席。

曲順はビッグバンドなだけあってパンフレットに載っていましたけど、あれだけ緻密なアレンジを再現できるのは、やっぱりニューヨークのファーストコールを連れてこなければできないな、と思いましたよ。CDで聴くと内容は良いながら、ああそうかと素通りしてしまいますが、かなり凝っていますし、難しそうですね。MJQでのアンディ・スニッツァーはいませんでしたが、クリス・ハンターとボブ・マラックは来ていました。Btbはデイヴ・テイラーですね。とにかく緻密なアレンジと豪快なソロ、繊細なソロのオンパレード。

編成はギル・エヴァンス・ビッグバンドに近い楽器編成ですけど、あちらは自由度があったのに対して、こちらはソロ以外はカッチリとしています。それでも、よく聴くと、一般受けだけではなくてマニア受けしそうなアレンジが満載。

曲順はこれからコンサートを観る人のために書きませんけど、第1部は最近出た「スペイン」というアルバムからの選曲がメイン、第2部は前作「イン・ザ・ムード」やそれ以前のアルバムからの選曲でした。そして、アンコールがまた盛り上がりました。

マーちゃん(デヴィッド・マシューズ氏)と会えるかどうか分からなかったのですが、CDかグッズを買えばサインしてくれるとのことで2千円出してパンフレットを買いました。コンサートが終わり、並んでサインの時「マーちゃん、9101です。」といったら笑顔で握手してくれました。数日前にMixiメールを打ったので、覚えていてくれたんですね。実は、今日が初対面ではなくて昨年4月に、マーちゃんの新宿オフ会に参加しているんですよ。

でも、オーケストラでピアノを弾いたのは3曲しかも途中だけなので、後は指揮です。もっとピアノの出番が多ければ、と思いましたけど、コンサートは大満足です。

帰りに一緒に行った友人と川崎で一杯やって帰ってきたので、ちょっと遅くなりました。

2008/06/24

Dans Les Arbres/Xavier Charles/Ivar Grydeland/Christian Wallumrod/Ingar Zach

2058
ECMレーベル聴き。今日のアルバムは問題作かも。ジャズファン(あるいは音楽ファンと言いかえてもいいかも)の10人中9人までがこれを聞いて「何だ、これは」と思うかもしれないです。内容は現代音楽的というか抽象的というか、持続音とパルスとゴ~ン、ゴ~ン、という感じとかすかなメロディ。何とアルバムタイトルが、おそらくこのレーベルではじめての担当であろうプロデューサーの名前です。レーベル新時代はこういう音だと示唆しているのでしょうか。でも、こういう音楽の需要はヨーロッパ方面ではある程度ありそうだし、今でも挑戦的なレーベルであることには変わりないので、あえてこの音楽に挑戦する人がいてもいいかも、とは思います。


Dans Les Arbres/Xavier Charles(Cl, Harmonica)/Ivar Grydeland(G, Banjo, Sruti Box)/Christian Wallumrod(P)/Ingar Zach(Per, Bass Drum)(ECM 2058)(輸入盤) - Recorded July 2006. - 1. La Somonolence 2. L'Indifference 3. Le Flegme 4. L'Engourdissement 5. Le Detachment 6. La Froideur 7. L'Assoupissement 8. La Retenue

(08/06/24)全曲が全員の作曲、というよりは、フリー・インプロヴィゼーションか。ジャズというよりは非イディオム系の割と穏やかな実験的現代音楽という感じのサウンドが延々続いていきます。ゴ~ン、ゴ~ンという音が続いていく印象も。聴く人は曲ごとの印象よりも、音の発する流れに沿って、非楽曲的に続いていく音を、楽しむというよりは受け止めていく作業に近い感触を持ちます。時にメロディも出てきますが、希薄な感じです。アコースティック楽器でエレクトロニクスを意識したようなサウンドとも言えるか。プロデューサーがDans Les Arbres(何とアルバムタイトル)なので、ちょっと変わったアルバム。ハードコアではないけれど難解、それでもECM的な調和感覚があるところは立派。でれでも聴く人を選ぶアルバムでしょう。

2008/06/23

Vignettes/Marilyn Crispell

2027
ECMレーベル聴き。マリリン・クリスペルは過去にこのレーベルで何度かアルバムを出していますが、今回はソロ・ピアノでの作品。またこのレーベルらしい名作が生まれたかと思いますが、インプロヴィゼーションではあっても、いわゆるジャズ度という点では、特殊性があるので、やはり聴く人を選ぶアルバムではないかと思います。硬質で、温度感も低い、有機的になったり無機的になったりとけっこう心に突き刺さってくるピアノではあります。録音されたピアノの音色もこのレーベルらしい良い音です。ですので、素直にこのインプロヴィゼーションの中に入り込んで行けるかどうかがカギなんじゃないでしょうか。


Vignettes/Marilyn Crispell(P)(ECM 2027)(輸入盤) - Recorded April 2007. - 1. Vignette 1 2. Valse Triste 3. Cuida Tu Espiritu 4. Gathering Light 5. Vignette 2 6. Vignette 3 7. Vignette 4 8. Vignette 5 9. Sweden 10. Once 11. Axis 12. Vignette 6 13. Vignette 7 14. Ballade 15. Time Past 16. Stilleweg 17. Little Song For My Father

(08/06/22)3、11曲目以外はMarilyn Crispellの作曲で、ピアノのソロアルバム。11曲目を除き、あまり激しくなるところはないです。特にタイトル曲は、温度感も低く、調性もあまりない、スペイシーで硬質なインプロヴィゼーション、しかも小品。タイトル曲は全部で7までありますが、フリー・インプロヴィゼーションかな。タイトル曲以外の曲はだいたいが調性も分かりやすくて、ある意味のどかな曲も多いです。哀愁感とかやしっとり感、サウンドも明るさも微妙に各曲違っていて面白い。それでいてイージーリスニングにならないカチッとした感触があります。14-15曲目あたりは明るめでのんびりとしたサウンド。ある意味現代音楽色もあってとっつきやすくはないですが、寄り添うように音が奏でられ、ハードルはあまり高くないです。

2008/06/22

Rain On The Window/John Surman/Howard Moody

1986
オルガンが参加するというと、ジャズの場合はハモンドオルガンが普通なんでしょうけれど、ここの場合パイプオルガンとのデュオなのでびっくりします。ただ、ECMレーベルの場合、すでに過去、ヤン・ガルバレクがパイプオルガンとのデュオ作を出しているので、あまり驚かないかもしれませんが。いちおうジャズのジャンルには入れてますが、いわゆる通常のジャズ色はなしで、クラシック的な感触の方がむしろ強く感じる場面もあったりします。まあ、近年のECMレーベルはそういうジャズが増えていますけど。こういうサウンドの好き嫌いはけっこうあると思うので、よく内容を確かめてから、オーダーしてみてください。


Rain On The Window/John Surman(Bs, Ss, Bcl)/Howard Moody(Pipe Org)(ECM 1986)(輸入盤) - Recorded January 2006 - 1. Circum 1 2. Stained Glass 3. The Old Dutch 4. Dancing In The Loft 5. Step Lively! 6. Stone Ground 7. Tierce 8. Circum 2 9. Rain On The Window 10. Dark Reeds 11. O Waly Waly 12. A Spring Wedding 13. I'm Troubled In Mind 14. On The Go 15. Pax Vobiscum

(08/06/22)管楽器とパイプオルガンによるデュオの演奏。トラディショナルが2曲(11、13曲目)と2人の共作(4-5、10曲目)の他はそれぞれの作曲。フレーズはインプロヴィゼーションの比率が高いのでしょうが、いわゆるジャズ色はほとんどなく、荘厳なゆったりとしたクラシックの演奏を聴いているような場面もけっこう多いです。もともとジョン・サーマンはそういう暗めの叙情性のサックス(時にバス・クラリネット)の人ですから、フレーズがバップ要素がないです。自由に舞い飛んではいても、クラシックやフォーク的なフレーズのように聴こえます。5曲目のようにやや激しめの曲も。11、13曲目は他の曲と違って明るいホンワカしたサウンドでゆったりしていて心地よい。12曲目もタイトルからか明るめ。漂い感を聴けるサウンド。

Helena Tulve/Lijnen

1955
若手の女流現代音楽家の作品を紹介。非メロディ的な部分が多く、日本の雅楽のようなサウンドのうつろいというか、ゆったりした中に暗さを秘めて、聴く人の前に立ちはだかります。


Helena Tulve/Lijnen(ECM New Series 1955)(輸入盤) - Recorded November 1997, October 2001, April 2004, March, May and June 2006. NYYD Ensemble, Olari Elts(Cond), Arianna Savall(Voice), Stockholm Saxophone Quartet, Emmanuelle Ophele-Gaubert(Fl), Mihkel Peaske(Fl), Silesian String Quartet - 1. A Travers 2. Lijnen 3. Oo 4. Abysess 5. Cendres 6. Nec Ros, Nec Pluvia...

(08/06/21)’72年生まれでエストニア出身の女流現代音楽家の作品集。録音時期や編成がかなりまちまちなので、集めてマンフレート・アイヒャーがアルバムのプロデュースを行った感じです。温度感が低く、調性が不明瞭で、静かながらも地を這うようなサウンドが、ゆっくりと進んでいくような感じ。サウンドの色合いも濃い寒色系で、北国の暗さをあわせ持つような展開を示します。ゆったりとしつつも現代音楽の複雑さでせまる作品。

2008/06/21

Thomas Tallis/Christopher Tye/John Sheppard/Audivi Vocem/The Hilliard Ensemble

1936
ヒリヤード・アンサンブルの教会での男声コーラスは非常に美しいもので、それが宗教色と相まって、ホント、落ち着いて聴ける音楽に仕上がっています。リラックスできるサウンド。


Thomas Tallis/Christopher Tye/John Sheppard/Audivi Vocem/The Hilliard Ensemble(ECM New Series 1936)(輸入盤) - Recorded March 2005. David James(Countertenor), Rogers Covey-Crump(Tenor), Steven Harrold(Tenor), Gordon Jones(Baritone), Robert Macdonald(Bass) - Thomas Tallis: 1. In Ieiunio Et Fletu 2. Te Lucis Ante Terminum 3. Audivi Vocem Christopher Tye: 4. Omnes Gentes 5. Gloria (From Missa Sine Nomine) John Sheppard: 6. Gaudete Celicole Omnes 7. Beati Omnes Christopher Tye: 8. Credo (From Missa Sine Nomine) Thomas Tallis: 9. Salvator Mundi John Sheppard: 10. Laudate Pueri Dominum Christopher Tye: 11. Sanctus (From Missa Sine Nomine) John Sheppard: 12. Eterne Rex, Altissime Christopher Tye: 13. Agnus Dei (From Missa Sine Nomine) 14. In Pace, In Idipsum

(08/06/21)16世紀のイギリスの3人の作曲家(宗教音楽家)にスポットを当ててます。コーラスで荘厳かつ教会での反響のあるきれいな和声、あるいは斉唱の部分もある、まさに宗教的なゆったり感のある落ち着いたサウンド。ある種神々しい、というか、カウンターテナーからバスまでの幅広い、伴奏がなしでの美しいコーラスには耳を奪われます。アレンジは施されていると思いますが、ルネッサンス期の声楽は心が洗われるようです。

2008/06/18

NEXT ORDERのライヴを観た

6月15日(日)NEXT ORDER meets Yasu Sugiyama & 佐藤達哉

メンバー 
NEXT ORDER 武藤祐志(g) 清野拓巳(g) 石垣篤友(b) 松田"GORI"広士(ds) Yasu Sugiyama(P) 佐藤達哉(Sax)
Open 19:00 Start 20:00  Music Charge2,500yen

@ 東京 自由が丘 マルディグラ


前日深夜になって、ライヴを観に行こうかなと思い立って、お店のホームページを見たら、受付時間が終了してしまっていていました。面識がないにも関わらず、武藤さんにお店の予約のお願いをしてしまいました。幸い当日夕方になって予約OKの連絡を武藤さんからいただき、行ってきました。グループのライヴは名古屋から関西にかけてがほとんどで、関東にはなかなか来ない、ということもあるので、行ってきて良かったです。

NEXT ORDERの武藤さんとは私のホームページの「インディーズのジャズCDを応援するページ」時代(次のアルバムはBOMBAからの配給となる)からのお知り合いですが、生演奏を聴くのははじめてで、面識もありませんでした。ハードコア・フュージョン(ファンク)で、インプロの要素が強いバンドなので、自分にとっては4ビートジャズを聴くのと同じぐらいこっち方面が好きなんですね。

最大6人での演奏なので、お店の3分の1ほどが出演者のスペースで、客席が少し少なくなっていましたが、満員で立ち見が出るほどの盛況。

1部は、ゲストのYasu Sugiyama(P)氏、佐藤達哉(Sax)氏でのデュオで、静かにイエロージャケッツやドン・グロルニック中心の演奏、そして途中から清野拓巳(g)氏が加わります。スタンダードではなくて、こういったジャンルの演奏をライヴで、しかもリズムなしで聴くことってあまりないので、けっこうじっくり聴くことができました。

そして、2部はNEXT ORDERの演奏で、曲によってYasu Sugiyama(P)氏、佐藤達哉(Sax)氏がゲストで加わります。最初聴いた時、まずドラムスの音がデカい。そして全体のヴォリュームが大きいのと、会場の大きさもあって、サックスの生音やエッジの効いたエレクトリック楽器の音が堪能できました。これは家のオーディオでは体験できないので、非常にエキサイティングなライヴです。

武藤祐志(g)氏はソリッドギター、清野拓巳(g)氏はセミアコのギターと、ギターのキャラクター分けもあって、それぞれに個性的な演奏が聴けます。そしてインプロ性の強いバンドということもあって、同じ曲でもライヴごとに内容が異なるんでしょうね。CDで聴いたこともある曲が、ゲストの参加もあったりして、だいぶイメージが違って聴こえることも。

演奏はハードコア・フュージョン・ファンにとってはスゴいとしか言いようのないもので、素晴らしかったです。過激な曲ばかりではなくて、静かな曲もありましたし、変化に富んでいます。今回はサックスの佐藤さんも場面によってはえらい迫力でしたよ。

20時過ぎから1部がはじまり、23時前までの長丁場ですが、かなり楽しむことができました。こちら方面のジャンルが好きな方にはおススメのバンドです。なお、アルバムはアメリカではLoLoレコードより配給になっています。

Ludwig Van Beethoven/The Piano Sonatas Vol.6/Andras Schiff

1947
今回はクラシックの王道を行く、アンドラーシュ・シフのベートーベンのピアノソナタ集第6巻です。以前はクラシックの王道作品をECMではほとんど出さなかったのですけれど、最近、売れているせいもありますが、出してますね。しかも、ピアノソナタをコンプリートで出す作業。現在中期まで行ってますが6枚目までで1番から26番まで出ています。


Ludwig Van Beethoven/The Piano Sonatas Vol.6/Andras Schiff(P)(ECM New Series 1947)(輸入盤) - Recorded April 2, 2006. - 1-2. Sonata No.22 F Major Op.54 3-5. Sonata No.23 F Minor Op.57 "Appassionata" 6-7. Sonata No.24 F-Sharp Major Op.78 "A Therese" 8-10. Sonata No.25 G Major Op.79 11-13. Sonata No.26 E-Flat Major Op.81a " Les Adieux"

(08/06/15)コンサート録音。ベートーベンは18-19世紀ドイツの有名な作曲家。1804年から1810年までの中期の作品で「熱情」や「告別」もあります。安定したベートーベンの曲に、安定したアンドラーシュ・シフのピアノで、ここまでシリーズでピアノ・ソナタ集をライヴで完璧な演奏にするとは、驚きです。ここでは番号順に紹介しています。ECMレーベルにしては王道中の王道を歩んでいるアルバム。ピアノの音もECM的な良さがあります。

2008/06/17

Impermanence/Meredith Monk

2026
ECMとのボーダーレスである意味アヴァンギャルドな世界をかもし出す、メレディス・モンクの新作です。メレディス・モンクは現代音楽というとちょっとちがう創造的作業ですけど、これはECM New Series以外でどこが出すのだ、というサウンド。


Impermanence/Meredith Monk(Voice, P)(ECM New Series 2026)(輸入盤) - Recorded January 2007. Theo Bleckmann(Voice), Ellen Fisher(Voice), Katie Geissinger(Voice), Ching Gonzalez(Voice), Allison Sniffin(Voice, P, Vln), Sasha Bogdanowitsch(Voice), Silvie Jensen(Voice), John Hollenbeck(Per, P), Bohdan Hilash(Woodwinds, P) - 1. Last Song 2. Maybe 1 3. Little Breath 4. Liminal 5. Disequilibrium 6. Particular Dance 7. Between Song 8. Passage 9. Maybe 2 10. Skelton Lines 11. Slow Dissolve 12. Totemtanz 13. Sweep 1 14. Rocking 15. Sweep 2 16. Mieke's Melody #5

(08/06/15)13、15-16曲目以外はメレディス・モンクの作曲。ヴォイスも1人からアンサンブル全体までいろいろな編成があり、伴奏楽器も控えめながらもいろいろ。やはりヴォーカルというよりは器楽的なヴォイスの場面が多いです。穏やかなもの、コーラス的なものから、彼女自身のつんざくような鋼のような特徴を持つヴォイスを生かしたものまで幅が広く、アンサンブルもさまざまなヴォイスを表現しながら器楽的。インプロ的かも。

2008/06/16

Garth Knox/D'Amore

1925
ガース・ノックスは、基本が古楽器なので、現代音楽と古楽が混ざっているにしても、割と聴きやすい部類に入ってくるのでは。


Garth Knox(Viola D'amore)/D'Amore(ECM New Series 1925)(輸入盤) - Recorded September 2006. Agnes Vesterman(Cello) - 1. Garth Knox: Malor Me Bat 2. Marin Marais: Les Folies D'Esoagne 3. Roland Moser: Manners Of Speaking - Poem 4. Anecdote 5. Tobias Hume: A Pavin 6-8. Attilio Ariosti: Prima Lezione 9. Celtic Dance 10. I Once Loved A Lass: Jig 11. Klaus Huber: ...Plainte...

(08/06/15)Viola D'amoreという古楽器を使って、トラディショナル(9-10曲目)、さまざまな作曲家による16-18世紀の曲(2、5-8曲目)、そして本人作曲を含む現代音楽(1、3-4、11曲目)と、変化に富んだ選曲です。ヴィオラより弦の数が多く、豊穣な音色を出します。古い曲はその時代の雰囲気に合った、懐かしい曲調(アレンジを加えている曲多し)。20世紀に作曲した音楽も、複雑ながら古楽器の特色を生かしたサウンド。

2008/06/15

Think Before You Think/Bill Stewart

Billthink
’80年代終わりから’90年代前半にかけて、Jazz Cityレーベルというのがありました。その時には2枚しか購入していなくて、今世紀に入ってから全部(32枚だったかな)再発するとのことだったので、その時に集めはじめました。ところが売れなかったんでしょうね、残り3分の1ほどを残して発売が終わってしまい、音源のコンプリートはあきらめざるを得ませんでした。最近、その残りの中の1枚が、輸入盤でライセンス生産されていて入手可能ということが分かって、今日のアルバムがその1枚です。ですのでジャケットは違いますけど、このアルバムは元はJazz Cityレーベルの国内制作盤だったんですね。ビル・スチュワートの初リーダー作でもあります。


Think Before You Think/Bill Stewart(Ds)(Evidence)(輸入盤) - Recorded August 1989. Joe Lovano(Ts), Marc Cohen(P), Dave Holland(B) - 1. Think Before You Think 2. Faces 3. Dewey Said 4. When You're Smiling 5. Goodbye 6. Processional 7. I'm Getting Sentimental Over You 8. Rain 9. Deed-Lee=Yah 10. Little Niles

(08/06/14)初リーダー作。ビル・スチュワートの作曲は1曲目で、他メンバーの作曲が2-3、6、8-9曲目と、スタンダードなど。目立つドラムスに耳がいきます。ピアノレス・トリオで、ドラムスと各楽器が前面に出てくるアップテンポでスリリングな1曲目、ボッサで中間色的な味わいのある2曲目、超アップテンポでメカニカルなテーマ、モーダルなアドリブの3曲目、サックスが前半でメロディアスにバリバリ、ピアノはちょっとはみ出す感じの4曲目、しっとりとしたバラードを奏でる5曲目、5拍子のミステリアスでモーダルな6曲目、スタンダードらしくメロディアスに料理するやや弾んだ7曲目、静かで繊細なやり取りが続いていく8曲目、アップテンポでノリ良く進んでいく9曲目、ドラムスが前面に出たランディ・ウェストン作の10曲目。

Morton Feldman/The Viola In My Life

1798
ECM New Seriesもこのところ立て続けに出ていて、7枚たまってしまいました。時間があればどんどん紹介していきたいと思います、モートン・フェルドマンはガチガチの現代音楽という感じで、静かながらも難解な部分はあります。クラシックのよそのレーベルは分かりませんけれど、かなり個性的なアルバムがけっこう多く出ているECM New Series。これだけどんどん出ると追いかけるのが大変になってきますが、何とか追いかけてみたいと思ってます。


Morton Feldman/The Viola In My Life(ECM New Series 1798)(輸入盤) - Recorded August 2001. Marek Konstantynowicz(Viola), Chikada Ensemble(on 1-3): Kersti Wallden(Fl), Terje Lerstad(Cl), Bjorn Rabben(Per), Kenneth Karlsson(P, Celesta), Odd Hannisdal(Vln), Morten Hannisdal(Cello), Norwegian Radio Orchestra(on 4): Christian Eggen(Cond) - 1. The Viola In My Life 1 2. The Viola In My Life 2 3. The Viola In My Life 3 4. The Viola In My Life 4

(08/06/15)Morton Feldmanは20世紀アメリカ合衆国の作曲家。1-3曲目は比較的少数編成のアンサンブル、4曲目がオーケストラがバック。現代音楽らしく、静かながらもとっつきにくいヴィオラのメロディが流れていて、その背後にはパーカッションその他の楽器がインプロヴィゼーション的あるいは非イディオム的にまとわり着いているような曲調。4曲目は大編成になるのだけれども、基本的なサウンドは全体を通して同じイメージ。

2008/06/14

Distances/Norma Winstone

2028
ECMレーベル(New Seriesを含む)の未聴盤をためたままにしてあったのでまだ14枚あって、さすがにちょっと聴かねばな、と思いました。ノーマ・ウィンストンは懐かしい名前です。まさか再びここから新譜を出すとは思ってませんでした。難解やアヴァンギャルドなイメージのあるECMですが、彼女のヴォーカルは温度感が低いながらも、だいぶ聴きやすいサウンドです。時にはみ出す場面もあるかな、とも思いますけど、まあ、ジャズヴォーカルというよりはヨーロッパのフォークソング的なヴォーカルをイメージして聴くと、それプラス伴奏のインプロヴィゼーションという形で、聴いていてまとまってくるかな、と思います。


Distances/Norma Winstone(Voice)(ECM 2028)(輸入盤) - Recorded April 2007. Glauco Venier(P), Klaus Gesing(Bcl, Ss) - 1. Distance 2. Every Time We Say Goodbye 3. Drifter 4. Giant's Gentle Stride 5. Gorizia 6. Ciant 7. The Mermaid 8. Here Comes The Flood 9. Remembering The Start Of A Never Ending Story 10. A Song For England

(08/06/14)スタンダードの2曲目、エリック・サティ作をアレンジした6曲目、ピーター・ガブリエル作の8曲目などがありますが、メインは彼らの作詞作曲のものが多いです。ピアノの伴奏に管が加わる形でのヴォーカルで、静かな味わいや哀愁の曲が多いです。アヴァンギャルドとかエキセントリックといった要素があまり目立たないので、夜に聴きながらアルバムをかけるのもいいかも。7、10曲目はやや元気です。ジャズかと言うと、ヨーロッパのフォークソング的、あるいはクラシック的なサウンドで、シンプルにせまってくる曲が多いです。他の人の曲も、温度感の低い中にもほんのりと温かみが見えるサウンドに統一されて、やや浮かび上がるような形で響いてきます。歌いかけるヴォーカルは淡々としていて、伴奏も含め、ECM的。

2008/06/12

マイルストーン/フライド・プライド

Friedmile
フライド・プライドのベスト盤が出ました。邦人の日本制作ジャズでは、売れていると何年か経つとだいたいベスト盤が出ますね。しかも、何曲か別ヴァージョンや新録音が入っていたりするのが悩ましいところ。ただ、このアルバムではじめてフライド・プライドに接する人は、けっこういいんじゃないかと思います。ジャズというよりはソウル・ミュージックに近い感触もあって、これはギターとのデュオを基本とする変則編成の曲が多いからかもしれませんけれど、むしろロックやポップス、ソウルなどを聴いていた人たちの方が、入っていきやすいんでは、と思います。いずれにしても、このベスト、良かったです。


マイルストーン/フライド・プライド(Victor)
Milestone/Fried Pride(Victor) - Released 2008. - (CD1) 1. Smoke On The Water 2. 接吻Kiss 3. Lullaby Of Birdland 4. Nightbirds 5. Close To You 6. Ribbon In The Sky 7. Street Walkin' Woman 8. Words With Wings 9. Yesterday 10. The Second Star To The Right 11. That's My Way 12. Dig It! 13. Part-Time Lover 14. Paradise 15. Unbreakable (CD2) 1. 泣き顔ロケット 2. Amapola 3. Blackout (Long Ver.) - (Personnel on CD2) Fried Pride(Shiho(Vo), Yukio Yokota(G), Go Nakazawa(Ds, Per, Back Vo on 1), Carlos Kanno(Per on 2), Marcus Miller(B on 3), Trevor Lawrence(Ds on 3), Kevin Toney(P on 3), Jon Papenbrook(Tp on 3), Lewis Taylor(Sax on 3), Steve Boxter(Tb)

結成10周年での初のベストアルバム。CD1枚目が過去のアルバムから厳選した15曲が、CD2枚目には3曲入っていて、そちらは新録・未発表曲とのこと。かなりテクニカルで押し出しの強いギターとソウルフルなヴォーカルのデュオが基本で、そこに曲によってパーカッション、ストリングス、時にフルバンドでの編成。日本では少ないタイプのユニットなので、かなり目立ちます。かつて聴いた曲ながらCD1枚目の選曲や配列はけっこういいですねえ。じっくり聴いても、音量を落としてBGM的に流しても。CD2枚目は、パーカッションを加えノリの良い日本語フォークという感じの1曲目、やはりパーカッションを加えた静かでしっとり、後半元気なポップの2曲目、フルバンドでのロングヴァージョンを聴かせているブラス入りファンクの3曲目。(08年5月21日発売)

2008/06/10

Boss Bones/Wycliffe Gordon

1302
Criss Crossレーベルの新譜の3枚目が到着。あと1枚、HMVではなかなか入荷しません。昨年秋に「A Jones For Bones Tones」というアルバムがこのレーベルから出て、このときもコンラッド・ハーヴィグとスティーヴ・デイヴィスのトロンボーン2管でした。今回はもっとまろやかなトロンボーンらしいサウンドの曲が多く、2人のタイプも似ているのかな、注意すれば分かるかもしれませんけど、ほとんど区別はつきませんでした。ブルース、ハードバップ関係の曲もあって、超絶技巧の9曲目もあってと、最近のミュージシャンは基本的には何でもできてしまうんですけどね。ジャズメン・オリジナルやスタンダードの有名曲が多いので、親しみはあります。


Boss Bones/Wycliffe Gordon(Tb)(Criss Cross 1302)(輸入盤) - Recorded October 22, 2007. Andre Hayward(Tb), Mike LeDonne(P), John Weber(B), Kenny Washington(Ds) - 1. Spop 2. The Nick Of Time 3. Recorda-Me 4. Another Slow One 5. Stardust 6. Wheatleigh Hall 7. Here's That Rainy Day 8. Nica's Dream 9. Anthropology

(08/06/10)Wycliffe Gordon作は1-2、4曲目の3曲。他はジャズメン・オリジナルとスタンダード。9曲目の超アップテンポで丁々発止の曲もありますが、多くは2トロンボーンでのトロンボーンらしい演奏。Andre Haywardとはリンカーン・ジャズ・センター・オーケストラの共演歴もあり、似たようなタイプだと思います。2管のホンワカしたところが出ているハードバップ調のブルースの1曲目、ややアップテンポの軽めで快活な演奏の2曲目、渋めで盛り上がりのあるボッサの3曲目、スローな3連12ビートのブルースの4曲目、しっとりと美しいメロディのバラードの5曲目、アップテンポで2管の重厚なテーマと迫力のアドリブ印象的な6曲目、包み込むような美しいバラードの7曲目、原曲に近いラテン的なノリの良さが心地よい8曲目。

2008/06/09

スペイン/マンハッタン・ジャズ・オーケストラ

Mjospain
マンハッタン・ジャズ・オーケストラが6月に来日公演を行うとのことで、その記念盤。前回のアルバムがグレン・ミラーの曲を演奏していたのですが、アレンジの良さと選曲のよさからすると、こちらのアルバムの方が好みかもしれません。4、8曲目はアメリカの曲ですが、その他の曲はスペイン(スパニッシュ)で統一されているので、しかもそれをいろいろ個性的なアレンジで聴かせるので、なかなか聴きごたえのあるアルバムに仕上がりました。ポップ性とギル・エヴァンスの血もひいている高度なアレンジが、なかなか印象深いです。肝心の来日公演のほうですが、のんびりしていたら行くチャンスがなくなってしまいました。


スペイン/マンハッタン・ジャズ・オーケストラ(Birds Record)
Spain/Manhattan Jazz Orchestra(Birds) - Recorded October 5 and 6, 2007. David Matthews(P, Cond), Walter White(Tp), Ryan Kisor(Tp), Scott Wendholt(Tp), Lew Soloff(Tp), Randy Brecker(Tp on 1), Jim Pugh(Tb), John Fedchock(Tb), Larry Farrell(Tb), Dave Taylor(Btb), John Clark(French Horn), Vincent Chancy(French Horn), Tony Price(Tuba), Andy Snitzer(As, Ss), Bob Marack(Ss, Ts, Fl), Scott Robinson(Bcl, Bs), Chip Jackson(B), Terry Silverlight(Ds) - 1. Spain 2. En Aranjuez Con Tu Amor 3. Sabre Dance 4. Rhapsody In Blue 5. Recuerdos De La Alhambra 6. Toreador Song 7. Fiesta De Espana 8. Amazing Grace

スペインをテーマにしていて、クラシックから、あるいはタイトル曲の1曲目はチック・コリア作。スパニッシュでスリリングな曲調のデヴィッド・マシューズ作も7曲目に。そこにアメリカの4、8曲目が混ざります。アレンジは独自のもので、編成から重厚なものも漂います。クラシック的な分解からはじまり、サンバのリズムが出てきたりカラフルな有名曲の1曲目、かなり意表をついてメインが8ビートのジャズロックで4ビートを時々つなぐ2曲目、「剣の舞」をアップテンポ(時にミディアム)の4ビートでこなす3曲目、重さもあればノリの良さもある有名曲のこれぞビッグバンドのアレンジの4曲目、スペイン的な陰陽のあるバラードの5曲目、快活なビートに乗ってかなりジャズ的にせまる6曲目、名曲中の名曲をファンクで仕上げる8曲目。(08年5月21日発売)

2008/06/07

Tokyo Day Trip Live EP/Pat Mehteny, With Christian McBride & Antonio Sanchez

Pattokyo
パット・メセニーの新作は新譜ではなくて’03年か’04年ごろの東京でのライヴを5曲おさめた、いわゆるEP盤での登場です。何で今頃こういうアルバムが、と思うのですが、彼の音源はやっぱり多く聴いておきたいので、買ってしまいました。輸入盤だと値段もかなり安いのも魅力です。5曲しか入ってなくて、曲調も緩急緩急緩と、流れで聴くよりは、曲ごとに聴いていった方がいい感じではあります。それでも40分といえば、LP時代の昔だったら、立派なフルアルバム。サウンドに、何となく東京らしさもあるような気もしています。アヴァンギャルドな4曲目に好き嫌いが出てくるかもしれませんけど、私はこういうの、けっこう好きです。


Tokyo Day Trip Live EP/Pat Mehteny(G, Electoric Sitar, Baritone G) With Christian McBride(B) & Antonio Sanchez(Ds, Orchestra Bells)(Nonesuch)(輸入盤) - Released 2008 (Recorded 2003 or 2004?) - 1. Tronso 2. Traveling Fast 3. Inori 4. Back Arm & Blackcharge 5. The Night Becomes You

(08/06/07)全曲パット・メセニーの作曲で、東京でのライヴ。EPとありますが40分あり、聴きごたえは十分なアルバム。ギター、エレクトリック・シタールその他、いろいろな音色の楽器があって、変化に富んでいます。東洋っぽく、情景で聴かせているような曲もあって、曲順からしても、流れよりもEPということを意識した感じ。そのしっとりとした情景描写で奥行きのある映画音楽のような世界を提示してくれる1曲目、アップテンポの快活なロック的サンバビートの上をエレキギターが飛び回っている、ちょっと懐かしいサウンドの2曲目、落ち着いたアコースティック・ギターでゆったりとサウンドを奏で上げていく3曲目、思いっきりアヴァンギャルドに攻撃してきて目が覚める4曲目、静かに切ない夜の情景を奏で上げている5曲目。

2008/06/05

Five/Ralph Bowen

1305
Criss Crossレーベル聴き2日目。ラルフ・ボウエンは演奏やアレンジのセンスが良く、今回はオルガンジャズにも関わらず、クールな感じがして、現代的、都会的なサウンドを奏でています。これは参加したメンバーの人選にもよるんじゃないかと思うのですが、現代ジャズ好きにはうれしい1枚となりました。基本的には私、オルガンジャズはあまり得意ではないんですけれども。ホーンの相棒にジョン・スワナを起用しているところも相性の良さがあるんでしょうね。難しくてメカニカルなテーマの曲もあるのですが、難なく表現しきっています。こういうこともあるのでレーベル聴きはやめられないなあ、と思います。


Five/Ralph Bowen(Ts)(Criss Cross 1305)(輸入盤) - Recorded October 20, 2007. John Swana(Tp), Peter Bernstein(G), Sam Yahel(Org), Dana Hall(Ds) - 1. Step Lightly 2. Baby Girl 3. First Hiatus 4. Free Time 5. Blues Cruz 6. Drowning Man 7. Rahsaan's Run

(08/06/04)Ralph Bowen作は4曲(2-5曲目)で、ジャズメン・オリジナルが2曲(1、7曲目)とロックが1曲(6曲目)。オルガンジャズながら、ある部分はそれらしくなく、アレンジも凝っていて、現代ジャズの側面が強いです。ジョー・ヘンダーソン作の豊穣なテーマと適度なテンポの渋い4ビートにのって進む1曲目、綾織り系のテーマとボッサ的で淡白なサウンドの2曲目、メカニカルなテーマがカッコよく響く、ファンク的なリズムを持つ3曲目、フリーではないですが4ビートの範囲でけっこう自由な演奏を聴かせる4曲目、これがブルースかなと思えるくらい現代的なテーマですがアドリブはそれと分かる5曲目、U2の曲ですが8分の6拍子のモーダルなジャズとして聴ける12分台の6曲目、アップテンポでこれでもかとせまってくる7曲目。

2008/06/04

One For Shirley/Tim Warfield

1304
Criss Crossレーベルの新譜が5月に4枚発売されたのだけれども、まだ入手できているのが2枚だけなので、とりあえずそれを紹介していきます。Tim Warfieldの個性ってもっと黒っぽくてモーダルな感じではなかったかなという気もするのですが、ここでは安定感はあるものの、どちらかというとメロディアスな感じが強くて、聴きやすいプロデュースでアルバムの制作がなされているのでは、という感じもしています。このレーベル、ホーンの参加やオルガンジャズの割合が多いのですが、アメリカのジャズはそういう傾向が強いのかも、と思います。日本のレーベルと違って、ピアノ・トリオのアルバムの割合は低いです。


One For Shirley/Tim Warfield(Ts, Ss)(Criss Cross 1304)(輸入盤) - Recorded October 21, 2007. Terell Stafford(Tp, Flh), Pat Bianch(Org), Byron Landham(Ds), Daniel G. Sadownick(Conga, Per on 2, 4, 8) - 1. Cristo Redentor - Calvary 2. Oasis 3. Lullaby For Nijee 4. The Beat Goes On 5. Stomping At The Savoy 6. Make It Last 7. Sometimes You Got To Let The People Know 8. Tokyo Girl 9. One For Shirley 10. Yours Is My Heart Alone

(08/06/03)Tim Warfield作は4曲(3、7-9曲目)で、他はジャズメン・オリジナルやスタンダードが多い。ほんのり黒っぽさと安定感を併せ持つオルガンジャズ。ゆったりとはじまり、しばらくしてアップテンポで快活にフレーズが出てくる1曲目、コンガがスパイスの、不思議な浮遊感のあるボッサ調の2曲目、テーマの大らかで素朴なユニゾンと、静かな場面からやや盛り上がる3曲目、ジャズロックの8ビートで軽快に前進していく11分台の4曲目、この中では有名なメロディアスな4ビートの5曲目、ゆったりしっとりと聴かせるバラードの6曲目、元気なややアップテンポの7曲目、東京的な味わいも少しある8ビート的な8曲目、めまぐるしいテンポのアプローチの、タイトル曲の9曲目、ミディアムの4ビートで朗々と歌い上げる10曲目。

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