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2007/11/29

積み上がる古いジャズ雑誌

今日は、書類関係の片づけをやっていましたが、同じ部屋にスウィングジャーナルの’86年1月号から、JAZZ LIFE(これは過去処分歴あり)’99年1月号から、そしてジャズ批評はもう(’07年1月号の135号までで)買うのを止めてますが、昭和57年の43号からあります。スウィングジャーナルやJAZZ LIFEは10年前のホームページ立ち上げ時期に、ミュージシャン特集の、手持ちでない参加アルバムのリストアップに役立ったのですが、ここ数年は昔の雑誌は置いてあるだけで見てもいません。JAZZ LIFEと、特にスウィングジャーナルをまとめて処分してしまおうかな、と思っています。CDの置く場所の確保のためでもあります。場所を取るわけですよね(笑)。

考えてみたら昔から隅から隅まで雑誌を読むタイプではなく、必要なところと、新譜の発売の拾い出しをしたらあとは積んでおくか本棚に入れてしまうということが多かったでした。最近になっても、やっぱり読むところは、ほとんどありません。購入する新譜のピックアップに使う程度です。

もうホームページで新しいミュージシャン特集を作る予定もないし、そのために参加アルバムを昔の雑誌からさかのぼってピックアップしていくということもないでしょうね。それにこれほどまで輸入盤全盛の時代になるとは予想していませんでしたし。

処分する範囲を決めて、まとめて自動車か何かで取りに来れる方に無料で差し上げる、という方法も考えていないでもありませんけど、それはもう少し時間をいただいて。宅配便で送るとなるとかなりの費用になりそうですからね。

2007/11/27

Currents/Wolfert Brederode Quartet

2004
ECMレーベル新譜聴き3日目でいちおうひと区切り。このアルバムも、サックスではなくてクラリネットながらも、まあ、普通のクァルテットの編成。それがマンフレート・アイヒャーの手にかかってしまうと、温度感の低い、沈み込んだ感じの、脱4ビートのECMサウンドのジャズとして録音されてしまうという、典型的な例ですね。ヨーロッパではこういうサウンドが一般ウケしているらしくて、マヌ・カッチェのECMのアルバムもポップチャートまで賑わせている国もあるというから、やっぱり日本のジャズを取り巻く環境と違うんだな、と思います。日本でこういうレーベルがあったら、続かないだろうなあ、と思いつつ。深さを感じさせます。


Currents/Wolfert Brederode(P) Quartet(ECM 2004)(輸入盤) - Recorded June 2006. Claudio Puntin(Cl), Mats Eilertsen(B), Samuel Rohrer(Ds) - 1. Common Fields 2. Empty Room 3. As You July Me 4. High & Low 5. With Them 6. Frost Flower 7. Scarabee 8. Desiderata 9. Soil 10. Ebb 11. Barcelona

(07/11/27)3曲目がスザンヌ・アビュールとの共作の他は、全曲Wolfert Brederodeの作曲。比較的オーソドックスなクァルテットの編成ですけれども、4ビートが出てこずに、温度感は低めで、流れるように進んでいくところなど、現代欧州ジャズのある面を切り取ったようなサウンド。あくまでも沈んでいくような指向性のクァルテットは、まさにマンフレート・アイヒャーの哲学に沿った演奏とも言えます。5-6分の比較的短めの演奏が多い中、1曲目は8分あって、まるでピアノの連続するアルペジオがミニマル的な要素も持っているような感じ。それでいて、冷ややかに(広義の)ジャズしています。7-8曲目はメロディアスでやや盛り上がりもある曲。海の底にいるようなサウンドの曲も。沈潜の美がありますが、聴く人を選ぶかも。

2007/11/26

Book Of Velocities/Jon Balke

2010
ECMレーベル新譜聴き2日目。ヨン・バルケは、どちらかと言うと大編成での録音が記憶にあるのですが、ここではソロ・ピアノでの録音。ポール・ブレイの「オープン・トゥ・ラヴ」のような非常に空間的な曲もあれば、けっこう密度の濃い曲もあったりして、変化に富んでいますが、それでもECMという基盤は崩れていないのは見事。ジャズではないと言えば言えるサウンドでしょうけれど、インプロヴィゼーションが根底にあるとなると、やっぱりこれもジャズだ、ということになるのでしょうね。リラックスして聴くタイプの音楽ではないけれど、私はこういう音楽もいいと思います。冷たい感触がいい感じ。


Book Of Velocities/Jon Balke(P)(ECM 2010)(輸入盤) - Recorded September 2006. - Chapter 1: 1. Giada 2. Scintilla 3. Spread 4. Castello 5. Resilience Chapter 2: 6. Single Line 7. Nyl 8. Double Line Chapter 3: 9. Obsidian 10. Sunday Shapes 11. Gum Bounce 12. Finger Bass 13. Contrivance Chapter 4: 14. Drape Hanger 15. Septima Llegada 16. Reel Set 17. Scrim Stand Epilogue: 18. Sonance 19. Nefriit

(07/11/25)全曲Jon Balkeの作曲か、その場でのインプロヴィゼーション。ピアノの鍵盤の音以外の特殊奏法も交えて、無音に近い間の空いた単音の持続の曲から、もう少し張りつめた冷たい感触のあるピアノのフレーズの曲、クラシック的で豊穣なピアノのサウンドの曲、ECM的な緊張感のあるフリーの要素もある曲など、さまざまな世界を全19曲、限られた時間の中で表現しています。多少聴く方に緊張を強いるものの、変化に富んでいて、飽きさせません。ただし、現代音楽とジャズの中間に位置するような感じで、聴き流せるサウンドではないようですし、色彩感も濃淡はありながらも寒色系で統一されているのも、このレーベルらしいところ。有機的、無機的な音のつながりの調和と意外性も楽しもうと思えば楽しめますけど。

2007/11/25

Sideways/Jacob Young

1997
ECMレーベル新譜聴き1日目。ヤコブ・ヤングはECMでは2枚目のリーダー作。もっとジャズっぽいギターでも良いんではないかなとも思うのですが、何たってラルフ・タウナーを輩出したレーベルですから、そこは脱ジャズギターの脱4ビートでせまってきます。こういうサウンドも悪くはないなあ、と思いつつ、編成はピアノレスながら標準的なクインテットなのに、ECMっぽいサウンドになってしまうのは、やっぱりプロデューサーのマンフレート・アイヒャーの仕事だからなんでしょうね。ちょっと硬派な場面もありますがヒーリング系統にも近いサウンドを持っていて、聴いていて気分が落ち着きます。


Sideways/Jacob Young(G)(ECM 1997)(輸入盤) - Recorded May 2006. Mathias Eick(Tp), Vidar Johansen(Bcl, Ts), Mats Eilertsen(B), Jon Christensen(Ds) - 1. Sideways 2. Time Rebel 3. Slow Bo-Bo 4. Near South End 5. Out Of Night 6. Hanna's Lament 7. St. Ella 8. Maybe We Can 9. Wide Asleep 10. Gazing At Stars

(07/11/25)全曲Jacob Youngの作曲。アコースティック・ギターを多く使用。ギターがあまり前面に出ることなく、温度感が比較的低めで、たゆたうように進んでいく割とゆったりした曲が多い。変拍子の曲もあって、例えば1曲目のタイトル曲は8分の7拍子。あまりリズムがはっきりしないので、個々には分析していませんけれど、7曲目のテンポがない(ビートが自由な)曲も。ただ、その管楽器とギターの絡みで進んでいくテーマのメロディの流れは自然です。柔らかだけれどもフレーズは現代ギターの流れをくんでいる感じで、スムーズに自然なフレーズを出していきます。4ビートもないし伴奏も多いし、ジャズギターと言うにはジャズイディオムもほとんどないけれど、落ち着いていて、ナチュラルな雰囲気もけっこういいんではないかな。

2007/11/24

ジャズはほとんど演ってなかったけれど

中学1年のときにギターを買ってもらって、その後エレキベースを買ってから、28歳の頃まで、およそ15年間、フォークから入って、ニューミュージックを中心に、ロック、フュージョンなどを、主にベーシストとしてアマチュアバンドを組んでいました。その間、高校受験で数ヶ月、大学受験で1年、就職してから1年ほどブランクがありますが。

4ビートのジャズも少し経験してますけど、あまり演奏したことはありません。ただ、4ビートの場面以外でも、自由度が高く、音を組み上げていくのにアドリブの要素も多かったです。それが今音楽を聴くのに役立っているというか。

私は専門的な音楽教育は受けたことはないですが、ノリやグルーヴ感などはバンドでたっぷり経験させてもらいました。ジャズを聴くのに演奏できるかどうかがどう影響するのかは、分かりません。でも自分のギターやベース経験が役に経っていることは間違いないようです。やっぱりエレクトリック・ベースに目が行きますね。

変拍子が好きなのも、やっぱり影響でしょうかね。それも5拍子程度ではなくて、8分音符や16分音符のハンパな拍子も好きですし。ただ、自分ではそれが何拍子か分からない場面もしばしば。それでも、何だかアフタービートではノリにくい、などとその場面でトンチンカンなことを言わないだけいいかな、と思っています。

演奏をやっていたせいか、聴いていて体は自然に動きますね。頭で聴く部分、体で聴く部分、それぞれあっていいのではないでしょうかね。音楽はやっていて悪いことはないので、ピアノを長男に5年間(途中で挫折しましたが)、次男は継続中で6年目(それぞれバイエルは終わってブルグミュラーの途中)です。親のジャズCDという財産を引き継いでくれるかどうか分かりませんけど、好きな音楽に対する目利きはある程度あるようです。

2007/11/23

スキャナーの買い替え、ソフトの購入

このところのハードな使用に耐えかねたのか、壊れそうで壊れなくてだましだまし使っていたスキャナーのCanoScan FB636Uが完全に壊れてしまいました。8年前の製品だし、今月に入ってから2千回はスキャンしていたので、当たり前と言えば、当たり前か(笑)。電器店のポイントがたまっていたので、CanoScan LiDE90というのを、9,980円相当のポイントで朝一番でゲット、すぐに帰って使用開始しました。まあ、Web用途ではこのくらいので十分。

前のスキャナーを買ってから8年。進歩はありました。以前はスキャンする対象物の大きさを入力しなければならなかったのですが、それを自動で判断してくれます。この機能は助かります。でも、白の余白が多いものをスキャンすると、時々判断を間違えたりしますが。

そして、ソフトは中学でコンピュータ部に入っている長男用。マイクロソフトのVisual Studio 2005 のアカデミックパックを通販で注文しました。これはコンピュータのプログラム用ソフト。Visual Basic 2005はダウンロードだと無料なので、数日前にそれをしてやったら、学校のと違うので、使い勝手が悪いですと(笑)。英語版で2008がやはり数日前に出ているので、それを待ったら、とも思ったのですが、そもそも中学でコンピュータ部に入る奴は、小学校からやっているもの。長男は超初心者のキーボード入力からだったので、少なくとも何か早めに協力してやらなければね。

ブログ改修終了

本日、ブログの改修が終了しました。どこが変わっているの?と思われた方、デザインは変わってませんので、念のため。しかし、エントリーが1,200枚ぐらいあるとけっこう集中作業で大変でした。またアップの作業を復活させたいと思いますが、今日はちょっと疲れて無理です、すいません。

2007/11/21

ブログ改修中

現在ここのブログを密かに(全然密かになっていませんが(笑))改修中です。だいたい全体の3分の2工程まできています。アルバムの更新は今しばらくお待ちください。

2007/11/19

スキャナーが壊れたかも

’99年頃だったかな、キャノンのCanoScan FB636Uという、当時としては薄型で安い価格のスキャナーを購入したのですが、それがとうとう寿命を迎えてしまったようです。買ったときは何年もほとんど使わなかったのに、最近ここ数週間で、内緒の使用(ほとんどバレていますが)で千数百回もの使用をしていて、やっぱり薄型の家庭用スキャナーでは無理があったかな、という感じです。

先日、家の電灯(蛍光灯)のインバーターがいかれてしまったので、やはり十数年ぶりに買い替えをしたのですが、明るくなって、ひもがリモコンになったり、明るさの微調節が出来たりと、けっこうな進歩でした。標準的な使用しかしないとはいえ、スキャナーも読み取りがもっときれいになったり、など、精度は上がっているんではないかなと思わせます。でも安いものでも急に壊れてしまうと、お金がそう急にわいて出てくるものではないので、やっぱり困ってしまいますね(笑)。特に、使ったり使わなかったりが激しいものについては。

まあ、温度や湿度の加減で直ることがあるかもしれないし、しばらく様子を見てみることにします。水面下でブログの改修工事をやっていて、それが延期になるのはちょっとクヤしいですけれども(笑)。

2007/11/18

Grace Under Pressure/John Scofield

Johngrace
ビル・フリゼール共演・参加作の手直し聴き終了。ただし、彼のリーダー作の手直しが必要なアルバムが9枚ほど残っています。ここでのジョン・スコフィールドとの共演は3回目(だったかな?)になるんですけど、やっぱり相性はいいし、インパクトも強いですね。これぞオーソドックスなジャズ・イディオムにとらわれずにどこまで独自のジャズが出来るかというところに、肩肘張らずにチャレンジしているようで、そのサウンドが心地よいです。2人ともかなり強烈な個性の持ち主ゆえ、ブラインドなんて考えなくてもどちらのギターの音かが分かるところもいいです。ただ、ジョン・スコのリーダー作としては、ホーンの味付け的使用はいつもながらにしても、ちょっとサウンドは異色かな、とも思えます。


Grace Under Pressure/John Scofield(G)(Blue Note) - Recorded December 1991. Bill Frisell(G), Charlie Haden(B), Joey Baron(Ds), Randy Brecker(Flh), John Clark(French Horn), Jim Pugh(Tb) - 1. You Bet 2. Grace Under Pressure 3. Honest I Do 4. Scenes From A Marriage 5. Twang 6. Pat Me 7. Pretty Out 8. Bill Me 9. Same Axe 10. Unique New York

全曲ジョン・スコフィールド作曲。ギター2人は、マーク・ジョンソンのベース・ディザイアーズ時代から共演歴があり、一部自由奔放になりつつ、2人の個性がうまく混ざっています。特にベースのせいか、よりジャズっぽい。明るい奔放なギターミュージック・ジャズを聴かせる1曲目、アップテンポのやんわりメカニカルといった感じのタイトル曲の2曲目、ゆったり牧歌的な3曲目、アップテンポから自在にテンポが変わる4曲目、南部的なラフなサウンドの5曲目、一転、ボッサ・タッチの6曲目、ハードで自由なタッチで攻めていく7曲目、ややスローでリラックスしたサウンドの8曲目、フリー的に纏め上げた感じの9曲目、ゆったりバラードで締めくくる10曲目。ランディ・ブレッカーは3、5-6、8、10曲目に参加。ホーンは味付け的に使用。

2007/11/17

Dialogues/Jim Hall

Jimdia
また元に戻ってビル・フリゼール共演・参加作手直し聴き。ここでは今度はマイク・スターンが、別の曲でジム・ホールと演奏ということになるのだけれど、出てきてます。今回のフリゼールの共演・参加作品で取り上げたものは、全面参加や半分以上の曲で参加というものが多く、ここのように数曲参加ということが少ないですね。もっとも取り上げなかったアルバムの方には比較的そういうのもありますけれども。数曲だけ参加といえども、やっぱり最初から最後まで聴かないと、全体の印象が違うかもしれないので、いちおうは聴きます。ただ、今回のように参加曲だけを主にコメントする、というのは負担は軽いかもしれません。


Dialogues/Jim Hall(G)(Telarc Jazz) - Recorded February 3, 4 & 25, 1995. (1、2曲目の参加者) Bill Frisell(G), Scott Colley(B), Andy Watson(Ds), (7、9曲目の参加者) Mike Stern(G), Scott Colley(B), Andy Watson(Ds) - 1. Frisell Frazzle 2. Simple Things 3. Calypso Joe 4. Bon Ami 5. Dream Steps 6. Snowbound 7. Stern Stuff 8. Dialogue 9. Uncle Ed 10. Skylark

10曲目のスタンダードを除きジム・ホールの作曲。ビル・フリゼールは1、2曲目に、マイク・スターンは7、9曲目にゲスト参加。他のゲストは、ジョー・ロバーノ、トム・ハレル、ギル・ゴールドスタインと、豪華です。リズム隊がきわめて控えめなので、2人のそれぞれ独特な、しかもリラックスしたギターを聴く事ができます。ウネウネとしたテーマから、はっきりとした8ビートでややブルージーな感じもある、フリゼールの個性を生かした曲調の1曲目、淡くあや織り的に8分の6拍子で、しかもやや硬派なフレーズで進んでいく2曲目、アップテンポの4ビートでメカニカルなスターンのフレーズも心地よい7曲目、ホールが生ギターで、しかもブルース的なフィーリングの9曲目。その他のゲスト の参加曲も要注目です。ややマニアックかも。

2007/11/16

Fictionary/Lyle Mays

Lylefiction
ライル・メイズのリーダー作手直し聴き3日目。今日で一段落で、またビル・フリゼールの方に戻ろうかと思ってます。というよりはこちらの方が寄り道だったのかも。メイズ作品、ピアノ・トリオでもこれ1枚だけ出ています。メンバーは最強ともいえるトリオですが、いわゆるバップ・イディオムでもなく、4ビートもほとんどないピアノ・トリオ。それでもさすがにライル・メイズは個性と存在感がありますね。美しく研ぎ澄まされたフレーズがけっこう出てきます。今回はアコースティック・ピアノだけしか使っていないけれど、これだけ彼の世界を見せてくれたら満足です。その後、シンセサイザー中心のソロ・アルバムを1枚だけ出しています。また新作を出さないかな。


Fictionary/Lyle Mays(P)(Geffen) - Recorded April 23, 1992. Marc Johnson(B), Jack DeJonette(Ds) - 1. Bill Evans 2. Fictionary 3. Sienna 4. Lincoln Reviews His Notes 5. Hard Eights 6. Something Left Unsaid 7. Trio#1 8. Where Are You From Today 9. Falling Grace 10. Trio#2 11. On The Other Hand

7、9-10曲目以外はライル・メイズ の作曲。4ビート・ジャズの洗礼をほとんど受けていないピアニストですが、トリオの演奏でも独自の感性で、きれいなピアノを聴かせます。7、10曲目のフリー・インプロヴィゼーション「トリオ#1」「同#2」のうち#1は、サウンド・チェック用にテープを回していたのをそのままCDに採用したとの事。スゴい。4ビートでない、自由度の高い曲が多いですが、彼の個性で端正に聴かせてしまっている感じ。1曲目はビル・エヴァンスに捧げられていますが、メイズの繊細さ以外は共通項はなさそう。2曲目のタイトル曲は元気な曲で、メロディアスで速いパッセージが魅力。5曲目はラテン的な16ビート。スティーヴ・スワロウ作のアップテンポの9曲目。11曲目は美しいソロでクラシカルな雰囲気強し。

2007/11/15

Street Dreams/Lyle Mays

Lylestreet
ライル・メイズのリーダー作手直し聴き2日目。4枚彼はリーダー作を出しているけれど、ここではリズム・セクションをいろいろ替えたり、ホーンセクションを使ったり、ラストではチェンバー・オーケストラ(ストリングス・セクション)も加えたりと、彼のリーダー作ではこの2枚目がいちばん豪華なんではないでしょうか。そのラストの20分台の大作は、クラシック、ジャズ、エスニック、さまざまな要素を垣間見せながら、変化して行き、ひとつの壮大なドラマを観ているような感じです。まあ、これだけではなくて、他の小品の曲もいいんですけれども。ただ、彼らしさ、という点では1枚目の方が大きかったかな、という気もしていますが。


Street Dreams/Lyle Mays(P, Key)(Geffen) - Released 1988. Bill Frisell(G), Marc Johnson(B), Steve Rodby(B), Peter Erskine(Ds), Steve Gadd(Ds), Steve Jordan(Ds), Vicki Randle(Vocorder, Per Voice), Glen Velez(Per), Emilia Barros(Spoken Words), Bob Mintzer(Ts, Fl), Bob Malach(Ts, Fl), Bob Millikan(Tp), Laurie Frink(Tp), Randy Brecker(Tp), Dave Bargeron(Tb), Keith O'Quinn(Tb), Chris Seiter(Tb), Dave Taylor(Btb), Chamber Orchestra - 1. Feet First 2. August 3. Chorinho 4. Possible Straight 5. Hangtime 6. Before You Go 7. Newborn 8-11. Street Dreams

ライル・メイズ第2作。ビル・フリゼールは2、5、7-11曲目に、マーク・ジョンソンは2、4-5、8-11曲目に、ランディ・ブレッカーは4曲目に参加。雄大なスケールの曲が多いのは前作と変わりません。ソロではなく曲全体で聴かせるので、シンセサイザーかギターかを聴き分けるのが難しい。ホーンセクションを使って華やかな場面を見せている1曲目、夏なのにゆったりした涼しさを感じてしまうクァルテットの2曲目、ピアノとキーボードでスピーディなソロを展開する3曲目、どっしりしたビートにホーンのジャズ的厚みが加わる4曲目、綾織淡色系のサウンドが心地よい5曲目、渋めのフュージョンタッチでせまってくる6曲目、ギターとのデュオの小品での7曲目、20分にもおよぶオーケストラとの共演で壮大な絵巻の8-11曲目。

2007/11/14

Lyle Mays/Lyle Mays

Lylem
ビル・フリゼールの共演・参加作の流れから、ライル・メイズのリーダー作の方に流れてきました。彼のリーダー作の手直し分3枚のうちに2枚にフリゼールが参加しているのですが、メイズのシンセサイザーとフリゼールのギターの音色が似ているためかどうか、ギターが全面的に前に出てくるということがほとんどないんですね。ですので、ギターを楽しむ分には不向きですけど、メイズのサウンドが、パット・メセニー・グループに大きい影響を与えているということが、このアルバムから分かりました。雄大、壮大、かつ静かな部分は繊細とダイナミックレンジが広くて物語性があります。フュージョンという位置づけも、ちょっと違うかなあ、という気もしています。


Lyle Mays(P)(Geffen) - Recorded 1985. Alejandro n. Acuna(Ds), Billy Drewes(As, Ss), Bill Frisell(G), Marc Johnson(B), Nana Vasconcelos(Per) - 1. Highland Aire 2. Teiko 3. Slink 4. Mirror Of The Heart 5. Alaskan Suite: Northern Lights, Invocation, Ascent 6. Close To home

このアルバムで、パット・メセニー・グループのサウンドにライル・メイズの与える影響が大きい事が分かります。全曲ライル・メイズの作曲、編曲での雄大な作品の中を、演奏するメンバーが泳いで、うまく全体に溶け込んでいるといった印象。やっぱり彼らしいピアノで変拍子も多い感じ。爽やかなパット・メセニー・グループ風の出だしから、静けさもロックビートも一部にあったり変幻自在な1曲目、どことなく和風・中国風なサウンドのあるミステリアスな2曲目、壮大さと静けさのあるダイナミックレンジの広い3曲目、淡く切なく美しいソロ・ピアノを聴かせる4曲目、14分台もの組曲形式で、時間の流れを生かした空間的な手法でプログレ的な物語性のある後半盛り上がる5曲目、望郷の念を起こさせるようなゆったりとした6曲目。

2007/11/13

News For Lulu/John Zorn/George Lewis/Bill Frisell

Johnnews
ビル・フリゼール共演・参加作聴き4日目。今回は時系列をバラバラに聴いていってます。ちょっとさかのぼって、フリー・ジャズに強いレーベルからなんですけれども、演奏内容はオーソドックスなブルー・ノート・レーベルの曲集で、選んでいる曲も、ケニー・ドーハム、ハンク・モブレイ、ソニー・クラーク、フレディ・レッドの曲と、けっこう渋い演奏。変則編成のトリオだし、アヴァンギャルドの方向へちょっと走り出すことはあっても、けっこう見事なアンサンブルというか、まとまりです。今となってしまうと、ビル・フリゼールのこういう側面は奥の方に引っ込んでしまったので、貴重といえば貴重かもしれません。


News For Lulu/John Zorn(As)/George Lewis(Tb)/Bill Frisell(G)(Hat Hut) - Recorded August 28 and 30, 1987. - 1. K.D.'s Motion 2. Funk In Deep Freeze 3. Melanie 4. Melody For C. 5. Lotus Blossom 6. Eastern Incident 7. Peckin' Time 8. Blues Blues Blues 9. Blue Minor Take 1 10. This I Dig Of You 11. Venita's Dance 12. News For Lulu 13. Ole 14. Sonny's Clib 15. Hank's Other Tune 16. Blue Minor Take 2 17. Windmill 18. News For Lulu 19. Funk In Deep Freeze 20. Windmill

上記のトリオによる、ブルー・ノートの作品集。といっても、このメンバーの取り合わせとリズムセクションが無い編成なので、かなり異色ですが、現代風ビバップ、といったところでしょうか。ケニー・ドーハム、ハンク・モブレイ、ソニー・クラーク、フレディ・レッドの曲を演奏しています。選曲の趣味が渋いと言うか、マニアックと言うか。編成が特殊ですけど、ジョン・ジョーンにありがちなアヴァンギャルド色が極端に強くは出ていないです。おそらくアドリブ合戦なのだろうけれども、アンサンブルとしてバランスが取れている感じ。テイク違いの同曲も入れて全20曲を73分かけての演奏。曲自体の懐かしさもありますが、変わった編成で聴くオーソドックスなテーマの曲というのも、なかなかオツなものです。しかしフレキシブルなギター。

2007/11/12

Songs We Know/Fred Hersch & Bill Frisell

Fredbill
ビル・フリゼール共演・参加作聴き3日目。今日はちょっと時代を降りてきて’98年リリースのアルバムです。’99年からはアルバムコメントを長めに直してあるので、手直しするのはここが新しいほうになってきます。この時期はまだ大手通販などがほとんどなく、けっこう国内盤も種類が豊富に出回っていた時代。このアルバムもそのひとつです。今なんかNonesuchあたりは、最初から売れそうなものしか国内盤にしないか、輸入盤の様子を見て、ということが多いようです。ここではちょっと変わったメンバーでのデュオですけど、2人の感性が合っていて、割と見事に溶け合っています。今回聴きなおしてみたら意外に変化に曲ごとに富んでいました。


Songs We Know/Fred Hersch(P) & Bill Frisell(G)(Nonesuch) - Released 1998. - 1. It Might As Well Be Spring 2. There Is No Greater Love 3. Someday My Prince Will Come 4. Softly As In A Morning Sunrise 5. Blue Monk 6. My One And Only Love 7. My Little Suede Shoes 8. Yesterdays 9. I Got Rhythm 10. Wave 11. What Is This Thing Called Love?

多くのスダンダードと少しのジャズメン・オリジナル、ボサノヴァでの構成です。やや控え目ながら、耽美的というか、美しいデュオを展開しています。ここではビル・フリゼールはけっこうまともな奏法で、いつものようなエフェクターがビンビンかかっている揺らぐサウンドではありません。少々地味な印象ながら、こんな世界があったのか、という感じ。曲ごとのサウンドの変化もありますね。1曲目の出だしから、その繊細さと美しさは伝わってきて、安らぐ感じです。それでいて部分的に4ビート的なノリの2、9曲目のような曲も。セロニアス・モンク作の5曲目もスマートながら雰囲気は出ています。優しいだけではなくピアノの左手でゴンゴンと盛り上がる8曲目、楽しい雰囲気もあるボッサの10曲目、タンゴ風味のサウンドの11曲目。

2007/11/11

Deep Dead Blue/Elvis Costello and Bill Frisell

Elvisdeep
ビル・フリゼール共演・参加作品2日目。このアルバムは限定版で国内盤が発売されていたものの、ジャズ誌には登場していなかったため、しばらくしてからCDショップで見つけた記憶があります。内容はほとんどジャズ色はなく、エルヴィス・コステロのヴォーカルを、フリゼールのあのフワフワした包み込むようなギターでゆったりと伴奏していくというもの。これもけっこう地味といえば地味。なので、やっぱり2人のどちらかのファンが追っかけて買う、というような内容になっているかもしれません。でもギターは個性的だし、こういうタイプの歌伴はうまいなあ、と思うのですけれども。


Deep Dead Blue/Elvis Costello(Vo) and Bill Frisell(G)(Nonesuch) - Recorded June 25, 1995. - 1. Weird Nightmare 2. Love Field 3. Shamed Into Love 4. Gigi 5. Poor Napoleon 6. Baby Plays Around 7. Deep Dead Blue

ロックのエルヴィス・コステロのアルバムで、デュオのライヴ。彼はヴォーカルだけをとり、ビル・フリゼールのギター伴奏のみの演奏。 わずか27分ほどの演奏で、7曲入っています。実はエルヴィス・コステロの他のアルバムを聴いた事がないのですが、ここでは完全にビル・フリゼールのいつものペースで、ゆったりとしたバラードの渋い世界が広がっています。やはり牧歌的なビルのギターの影響は大きいでしょうね。コステロ作ないしは共作は2-3曲目、2人の合作は7曲目。ロックシンガーというよりは堂々としたポップスないしはジャズシンガーの歌い方で、いい味付けになっています。1曲目はチャールズ・ミンガス作、他にスタンダードもちりばめられています。地味かもしれないけれど、しっとりした味わいのあるアルバム。

2007/11/10

Smash & Scatteration/Bill Frisell/Vernon Reid

Billsmash
新譜がなくなったので、今度は、ビル・フリゼールの共演・参加作の手直し聴き。もう大部分手が入っているのだけれど、あと8枚、直す部分があります。今回紹介するアルバムは、’85年ごろのアルバムで、カナダからの直輸入仕様の国内盤。ギター2人の組み合わせでアルバムを作るところなど、まだ2人がブレークする前なので予算が少なかったのかな、と思わせます。まあ、フリゼールの個性は十分出てますから、そういう意味では面白いかも知れないですが、完成度を追求するアルバムではなく、どちらかというとミュージシャンの追っかけの人が聞くアルバムかな、と思います。それだけマニアックな内容です。


Smash & Scatteration/Bill Frisell(G, S Synth)/Vernon Reid(G, S Synth, Banjo, Ds)(Rykodisc) - Recorded December 1984. - 1. Landscapes In Alternative History 2. Size 10 1/2 Sneaks 3. Amarillo, Barbados 4. Last Nights Of Paris 5. Burden Of Dreams 6. Dark Skin 7. Fr, Fr, Frisell 8. Small Hands 9. Black Light

ビル・フリゼール作が5曲(2-3、7-9曲目)、ヴァーノン・リード作が4曲(1、4-6曲目)で、それぞれの個性が出ている作曲。ロック・ギタリストであるリヴィング・カラーのヴァーノン・リードとの2人多重録音共演CD(といっても当時はリヴィング・カラーはまだなかったでした。)。といっても、ペースはビル・フリゼール側かと思いつつ、フリー・インプロヴィゼーションあり、カントリー調あり、変化に富んでます。ある意味過激な演奏の部分もありますが、大部分ギター2人のサウンドなので、曲としての完成度というよりは、空間を生かしたインプロヴィゼーション的に聴いていくのがいいのかも。3曲目はフリゼールの大らかでのどかな今に通じる感触のサウンドです。4曲目はアコースティック・ギターとバンジョーでカントリー風で楽しい。

2007/11/09

Free Association/Jim Hall/Geoffrey Keezer

Jimfree
ジム・ホールの、ピアノとのデュオでのコラボレーション。意外に、というか、案の定、というか、ちょっと内省的で緊密なやり取りがあり、けっこう硬派なサウンドになっています。4ビートでノリ良くジャズを料理するデュオとは対極の位置にあるので、やっぱり聴く人を選ぶアルバムだと思います。ただ、この2人のやり取りがハンパでないくらいに、お互いのフレーズを、あるいは次のフレーズを読みあって、鋭い反応を見せています。緊張感を強いるかもしれないけれど、それが心地良かったりします。今まで入手が難しかったレーベルなので、ジム・ホール追っかけとしては聴いて良かったアルバム。ただ、収録時間は40分弱でした。


Free Association/Jim Hall(G)/Geoffrey Keezer(P)(Artistshare)(輸入盤) - Recorded June 13 and 14, 2005. - 1. End The Beguine 2. Bibo No Aozoa 3. A Merry Chase 4. Free Association 5. Furnished Flats (Live) 6. Counter Transference 7. Ouagadoudou 8. October Song

(07/11/09)ジム・ホール作が5曲(1、3、5、7-8曲目)、2人のフリー・インプロヴィゼーションが2曲(4、6曲目)、坂本龍一作が2曲目。なかなか変化に富んでいて意欲的な作品です。ワンコードが基本になりつつ変化に富んだアレンジと少しアグレッシヴなアドリブが聴ける明るい方面の1曲目、切ないほどに美しいメロディのバラードから盛り上がる2曲目、ブルース的でもあるエキゾチックなサウンドの3曲目、温度感の低い研ぎ澄まされた静かなやり取りが聴ける4曲目、キラキラとしつつもノリの良さとフリーさで絡み合っていくライヴの5曲目、小品だけれどもフリーの緊密で静か、かつ鋭い面が刻まれている6曲目、アカデミックな雰囲気も醸しつつ緊張感のある演奏の7曲目、やや抽象的なギターの語らいの8曲目。

2007/11/08

Magic Meeting/Jim Hall

Jimmagic
ジム・ホールの’04年のライヴ作品。今まで入手困難だったArtistshareレーベルが大手通販でも発売されてうれしいです。ただ、ちょっと値段は高めかな。地味と言えば言えるし、けっこうマニアックなことをやっていると思うのですが、それは以前のテラークの諸作品でもそういう感じはありました。速くスムーズなフレージングは少ないかわりに、やっぱり大物の個性は漂っていますね。エフェクターを使ってみたり、独創的なサウンドのトライなんかも、常に前進しているというイメージがあります。でも、やっぱり聴く人を選ぶアルバムかな、とも思います。ボトムの2人もけっこうスゴいんですけれども、ちょっと聴きでは、全体的には地味という印象で損をしている部分もあるかもしれないなあ、と思いました。


Magic Meeting/Jim Hall(G)(Artistshare)(輸入盤) - Recorded April 30, 2004. Scott Colley(B), Lewis Nash(Ds) - 1. Bent Blue 2. Blackwell's Message 3. Skylark 4. Canto Neruda 5. Furnished Flats 6. Body And Soul 7. St. Thomas

(07/11/08)ライヴでの演奏。ジム・ホールの作曲は1、4-5曲目。メロディアスなバラードのスタンダードや「セント・トーマス」もありますが、速弾きではないですが、コードワークを中心にやや野心的なサウンドの曲もあり、老いても前進していく姿勢には納得。ややゆったりからファンクになる、ミステリアスなフレーズやコードワークが続いていく1曲目、ジョー・ロヴァーノ作で、内省的で前衛的な部分や8ビート的なノリの部分もある13分台もの2曲目、優しいながらもマニアックな雰囲気も漂うスタンダードのバラードの3曲目、コード主体でエキゾチックに進んでいく4曲目、ややアップテンポの4ビートで浮遊感をたたえつつ進む5曲目、ミディアムのメロディアスなスタンダードの6曲目、明るく良いノリながらも静かな場面もある7曲目。

2007/11/07

「まだ未聴です。」ん?

私が「未聴」という言葉を使うようになったのは、ホームページをはじめてすぐのときだったので、もう10年前かな。読書では未読という言葉があるので、もう認知されていたことばだったのか、自分でいい加減に造語をしてしまったのかは分かりません。でも、今でも広く、「未聴」という言葉が使われているようなので、以前からあったのでしょうね。

でも、「このCDはまだ未聴です。」という言い回しになると、ん?となってしまいます。「未聴」で「未だに聴いていない」という意味があると思うので、「まだ未だに聴いていない」と、同じ言葉を2度使っているようで気になります。と言いつつ、自分のホームページやブログを調べると、やはりこういう言い回し、出てくるかもしれません(笑)。

あまり日本語の使い方にこだわっている方ではないんですけれどもね。ただ、ここへ来て「未聴」という使い方が果たして正しいんだろうか、という、つまらないことで考えていることも事実です(笑)。

(追記)まだ未聴です で検索をかけてみたら出てくること出てくること(笑)。

2007/11/05

Conversations/The Rodriguez Brothers

Rodriguez
このアルバム、最初は購入予定がなかったのですが、友人たちの評判が良いようで、ドラムスにアントニオ・サンチェスも参加しているので、買ってみました。メンバー見ると名前(特に末尾)がスゴいですね(笑)。ラテンでビンビンかと思ってしまいましたけど、ラテンもあれば4ビートジャズ、変拍子、8ビートなど、いろいろな曲があって、サウンド的にも都会的なサウンドが多いですね。いつも私の購買パターンはホームページで特集しているミュージシャンやレーベル中心で、それから外れることって少ないんですけれども、たまには人の評判などを聞いて、冒険をしてみるものだな、と思いました。意外な発見があったりします。


Conversations/The Rodriguez Brothers(Savant)(輸入盤) - Recorded August 17 and 18, 2006. Robert Rodriguez(P except 6), Michael Rodriguez(Tp, Flh), David Sanchez(Ts, on 4, 8), Carlos Henriquez(B on 1, 3-4, 7-8), Ricardo Rodriguez(B on 2, 5-6, 9), Antonio Sanchez(Ds except 6) -1. Rowdy Rod 2. Guayaquil 3. Lerida 4. Rude Awaking 5. Spin 6. Intro To Conversations 7. Conversations 8. Midnight Excursion 9. El Manicero (The Peanut Vendor)

(07/11/04)9曲目以外はRodriguez(RobertとMichael)のどちらかの作曲で、ラテンもあればジャズもあり、いろいろの傾向の曲。アントニオ・サンチェスが要所要所で決め技を使います。アップテンポでラテンビートも4ビートもある今のシャープな曲で進んでいく1曲目、渋めなサウンドと、8ビート的でも体がゆり動くようなジャズを聴かせる2曲目、優しい8分の6拍子のゆったりとした演奏を聴かせる3曲目、アップテンポでメカニカルなテーマを持つ4ビートの4曲目、変拍子でしかも軽やかに舞うようなサウンドの5曲目、クラシックのホーン的なイントロの6曲目を経て、ゆったりとした都会的なバラードでミディアムに移るタイトル曲の7曲目、モーダルなラテンでアップテンポに進む8曲目、有名な明るいメロディで盛り上がる9曲目。

2007/11/04

ECM Blogの改修工事をやってみてその後

先月一気にやってしまったECM Blogの改修工事ですが、気がついた点がありました。’80年代の後半から’90年代にかけては国内盤で発売された新譜、旧譜作品も多く、直輸入盤国内仕様のものまで含めるとけっこうあったな、という実感です。

最近は、キース・ジャレットなどの人気作品は早く国内盤が発売される傾向があるけれども、その他の作品は、輸入盤で様子をみて、売れ筋だけ数ヶ月遅れで国内盤が発売されることが多くなりました。もちろん輸入盤の発売の方が早く情報をキャッチできるので、私は最近は一部を除き輸入盤ばかり買ってしまっています。この傾向はユニバーサルだけではなくて、他のメーカーにもあらわれています。こういう販売方法だと、国内制作盤を除き、海外制作の国内盤はますます販売量が減少傾向になるのではないかな、と心配してしまいます。自分自身、輸入盤比率がかなり高まっているので。

昨日、駅前のあるCDショップのジャズコーナーの品揃え(国内盤)を見る機会があったのですが、数年前と比べてこの品揃えでは売れないな、という実感を持ちました。かなりの割合がネット販売にシフトしてしまっているのかな、と予想させます。5-6年前までは、CDの発売日になると駅前のCDショップをあちこちウロウロしていたものでしたが、今では店頭で買うということはほとんどなくなってしまいました。

Live At The Zinc Bar NYC/Lonnie Plaxico Group

Lonnie
7月上旬に注文していて、抱き合わせの関係で9月末にやっと届き、1回は聴こうとしたものの、このアルバムのパワーについていけず、今日は体調が良いので改めて聴きなおしたアルバムです。2曲スタンダードのバラードがあるものの、他の曲は比較的パワー全開のファンクの曲が多く、一部に4ビートの曲もありますけど、とにかく聴くにも体力勝負かな、と思わせる影響。自主制作レーベルで、ライヴということもあってやや録音は荒い(それが体力を要するサウンドになっているのかも)ですが、サウンドの方向性自体は大好きな方向性です。ほとんどの曲はアコースティックベースだけど、エレキベースの曲も。これぞ現代ジャズ(ファンク)といったところ。


Live At The Zinc Bar NYC/Lonnie Plaxico(B) Group(Plaxmusic)(輸入盤) - Recorded April 23 nad 24, 2002. George Colligan(P, Key), Jeremy Pelt(Tp), Marcus Strickland(Ts), Nathaniel Townsley(Ds) - 1.Red Light District 2. Emergence 3. Delusion 4. Too Young To Go Steady 5. Emancipation 6. Inner Voice 7. Old Folks 8. Matrix 9. Squib Cakes

(07/11/03)Lonnie Plaxico作は5曲(1-3、5-6曲目)。メンバーも良いし、なかなか勢いのあるライヴです。聴く方も元気が必要。メカニカルな緩急自在のファンクのテーマで、これでもかとせまってくるアップテンポの4ビートがメインの1曲目、やはりメカニカルなファンクで力強く進んでいく2曲目、これまたトンガリ系のファンクでけっこうカッコ良い3曲目、スタンダードのバラードをオーソドックスに美しく演奏する4曲目、パワーで押しまくるややアップテンポのファンクの5曲目、エレキベースでこれでもかと続くハードなトンガリ・ファンクの6曲目、ゆったりとメロディアスにスタンダードのバラードがくる7曲目、チック・コリア作の有名曲を変わったアレンジで聴かせるファンクの8曲目、ドラムソロからはじまる豪快ファンクの9曲目。

2007/11/03

Easy To Love/ウラジミール・シャフラノフ・トリオ

Easysawano
ウラジミール・シャフラノフの澤野工房での作品も数えてみたらこれで8作目。しかもこのアルバムは前作と同じ日に同じメンバーで録音しています。1日でアルバム2枚分とれてしまうのは、やっぱりベテランたちのなせるわざかもしれません。ふだんはもっとトンガリタイプのピアニストばかり聴いていて、こういうタイプのピアニストを聴くことが少ないのですが、やっぱり正攻法で演奏していて、しかも明るめで華があるタイプはいいですね。けっこう耳が引き寄せられてしまいます。広くジャズファンだけでなく、一般の音楽ファンにも受け入れられそうな気がしています。まあ、とにかく楽しめるアルバム。この人にはオリジナルは必要ないかも。


Easy To Love/ウラジミール・シャフラノフ(P)・トリオ(澤野工房)
Easy To Love/Vladimir Shafranov(P) Trio(Atelier Sawano AS070) - Recorded April 26, 2006. George Mraz(B), Billy Hart(Ds) - 1. Easy To Love 2. Minor Mishap 3. Solidao 4. Stablemates 5. Con Alma 6. Nocturne 7. I Thought About You 8. Lotus Blossom 9. Dig

ウラジミール・シャフラノフの作曲はなく、スタンダードとジャズメン・オリジナル中心で「New York Rivisited」と同日の録音。楽しんだり和んだりするジャズというのもあってもいい、ジャズピアノ。これがそのアルバム。華麗でメロディアスな世界が広がり軽快に進んでいくタイトル曲の1曲目、マイナーな曲調でも楽しさはあるちょっと渋めなややアップテンポの2曲目、アントニオ・カルロス・ジョビン作をボッサで優雅に進める3曲目、流麗なタッチのアップテンポで進んでいく4曲目、ミディアムながらピアノの華やかさが前面に出る5曲目、ショパンの曲を原曲を生かしてジャズにする6曲目、ミディアムでゴキゲンなタッチで演奏する7曲目、ややしっとりとしたワルツを奏でる8曲目、アップテンポでガンガンとメロディで攻めていく9曲目。(07年10月26日発売)

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