El Juicio (The Judgement)/Keith Jarett
キース・ジャレットのコメント手直し聴き3日目。アトランティックばかりと思っていたら、先日BOXものを手直ししていたインパルスもけっこうあって、むしろインパルス聴きに近いような形だったのに後から気がつきました(笑)。ただ、演奏自体はメンバーもほとんど変わらず、つながっていくような感じではありますね。ビートのとり方など、オーネット・コールマンを意識していたな、と他のアルバムでも思っていましたが、6-7曲目にタイトルに出てくるほど、やっぱりオーネットの影響が強いようです。そこが好みの分かれ目かな、とも思いますが。6曲目は2ホーンです。こういう演奏って、勢いで、技術は必要ないのかな、という気もしないでもないですが。
El Juicio (The Judgement)/Keith Jarett(P, Ss, Fl)(Atlantic) - Recorded July 15 and 16, 1971. Charlie Haden(B), Paul Motian(Ds), Dewey Redman(Ts) - 1. Gypsy Moth 2. Toll Road 3. Pardon My Rags 4. Pre-Judgement Atmosphere 5. El Juicio 6. Piece For Ornette(L.V.) 7. Piece For Ornette(S.V.)
アルバム「流星」と「誕生」の未発表セッションとして’75年に発表されたものだそう。流星と同セッションもあるので同じ傾向。デューイ・レッドマン参加の初期でもあります。8ビートのジャズ・ロック的な明るさを持って進んでいく1曲目、4ビートよりは混沌としたフリーに近い姿で突き進んでいく2曲目、ソロ・ピアノの曲で、ECMとは全く別ものの ラグタイム的演奏ですが、スゴいと思う3曲目、パーカッションやドラムスでエキゾチックだったりドカドカしたりする4曲目、やや急進的で粘りけのあるビートを持ちながら、トリオでゴリゴリ押しつつベースとパーカッション、ヴォイス、フルートが出る部分もあるプリミティヴな5曲目、2ホーンでオーネットっぽくアップテンポの自由な4ビートに乗り進んでいく6曲目、2ホーンのみでごく短く吹く7曲目。
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