Cool Nights/Gary Burton
ボブ・ジェームス共演・参加作コメント手直し聴き7日目。ゲイリー・バートンのGRPレーベルからのリーダー作ですが、共演者が豪華なことにまず驚きます。そしてサウンドは、淡々としていて非常に分かりやすい曲が多いです。パット・メセニーの曲を4曲も取り上げていて、パットはゲイリー・バートンのバンドにもいたことがあるのですが、逆にリーダーに影響を与えてしまっていた、と言えるかもしれません。その分かりやすい曲の中に、10曲目だけマイナー調のギターがソロをとる曲が、ちょっと沈んで聴こえます。それでも、この曲も、基本のメロディアスというところではクリアしているので、結果、アルバムとしての統一性はあると思います。
Cool Nights/Gary Burton(Vib)(GRP) - Released 1991. Bob James(Key), Bob Berg(Ts), Will Lee(B), Wolfgang Muthspiel(G), Peter Erskine(Ds) - 1. Going Home 2. Cool Nights 3. With Mallets A Forethought 4. Tkae Another Look 5. I Never Left 6. Gorgoeous 7. Huba Huba 8. Hopscotch 9. Artifacts 10. The Last To Know 11. Farmer's Trust
豪華ゲストです。でも豪華すぎて、どちらかというとボブ・ジェームスのリーダー・アルバムにゲイリーバートンがゲスト参加したようなサウンドです。非常に聴きやすいサウンドではありますが。何とパット・メセニーの曲が4曲(2、4、10-11曲目)とボブ・ジェームスの曲が2曲(3、9曲目)も入っています。ゲイリー・バートンの曲はなく、他にはミッチェル・フォアマンの曲が2曲(1、6曲目)が目立つか。バイブラフォンのホンワカした音色と、ソロ自体がどの曲も分かりやすくて聴きやすいので、毒がない反面、BGMとしてはメロディアスだし、いいのかな、とも思います。タイトル曲の2曲目もマイナーファンク的な部分がありますが、基本はメロディアスな曲。スムース・ジャズの分野ですが、そこはこのメンバーなので、けっこういい感じ。
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