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2007/12/31

ワルツ・フォー・デビィ~ビル・エヴァンスに捧ぐ/チック・コリア/エディ・ゴメス/アイアート・モレイラ

Chickboston
チック・コリアのBOX4日目。「ビル・エヴァンスに捧ぐ」と邦題には出てますけど、リターン・トゥ・フォーエヴァーのウェイトの方が大きいような感じで、サウンド的にもアイアート・モレイラがドラムスに入っているため、エスニック色やラテン色が強めです。このあたり邦題がちょっとこじつけっぽいな、と思わせます。ただ、内容の方は素晴らしく、やはり自由奔放な演奏が繰り広げられているのは2枚目に近いです。あとは時々出る、アイアートのヴォイスやヴォーカルが好きかどうか、ということもありますけど。自分的にはちょっとクセがあるかな、と思いました。まあ、チックの演奏をまとめて聴ける年の暮れ、これだけでも幸せではありますが。


ワルツ・フォー・デビィ~ビル・エヴァンスに捧ぐ/チック・コリア(P)/エディ・ゴメス(B)/アイアート・モレイラ(Ds)(Stretch)
The Boston Three Party/Chick Corea(P), Eddie Gomez(B), Airto Moreira(Ds) - Recorded April 28, 2006. - 1. With A Song In My Heart 2. 500 Miles High 3. Waltz For Debby 4. Desafinado (Intro) 5. Desafinado 6. Sweet And Lovely 7. Sometime Ago - La Fiesta (Intro) 8. Sometime Ago - La Fiesta (Part 1) 9. Sometime Ago - La Fiesta (Part 2)

チック・コリアの5トリオBOX第4弾。ビル・エヴァンス関連の曲もありますが、リターン・トゥ・フォーエヴァー色も強い選曲。コリア作は2、7-9曲目。ドラムスの関係か、エスニック・ラテン系に縁があります。ピアノはエレキ・ピアノやシンセサイザーも使用。美しくもスリリングなスタンダードの1曲目、最初アイアートのエスニックでフリーな味付けではじまり、だいぶ経ってから本編に入る2曲目、ちょっと崩しながらも繊細な美しさのあるエヴァンス作曲の3曲目、しゃべりのあと、ゴキゲンなアップテンポのラテンでノリノリで後半ヴォーカル入りでせまる4-5曲目、スタンダードをリラックスして聴かせる6曲目、やはり話があって、昔の名曲を民族音楽的だったりラテン的だったりドラマチックなアプローチでせまる20分以上もの7-9曲目。(07年11月14日発売)

2007/12/30

モンクス・ムード~セロニアス・モンクに捧ぐ/チック・コリア/クリスチャン・マクブライド/ジェフ・バラード

Chickchillin
チック・コリアBOXセット聴き3日目。はっきり言って、どのメンバーのトリオの演奏も素晴らしいのですが、そのサウンドの違いを楽しんでいる部分もありますね。今回は、3人とも暴れまわりながらも比較的カチッとした印象があって、ドラムスのスコンスコンいうスネアや、ベースのここぞとばかり出てくる速弾きなど、魅力的なところもいっぱいです。収録時間が長いのはいいのですが、最後はフェードアウト、というのが少々残念なような気もしています。ここまで聴いてきて、BOXセットのために録音されたものではなくて、録音が集まった結果、一連の作品として出そう、という流れがあったことを予想させます。


モンクス・ムード~セロニアス・モンクに捧ぐ/チック・コリア(P)/クリスチャン・マクブライド(B)/ジェフ・バラード(Ds)(Stretch)
Chillin' In Chelan/Chick Corea(P), Christian McBride(B), Jeff Ballard(Ds)(Stretch) - Recorded August 27, 2005. - 1. Summer Night 2. Think Of One 3. Sophisticated Lady 4. Windows 5. Monk's Mood 6. Fingerprints 7. Dusk In Sandi 8. Walkin' 9. Drums

チック・コリアの5トリオBOX第3弾。といってもセロニアス・モンクの曲は2、5曲目のみで、チックの曲も4、6曲目のみ。他のアルバムと比べて、現代的ながらもカチッとしていてまとまりのある(実際にはけっこう暴れているところもありますが)印象の演奏。まあ、このメンバーなら文句なしではあります。他のスタンダードやジャズメンオリジナルも、1、3、7-8曲目とあって、彼ながら聴きやすい感じ。1曲目はサラッとメロディアスに入るも、盛り上がってベースやドラムスもけっこう聴きごたえがあります。チックとモンクの曲の相性は抜群で、クールかつトリッキーに彼流に料理していてなかなかいい感じ。ややアップテンポの8分の6拍子で3人でダイナミックレンジが広く、途中盛り上がる4曲目、ドラムスを叩きまくっている6、9曲目。(07年10月17日発売)

2007/12/29

タモリの再発CDを3枚買った

Tamori1
Tamori2
Tamoriradycal
タモリの再発CDが3枚出るということで買って聴いてみました。今でこそ司会業で忙しく、芸はほとんど出しませんけど、昔はいろいろと芸をやる人で、その中でも、わけも分からないことをしゃべって、その国の言葉に似せてしまうという「ハナモゲラ語」も駆使して、面白いアルバムに仕上がっています。ちゃんとしゃべっていても何だかわけが分からなくなる部分も多く、これは才能だと思わせます。

「タモリ」「タモリ2」は、しゃべりが中心、「ラジカルヒステリーツアー」は歌が中心です。「ラジカル~」の方は、プレイヤーズやザ・スクエアが中心のバックバンドなので、そちらもけっこう楽しめます。歌はまじめなのもあるし、曲の提供に桑田の名前も。

今からすると爆笑もの、というほどではないですが、かなり芸達者で芸が細かいです。爆笑となる度合いは坂田明のアルバム(「Wha-ha-ha」「下駄はいてこなくちゃ」)の方が大きいのでは、と思いますが。

今回出たアルバムのほかに「タモリ3」というのがあるそうですが、これを出したため(既成の曲に似た曲をパロディとしたんでしょうか)に著作権がうるさくなり、再発不可能になったのだとかいう噂も聞いています。

まあ、ニュースでも人気で、品薄で入手が難しくなっているという彼のアルバム3枚を今回聴けて良かったです。

2007/12/28

マイルストーンズ~マイルス・デイヴィスに捧ぐ/チック・コリア/エディ・ゴメス/ジャック・ディジョネット

Chickmiles
チック・コリアの5トリオBOX第2弾です。ここからがはじめて聴く内容になるのですが、さすがこのメンバー、たぶん打ち合わせなし(曲名だけは決めていたかも)のライヴだと思うのですが、自由奔放でいて、トリオのフォーマットが崩れずにエキサイティングな演奏がされているところはスゴいなあ、と思ってしまいます。1枚目と比べて、キーワードは「自由」でしょうか。結果的に曲は何だってよかったんではないか、と感じるぐらい思い切った演奏で、できればもっと長くライヴを聴いていたかったな(40分弱なので)と思います。まあ、スゴいです。反面、ちょっと荒っぽいかな、という気も少し。


マイルストーンズ~マイルス・デイヴィスに捧ぐ/チック・コリア(P)/エディ・ゴメス(B)/ジャック・ディジョネット(Ds)(Stretch)
From Miles/Chick Corea(P), Eddie Gomez(B), Jack DeJohnette(Ds)(Stretch) - Recorded January 14, 2006. - 1. Solar 2. So Near So Far 3. Milestones 4. But Beautiful 5. Walkin'

チック・コリアの5トリオBOX第2弾。チックのオリジナルはなく、マイルス・デイヴィスゆかりの曲が演奏されています。全部で40分弱の演奏ですが、さすがにこのメンバー(録音では初顔合わせらしいです)のこと、自由奔放でしかもエキサイティングな演奏が繰り広げられています。いきなりオリジナルのような感触のアップテンポの4ビートで自由に3人とも暴れまわっている1曲目、明るいミディアムのメロディアスなスタンダード・ナンバーでも自由度満点の2曲目、ややアップテンポながら、ドラマチックに変化して盛り上がりも見せている3曲目、ベースのアルコではじまりチックの硬質なピアノで奏で上げるスタンダードのバラードの4曲目、ほとんどフリー・ジャズの展開で、タイトルがないと分からないくらい解体、再構築した5曲目。(07年10月17日発売)

2007/12/27

ドクター・ジョー~ジョー・ヘンダーソンに捧ぐ/チック・コリア/ジョン・パティトゥッチ/アントニオ・サンチェス

Chickdrjoe
チック・コリアはけっこう好きなピアニスト。こうして今年は大量にアルバムを発表してくれたのはうれしいです。ただ、発表方法に問題があってトリオ5部作のうち、5枚目だけは12月26日発売のBOXを買わなければ手に入らない仕組み(未発表演奏の6枚目はまあ、許せるにしても)で、1枚目を分からずにダブり買いしてしまいました(笑)。ですので、アルバムコメントもBOXが出るまで封印していたのですが、悔しいことにこのアルバム、今年のベスト5に入るか入らないかぐらい気に入ってしまったんですよね。ですので、9月に買ってから、何度も何度も聴いていたアルバムです。単品で買いたい方にはいいでしょうね。


ドクター・ジョー~ジョー・ヘンダーソンに捧ぐ/チック・コリア(P)/ジョン・パティトゥッチ(B)/アントニオ・サンチェス(Ds)(Stretch)
Dr. Joe/Chick Corea(P), John Patitucci(B), Antonio Sanchez(Ds)(Stretch) - Recorded April 13 and 14, 2007. - 1. Illusion 2. Doctor Joe 3. Mystic River 4. Zig Zag 5. Blues For Dail 6. Crepuscule With Nellie 7. 1% Manteca 8. Promise 9. M.M. 10. Fourteen

チック・コリアの5トリオBOX第1弾。6曲目のセロニアス・モンク作以外はチックの作曲。2曲目のタイトル曲がジョー・ヘンダーソンに捧げる曲です。硬質なピアノで、ベースとドラムスのサポートというより三位一体の感覚が良く、今のジャズとしては素晴らしい演奏です。ピアノもエレキ・ピアノ(5曲目はなぜかいわゆるジャズっぽい4ビート、7曲目の半分ほど)を弾くときもあればベースがエレクトリック(2、5曲目)のときもあり、けっこうハマります。キメが多く、聴いていてスカッとしますけど、2曲目も適度にメカニカルで直線的なメロディやカチッとしたアドリブと合わせてカッコいいサウンド。おとなしめの3曲目も穏やかのままではなく、盛り上がりのあるメロディアスな8曲目のような曲も。淡くそれでいて芯のある9曲目もなかなか。(07年9月19日発売)

2007/12/22

年賀状の作成

毎年12月のこの時期は仕事がピークになることもあって、ブログのCDコメントを毎日アップするようにしていた時代も、作文関係で10日ほど持たせた年もありました。’04年のこのあたりですね。今、未聴CDがない状態で、入荷も延期、という連絡ばかり。まあ、今月に入ってから7枚しかCDコメントをしていないのは、自分のモチベーションの問題なので、言い訳にしかならないです、申し訳ありません。

2-3日前から年賀状の準備をしていて、今日一気に残りを印刷、今までで276枚になりました。これでも毎年減らしていっています。10年前の仕事を独立した翌年元旦は、過去の学校の名簿を見て、疎遠になった友人達も含めて500枚ぐらい出していたんですね。そして、出しても返事がないところ、出したら遅れて年賀状を出すところ、亡くなった人などで、徐々に枚数が減っていった感じです。基本的にネットの知り合いは、年賀状の挨拶は省略させてもらってますが、仕事関係、同業者、親戚関係、そして昔からの知り合い(友人)など、出さなければならないところは多いです。

印刷してしまってから、チェックをしたつもりなのに喪中のところがあったり、引越しして住所変更があったりと、けっこう慌ててますね(笑)。そして、元旦、家族の分を含め、40-50枚ほど、こちらが出していないところから年賀状が来るので、そこでも慌てて年賀状を送る、という感じです。

もう4-5年は同じインクジェットプリンターを使っているので、もっと速い今の機種に買い換えれば時間は節約できますが、今は費用を節約したい感じ。パソコンがWindows XPになってからは安定してます。それ以前のパソコンのときは、印刷時にすぐにブルー画面のエラーが出て、時間もかかるし、非常にトラブってました。

とりあえずひと仕事を終えて、やれやれです。

2007/12/20

ジャズの新書を2冊買った

今月はジャズの新書を2冊買いました。

1冊目は「読んでから聴け!ジャズ100名盤/中山康樹&ジャズストリート著」(朝日新書)で、文字通り名盤紹介本です。ただ、その選盤には一部にはひとひねりしてあるものもある感じです。他の著者は井上章一(以下敬称略)、後藤雅洋、杉田宏樹、林建紀、原田和典、村井康司、吉井誠一郎。アサヒコムの有料Webサイト、「ジャズ・ストリート」の執筆陣であり、有名な人も多いです。

名盤って、レビューを書くのは、よく聴きこんでいる読者が多いだけに、またいろいろな人によって何回も書かれているだけに、けっこう難しいものだと思います。誰も知らないような盤なら、何を書いても分からないですしね(笑)。その名盤を、それぞれの執筆者が個性を出して料理していて、面白くためになりながら、一気に読みました。以前も宝島社より「ジャズ名盤入門」が出ていましたが、そのときはジャズライターになりたてのような人も加わっていたのでしたが、今回は精鋭での執筆陣です。参考にすべきところは多いです。

2冊目は「ジャズ喫茶「四谷」いーぐるの100枚/後藤雅洋著」(集英社新書)で、こちらはまだ今日買ってきたばかりで、パラパラとしか見ていませんけれど、ジャズ喫茶の40年間の歴史をアルバムを出して、ああいうことがあった、こういうことがあったと振り返りながらレビューをしていく、という形式のようです。こちらは有名盤もあるけれども、現在に至るまでの、個性的な盤、割と新しめの盤などが載っていて、自分の好みのアルバムもいくらか掲載されていたりして、うれしかったですね。後藤さんって言えば、ジャズ・ジャイアンツのイメージがあったのですが、今に至るまで、現在進行形の人だな、ということを認識しました。

CDを買うより新書の方が安いので、書店で見かけたら、要チェックかもですね。私の場合、立ち読みをしてから買うか買わないか決めてますが、この2冊は、決めましたよ(笑)。

2007/12/16

Folk Songs/Trio Mediaeval

2003
今回のECM New Seriesはちょっと毛色が変わっていて、クラシック/現代音楽の範疇にも収まるかどうか、というようなサウンドです。トリオ・メディーヴァルの作品は、ノルウェーの民謡を主体にしているようで、これまた、教会でフォークソング(民謡)を聴いている趣があります。個性的な作品。ヒーリング的な効果にもひたりたいのならば、トリオ・メディーヴァルの作品、けっこういいですねえ。


Folk Songs/Trio Mediaeval(ECM New Series 2003)(輸入盤) - Recorded February 2007. Anna Maria Friman(Vo), Linn Andrea Fuglseth(Vo), Torunn Ostrem Ossum(Vo), Birger Mistereggen(Per, Jew's Harp) - 1. Det Lisle Banet 2. So Ro, Godt Barn 3. Villemann Og Magnhild 4. Tjovane 5. Nu Solen Gar Ned 6. I Mine Kate Ungdomsdagar 7. Gjendines Badnlat 8. Bruremarsj Fra Gudbrandsdalen 9. Rolandskvadet 10. Solbonn 11. Eg Veit I Himmerik Ei Borg 12. Nu Vilar Hela Jorden 13. Springdans Fra Vestfold 14. Eg Aktar Inkje 15. Den Elskte Jarusalem 16. Till, Till Love 17. Lova Line 18. Danse, Ikke Grate Na 19. Den Signede Dag 20. Folkerfrelsar, Til Oss Kom

(07/12/16) ポール・グリフィス(Paul Griffiths)の新作の歌詩と、出身地のスカンジナヴィアの詩の、ノルウェー民謡との組み合わせで、曲が構成されています。やはりタイトルどおり、フォーク・ソングス(民謡)のイメージが濃厚で、それを女声3人の、教会音楽のようなハーモニーと響きで演奏されていて、教会音楽にやや民族的なサウンドが加わったかな、という雰囲気。これもECMとNew Seriesの中間にあるような、民族的サウンドです。

2007/12/15

Landschaft Mit Entfernten Verwandten/Heiner Goebbels

1811
今回のECM New Seriesはちょっと毛色が変わっていて、クラシック/現代音楽の範疇にも収まるかどうか、というようなサウンドです。ハイナー・ゲッペルスの作品は、他のジャンルからのさまざまな要素を持ち込んできたライヴでの劇のようで、ヴォイスがけっこう出てくるところが彼の作品らしいなあ、と思わせるところ。


Landschaft Mit Entfernten Verwandten/Heiner Goebbels(ECM New Series 1811)(輸入盤) - Recorded October 2004. David Bennent(Voice), Georg Nigl(Baritone), Ensemble Modern, Deutscher Kammerchor, Franck Ollu(Cond) - Part One: 1. Il Y A Des Jours 2. Non Sta 3. The Sirens 4. Ove E Dunque 5. Les Inacheves 6. Tanz Der Dersische - Emplie De 7. In The 19th Century 8. Triumphal March 9. Homme-Bombe 10. Schlachtenbeschreibung 11. Well Anyway 12. Did It Really Happen? 13. Kehna Hi Kya 14. Et C'est Toujours PartTwo: 15. Il Y A Des Jours 16. La Fronde A Hommes 17. Just Like That 18. Bild Der Stadte 19. Ich Leugne Nicht Die Unterscheidung 20. Krieg Der Stadte 21. On The Road 22. And We Said Good Bye 23. On The Radio 24. Different Nations 25. Out Where The West Begins - Train Travelling 26. Je Ne Voyage Plus - Freight Train 27. Principles

(07/12/16)Heiner Goebbelsはドイツの現代音楽家。13曲目と25曲目前半以外は彼の作曲。ライヴ録音で、ジャケットの中の写真を見ると劇か何かなのでしょうか。歌やヴォイスが出てくるところもありますが、パーカッシヴかつ、民族音楽色が濃厚で、リードをとる楽器のフレーズが、ハードなジャズ色を見せる曲もあり、カントリーミュージックもあり、ヴォイスがラップのように響く部分も。現代音楽よりはいろいろな音楽との折衷音楽です。

2007/12/11

寒さとの戦い(笑)

灯油代や電気料もアップするということで、この冬は、家族そろって暖房はなるべく少なく利用していて、仕事部屋でも朝に部屋を暖めたあとは、なるべく余熱を利用して、暖房を使わないようにしています。とは言うものの、関東地方の沿岸部だからこんなことを言っていられるのであって、北海道や東北地方では、通用しない方法ではありますね(笑)。最高気温はまだ十数度ありますからね。

もちろん、いつもよりは靴下や着るものなど、厚めのものを家の中では着ていますが、その節約でも月に数千円程度かな、と思います。風邪をひいては元も子もないのですが、寒さに強くなると、風邪にかかりにくくなるとも聞いています。

問題なのが、仕事部屋にオーディオもあるということで、CDのアップの毎日更新が途切れがちになってしまう、ということもあるのかもしれません。まあ、これは寒いから更新が途切れてきたのではなく、7月あたりから徐々に更新がのびてきたせいではありますが。でも、寒い部屋には、なるべくいないようにしていますよ。ただ、仕事部屋にはサーバーやコピー機、照明などの電気機器が多く、厳寒でなければ余熱で少し暖かいです。

家族の部屋の居間で、床に電気カーペットが敷いてあります。これがなかなかいいんだなあ。晩御飯を食べた後などに、そこに横になってぬくぬくとしてしまいますが、ちょっと寒い思いをしているので、けっこう幸せ感があります。ECM New Seriesがとりあえず2枚到着。これをいつ聴くべきか。

2007/12/10

ソウル・アイズ/沖至スペシャルグループ

Itarusoul
このアルバム、限定330枚とのことで、シリアルナンバーが入っていて、自分のは96番でした。最近、沖至のバンドに藤井郷子田村夏樹が加わっていることが多いのですが、そのメンバー買いです。過去のアルバムの例からいって、ドシャメシャのフリージャズが多いと思っていたのだけれど、ここでは半分ぐらいは4ビートだったり、ボッサだったりと、意外にオーソドックスなサウンドが多かったです。新宿ピットインでのライヴなので、お客さんの層に合わせたのかな、とも思えるし、もともとこういうサウンドを得意とするメンバーが加わったのかな、という気もします。他のアルバムと比べてみて、内容的には変化に富んでいて異色かもしれません。やっぱり聴く人を選ぶアルバムだろうとは思いますが。


ソウル・アイズ/沖至(Tp、Flh、etc)スペシャルグループ(筆不精企画)
Soul Eyes/Itaru Oki(Tp, Flh, etc) Special Group(筆不精企画) - Recorded November 26, 2005. Natsuki Tamura(Tp, etc), Keizo Nobori(Ts, etc), Keisuke Ota(Vln, Voice), Satoko Fujii(P), Yasuhiko Tachibana(B), Shota Koyama(Ds) - 1. In Out 2. The LIne Of The Heart 3. Soul Eyes 4. To Live

沖至の作曲が1、4曲目、藤井郷子作が2曲目、マル・ウォルドロン作が3曲目。限定330枚の販売。フリー色もありますがオーソドックスな場面も多いです。静かにはじまって、フリーな感じで徐々に盛り上がって行ったと思ったら、前半の比較的早いところからオーソドックスなミディアムの4ビートの場面になって、そのまま突き進んでいく22分もの1曲目、漂うようなテーマが現代音楽とフリージャズのテクスチャーを持っているような、フリー・ジャズ度がけっこうたかくて鋭いソロの応酬のある12分台の2曲目、ジャズメン・オリジナルで、しっとりとしたバラードからボッサに進んでいく、このグループにしては聴きやすいサウンドを持つ12分台の3曲目、アフリカ的というか、国籍不明のエスニックな香りとビートの漂う17分台の4曲目。(07年11月25日発売)

2007/12/09

I'm Still Here/キヨシ・キタガワ・トリオ

Kiyoshiim
澤野工房で発売されているCDは、聴きやすくてメロディアスなタイプのものが多いのだけれど、北川潔のアルバムに関しては、けっこう硬派なんではないかな、と思います。全曲オリジナルだし、メンバーがダニー・グリセット(日本ではまだあまり有名ではないですが、いいピアニストですよ)と、あのブライアン・ブレイドですからね。盛り上がる曲もあれば静かな曲もあって、しかも渋いながらも3人の聴きどころが多いので、今のへヴィー・ローテーションになっています。反面、スタンダードなどの曲が好きな人や、メロディを歌わせるのが好きな人は、ちょっと向いてないのかな、とは思います。私はけっこう気に入りました。


I'm Still Here/キヨシ・キタガワ(B)・トリオ(澤野工房)
I'm Still Here/Kiyoshi Kitagawa(B) Trio(Atelier Sawano AS071) - Recorded February 6 and 7, 2007. Danny Grisett(P), Brian Blade(Ds) - 1. KG 2. Short Story 3. Ciao, Ciao 4. Another Prayer 5. Tomorrow 6. Innocent Mistake 7. I'm Still Here

ピアノが若手に入れ替わってのレーベル3作目。全曲北川潔作曲。レーベル・カラーと違って、黒くて渋く、深い世界を聴かます。リズム的にもメロディ的にも複雑なテーマから8分の6拍子もあったりアップテンポの4ビートもあったりと、スリリングで現代的な1曲目、ミディアム・テンポでの訥々とした語りで進んでいくような、まさに手作りの味わいのあるような2曲目、ラテン的なビートを中心とした、カラッとした感じもあるリズミカルな3曲目、バラードでベースのアルコもピチカートもゆったりとしつつ緊張感もある4曲目、硬派ながら淡く沈んだようなサウンドカラーが興味深い5曲目、斬り込むように畳み掛けていくテーマとアップテンポでモーダルに盛り上がる6曲目、地味で渋いけれどもグループの方向性を表すタイトル曲の7曲目。(07年11月23日発売)

2007/12/08

今年(’07年)のジャズCD私的ベスト3

毎年今頃になると聴いた中での私的ベスト3を決めるのですが、今年のジャズCDではかなり予想通りというか、平凡(?)なものになってしまいました。

1.「聖地への旅/マイケル・ブレッカー」(EmArcy)

2.「ディス・ミーツ・ザット/ジョン・スコフィールド」(Verve)

3.「クァルテット/パット・メセニー/ブラッド・メルドー」(Nonesuch)

次点として「マイグレーション/アントニオ・サンチェス」(Cam Jazz)、「タイム・コントロール/上原ひろみ」(Telarc Jazz)あたりがインパクトがありました。上原ひろみは過去に何回かベスト3に登場しているのと、上位3作品が先に埋まってしまったので、という結果です。

また、チック・コリアの12月19日に出るBOXセットが気になるところですが、バラ売りとの兼ね合いで、ちょっと販売方法に問題あり、ということと、限定盤で値段も高く買いづらいということで、それを待たずの発表です。

来年も良いアルバムに出会えるといいな、と思います。

(追記)12月6日の時点で、日記として書いていた「インプレッションズ」を休止し、以後、日記に相当するものはこちらのブログでかいていくことになりますので、よろしくお願いします。

2007/12/05

原稿料をばらしちゃおう(笑)

本業の仕事方面の話になりますが、’00年から’04年まで、もう出版社はつぶれてしまったけれども、コンピュータ関係の雑誌に800-1000字ほどのコラムを計19回、書いたことがあります。私も文章を書くことは素人ながらあまり抵抗はなかったので、税務の話その他を依頼があるたびに決められたテーマで書いてました。ただ、条件があって、レイアウトに合わせて意味が変わらない程度に字数調整をしますとのこと。プロなら蹴っ飛ばすような条件かもしれませんが、私は、いいよ、とそのまま返事しました。当初、1回で終わるか、長くなるかは臨機応変に、ということだったですけど、結果的に長くなって良かったです。他の人で1回きりの登場の人もいましたし。

出版業界では原稿料の話はタブーだと聞いています。ただ、私はその後の依頼は何回かあったですけど断っていますし、もう原稿依頼があっても書かないだろうと思うので、当時の原稿料、ばらしちゃいます(笑)。何と源泉税抜き消費税込みで1回、15,000円だったんですね。これが年間3-6回ほど不定期にあったので、けっこういい小遣い稼ぎになりました。私は事業所得の確定申告なので、無論原稿料も申告していますよ(笑)。

ジャズ批評に、読者投稿扱いだったけれども実質依頼原稿があったときは、雑誌1冊が報酬でした。私のところが誤植だらけで、その掲載によって結局ジャズ批評とは購読も縁を切ることになるわけですけれども、ジャズ批評にとどまらず、ジャズ系統は原稿料が一部を除いて安い(いくらとは書けないですけれどもね)という噂は聞いたことがあります。

また、ライナーを依頼してきた酔狂なレコード会社も何回かありました。こちらは自分ののいつも書き散らしている文章と違うし、実力がないということで丁重にお断りしましたけど。本業の仕事方面で、輸入レコード会社とお付き合いがあったときもそういう話は出ましたが、やっぱり同様です。このときはジャズのホームページが縁で、本業のお仕事をさせてもらった珍しいご縁でした。趣味は持っておくものだな、と思いましたよ。

偶然とはいえ、出会った原稿料が出版業界内では良かったらしい、ということで、過去に何回か仕事が出来て良かったな、と思っています。本業の仕事方面だったので不安はなかったですしね。ただ、本当は原稿料が良いか悪いかではなくて、やりたかった仕事かどうか、という要素も大きかったと思います。というわけで、今はそっち方面もおとなしくしていますけど(笑)。

2007/12/04

ディアボリック・インベンション・アンド・セダクション・フォー・ソロ・ギター/アル・ディメオラ

Aldidiss
アル・ディメオラがアストル・ピアソラ集をまた出しました。アルバムの中に数曲入っていたこともあったような気がしましたけど、今回は全曲、しかも、打ち込みを使っているとはいえ、ソロ・ギターでのアルバムです。このあたり、ジャズ色はないので好き嫌いは分かれるだろうなあ、と思いつつ。時に激情を交えつつの、哀愁の非常に強いメロディと、比較的テンポの速い曲でのディメオラのギターの鮮やかさがいいなあ、なんて個人的には思ってしまうんですが。かなりシンプルな演奏ではありますが、その情感は深いものがあるような気がします。こういう世界もあり、ですよね。


ディアボリック・インベンション・アンド・セダクション・フォー・ソロ・ギター/アル・ディメオラ(G)(Inakustik)
Diabolic Inventions And Seducttion For Solo Guitar/Al Di Meola(G)(Inakustik) - Recorded January 2006. - Music Of Astor Piazzolla: 1. Campero 2. Poema Valseado 3. Tangata Del Alba 4. Adios Nonino 5. Tema De Maria 6. Milonga Del Angel 7. Romantico 8. Milonga Carrieguera

全曲アストル・ピアソラの曲で、それをアコースティックのソロ・ギターで演奏しているアルバム。ただし、打ち込みのパーカッションというか、パルス的にメリハリをつけている曲が多いです。彼のピアソラを取り上げたアルバムも、もう何枚目かになるので、そののめりこみはハンパではなく、ピアソラの哀愁的世界にどっぷりとはまりこみ、しかも哀愁のメロディだけではなくて、時に速弾きでバリバリとやりつつ、彼独自の世界をつくりつつあります。ただし、ピアソラの世界なので、いわゆるジャズ度という点では、なし、ということになります。演奏にインプロヴィゼーションが入っているのかどうかは分かりません。作曲者と演奏者の相性は極めて良く、さすがに印象に残る良い曲に、シャープで時に味わいのある良い演奏になってます。(07年11月7日発売)

2007/12/03

Little Tiny/矢野沙織

Saorilittle
矢野沙織の7作目のアルバムとのことで、ベテラン勢を相手に、堂々とした演奏を繰り広げています。若い年齢にしては、実力もかなりのものなんじゃないでしょうか。このアルバムも結局何回も聴いてしまいました。ラストに’55年録音の当時17歳の美空ひばりのジャズ・ヴォーカルを抜き出し、それと多重録音するという試みがありました。矢野沙織も天才と言えば天才だけれど、美空ひばりはさらに天才中の天才かな、と思ってみたり。それほどにラストの曲はインパクトがありましたよ。まあ、ラストの曲は別にしても、これはおススメ盤だな、というのは、彼女の演奏をお聴きになれば、分かると思います。


Little Tiny/矢野沙織(As)(Savoy)
Little Tiny/Saori Yano(As)(Savoy) - Recorded September 26 and 27, 2007.(Tracks 1-9), January 5, 1955, September 14 and Ocrtober 3, 2007. (Track 10), Doctor Lonnie Smith(Org), Peter Bernstein(G), Lewis Nash(Ds), 美空ひばり(Vo on 10), 金子雄太(Org on 10), 細野よしひこ(G on 10), 小松伸之(Ds on 10) - 1. My Baby Shat Me Down 2. Split Kick 3. (They Long To Be) Close To You 4. She Rote 5. Velvet Easter 6. Boplicity 7. Pardon Lucy 8. KC Blues 9. Danny Boy 10. Take The "A" Train

矢野沙織作は1、7曲目の2曲。自作曲も他の曲と区別がつかないくらいジャズ&ボッサしてます。ベテラン達のオルガン・トリオとのアーシーなジャズを、彼女流にややスマートに展開している感じ。スピーディにアドリブしまくる1曲目と落ち着いたボッサの7曲目、テーマのジャズロックとアドリブの4ビートが絡み合うホレス・シルバー作の2曲目、甘いバカラック作のバラードを朗々と吹く3曲目、スピーディーなお得意チャーリー・パーカー作の4曲目(8曲目のブルースも彼の作品)、ボッサで渋い荒井由美作品の5曲目など、どの曲もけっこういいです。9曲目の「ダニー・ボーイ」も印象的。それよりもラストの曲の、美空ひばりが17歳の時の「A列車で行こう」との多重録音で、当時のひばりのヴォーカルが、何とも言えずやっぱりスゴい。(11月21日発売)

2007/12/02

ある日曜日の一日

本当は朝6時過ぎに目が覚めたのだけれども、さらに寝なおし、8時半起き。昨日、家族は子供の授業参観やら、学校の行事やらで忙しかったせいか、それでも私が最初(私の母親以外で)に起きる。長男などは平日が6時前に起きて学校へ行く上に寝るのが遅いので、休日はお昼まで寝るのが日課のよう。

音楽を聴いてガチャガチャやっていると、私も昨日は土曜の仕事だったので、また眠くなり、お昼頃にゴロッと横になって再び1時間ほど昼寝。こういう日は、朝食が遅くて夕食が早い、変則的な食事時間になってしまいます。

その後、CDを2枚聴いて、ブログやホームページへのアップ、仕込みなど。マンハッタン・ジャズ・オーケストラと矢野沙織の新譜。どちらも良かったなあ。以前は土日で朝から晩までCDを7枚は聴いて、平日分の仕込みまでやっていたのですが、最近はそこまで無理をしなくなってしまいました。まあ、毎日更新でなくてもいいや、ってことで。

最近は夜中のCD聴きやアップの作業はしなくなりました。軽く本を読んだり、テレビを観たり、楽しむためにかけっぱなしで音楽を流していたり。先日、60歳前の同業者の人が亡くなったので、自分の人生の残り時間、ということを考えてしまいます。ですので、’99年から続けていたホームページの手直し作業も、まったく欠けているわけではないので、またWebのものなので、ずっと未完成でもいいかな、と思ってみたり。

それよりも本業のことや、子供が巣立つまであと10年以上かかることなどが、最近気になることでもあります。ジャズやその他いくつかの趣味は、趣味であるがゆえに、若いうちに突っ走ってきた頃はいいけれど、少しずつ歳を取ってくると、以前書いたようにマイペースでもいいのかな、という感じになってきます。昔と違って最近Web上は雑音が多いのが何となく気がかりですが、それも、時代の流れかな、と思ってみたり。そうして月曜日のこともあるので、12時前には眠りにつく、そんな感じですね。

イン・サ・ムード~プレイズ・グレン・ミラー/マンハッタン・ジャズ・オーケストラ

Mjointhe
マンハッタン・ジャズ・オーケストラの新作はレーベルを移しての、グレン・ミラー集です。私も一時期、スウィング・ジャズの時代のビッグバンドのCDを集めていた時代があって、グレン・ミラーの曲もけっこう聴きました。なので、そのアレンジは定番になってしまっていて、それ以外のアレンジは考えつかないか、それ以上のものは出来ないんじゃないかと思っていました。でも、デヴィッド・マシューズ氏、やってくれました、という感じで、まったく新しい現代的なサウンドとしてよみがえらせてくれました。そういう意味ではなかなか面白いアルバムなのではないでしょうか。もう何回も聴いています。


イン・サ・ムード~プレイズ・グレン・ミラー/マンハッタン・ジャズ・オーケストラ(Birds)
In The Mood - Plays Glenn Miller/Manhattan Jazz Orchestra(Birds) - Recorded July 13 and 14, 2007. David Matthews(P, Cond), Walter White(Tp), Dave Stahl(Tp), Craig Johnson(Tp), Lew Soloff(Tp), Birch Johnson(Tb), John Fedchock(Tb on 3, 6, 8), Mike Boschen(Tb on 1-2, 4-5, 7), Larry Farrell(Tb), Dave Taylor(Btb), John Clark(French Horn), Vincent Chancy(French Horn), Tony Price(Tuba), Chris Hunter(As, Fl), Andy Snitzer(Ss, Ts), Scott Robinson(Bcl, Bs), Chip Jackson(B), Terry Silverlight(Ds) - 1. String Of Pearls 2. Tuxedo Junction 3. In The Mood 4. Song Of The Volga Boatman 5. Polka Dots And Moonbeams 6. American Patrol 7. Little Brown Jug 8. Chattanooga Choo Choo

オリジナルはなく、全曲グレン・ミラー楽団ゆかりのナンバー。もうお定まりのバンドアレンジが頭の中にしみこんでいる曲たちを、現代的で独創的かつ斬新な、しかも凝っているMJOアレンジで聴かせてくれます。フレンチ・ホルンやチューバを加えた、ちょっと重心が重めでやわらかいサウンドを、緻密に作りこんだアレンジに包まれつつ、時にダイナミックに、時に分かりやすく提示してくれます。曲はそれぞれがけっこう有名なのであまり説明する必要がないでしょう。ノリが良い曲が多いですけれど、3曲目テーマ部や7曲目はファンクビートだったり、5曲目は味わい深いダイナミックレンジの広いバラードだったりして、曲ごとに原曲の個性を考えつつさらに個性を持たせています。もちろん個々のメンバーのソロも聴きごたえあり。(07年11月28日発売)

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