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2007/03/31

Invisible Nature/John Surman & Jack DeJohnette

1796
Invisible Nature/John Surman(Ss, Ts, Bcl, Synth) & Jack DeJohnette(Ds, Per, P)(ECM 1796) - Recorded November 2000. - 1. Mysterium 2. Rising Tide 3. Outback Spirits 4. Underground Movement 5. Ganges Grooves 6. Fair Trade 7. Song For World Forgiveness

デュオでのライヴ録音。最後の曲のみジャック・ディジョネットの曲で、残りは2人の共作となっています。1曲目は淡々と進んでいく哀愁の漂う15分台の曲ですが、サックスとドラムスのデュオだけでなく、シンセサイザーやシンセ・ベースの音なども重ね合わされています。そして、けっこうハードで縦横無尽に2人で飛びまわっている2曲目、ドラムスも歌って2人でメロディを奏でていくような3曲目、デュオながらタイト(?)にタテノリを基調として進んでいく4曲目、エレクトリック・パーカッションがエキゾチックな響きを持つ5曲目、バリトンサックスとドラムスが爆発している6曲目、ディジョネットのピアノとバスクラリネットのデュオが美しい7曲目。その場のインプロヴィゼーションの曲もあれば、練られた曲もあるような感じ。(02年3月21日発売)

Trio Live/ルネ・ユルトルジェ・トリオ

Renetrio
今日のアルバムはAterlier Sawanoからの発売。彼のアルバムはSKETCHレーベルの時はもっと硬派だったような気がするのですが、やっぱり澤野工房になってしまうと、「スタンダード中心に」とか、プロデュースが入ってしまうのかな、と思います。ただ、スタンダードもありきたりではなくて、けっこう個性的で、ピアノもヨーロッパ的でありながら華麗に、そして時にパワフルにせまってくるので、テーマのアレンジと合わせ、印象度は高いです。やっぱり売上げを意識すると、こういう選曲になってしまうのか、そもそもライヴではスタンダードがウケるので、こういう選曲で行っているのかは分かりませんが。何にせよ快演盤ですけれども。


Trio Live/ルネ・ユルトルジェ(P)・トリオ(澤野工房)
Trio Live/Rene Urtreger(P)(Atelier Sawano AS065) - Recorded September 30, 2005. Yves Torchinsky(B), Eric Dervieu(Ds) - 1. Love For Sale 2. Saint-eustache 3. Just One Of Those Things 4. Pannonica 5. Confirmation 6. Autumn Leaves 7. If I Were A Bell 8. La Fornarina 9. Signal

タイトルどおりライヴで、ルネ・ユルトルジェ作は2曲(2、8曲目)。比較的高齢ながらも若々しいサウンドでせまってきます。スタンダードは多いけど、独自の解釈が強めなのがゴキゲン。個性的な出だしからヨーロッパ的でも温かいフレーズを飛び出させる1曲目、猫が歩くような飛び飛びのフレーズからブルースのように盛り上がる2曲目、アップテンポで明るいながらも変化に富んだアプローチの3曲目、セロニアス・モンク作を優雅に演奏している4曲目、ピアノとベースのユニゾンのテーマがキマる5曲目、「枯葉」も彼が演奏すると洗練された感じになる6曲目、オーソドックスなサウンドだけれど小気味良く進んでいく7曲目、静かな曲でメロディアスなスタンダードのような8曲目、ジミー・レイニー作の陽気なアップテンポでの9曲目。(07年3月16日発売)

2007/03/30

Orient & Occident/Arvo Part

1795
Orient & Occident/Arvo Part(ECM New Series 1795) - Recorded May 28-June 1, 2001. Swedish Radio Symphony Orchestra, Swedish Radio Choir, Tonu Kalijuste(Cond) - 1. Wallfahtslied/Pilgrim's Song 2. Orient & Occident 3-8. Como Cierva Sedienta

邦題「オリエント&オクシデント」。オーケストラの曲や、合唱団とオーケストラの曲が合計3曲。1曲目は荘厳な雰囲気もある「巡礼の歌」。2曲目のタイトル曲は、民族音楽的な部分ではなくて、音楽の思想的な部分で東西の巡り合わせが見られるような曲想で、やはり重く蒼い雰囲気。3曲目「水を求める鹿のように」は、やはり荘厳路線の哀愁も漂わせる雰囲気。 難解さはそれほどないですが、宗教色はここでもけっこう強めです。(02年11月6日発売)

Lucky Boys/ティム・ホワイトヘッド、ジョバンニ・ミラバッシ・カルテット

Timwhite
今日も他レーベルのものを澤野工房シールを貼って発売された1枚。これもまたテナー・サックス入りのクァルテットで、プラスチックのケース。ティム・ホワイトヘッドの方が骨太と書きましたが、ジョバンニ・ミラバッシとキャラクターが8、9曲目では完全に入れ替わっていて、ティムの作曲が繊細な8曲目、ミラバッシの作曲が割と元気な9曲目となっています。ただ、このアルバムを買うファンはほとんどがミラバッシのファンだと思うので、そうすると彼の作曲した曲が楽しみではないかなと思います。総じて、2人のリーダーがお互いに寄り添うような形で、相手に合わせていることもあるので、全部がいつものミラバッシ節、というわけにはいきませんが。ライヴの演奏のようだけども、フェード・アウトもあるのは、なぜか。


Lucky Boys/ティム・ホワイトヘッド(Ts)、ジョバンニ・ミラバッシ(P)・カルテット(澤野工房)
Lucky Boys/Tim Whitehead(Ts), Giovanni Mirabasshi(P) Quartet(Home Made Records HMR050) - Recorded April 29, 2005. Milo Fell(Ds), Oli Hayhurst(B) - 1. Lucky Boys 2. Des Jours Meilleurs 3. Imagine 4. You Don't Know What Love Is 5. New Day 6. Barcarole 7. Ladies In Mercedes 8. Tenderness 9. Tot Ou Tard

ちょっと骨太なティム・ホワイトヘッド作が3曲(1、5、8曲目)、そして繊細なジョバンニ・ミラバッシ作が3曲(2、6、9曲目)。サウンドの指向性はティムの方がほんの少し強いかも。ファンクタッチでゴキゲンなテナーを聴くことができるタイトル曲の1曲目、ヨーロッパ的な哀愁の強く混ざった、8分の6拍子の繊細から盛り上がる2曲目、デュオで「イマジン」を朗々と、中盤でファンキーに奏でる3曲目、スタンダードが静かにはじまり叙情的に綴る4曲目、明るいメロディとファンク的なビートで突き進む5曲目、ミラバッシらしい哀愁の沈んだ、それでいてテンポの良い6曲目、スティーヴ・スワロウ作の転調が多いラテンタッチの7曲目、ティム作にしては静かで都会的の夜的なバラードの8曲目、短調の曲ながら逆に割と元気の良い9曲目。(07年2月23日発売)

2007/03/29

Looking On Darkness/Frode Haltli

1794
Looking On Darkness/Frode Haltli(Accordion)(ECM New Series 1794)(輸入盤) - Recorded August 2001. Vertavo String Quartet - Oyvor Volle(Vln), Berit Cardas(Vln), Henninge Landaas(Viola), Bjorg Vaernes(Cello) - 1. Looking On Darkness/Bent Sorensen 2. Bombastic SonoSofisms/PerMagnus Lindborg 3. Gagaku Variations/Maja Solveig Kjelstrup Ratkje 4. Jeux D'anches/Magnus Lindberg 5. Lament/Asbjorn Schaathun

(03/02/23)アコーディオン奏者のFrode HaltliはこのCDの録音当時でまだ20代後半。難解な現代音楽をアコーディオンで弾きこなしているという印象です。タイトル曲の1曲目も、とっつきにくそうな複雑なサウンドを持っていて、ソロでの演奏。他の曲もかなり難しそうで、しかも内省的。かなりな表現力だとは思います。3曲目のみストリング・クァルテットが加わりますが、23分台の日本の雅楽をヒントにした、やはり現代音楽的な演奏。

There Goes My Heart/ペール-オッラ・ガッド

Pelola
Aterlier Sawanoのレーベルではないのだけれども、澤野工房のシールを貼って出荷したアルバム。ちなみにこれは珍しくプラケース。おそらくウラジミール・シャフラノフがピアノで参加しているから特別発売されたのだろうと思います。けっこう聴きやすくて温度感が高め。サックスかフルートが入っているので、ピアノ・トリオが好きな澤野ファンならば、どうするか迷うところかも。それ以前に、私はもっとストイックな演奏が好きなので、あえてレーベル買いをすることによって、こういうサウンドもあるのね、とジャズの見聞を広める役にも立つわけで(笑)。スタンダード中心で甘めのサウンドだと思うのですが、雰囲気はけっこういいです。


There Goes My Heart/ペール-オッラ・ガッド(B)(澤野工房)
There Goes My Heart/Per-Ola Gadd(B)(Liphone Records LICD3224) - Recorded September 6 and 7, 2002. Vladimir Shafranov(P), Bernt Rosengren(Ts, Fl, Afl), Bengt Stark(Ds) - 1. I'm Gettin' Sentimental Over You 2. Meditation (Meditacao) 3. Crazy 4. There Goes My Heart 5. More 6. Begin The Beguine 7. All The Way 8. At Last 9. Stardust 10. Moon River 11. Good-bye

ペール-オッラ・ガッドの曲はなく、全曲スタンダードやボッサなど聴きやすいジャズが詰まっていて、落ち着いて聴けるアルバム。ウラジミール・シャフラノフの参加と、ほとんどの曲でサックスかフルートが入っているのが特色か。1曲目はサックスも入っていて温かみのあるメロディアスな4ビートの展開、フルートが参加してボッサを奏でていて安定感のある2曲目、ホンワカしてややスローにまったりとした3曲目、ややアップテンポで丸く奏で上げるタイトル曲の4曲目、ソフトなメロディが優しく包み込む5曲目、明るく元気な6曲目、前半ベースがアルコでメロディを奏でる7曲目、ミディアムで心地よいゴキゲンさの8曲目、ソフトでリッチな優しさのバラードの9-10曲目、通常ならバラードでいくところをミディアムで盛り上がる11曲目。(07年2月23日発売)

2007/03/28

「アルルの女」「はげ山の一夜」「展覧会の絵」

何だか最近、子供に合わせてジャズよりもクラシックづいていますが、今回も「アルルの女」「はげ山の一夜」「展覧会の絵」の廉価盤を注文、届きました。前半の「アルルの女」の中の「ファランドール」と「はげ山の一夜」は、昔のボブ・ジェームスのクロスオーヴァー作品の同曲と聴き比べを子供にさせて、こっち方面に引き寄せられるかどうか、試してみるため。自分も指揮者や楽団は違うけれど、LP時代にクラシックを聴いてみたことがあります。

「展覧会の絵」はロックのEL&Pとの比較かな。ロックの影響って私は多くないのですが、このアルバムと映像作品(だったかな?)はけっこう体験しました。

ところで、「展覧会の絵」ってムソルグスキー作曲だと思いましたが、それはピアノ曲のことで、それをラヴェルがオーケストレーションしたとのこと。初めて知りましたよ。今回のアルバムはその両方のヴァージョンが入っています。

クラシックのCDって10年も前から廉価盤で1,000-1,500円ぐらいで買えるのがあったので、そして今でも安いCDはクラシックの方が多いので、ジャズファンよりもクラシックファンの方がとんでもなく多くCDを所有している傾向があるみたいですね。ジャズは再発ものが安くなってきたのは最近ですもんね。

Robert Schumann/Zehetmair Quartett

1793
Robert Schumann/Zehetmair Quartett(ECM New Series 1793) - Recorded August 2001. Zehetmair Quartett: Thomaz Zehetmair(Vln), Matthias Metzger(Vln), Ruth Killius'Viola), Francoise Groben(Cello) - 1-4. Streiquartett Nr. 1 In A-moll Op. 41-1 5-8. Streiquartett Nr. 3 In A-dur Op. 41-3

邦題「シューマン:弦楽四重奏曲第1番・第3番」。19世紀作曲家のシューマンの作品の中では、地味だと言われる弦楽四重奏曲にスポットを当てたアルバム。ここの演奏は情熱的で解釈が斬新なのだそうですが、そういう点はよく分かりません。なるほど「第1番」の4楽章や「第3番」の2楽章の盛り上がる部分などが、そういう雰囲気か?温度感はやや高めな気も。ドラマチックに展開していく風景が心地良く感じられます。(03年3月26日発売)

Notefalls/Guy Klucevsek/Alan Bern

Noetfalls
Winter&Winterレーベルの新譜2日目でひと区切り。この2人のメンバーでの録音はこのレーベルで過去にあるけれども、やはり2枚目ということでコメントの書き方に今回あまり熱が入ってないな(笑)と思います。何たってアコーディオンが2人での演奏、もしくはアコーディオンとピアノの演奏など、やっぱり大部分が組曲形式で工夫はされているけれども、もういいかな、という感じも少々します。研ぎ澄まされたカリスマ性というのがもう少し欲しいかなと思います。とは言いつつ、70分以上の23曲を、ずーっと聴いていましたけれど。CDジャケットで残念なのは、このレーベル、CDを挟む部分まで今まで紙製ということにこだわっていたのだけれど、CDを入れる部分にこのアルバムからプラスチックのCDを入れるところがついて、普通のデジパックと同じ構造になってしまったこと。


Notefalls/Guy Klucevsek(Accordion)/Alan Bern(accordion, P, etc)(Winter & Winter 910131-2)(輸入盤) - Recorded May 20-22, 2006. - Deep Blue C: 1. Part 1 2. Part 2 3. Don't Let The Boogie-Man Get You 4. Plain 'n' Fancy 5. March Of The Wild Turkey Hens 6. Desiccated Desert Desserts Sideways: 7. Swaying 8. Duet 9. Quartet 10. Slow Quartet 11. Turning/pendulum 12. Fast Duet 13. Crossing 14. Waltz 15. Final Quartet 16. Finale 17. Swaying Reprise Notefalls: A Musical Day Book: 18. Gathering 19. Valentine For B.B. 20. Satango 21. Pitch-Black (For M.M.) 22. Lily-White 23. The Silence

(07/03/26)組曲形式も多く、2人のうちのどちらかの作曲で、アコーディオン2台での演奏か、アコーディオンとピアノその他の楽器での演奏の組み合わせ。クァルテットのタイトルのついた曲もあるけれど、実際にはデュオでの演奏。変拍子や、インプロヴィゼーションらしきものもみられますが、サウンドからするといわゆるジャズ度という点ではかなり低い感じです。温度感を低くするとECMにもなるような、このままでも民族的な哀愁を感じる音楽にもなるような、不思議なサウンドを持っています。ピアノが入るとクラシックにも近そうだし。変化に富んではいるけれども、やっぱりジャズの中心からかなり外れた辺境系で23曲もの曲が繰り出されていきます。アコーディオンという楽器の特質か、ほんのりと温かい雰囲気の仕上がり。

2007/03/27

ニフティのブログ内検索

ニフティのブログ内検索が出来たと聞きさっそくやってみました。結果は、う~ん。

ジャズCDの個人ページBlog」のずっと右下の方にあるのがニフティで最近できた検索、そして、以前にある個人の方が作成したブログ内検索は、ブログの右上の方にあります。出てきそうなジャズミュージシャンの名前を入れて比べてみてください。結果は、右上の個人作成のブログ内検索の方が圧倒的に精度が高いのです。

何やってんだー、ニフティ、と思います。せっかくニフティ内にお手本となるようなブログ内検索を作成した方がいるのだから、それを参考にするなりすればいいのにねえ。と、言うわけで、ニフティお仕着せの検索はいらないのだけれど、どこでこの機能、外せばいいのだろう。外す方法、ないようですねえ。

Le Pas Du Chat Noir/Anouar Brahem

1792
Le Pas Du Chat Noir/Anouar Brahem(Oud)(ECM 1792) - Recorded July 2002. Francois Couturier(P), Jean-Louis Matinier(Accordion) - 1. Le Pas Du Chat Noir 2. De Tout Ton Coeur 3. Leila Au Pays Du Carrousel 4. Pique-Nique A Nagpur 5. C'est Ailleurs 6. Toi Qui Sait 7. L'arbre Qui Voit 8. Un Point Bleu 9. Les Ailes Du Bourak 10. Rue Du Depart 11. Leila Au Pays Du Carrousel, Var. 12. Deja La Nuit

邦題「黒猫の歩み」。全曲アヌアル・ブラヒムの作曲。チュニジアのウード(ギターに似たような楽器)の、どことなくアラビックでエキゾチックな香りのサウンドと、ピアノとアコーディオンの哀愁漂うフレンチ音楽のエッセンスが融合して、不思議なせつないサウンドが形成されています。長調の曲もありますが、大半は短調で哀愁の影を落としているような曲。ジャズのフレーズが出てくるわけでもなく、スピーディーな曲があるわけでもなく、3人は淡々と自分たちの世界を奏でていて、それが心にせまって来る感じ。比較的安心して聴けます。曲によってはデュオだったりソロの演奏だったりします。いわゆるジャズからは遠ざかりますが、これはこれで個性的。少々聴く人を選ぶかも しれませんが、雰囲気的にはいいかも。(02年10月23日発売)

So Lucky/Noel Akchote

Noelso
Winter&Winterレーベルを2日連続で。こちらのアルバムは国内盤でも2月18日に出ているのだけれど、輸入盤の方が安いため、輸入盤で購入。ノエル・アクショテというと、けっこうアヴァンギャルドなギタリストのイメージがあったのですが、ここではカイリー・ミノーグ集ということで、普通にフォーク・ギターやエレキ・ギターをメロディアスにポップな感じで弾いています。ただ、仕上がりがけっこうチープで(意識してやっているのだろうけれど)、私たちが昔テープにギターを2台重ねて多重録音したような、アマチュアライクな仕上がりになっています。だからこれを聴いて、金返せ~!と言う人も出てくるんじゃないでしょうか。私はというと、うーん、なのですが。ジャズらしさというのは、ありません。


So Lucky/Noel Akchote(G)(Winter & Winter910129-2)(輸入盤) - Recorded March 21-23, 2006. 1. Bittersweet Goodbye 2. Some Kind Of Bliss 3. My Secret Heart 4. Come Into My World 5. Red Blooded Woman 6. The Loco-Motion 7. Can't Get You Out Of My Head 8. Giving You Up 9. Confide In Me 10. Tears On My Pillow 11. Fragile 12. Slow 13. Tell Tale Signs 14. I Should Be So Lucky 15. Wouldn't Change A Thing 16. Turn It Into Love 17. Especially For You 18. Fever 19. I'll Still Be Loving You 20. The Crying Game

(03/03/26)全20曲を1時間弱でのエレクトリックとアコースティック・ギターのソロによる演奏。彼自身のオリジナルはなく、今までのアヴァンギャルドな要素は影をひそめて、オーソドックスにゆったりとした牧歌的なギターがずーっと続いていきます。オーヴァー・ダビングはしているようですが、まあ、普通のギターを延々と奏でているようで、アマチュアのラフな録音にも聴こえます。何とカイリー・ミノーグの楽曲集とのこと。なるほど、ポップなわけですね。ほのぼのとしたギターだけの演奏が20曲続くので、賛否両論はあろうかと。エレキギターも混ざったスペイシーで素朴なフォーク、カントリーというような位置付けのサウンドを淡々と奏でています。曲によっては哀愁満点の短調の曲もあります。でも、淡々とした色調は相変わらず。

2007/03/26

Unam Ceylum/Heinrich Ignaz Franz Biber

1791
Unam Ceylum/Heinrich Ignaz Franz Biber(ECM New Series 1791)(輸入盤) - Recorded May 2001. John Holloway(Vln), Aloysia Assenbaum(Org), Lars Ulrik Mortensen(Harpsichord) - 1. Sonata 3 F Major 2. Sonata 4 D Major 3. Sonata No.81 A Major 4. Sonata 6 C Minor 5. Sonata 7 G Major 6. Sonata No.84 E Major

(03/02/23)17世紀のヴァイオリニストHeinrich Ignaz Franz Biberの作品。3曲目と6曲目は当時発表されなかったものらしいです。当時のバロック音楽というのか、メジャーの曲は柔らかでほのぼのとした、そして唯一マイナーな4曲目は哀愁が漂っている(とはいうもののメジャーな部分もありますが)、親しみやすいメロディの中に時々ドラマがある曲が多いです。オーソドックスで聴きやすいアルバム かもしれません。

Kinesthetics/Scott Kinsey

Scottkinsey
スコット・キンゼイというとトライバルテックのメンバーで、スコット・ヘンダーソンゲイリー・ウィリスの双頭バンドだったので、陰に隠れていた存在、というイメージがけっこう強かったのです。でも、このアルバムを聴いて、やっぱり音作りには彼もけっこう影響力あったのだな、という風に思うようになりました。それにしても、このアルバムの豪華な顔ぶれ。ミュージシャンを目当てに曲ごとに聴いても十分楽しめますよ。それを一連の流れで聴くと、それぞれ個性もあるけれども、途切れることなくアルバム全体でも聴けてしまうという。ちょっとエスノ風味が強い面もありますが、ハード・フュージョンが好きな方は、聴いてみるのもいいのかも。


Kinesthetics/Scott Kinsey(P, Synth, etc)(Intuition)(輸入盤) - Recorded February 11 and 12, 2004. Steve Tavaglione(Ts, Ss on 1-10, 12), Tim Hagans(Tp on 4, 12), Walt Fowler(on 3), Scott Henderson(G on 4, 11), Michael Landau(G on 12), Jinshi Ozaki(G on 4), Jimmy Earl(B on 4, 8, 11), Gary Willis(B on 2), Abraham Laboriel Sr.(B on 3, 10), Armand Sabal-Lecco(B on 7, 10), Robert Hurst 3rd(B on 5), Paul Shihadeh(B on 1, 12), Brad Dutz(Per on 1, 4, 7, 9-10), Alex Acuna(Per on 2), Arto Tuncboyaciyan(Per on 2), Satham Ramgorta(Per on 10), Kirk Covington(Ds on 1-3, 7-10, 12), Cyril Atef(Ds on 3-4, 8), Vinnie Colaiuta(Ds on 5), Ronald Bruner Jr.(Ds on 11) - 1. Kinesthetics 2. This Is That 3. Sometimes I... 4. The Combat Zone 5. Quartet 6. Wishing Tree 7. Big Rock 8. Uncle Pat's Gypsy Van 9. Under Radar Intro 10. Under Radar 11. Shinjuku 12. One For Jinshi

(07/03/24)3曲目を除きScott Kinseyの作曲または共作。非常に豪華なミュージシャンを入れ替わり使っています。曲ごとの感想をいうよりも、ミュージシャンが入れ替わっているにもかかわらず、全体のイメージがかなりウェザー・リポートのある部分に近いというか、トライバルテックのある部分にも近いというか、そんな感じでアルバム一連として聴かせる感じ。スマートにフュージョンらしくキメ技を使ったり、パーカッションを混ぜて混沌とした感じを作り上げたりと、時にエスノな感じもある飽きさせないハードフュージョンが展開します。まあ集合体としてのオリジナリティもあると思います。キーボードもなかなか。音の傾向としては偏りがあるのですが、曲によって緩急や変化がついていて、そこが魅力。こういう方面が好きな方向け。

2007/03/25

花粉症の悪化

先日、風の強い日に布団を干されたからかどうか分かりませんが、この週末にきて花粉症がひどくなりました。主な症状は、目のかゆみ、喉の痛み、頭が重い。幸い鼻は軽く違和感を感じるだけで、鼻水ズルズルとこないだけいいんですけど(笑)。

通常、土曜日曜の休みの日には、1週間分のブログにアップする分のCDを聴いて、下書きをしておくという作業があるのですけれど、この2日間、全く他に予定がなかったというのに、昨日は3枚聴けましたが、今日はこの症状で全くダメ。午前中に2度寝をして、午後にも昼寝をして、というようなパターンで、CDを今の時点(午後8時半)でまだ1枚も聴いていません。ただボーっとTVを観るかネットをしている状態。これが仕事の日だったら、生産性が著しく落ちるだろうなあ、と思いつつ。

早くこの季節が終わってくれないかな、と思うのですが、昨年まではここまでひどくはならなかったので、今年からアレルギー症状が悪化したのか、ちょっと心配。新譜が入ってくるのがもう少し先なので、未聴CDは7枚にまで減りましたが。

(追記)今日はじめて花粉症のことを書いたのかと思ったら3月11日に、「今年の花粉症」というタイトルで、書いてますね(笑)。そこまで頭がボーっとしているかと、少々愕然としています(笑)。

Metamusik/Postludium/Valentin Silvestrov

1790
Metamusik/Postludium/Valentin Silvestrov(ECM New Series 1790) - Recorded April, 2001. Alexei Lubimov(P), Radio Symphonieorchester Wien, Dennis Russell Davies(Cond) - 1. Metamusik (Symphony For Piano And Orchestra) 2. Postludium (Symphonic Poem For Piano And Orchestra)

ヴァレンティン・シルヴェストロフは20世紀のウクライナの作曲家。’92年作曲の交響曲と’84年作曲の交響詩の演奏。1曲目の交響曲は初録音とのことです。やはり現代音楽的に、難解とはいかないまでも聴いていて不安感のあるハーモニー、旋律が続きますが、曲やピアノが叙情的に感じられる気もします。2曲目は前半のダイナミックレンジが広いです。 これも現代的ですが感触的には1曲目と同じような色調があります。(03年7月23日発売)

Back On The Corner/Dave Liebman

Backonthe
実際にはこのアルバム、名義は6人の連名だったのですが、表記が面倒なため、大半の曲を作曲しているデイヴ・リーブマンのリーダー作、ということにしてしまいました。編成も特殊ですが、CDに書いてあることをザッと読んでみると、マイルス・デイヴィスを意識したものであるらしいですね。それを独自に解釈して自分流に今に当てはめてみた、ということではないでしょうか。メンバーがメンバーなだけに、強力なサウンドに仕上がっています。デイヴ・リーブマンも相変わらず鋭い、時にメロディアスなフレーズがぼんぼん飛び出してきて、まだまだ若いミュージシャンには負けてないですね。けっこう硬派なアルバムかも。


Back On The Corner/Dave Liebman(Ts, Ss, P, Synth, Wooden Fl)(Mascot Records)(輸入盤) - Recorded June 12 and 14, 2006. Vic Juris(G), Mike Stern(G), Anthony Jackson(B), Tony Marino(B), Marco Marcinko(Ds, Per) - 1. 5th Street 2. Ife 3. Bass Interlude 4. Black Satin 5. Bela 6. Drum Interlude 7. New Mambo 8. Acoustic Guitar Interlude 9. Mesa D'Espana 10. Electric Guitar Interlude 11. J.B. Meets Sly/5th Street Reprise

(07/03/24)2、4曲目がマイルス・デイヴィス作、3、6、8、10曲目が各楽器のソロのインプロヴィゼーション(インタールード)で他は全部デイヴ・リーブマンの作曲。ギター、ベースがそれぞれタイプ違いの2人編成という変則バンド。あまり激しくはないけれども、重量感のあるファンクという感じ。それは1曲目にも感じられて、その土台の上でソロが繰り広げられています。一発モノ的でややゆったりしつつも重い感じの2曲目、マイルスらしいファンクな曲調がけっこううれしい4曲目、静かなバックのサウンドでリラックスしたソロが繰り広げられる5曲目、8分の7拍子と4分の4拍子が交互にくるノリの良いラテンタッチの7曲目、ミステリアスでゆったりした牧歌的な面もある9曲目、不思議なビートで強力ファンクの展開をしていく11曲目。

2007/03/24

The Trumpet Player/Avishai Cohen

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アヴィシャイ・コーエンというと、チック・コリアのバンドにいたベーシストを思い出す人がけっこういると思うけれど、このアルバムは別人で、トランペッターの方です。同時代で同姓同名というのはちょっと損なのかな、と思います。でも実力派。メインの曲は、ベースとドラムスを従えた、何とトランペットトリオ。サックスも加わる曲がありますが、アンサンブルの部分は少なく、それぞれがソロのパートで勝手に演奏しているという感じです。ただ、フリー一歩手前(本当はそこまで行ってないのだけれど、聴く人によってはそう感じるかも)に近い雰囲気がありますので、聴く人を選ぶアルバムかもしれません。噂どおり、トランペットとしてはスゴいアルバムでした。


The Trumpet Player/Avishai Cohen(Tp)(Fresh Sound New Talent)(輸入盤) - Recorded November 25, 2001. John Sullivan(B), Jeff Ballard(Ds), Joel Frahm(Ts on 4-5, 7) - 1. The First 2. The Trumpet Player 3. Dear Lord 4. Olympus 5. Idaho 6. Shablool 7. Giggin'

(07/03/24)Avishai Cohen(といってもトランペッターの方ね)作は5曲(1-2、4-6曲目)。4曲はトランペット・トリオです。なかなか一筋縄ではいかない個性を持っていますが、さすがフレーズがこれでもかと出てきてうまいです。変幻自在で崩れそうでいつつも自由に跳ね回りながら進んでいく1曲目、8分の6拍子で哀愁から盛り上がりへ移っていくタイトル曲の2曲目、ジョン・コルトレーン作の聴くとホッとするようなメロディが流れてくるミディアムの3曲目、モーダルな中を泳ぎまわっているような、2ホーンの位置付けも自由な感じのある4曲目、アップテンポで息もつかせずに次々とグレーズが繰り出されていく5曲目、やはりけっこう自由な雰囲気の中を吹きまくっている6曲目、バシバシと暴れまわっている感じのある7曲目。

Schwankungen Am Rand/Helmut Lachenmann

1789
Schwankungen Am Rand/Helmut Lachenmann(ECM New Series 1789)(輸入盤) - Recorded November 1994 and November 1998. Peter Eotvos(Director), Ensemble Modern Orchestra - 1. Schwankungen Am Rand 2. Mouvement (-Vor Der Erstarrung) 3. "...Zwei Gefuhle...", Musik Mit Leonardo

(03/02/28)Helmut Lachenmann作の現代音楽で、かなり前衛的な音を発しています。オーケストラからはメロディらしいメロディが出てこず、どうやって音を出しているのか、効果音的な音の連続。タイトル曲は「変動(不安定)の限界」とでも訳すのでしょうか、本当にそんな感じ。やはり不安定な音の連続で、難解とはいえスリリング。ただ、静かな場面が多いです。2曲目は後半盛り上がり型で、3曲目はヴォイスも絡みます。

2007/03/23

メールの保存期間

私の場合Eudoraというメーラー(最近では珍しいですね)を長年使用しています。メールの保存期間を仕事関係ではだいたい4-5年(取引のなくなったところは2年やり取りがないと削除)、その他では2-3年と決めていて、定期的に削除しています。あまりにもメールの数が膨大になるのも困るので。

ちょうど、その削除の作業をほぼ1年分、やったところですが、そんなにメールのやり取りがなくて日に数通という記憶でも、1年たまるとけっこうな数になるんですね。まあ、過去のメールをさかのぼってみるということは、まずないので、仕事上、万が一の時に備えて保存しているわけなんですけれど。

仕事の方は、5年ぐらい前のメールを削除しながらみていくと、今と状況がかなり違っているお客さんも多いですね。まさに10年ひと昔が、今では5年ひと昔になってしまっています。

それからジャズの方のメール、これは3年ほど前のものを処分するのですが、あまりなかったと思っても、1年分まとまると、感想メール等、けっこういただいています。本当ならば、ずっと保存したい気持ちにもなるのですが、何年かに1度は、メールを使うパソコンを取り替えるので、普段見ないものをとっておくのも容量を食うしね、という気持ちもあります。

今回削除した’04年分は迷惑メールが増えだした年でもあって、いったんYahooメールやHotmailのドメインの拒否を行なっていますね。利用者への通知メールが出てきました。今はサーバーで迷惑メールを振り分けてくれるサービスを利用しているので、これらのドメイン拒否は解除しましたが。3年間で迷惑メールは増え続け、用語などで削除してもさらにサーバーに届くのは、10日で千通ぐらいですか。仕事で使っていなければ、アドレスを変えて非公開にしてしまうところですけれども。

Like Minds/Gary Burton/Chick Corea/Pat Metheny/Roy Haynes/Dave Holland

Garylike
久しぶりに古いコメントの手直し。このアルバム、かなり強力なメンバーで、このアルバムコメントを直すと、私のホームページのミュージシャン特集の該当コメントが4つ直ってしまうので、以前から手をつけたかった1枚です。ジャズのクインテットだけれど、けっこう異色なのはヴァイブラホン、ピアノ、ギターと、音がぶつかり合いそうな組み合わせで難なくこなしているところ。ジャズの編成だけれども、ラストの曲はアップテンポの4ビートでモーダルに攻めているけれど、あまりジャズのビートという感じの曲が多くないのも特色。まあ、ベースがデイヴ・ホランドだからというのもありますが。これだけ強力なミュージシャンの集まりだと、ちょっと聴いてみたい、という気になるでしょう。


Like Minds/Gary Burton(Vib)/Chick Corea(P)/Pat Metheny(G)/Roy Haynes(Ds)/Dave Holland(B)(Concord) - Recorded December 15-17, 1997. - 1. Questions And Answer 2. Elucidation 3. Windows 4. Futures 5. Like Minds 6. Country Roads 7. Tears Of Rain 8. Soon 9. For A Thousand Years 10. Straight Up And Down

何ともスゴいメンバーでの録音。曲はパット・メセニーが4曲(1-2、7、9曲目)、チック・コリアが3曲(3-4、10曲目)、ゲイリー・バートンが2曲(5-6曲目)で、スタンダードが1曲。再演の曲もあって、演奏はジャズか。ヴァイブラホンで曲調がややクールに。8分の6拍子の哀愁を帯びたメロディアスな1曲目、明るめのアップテンポが心地よい2曲目、淡い哀愁のメロディで8分の6拍子の3曲目、しっとり感が漂うバラードの4曲目、ファンク的なビートでちょっと綾織り系メロディのタイトル曲の5曲目、ちょっとゆったりあっさりという感じの6曲目、都会の静かな夜をあらわすような7曲目、明るくて一番ジャズという感じで演奏される8曲目、優しい8分の6拍子がメロディアスな9曲目、アップテンポでメカニカルさが印象的な10曲目。

Soul Of Things/Tomasz Stanko

1788
Soul Of Things/Tomasz Stanko(Tp)(ECM 1788) - Recorded August 2001. Marcin Wasilewski(P), Slawomir Kurkiewicz(B), Michal Miskiewicz(Ds) - 1. 1 2. 2 3. 3 4. 4 5. 5 6. 6 7. 7 8. 8 9. 9 10. 10 11. 11 12. 12 13. 13

全曲トーマス・スタンコのオリジナル。曲名も1-13と番号のみなので、全編フリー・インプロヴィゼーションかと思っていたら、スローでスペイシーながらも叙情的で哀愁漂う曲調の曲が多いです。それにトランペットがまた哀愁があって、何を吹いても彼の路線になります。1曲目を聴いただけで、彼の世界にハマッていく感じ。2曲目あたりはオーソドックスな4ビートにも多少近寄って色気を見せています。3、10曲目はテンポも速めで、このレーベルでは珍しく、これぞジャズといった4ビート路線に。5曲目もややジャズ寄り(?)。ただ、やっぱり温度感が低いながらも味わいのあるスローの曲が多いです。不思議と色調は統一された感じなので、通しで 全体の流れを聴くアルバムなのかな、と思います。(02年6月21日発売)

2007/03/22

In Touch/Yves Robert

1787
In Touch/Yves Robert(Tb)(ECM 1787)(輸入盤) - Recorded March 2001. Vincent Courtois(Cello), Cyril Atef(Ds) - 1. In Touch 2. Let's Lay Down 3. La Tendresse 4. In Touch Var. 1 5. L'air D'y Toucher 6. Basculement Du Desir 7. L'attente Reste 8. In Touch Var. 2

(03/03/07)2曲目のみドラムスCyril Atefの作曲で、他はYves Robertのオリジナル。そして、静かでインタールード的な小品(1、4、7-8曲目)と、通常あるいは比較的眺めの曲の組み合わせ。特異な編成のせいか、やはりスペイシーでヨーロッパの暗さをあわせ持ったような 曲が多め。2曲目は薄暗いながらも中盤戦はややリズミカルでメロディアスな展開。16分台の いくつかの曲が組み合わさったような3曲目は、インプロヴィゼーションとアンサンブルが、時に静かに、ときに三位一体となって進んでいきます。一見バラバラのフレーズを奏でるようでいて、ややドラマ性のあるインプロヴィゼーションが展開される5曲目、前半は闇の奥底から音が発せられるようで、後半徐々に盛り上がっていく6曲目

Riddle Of The Sphinx/Mark Gross

Markriddle
久しぶりのいただきものCDをここで紹介します。マーク・グロスという名前は初めて聞いたけれども、サイドで何人か知っているミュージシャンが。本文でも書いてあるけれど、何曲かでウードが参加したり、パーカッションがどちらかというとインド系(中近東系?)だったりと、エキゾチック、モーダル、スピリチュアルと3拍子揃っています。各曲のタイトルからして、もうそういう感じが漂ってきますね(笑)。まあ、こういう方面も嫌いではないので、けっこう楽しめました。この中でいちばんジャズっぽかったのは7曲目。デュオのバラードの8曲目もソフトな感じではありました。他の曲は全てあちら側系?


Riddle Of The Sphinx/Mark Gross(As. Ss)(J Curve Records)(輸入盤) - Recorded April 19 and 20, 1999. Mulgrew Miller(P), Brian Blade(Ds except 8, 9), Darryl Hall(B except 8), Joe Locke(Vib on 1, 5, Narimba 2, 3, 9), Khalil Kwame Bell(Per except 8), John LaBarabara(Oud on 1, 5, 9) - 1. Valley Of The Dry Bones 2. Moses In Egypt 3. Eastern Joy Dance 4. Lullaby Of Isfahan 5. Riddle Of The Sphinx 6. The Desert Sands Of Cairo 7. Black Nile 8. Isfahan 9. Marabi 10. The Red Sea

(07/03/21)Mark Gross作は10曲中5曲(1-2、5-6、10曲目)で、他はジャズメン・オリジナルが多い。モーダルでエキゾチック、スピリチュアルな印象です。エキゾチックさが前面に出ている1曲目、モーダルに攻めながら進行していくピアノのメカニカルさがいい2曲目、マルグリュー・ミラー作のモーダルさとメロディアスな部分を併せ持つ8分の6拍子の3曲目、ケニー・ギャレット作のスピリチュアルなバラードの4曲目、思いっきり中近東風味なタイトル曲の5曲目、異国情緒や浮遊感のあるボッサといった感じの6曲目、ウェイン・ショーター作のこの中ではけっこうジャズしている7曲目、ピアノとのデュオでエリントンナンバーを奏でる8曲目、キャノンボール・アダレイ作が中近東音楽のような9曲目、最後までこの方向の10曲目。

2007/03/21

子供のパソコン利用

子供にパソコンを買ってやって、ワープロなど利用をしながらローマ字キー入力に徐々に慣れていってます。もちろんインターネットも。

まだちょっと小さいせいか、いきなり某巨大掲示板ということはないけれど、検索の仕方を覚えて、何を検索したかと思ったら「ドラえもん」で、Youtubeを発見、ずっとそこでドラえもんを観ています(笑)。

確かYoutube内での日本のアニメのほとんどは違法アップロードということを聞いたことがあるけれど、子供に今の時点で著作権をどうこう言っても理解できないと思うので、おいおい説明していくことにしようかと思います。

まだ自分でブログをやったり、ホームページを作成したりなんてことは出来ないけれど、その段階で著作権教育は必要だな、と思います。私自身、自分のコンテンツに対して、何度他人の無自覚なコピペで被害をこうむったか(笑)。

まあ、YoutubeはGoogleが買い取っただけあって、やっぱりインパクトというか、影響力は大きいですね。

Skirting The River Road/Robin Williamson

1785
Skirting The River Road/Robin Williamson(Vo, Harp, G, Whistles)(ECM 1785)(輸入盤) - Recorded March and April 2001. Mat mameri(Viola, Vln), Paul Dunmall(Ts, Ss, Cl, Border Pipes, Ocarina, Maxeno), Ale Moller(Mandola, Lute, Hammered Dulcimer, Shawn, Clarino, Drone Fl, Natural Fl, Vib), Mivck Hutton(B) - 1. 1. The Morning Watch/A Song Of Joys 2. Here To Burn 3. The Four Points Are Thus Beheld 4. Infant Joy 5. Dalliance Of Eagles 6. Abstinence Sows Sand 7. The Journey 8. The Terrible Doubt/The Price Of Experience 9. West From California's Shores 10. Shepherd's Tune 11. The Map With No North 12. The Spider 13. The Fly 14. Crossing Brooklyn Ferry 15. The World Of Light

(03/03/06)ECMでは珍しく、フォーク・シンガー(と思う)のヴォーカルアルバムなのですが、そのサウンドやアレンジはECMらしく幻想的、神秘的、かつエキゾチックなイメージの曲が多いです。曲によってマット・マネリやアレ・メッレルが参加しているので、そのあたりの影響かも。曲はロビン・ウィリアムソン単独での作曲か 参加メンバーの共作のものがほとんどで、ラストの曲はトラディショナル。2、9曲目あたりはカントリーの雰囲気を漂わせ、この辺が彼の地での表現なのでは、と思わせます。1曲目後半や3 、11曲目のように音楽をバックに語りの入る曲も。淡々とした語り口と、無国籍的なワールドのサウンドが印象的。 14曲目は何と16分台の大作ですが、やはり物語を音楽をバックに語っている、ドラマ性のある曲。

Quartet/Pat Metheny/Brad Mehldau

Quartetmemd
お待ちかね、パット・メセニーブラッド・メルドーの第2弾がクァルテット中心で出ました。1枚目のデュオ中心作と同じ時に一気に録音しているんですね。おそらくこのメンバーでは、かなり速いペースで録音が出来たんじゃないかと思います。1枚目のデュオ中心の繊細さも好きですが、個人的には甲乙付けがたいながらも、こちらのクァルテット作の方が好みかな。何たって12曲中8曲がクァルテット作品ですからね。ギターもいろいろなギターを使用して、まあ、パット・メセニー・グループのような音の出し方をしているものもありますが、表現の幅が広くなって、むしろ良いかな、とも思います。繰り返し聴く盤になりそう。


Quartet/Pat Metheny(G)/Brad Mehldau(P)(Nonesuch)(輸入盤) - Recorded December 2005. Larry Grenadier(B), Jeff Ballard(Ds) - 1. A Night Away 2. The Sound Of Water 3. Fear And Trembling 4. Don't Wait 5. Towards The Light 6. Long Before 7. En La Tierra Que No Olivida 8. Santa Cruz Slacker 9. Secret Beach 10. Silent Movie 11. Marta's Theme (from "Passagio Per Il Paradiso")

(07/03/20)2、4、6、11曲目がデュオ、1曲目が2人の共作、2、4-7、10-11曲目がパット・メセニー作、3、8-9曲目がブラッド・メルドー作。3分の2をクァルテットが占めるので、ノリは割といいと思います。ただ、このメンバーなので4ビート・ジャズにはなりません。しっとりした曲もあり。1曲目で16ビート的な展開をしていて、そこから起伏のある組曲を聴いている感じで進んでいきます。2人を中心に、4人のコンビネーションもなかなか見事。パットはさまざまな種類のギターを使っていて、彼のグループのような気がすることもありますが、メルドー度も高く、やっぱりこのメンバーだよねと思わせるところがなかなか。デュオの曲は2人の繊細なやり取りがここでも聴けます。アヴァンギャルドまたはメカニカルなフレーズも少し。

2007/03/20

Hyperion with Higgins/Charles Lloyd

1784
Hyperion with Higgins/Charles Lloyd(Ts)(ECM 1784) - Recorded December 1999. Billy Higgins(Ds, Per), John Abercrombie(G), Larry Grenadier(B), Brad Mehldau(P) - 1. Dancing Waters, Big Sur To Bahia 2. Bharati 3. Secret Life Of The Forbidden City 4. Miss Jessye 5. Hyperion With Higgins 6. Darkness On The Delta Suite 7. Dervish On The Glory B 8. The Caravan Moves On

前作「ザ・ウォーター・イズ・ワイド」と同じ時の録音で、その後亡くなったビリー・ヒギンズに捧げられたアルバム。全曲チャールス・ロイドのオリジナル。1曲目はサブタイトルに(フォー・ジルベルト・アンド・カエターノ)とありますが、ボッサ色というよりはしっとり感のある哀愁路線かも。サックスやピアノが心地良いゆったりめのリズムの上を舞う2曲目、テーマ部はともかく、穏やかながら4ビートが基調のジャズを演奏している3曲目、3連系の4ビートの部分もある4曲目、ECMでは珍しく熱い系統のジャズの5曲目、ドラマチックに展開する12分台の組曲の6曲目、陽気なテーマとアドリブの7曲目、ドラムスのタムタムが印象的な8曲目。前作よりは元気なサウンドで、やはりヒギンズが目立 っているようです。(01年8月22日発売)

Visions Of An Inner Mounting Apocalypse

Visionsof
今日はTone Centerレーベルのマハヴィシュヌ・オーケストラ集。このシリーズはバックのミュージシャンは同じメンバーでサポートし、ギタリストが1曲ごとに違うというもの。国内盤でも何枚かリリースされているけれども、これはキングから出なかったので、後から直接輸入盤で買いました。相変わらずギタリストの顔ぶれはけっこう豪華で、なかなか聴けないのですが、今回もサウンドにも統一性が取れていて、通して何も考えずに聴いてもけっこう楽しめます。変拍子がやはり多いですけれど、ヴィニー・カリウタがスパスパと小気味よくスカッと叩いてくれているので、うれしいです。こういうサウンド、最近無性に聴きたくなるときがあります。


Visions Of An Inner Mounting Apocalypse(Tone Center)(輸入盤) - Released 2005. Steve Lukather(G), Mike Stern(G), Steve Morse(G), Jimmy Herring(G), Jeff Richman(G), Frank Gambale(G), Warren Haynes(G), David Fiuczynski(G), Greg Howe(G), John Abercrombie(G), The Band: Vinnie Colaiuta(Ds), Kai Eckhardt(B), Mitchel Forman(Key), with: Jerry Goodman(Vln) - 1. Birds Of Fire 2. Can't Stand Your Funk 3. Celestial Terrestrial Commuters 4. Meeting Of The Spirits 5. Jazz 6. Dawn 7. Lila's Dance 8. Faith 9. Dance Of Maya 10. Follow Your Heart

(07/03/18)マハヴィシュヌ・オーケストラ集で、10人のギタリストが1曲ずつ弾いています。ロックやファンク、フュージョンなど、どのギタリストもいいのですが、特に興味があるのは2曲目のマイク・スターン、8曲目のデヴィッド・フュージンスキー、10曲目のジョン・アバークロンビー。雰囲気も出ているファンク/フュージョンで、変拍子もバシバシ出てきます。サウンドのキモはヴィニー・カリウタのドラムスかな。やっぱり元の曲のインパクトも大きい感じです。曲はいつものマイク・スターンのファンク系かなと思わせるけれども、このギターのフレーズがいいんだよねと思う2曲目、野性味あふれつつも計算された起伏が何とも言えずいい感じの8曲目、一連の男っぽいサウンドの中で、やはり彼だけソフトな感じを漂わせている10曲目。

2007/03/19

Toshio Hosokawa/J.S. Bach/Isang Yun/Thomas Demenga

1782
Toshio Hosokawa/J.S. Bach/Isang Yun/Thomas Demenga(Cello)(ECM New Series 1782/83) - Recorded July 1985, December 1998 and November 2000. Asako Urushihara(Vln), Teodoro Anzellotti(Accordion), Aurele Nicolet(Fl), Heinz Holliger(Oboe), Hansheinz Schneeberger(Vln), Thomas Larcher(P) - Toshio Hosokawa 1. In Die Tiefe Der Zeit 2. Dur Fur Violine Und Violoncello 3. Winter Bird J.S. Bach 5-9. Suite Nr.5 IN C-moll Fur Violoncello Solo(BWV 1011) 10-15. Suite Nr.6 In D-dur Fur Violoncello Solo(BWV 1012) Isang Yun 16. Gasa 17. Escape 1 18. Images

現代音楽家の細川俊夫、イサン・ユンの作品と、バッハの無伴奏チェロ組曲の作品2つとを組み合わせたCD2枚組のアルバム。前者は現代的な、内省的な複雑な曲想を持った曲で、楽器編成もソロ、デュオ、もっと大勢の人の演奏と、曲によってさまざまです。バッハの曲はやはりバッハらしい素直で深みのある印象ですが、両者のカップリングでアルバムのやりたいことが浮かび上がってくるような気がします。(02年9月25日発売)

Mysterious Voyages - A Tribute To Weather Report

Tributewea
昨日はジョー・ザヴィヌルのアルバムでしたが、今日もCD2枚組ではあるけれど、さまざまなミュージシャンによるウェザー・リポートのトリビュート・アルバム。たまたま自分でミュージシャン特集を作っているミュージシャンの参加している曲のみをコメントとクレジットとをクローズアップしたのですが、他にも興味深いミュージシャンの参加が多いです。多重録音ながら14曲目のTerje Gewelt & Christian Jacobとのデュオとか、ジャズ寄りの異色な参加もあったりします。それにしても参加ミュージシャンの豪華なこと。これだけの内容であれば、このCDを買うコスト・パフォーマンスは、非常に高いですね。ただし、過去の録音の再リリースの曲もあるようです。


Mysterious Voyages - A Tribute To Weather Report(Tone Center)(輸入盤) - Released 2005. (6曲目のパーソネル) Scott Henderson(G), Gary Willis(B), Scott Kinsey(Key), Kirk Convington(Ds), (12曲目のパーソネル) Gary Willis(B, Key), Steve Tavaglione(EWI), Dennis Chambers(Ds), (20曲目のパーソネル) Tony Grey(B), Romain Collin(Key), Walter Smith 3rd(Sax), David Fiuczynski(G), Kenwood Dennard(Ds) -1. Big Rock/Scott Kinsey 2. Teen Town/Marcus Miller 3. Memory Of Enchantment/Michiel Borstlap & Yori Honing 4. Weather Is Changing/Trinity 5. Pinocchio/Michael Wolff 6. You May Remember Me/Tribal Tech 7. Three Views Of A Secret/Jon McLean 8. Queen Of Cups/Kai Eckhardt 9. Corner Pocket/Ahgel Calada 10. Travels/Richard S. & Vibe Tribe 11. On THe Milky Way Express/Rachel Z 12. Emancipation/Gary Willis 13. Bombay/White House 14. A Remark You Made/Terje Gewelt & Christian Jacob 15. Havona/Rocco Zifarelli 16. Fever/Jim Beard 17. Birdland/Acoustic Mania 18. Scarlet Woman/Torsten De Winkel 19. Palladium/Karizuma 20. White Woods/Tony Grey 21. American Tango/Alex Gunia 22. Overlook Hotel/Slop Shop 23. Mysterious Traveller/Mantra 24. Beat 17/Clive Stevens

(07/03/17)さまざまなミュージシャンによるウェザー・リポートのトリビュート集。ウェザー・リポートの曲を演奏することもあれば、自作曲を彼らに捧げることもあり、フュージョン畑の曲や純ジャズの曲など、さまざま。書ききれなかったけれど、クレジットには曲によって有名なミュージシャンも参加することがあります。そういう意味では非常に豪華なアルバム。6曲目は、この時期のトライバルテックの演奏の録音と思ったら、「Thick」(’98年録音)の再リリース。4人での彼ららしい幻想的なインプロヴィゼーション。12曲目はフレットレス・ベースでのミステリアスなフレーズ全開のウェザー・リポートっぽいオリジナル。20曲目はメリハリのあるミステリアスなオリジナルで後半盛り上がります。変化に富んでいて聴きどころが多いアルバム。

2007/03/18

SUICAかPASMOか、それが問題だ

首都圏限定の話題で恐縮ですが、今日から、私鉄やバスでもカード(PASMO)をタッチするだけで改札口を通れるようになりました。さらに、JRのSUICAと、私鉄、バスのPASMOも相互乗り入れできて共通に使えるようになりました。便利ですねえ。

自分はJRのときはイオカードが使えなくなるまで使っていて、SUICAへの移行は遅かったのですが、実際に仕事やプライベートで利用しているのは私鉄(特に京浜急行)が多いんですね。なのでSUICAをやめてPASMOに移行しようか、と思っても、SUICAの払い戻し手数料が210円かかる。しかも、最寄り駅の八丁畷駅は、ローカルとは言えJR(南武線支線の浜川崎線)も止まるし、京急も止まる。当然改札口でSUICAのチャージ(現金を入れて金額を増やすこと)もあるので、このままSUICAでもいいかな、と思ってみたり。何だかくだらないことで1日悩んでしまいました(笑)。(追記)SUICAもPASMOもお互いの券売機でチャージできるという情報を得ました。さっそく今度やってみよう。

まあ、しばらく様子見かな、というのはありますが、昔は鉄道は券売機で乗るたびに切符を買っていたものです。それが非常に便利になったなというのが実感。以前は切符の販売機に並んでいて、電車を一本逃してしまったりということもありましたしね。ETCと同じく、小銭やお釣りを気にするする必要がなくなっただけ、精神的にはいいですね。

でも、SUICAかPASMOか、どっちが自分にとって有利なんだろう。もう少し考えてみることにします。

Odradek/Gidon Lewnsohn

1781
Odradek/Gidon Lewnsohn(ECM New Series 1781)(輸入盤) - Recorded July 1997 and February 2001. Alexander Lonquich(P), Auryn Quartett - Matthias Lingenfelder(Vln), Jens Oppermann(Vln), Stewart Eaton(Viola), Andreas Arndt(Cello), Ora Rotem Nelken(P) - 1-5. Piano Quintet 6. Prelude For Piano 7-23. Odarek Quartet 24. Postlude for Piano

(03/02/23)現代音楽家のGideon Lewnsohnのピアノと弦楽四重奏のための作品(1-5曲目)。やはり現代音楽家らしく、複雑かつ硬質な色合いのメロディとハーモニーで迫ってきて、難しめかつ思索的、ややドラマチックな印象。6、24曲目はピアノでのスペイシーなソロの曲で、それぞれ違うピアニストによるヴァージョン違い。7-23曲目の弦楽四重奏でのタイトル曲は、17の短めな断片の曲から成り立っています。こちらも思索的。

Brown Street/Joe Zawinul

Joebrown
昨年12月に買っておきながら、何度か聴きましたけれど、やっとアップできたCD。何度か聴いたというのは、けっこうこのアルバム、ジョー・ザヴィヌル色がそのまま出ている上に、ビッグ・バンドのアレンジやソロが秀逸というか、融合感があって、仕上がりが素晴らしいライヴになっているんですね。そういう意味では、こういう編成が嫌いでない方には聴いて欲しいアルバムではあります。ヴィクター・ベイリーやアレックス・アクーニャも参加しているので、悪かろうはずはありません。しかも有名な曲が多い。ウェザー・リポート・ファンにはうってつけかも。ただ、あくまでもオリジナル重視の方にはどうかな、とは思いますが、それでもあまり違和感なくて聴けると思いますよ。


Brown Street/Joe Zawinul(Key, Vocoder)(Intuition)(輸入盤) - Recorded October 2005. Alex Acuna(Per), Victor Bailey(B), Nathaniel Townsley(Ds), The WDR Big Band Koln: Paul Shigihara(G), Andy Hoderer(Tp, Flh), Kenny Rampton(Tp, Flh), Rob Bruynen(Tp, Flh), Klaus Osterloh(Tp, Flh), John Marshall(Tp, Flh), Ludwig Nuss(Tb), Dave Horler(Tb), Bernt Laukamp(Tb), Mattis Cederberg(Btb, Tuba), Heiner Wiberny(As, Ss, Fl, Cl), Karolina Strassmayer(As, Fl, Cl), Olivier Peters(Ts, Ss, Fl, Cl), Paul Heller(Ts, Ss, Fl, Cl), Jens Neufang(Bs, Bass Sax, Bcl) - 1. Brown Street 2. In A Silent Way 3. Fast City 4. Badia/Boogie Woogie Waltz 5. Black Market 6. March Of The Lost Children 7. A Remark You Made 8. Night Passage 9. Procession 10. Carnavalito

(07/03/17) 全曲ジョー・ザヴィヌル作曲か共作。CD2枚組で、有名な曲が多いのも聴きどころ。メインの・メンバーがウェザー・リポートやザヴィヌル・シンジケート関係中心だし、それにかぶさっていくWDRビッグバンドも雰囲気を壊さずに厚みを加えていて、さすがこういう共演は定評があってなかなかの出来。アレンジもソロも秀逸なビッグ・バンド。1曲目からゴキゲンな出だしではじまります。2曲目はこれに対してビッグバンドのオーケストラ的な展開。なかなかにシンセサイザーやキー・ボード、メインのメンバーとビッグバンドのサウンドの混ざり合いが見事で、ジョー・ザヴィヌルの世界をあらわしています。もともとの曲が良い上に、盛り上がるところは盛り上がるし、しっかりと抑えるところは抑える。なかなかここまではできません。

2007/03/17

未聴CDが15枚まで減少

昨年の7月下旬のここの記述を見てみると、96枚にまで未聴盤CDが膨れ上がってしまっていました。その後、買うCDも少し制限をかけつつも、新譜が出るたびに買ってしまったりしたのですが、先月25日、懸念のCriss Crossレーベルを聴くのが全部終わって、未聴CDも少しずつ減ってきて、ホッとしています。

現在、15枚。明日以降の分もこれから聴くので、実際にはもっと減っていくと思います。ここまで減ったのは久しぶり。何年ぶりかで、未聴CDをゼロに持っていきたいのですが、気がつくと何か別のCDを注文してしまう性格なので、これは無理かな。昨年12月に入手したものもまだ聴いてないものがあり、気ははやるのですが、やっぱり古い順番に聴いていこうかな、と思ってみたり。

まあ、あまり急ぐことはないのだけれど、古いアルバムのコメントの手直しまでなかなか手がまわらないので、新譜の絞込みはもう少し続けていこうかと。

ただ、上記の数に入れていない、3年前ほど前のいただきものCDというのがサンプル盤を含めて30枚近くあって、たぶんこれらは聴くことはないだろうと思うので、どうしようかと考えています。現在はCDをいただくということはありません。

Plays Miles/Russell Gunn

Russelmiles
ラッセル・ガンのマイルス曲集。マイルス・デイヴィスを取り上げると、変に意識してしまって結局本物に負けてしまう、というパターンが今まで多かったような気がするのですが、ここではあくまでも曲を素材として取り上げていて、独自のファンクアレンジをほどこし、トランペットもけっこうマイペースで吹いています。あまり比較するというよりも、このアルバムそのものを楽しんでしまう、という雰囲気があります。とは言うものの、有名な曲が多いので、「ああ、この曲をやっているな」というのは分かるのですが。4ビートはなくて、ファンクが前面に出ていますけれど、後期マイルスや、こういう方面が好きな人にはけっこう点が高いのではないでしょうか。


Plays Miles/Russell Gunn(Tp, FX)(High Note)(輸入盤) - Recorded July 3, 2006. The Elektrik Butterfly Band: Orrin Evans(Key), Mark Kelley(B), Montez Coleman(Ds), Kahlil Kwame Bell(Per) - 1. Tutu 2. Bitches Brew 3. Blue In Green 4. Footprints 5. Nardis 6. All Blues 7. Eighty One 8. New New Blues

(07/03/17)8曲目のみRussell Gunnの作曲で、他はマイルス・デイヴィスおなじみの曲集。曲の年代はさまざまだけれど、渋い「今」のファンクに仕上がっていて、トランペットやアレンジも独自の雰囲気。特にエレキ・ベースが好み。都会にも漆黒の闇があるような渋いファンクではじまる1曲目、妖しげなサウンドの中をゆったりと漂っていく、後半ミディアムのファンクになる2曲目、しっとり系のバラードもマイペースに吹いているような都会的な3曲目、細かいベースのノリが意表をついてくるファンクの4曲目、有名な旋律ですが、これまたファンクにアレンジして聴かせる5曲目、ワルツはそのままに今っぽく元気に仕上げる6曲目、アップテンポでノリが良い、ベースの刻みが細かい7曲目、現代的なミディアムのブルースが渋い8曲目。

Inside Out/Keith Jarrett, Gary Peacock, Jack DeJohnette

1780
Inside Out/Keith Jarrett(P), Gary Peacock(B), Jack DeJohnette(Ds)(ECM 1780) - Recorded July 26 and 28, 2000. - 1. From The Body 2. Inside Out 3. 341 Free Fade 4. Riot 5. When I Fall In Love

トリオのロンドンでのライヴ録音。全5曲中スタンダードは最後の1曲のみ。フリー・インプロヴィゼーションとはいってもけっこう聴きやすいはずなのですが、今回は曲によって(3-4曲目)は冒険的。1曲目(21分)は何となくブルースを連想させるような出だしから、中盤でジャック・ディジョネットのマレットさばきが見事な世界に入っていき、後半哀愁漂う叙情的な情景が現れます。2曲目(21分)のタイトル曲は出だしは複雑なメロディ(と言うべきか)が噴出。そして、中盤以降徐々に盛り上がってゴスペルタッチが延々続きます。3曲目(19分)では彼ららしいマイナーの一発モノからフリーへの展開。そして、豪快でノリの良いインプロヴィゼーションの4曲目、しっとりとメロディアスに歌い上げるバラードの5曲目へと続きます。(01年9月21日発売)

2007/03/16

Eislermaterial/Heiner Gobbels

1779
Eislermaterial/Heiner Gobbels(ECM New Series 1779)(輸入盤) - Recorded October 1998. Ensemble Modern, Josef Berbichler(Vo) - 1. Anmut Sparet Nicht Noch Noch Muhe 2. Allegro Assai - Aus: Kleine Sinfonie/Moment Musical 3. Andante - Aus: Suite Fur Septett Nr. 1 4. Und Ich Werde Nicht Mehr Sehen 5-8. Vier Wiegenlieder Fur Aebeitermutter 9. Horstuck 1 ("Einen Moment, Gnadige Frau...") 10. Ballade Von Der haltbaren Graugans 11. Mutter Beimlein 12. Vom Sprengen Des Gartens 13. Ballade Vom Zerrissenen Rock 14. Horatios Monolog/Bericht Vom 1. Mai 15. Horstuck 2("Ich Mochte Ihnen Einen Vorschlag Machen...") 16. Kleine Passacaglia - Aus: Funf Orchesterstucke 17. Finale: Improvisation - Aus: Funf Orchesterstucke 18. Uber Den Selbsmord 19. Kreigslied "Grossvater Stoffel" 20. "Die Fabriken" - Aus: Orchestersuite Nr. 3/Streichquartett - Fragment 21. Und Endlich Stirbt Die Sehnsucht Doch

(03/02/22)Hanns Eilserという人の曲を題材にしたアルバム。インストルメンタルの曲もありますが、基本的にはオーケストラをバックにした男性ヴォーカル(オペラとは違う)の曲が多く、9曲目、15曲目は「オーディオ・ドラマ」という会話のみの録音。クラシックだけでなくて、ジャズや古い時代の哀愁を帯びたポピュラー音楽の要素も。10、13、20曲目のように、フリージャズのようなフリーキーな場面も。12曲目もジャズと言えばジャズ?。

Like A Dream/Darek Oleszkiewicz

Dareklike
まだまだ昨年12月購入の輸入盤を聴いていないです(笑)。だんだん追いついてきてはいますけれど。これは、ブラッド・メルドーが1-5曲目にベース(このCDの名義人。なんて読むんだろう。)とのデュオで参加していて、他の曲ももちろん良いんですが、個人的には1-5曲目のピアノ目当てで買いました。デュオなのでピアノ度満開で、当時の彼を知るにはいいアルバムです。まあ、最近とあまり変わらないフレーズかな、という気はしますけれども。6-7曲目、8曲目以降と、3種類のミュージシャンによる演奏で、できれば統一してもらいたかったな、というのはあるのですが、通して聴いても割と良かったです。


Like A Dream/Darek Oleszkiewicz(B)(Cyrptgramophone)(輸入盤) - Recorded June 26, 2000, December 18, 2001, September 27 and November 30, 2002. Brad Mehldau(P), Chuck Manning(Sax), Larry Koonse(G), Mark Ferber(Ds), Adam Benjamin(P), Nate Wood(Ds), Bennie Maupin(Ts) - 1. November 2. You Don't Know What Love Is 3. Like A Dream 4. Time Cafe 5. Blues For Eden 6. Precious Moments 7. Before The Journey 8. Gift 9. That Night 10. Conclusion Part one 11. Part Two 12. Part Three

(07/03/15)2曲目以外はDarek Oleszkiewiczの参加。目を引くのは1-5曲目に参加のブラッド・メルドーとのデュオで、リーダーがベースのせいか、この部分はブラッド・メルドーを聴くためにあるようなもの。この5曲は割とジャズっぽいかな、という感じ。2曲目みスタンダードですが、他の曲も、いかにもオリジナルというような感じではなく、ヨーロッパ的なメロディアスさを感じることができます。6-7曲目がギターとサックスのいるクァルテット、8-12曲目がピアノ・トリオ(11曲目のみサックスも参加)、と変化に富んでいますが、アルバムが3つのメンバーで分かれているので、全体、あるいは全体の雰囲気を統一した方が良かったかも。あまり4ビートブンブンではなく、ヨーロッパ的な世界の曲が多い感じです。特に6曲目以降。

2007/03/15

Valentin Silvestrov/Requiem For Larissa

1778
Valentin Silvestrov/Requiem For Larissa(ECM New Series 1778)(輸入盤) - Recorded 2001. National Choir Of Ukraine "Dumka", Yevhen Savchuk(Choirmaster), National Symphony Orchestra Of Ukraine, Valodymyr Sirenko(Cond) - 1. Largo 2. Adagio-Moderato-Allegro 3. Largo-Allegro Moderato 4. Largo 5. Andante-Moderato 6. Largo 7. Allegro Moderato

(04/05/05)Valentin Silvestrovは20世紀ウクライナの現代音楽家。’97-99年にこの曲は作曲され、亡くなった妻に捧げられた曲だとのことです。現代的な響きを持つ壮大な印象を受ける曲ながらも、レクイエムらしい荘厳さ、追悼の意をこめた深い黒っぽい色合いがあらわれているようです。曲のタイトルは速さをあらわす単語の表記ですが、その中に物語性が隠されているような気も。静かでしっとりとした場面もやや重みを感じます。

All' Alba/Francois Carrier Trio With Uri Caine

Allalba
ユリ・ケイン連続聴き3日目で一段落。今日のアルバムはゲスト参加でのアルバムで、’01年録音で、ちょっと古め。ただ、けっこう気に入りました。アルト・サックスのFrancois Carrierがかなりスピリチュアルなサックスを吹く人で、サウンドが楽器は違えどある時期のジョン・コルトレーンを連想させるような音楽を奏でていきます。今回は全方位奏者ユリ・ケインもそれに合わせてあるときはゆったりと、あるときはモーダルに、あるときはフリーに、といろいろ弾き分けながら、このサウンドを盛り上げています。それでいて懐古趣味ではないジャズ。こういうサウンド、一度聴いてみるのもいいのかも。


All' Alba/Francois Carrier(As) Trio With Uri Caine(P)(Justin Time)(輸入盤) - Recorded November 23 and 24, 2001. Pierre Cote(B), Michel Lambert(Ds) - 1. Karuna 2. Entrance 3 3. Lekh Leka 4. Enfants Du Ciel 5. L'Etang 6. Don't Mind 7. Jeu 8. As Crazy As 9. All' Alba

(07/03/13)4、7曲目がフリー・インプロヴィゼーションで他の曲はFrancois Carrierの作曲。湿り気を帯びたスピリチュアルなアルト・サックスとモーダルなジャズとの邂逅が聴けます。哀愁モーダル路線のバラードがスピリチュアルな感じを強くする1曲目、ユニゾンで少しミステリアスなテーマの7拍子と、中盤のフリーな流れが面白い2曲目、けっこうハードでバリバリとした展開と起伏のある3曲目、静謐な演奏から少し盛り上がる4曲目、ファンク的な進行でモーダルに吹き(弾き)まくっている5曲目、ミディアムでミステリアスなフレーズもある6曲目、丁々発止のやり取りの、スリルのある7曲目、メカニカル、モーダル、フリーと3拍子あるややスローな8曲目、総まとめでモーダルさ、エキゾチックさを撒き散らすタイトル曲の9曲目。

2007/03/14

クラシックで最初に買ったアルバム

ちょっと前に、私が中学生の時、はじめてクラシックのアルバムを自分で買ったときを思い出しました。中学生で、1か月分のお小遣いがLP1枚分あったかどうか。そんな中での、内容も詳しく知らずにジャケ買いしてしまったその1枚とは。

「ヴィヴァルディ/四季」(カラヤン指揮)(Grammophon)’72年録音でした。当時はこれが比較的新譜だったみたいですね。ネットで探してみたら、けっこう有名盤で、今も手に入ることがわかり、既に手元にあります。1,800円でLP2枚分のカップリング。しかも、このCDは’01年の発売。クラシックの方がCDの値段が下がるのが早かったんですね。クラヲタの方が、得をしていたかも(笑)。

もう1枚、先日、同じ曲をイ・ムジチ合奏団(Philips)でCDを買っていて、世間的にはこちらの方が有名らしい。でも、少ない小遣いで買ったLPだもの、何回も聴いて頭の中に刷り込みができていて、やっぱりカラヤンの方が分かりやすくて自分は好きです。長男の評価もそちらの方がいいとのこと。

ジャズで子供とまだ共通の音楽認識を持てない状況なので、こちらも歩み寄りを見せていますが、クラシックもなかなか捨てたモンじゃないな、と思います。次は何のクラシックのCDを聴こうかな。

What Goes Around/Dave Holland Big Band

1777
What Goes Around/Dave Holland(B) Big Band(ECM 1777) - Recorded January 2001. Antonio Hart(As, Fl), Mark Gross(As), Chris Potter(Ts), Gary Smulyan(Bs), Robin Eubanks(Ts), Andre Hayward(Tb), Josh Roseman(Tb), Earl Gardner(Tp, Flh), Alex Sipiagin(Tp, Flh), Duane Eubanks(Tp, Flh), Steve Nelson(Vib), Billy Kilson(Ds) - 1. Triple Dance 2. Blues For C.M. 3. The Razor's Edge 4. What Goes Around 5. Upswing 6. First Snow 7. Shadow Dance

全曲デイヴ・ホランドのオリジナル。過去のアルバムの再演曲が多いです。アヴァンギャルド的にも聞こえる変拍子の曲もありますが、そのビッグバンドのアレンジはオーソドックスですが華やかな印象。飽きさせません。スピーディーに流れるように進んで行く変拍子の1曲目からそのサウンドは厚く、楽しい。オーソドックスなジャズのブルースという感じの2曲目、アップテンポでたたみ込むように進行していく3曲目、しっとり感からドラマチックに盛り上がっていく変拍子系の17分台の4曲目、ノリの良いジャズの演奏が聴ける、唯一の新曲の5曲目、厳かな雰囲気で漂っていくホーンサウンドも重層的で美しい11分台の6曲目、ベースソロからはじまってテンポも自在でドラマチックに展開していく14分台の7曲目。(02年10月23日発売)

Closure/Mark O'Leary/Uri Caine/Ben Perowsky

Closure
ユリ・ケイン連続聴き2日目。今日のアルバムはサイドとして参加しているアルバムで、しかも、けっこうなフリー・ジャズ。考えてみればLeoレコードというのはそういうレーベルだったなあ、と。ギターがメインなので、そればかり目立つ感じがあり、ユリ・ケイン度としては今ひとつ。そして、フリー・ジャズでも、私の好みはECM的なフリー・インプロヴィゼーションか、藤井郷子のように起伏があってドラマチックな感じが好きなのですが、静かな曲も何曲かあるにしても、ギター中心のドシャメシャ系というか、ちょっと私の興味の焦点とはズレているようでした。ユリ・ケイン聴きとしては、あまり聴かなくてもいいかもしれません。


Closure/Mark O'Leary(G)/Uri Caine(P)/Ben Perowsky(Ds, Per)(Leo Records)(輸入盤) - Recorded April 2003. - 1. No Time Soon 2. Animated 3. November Papers 4. Hysteria 5. Broken 6. Prepared 7. Closure 8. Surfacing 9. Caoineadh 10. Tribal Tendencies

(07/03/13)3、10曲目のみ3人のフリー・インプロヴィゼーション、他はMark O'Learyの作曲。滑らかなロックギター系の音色でも、かなりアヴァンギャルドなフリーのギター。ベース・レスでもあるし、はっきり言って多くの曲がフリー・ジャズに聴こえます。1曲目は全開のアヴァン系、2曲目はちょっと繊細かと思ったら、ギターは相変わらずメカニカル(フリー的?)なフレーズを弾き続ける、といった感じ。他の2人は全方位系のミュージシャンではあっても、ここではフリーに近い位置でコミュニケーションをとっています。静かに展開していくバラードのような5、9曲目、エキゾチックなユニゾンテーマの6曲目、静かでもフリー的な展開をしていく7曲目など、平板な中にある程度の変化が。10曲目はECMかと思うようなスペイシーな世界。

2007/03/13

Ieggiero, Pesante/Valentin Silvestrov

1776
Ieggiero, Pesante/Valentin Silvestrov(P)(ECM New Series 1776)(輸入盤) - Recorded January 2001. Silke Avenhaus(P), Rosamunde Quartett: Andreas Reiner(Vln), Simon Fordham(Vln), Helmut Nicolai(Viola), Anja Lechner(Cello), Maacha Deubner(Soprano) - 1. Sonata For Violoncello And Piano 2. String Quartet No.1 3-5. Three Postludes 6. Hymn 2001

(04/01/03)Valentin Silvestrovは20世紀ウクライナのキエフ出身の現代音楽家。チェロとピアノのデュオ、ストリング・クァルテットの曲やソプラノの合唱、ヴァイオリン・ソロなど、曲により、様々なフォーマットでの演奏。 やはり現代音楽のサウンドですが、情景が浮かび上がってくるような感じ。曲や場面によってはハッとするような美しい旋律が出てくることも。ラストには作曲家自身の演奏でソロ・ピアノが奏でられています。

Moloch/Uri Caine

Urimoloch
ユリ・ケインのアルバム聴き1日目。これは新譜に属するほうで、昨年9月の録音。でも、ジョン・ゾーンのレーベルからの発売で、作曲も全曲ジョン・ゾーンとなると、どうか。何とソロ・ピアノで、77分もの間、静かな場面もあるけれど、どちらかというとパワフルに弾きまくり。メカニカルだったりモーダルだったりエキゾチックだったりと表情はさまざまですが、よくこんなに引き出しがあるなあ、と感心することしきり。ジャズピアノというよりはユダヤ音楽のエキゾチックな旋律が目立つところはあるけれど、これほどまでにパワフルなアルバムは久しぶりに出会いました。先入観がなければ、けっこうインパクトのあるソロ・ピアノではないか、と思います。


Moloch/Uri Caine(P)(Tzadik)(輸入盤) - Recorded September 6, 2006. - 1. Rimmon 2. Domiel 3. Meheriel 4. Savliel 5. Tufrial 6. Jerazol 7. Harshiel 8. Dumah 9. Harviel 10. Segef 11. Sahriel 12. Shokad 13. Zophiel 14. Hayyoth 15. Nuriel 16. Ubaviel 17. Hadrial 18. Cassiel 19. Rimmon

(07/03/11)ジョン・ゾーン主催のTzadikレーベルからのソロ・ピアノ作品で、全曲ジョン・ゾーンの作曲。通常のジャズ作品というよりは、やはりユダヤ系の音楽のピアノ・ミュージックという面も強く、1曲目から力強い進行でせまってきます。変拍子の曲もあったりエキゾチックな(当然か)メロディの曲もあったりと、それが全部で19曲も。これほど力強く引っ張っていくミュージシャンも珍しいですが、そのゴリゴリ感を持ちつつ抑えるべきところは抑え、浮遊感や哀愁を漂わせながら落ち着いた曲を聴かせることもあり、変幻自在です。アヴァンギャルドなフリーにまではなかなかいかないですけれど、異世界に連れて行ってくれることは間違いないでしょう。メカニカルな速弾きもあり、そのテクニックはハンパでないことをうかがわせます。

2007/03/12

Sofia Gubaidulina

1775
Sofia Gubaidulina(ECM New Series 1775)(輸入盤) - Recorded January 2001. Elsbeth Moser(Bajan), Boris Pergamenschikow(Cello), Munchener Kammerorchester, Christoph Poppen(Cond) - 1-7. Sieben Worte 8-17. Zehn Pralidien 18. De Profundis

(04/01/03)Sofia Gubaidulinaはロシアの現代音楽家。ここでは1-7曲目と18曲目にBajanというバンドネオンに近い楽器を使用しているのが特徴ですが、民族音楽的な感じはほとんどなく、やはり難解な現代音楽というイメージが強いです。1-7曲目は全員の参加で大きな、そして複雑な色合いの世界を見せてくれます。8-17曲目はチェロのソロ、18曲目はBajanのソロ。ソロでもいかにも現代的な印象は変わりません。

2007/03/11

今年の花粉症

昨年までも花粉症気味ではあったのですが、私の場合、目がちょっとかゆくなる程度かな、といった軽度のものでしたので、それほど気にしていませんでした。それが今年は、ここ数日、頭が重いし、目もかゆいし、のども痛いと、けっこう苦しんでいます。部屋が寒いんでエアコンをつけるとよけいひどくなり、毎週土日で次の週末までのブログ用の記事のストックを作っているのですが、今日はそれも断念。午前中は寝ていて、頭痛の薬を飲んだり、花粉症用の目薬を借りてさしたり、大変でした。

今(19時半)現在、明日のブログのストックがない状態です(笑)。ブログは放っておけばいいんでしょうけれど、それもできない性格、困ったものですね。ただ、今年は暖かいので、花粉症の終焉も早いとのこと。どれだけ早いのか奥さんに聞いてみたら、通常はゴールデンウィークだけど、それよりは早いんじゃないのって、そんなに待てないわい(笑)。

果たして、花粉の飛散量が多いのか、私のアレルギーが強くなったのか分かりませんけれど、今年はちょっと困ったことになっています。エアコンよりは石油やガスストーブがいいんでしょうが、湿気を嫌うもの(CDや楽器)が置いてあったり、密閉空間のため、どうしてもエアコンに頼らざるを得ないんですね。特に今年はこの季節、早く何とかならないかな、と思います。

Ricercar/Bach/Webern

1774
Ricercar/Bach/Webern(ECM New Series 1774) - Recorded January 2001. The Hilliard Ensemble: Monika mauch(Soprano), David James(Countertenor), Rogers Covey-Crump(Tenor), Gordon james(Baritone), Munchener Kammerorchester, Christoph Poppen(Cond) - Johann Sebastian Bach 1. Fuga (Ricercata) A 6 Voci Anton Webern 2. String Quartet Johann Sebastian Bach, Cantata No. 4 "Christ Lag In Todesbanden" BWV4 4. Sinfonia-Versus 1: Coro 5. Versus 2: Duetto 5. Versus 3: Aria 6. Versus 4: Coro 7. Versus 5: Aria 8. Versus 6: Duetto-Versus 7: Choral Anton Werbern Five Movements For String Quartet Op.5 9. 1 Heftig Bewegt 10. 2 Sehr Langsam 11. 3 Sehr Lebhaft 12. 4 Sehr Langsam 13. 5 In Zarter bewegung Johann Sebastian Bach 14. Fuga(Recercata) A 6 Voci

18世紀のバッハと、20世紀のオーストリアの作曲家ヴェーベルンの曲の組み合わせ。特にタイトル曲のバッハの「リチェルカーレ」は2ヴァージョンありますが、どちらもヴェーベルンの編曲とのこと。ここが接点らしいです。バッハらしい曲と、現代音楽の響きを持つ曲との取り合わせ。両者の感触は、ちょっと違います。3-8曲目の声楽アンサンブル編曲の録音は世界初とのことですが、やはりバッハの曲として聴けてしまいます。(03年5月21日発売)

2007/03/10

Diplipito/Giya Kancheli

1773
ECMレーベルの現代音楽を何で聴かなければならないのか。そもそもクラシックや現代音楽のECM New Seriesが、ジャズのECMと一連番号でつながっていて、分けるのが難しいから、結局未CD化作品以外は全部聴いてしまった、ということに端を発しています。気合の入っていた時期は何とかなったのですが、今はけっこう聴くのに勇気がいります(笑)。何たってメロディアスな部分がほとんどないんだから。

朝からCD3組(うち1つは2枚組なので計4枚)を頑張って聴きました。どうしてもジャズよりは浅い聴き方になってしまうのは止むを得ないと思いますが、ECMの静かなフリー系ジャズとボーダーレスにつながっているような雰囲気もあり、コメントも短めにしているので何とかホームページへのアップだけはしています。恥さらしと言えなくもないですが(笑)。


Diplipito/Giya Kancheli(ECM New Series 1773)(輸入盤) - Recorded January 2001. Thomas Demenga(Cello), Derek Lee Ragin(Countertenor), Dennis Russell Davis(P, Cond), Stuttgarter Kammerorchester - 1. Diplipito 2. Valse Boston

(04/08/08)Giya Kancheliは20世紀グルジアの作曲家。1曲目がチェロ、カウンターテナー、ピアノとオーケストラ、2曲目がピアノとオーケストラの作品。 やはりゆったりとした荘厳なイメージでせまってきて、静かな場面と大きいサウンドの場面の差が大きい感じ。どんなアプローチになっても濃い青色の雰囲気が、彼の曲にはあります。1曲目のカウンターテナーとチェロが幽玄な感じを醸し出しています。2曲目も冷たさと音の大小が印象的。

2007/03/09

Song Of Debussy And Mozart/Julianne Banse/Andres Schiff

1772
Song Of Debussy And Mozart/Julianne Banse(Soprano)/Andres Schiff(P)(ECM New Series 1772) - Recorded January 2001. - Claude Debussy - 1. Beau Soir 2. Clair De Lune 3. Pierrot 4. Apparition 5. Pantmime Fetes Galantes 1er Livre 6. En sourdine 7. Fantoches 8. Clair De Lune Wolfgang Amadeus Mozart 9. Dans Un Bois Solitaire KV308 10. Oiseaux, Si Tous Les Ans KV307 11. Warnung KV433 12. Der Zauberer KV472 13. Das Veilchen KV476 Claude Debussy Ariettes Oubliees 14. C'est L'extase Langoureuse 15. Il Pleure Dans Mon Coeur 16. L'ombre des Arbres 17. Chevaux De Bois 18. Green 19. Spleen Wolfgang Amadeus Mozart 20. Sehnsucht Nach Dem Fruhlinge KV596 21. Als Luise Die Briefe Ihres Untreuen Liebhabers Verbrannte KV520 22. Abendempfindung KV523

邦題「ドビュッシー&モーツァルト歌曲集」。ソプラノ歌手とピアノでの演奏で、ドビュッシー(19-20世紀)、モーツァルト(18世紀)、ドビュッシー、モーツァルトの順番で、短めの曲を22曲も演奏しています。2人の作曲家の時代は違いますが、うまく同居しているようにも思えます。個人的には分かりやすい和声とメロディのモーツァルトの曲の方が好み。かと言ってドビュッシーの色彩感豊かな歌も捨てがたいかも。(03年5月21日発売)

2007/03/08

Der Bote - Elegies For Piano/Alexei Lubimov

1771
Der Bote - Elegies For Piano/Alexei Lubimov(P)(ECM New Series 1771) - Recorded December 2000. - 1. Fantasie Fur Klavier Fis-moll/Carl Philipp Emanuel Bach 2. In A Landscape/John Cage 3. Nostalgia/Tigran Mansurian 4. Abschied/Franz Liszt 5. Nocturne F-moll "La Separation"/Michael Glinka 6. Prelude Cis-moll Op.45/Frederic Chopin 7. Elegie/Valentin Silvestrov 8. Elegie/Claude Debussy 9. Vier Klagelieder Op.9a, Nr.1/Bela Bartok 10. Der Borte For Larysa Bondarenko/Valentin Silvestrov

「エレジー」というタイトルの曲が2曲あり、いろいろな作曲家の小品が全10曲、哀歌集とのこと。曲は18世紀から20世紀まで様々な年代のものがありますが、不思議にも、通して聴くと自然な感じ。クラシックのピアノ作品ですが、その曲の感触から静かな癒しの要素もあります。現代に求められているようなサウンドで、面と向かって聴かなくても良い雰囲気でもあります。でも真剣に聴くと、重い部分も少しあったりします。(02年9月25日発売)

2007/03/07

長男の「惑星」その後、他

長男に先日ホルストの「惑星」のCDを買ってやった話は書きました。その後、指揮者や演奏者違いで欲しいというので、3種類、後から買って、聴かせてやりました。我が家には今、合計4種類あります。

けっこう違いが分かっているようで、ひと通り聴いた後にどれがどうだったか聞いたら、「これはこっちより第XX楽章が30秒長いんだよね。雰囲気が違うわけだわ。」「この指揮者は優しいのかな、ほら音にあらわれてるでしょう?」とか、有名な指揮者のCDを、これはどう?と聞いてみると、「これはダメ。火星が暗すぎる。」とか、小学6年生にしては、まあ、評価軸を持って聴いている感じでした。

結局、最初に買ったCDがいちばん分かりやすい感じが私もしたのですが、長男も同感とのこと。必ずしも有名な盤や録音の良い盤を気に入るってわけではないんだな、と思いました。その上、「お父さんのステレオは引き継いでもいいけど、ジャズはいらない。」とか言い出す始末。まあ、もっと大きくなったら価値観も変わるでしょう(笑)。

話は変わりますが、先日、ホームページの管理パソコンを変えたときに、各ページのトップページへのリンク(1100以上ありました)が、index.html のはずだったのが、いつのまにか index.htm に変わってしまい、それを昨夜気が付いて、途方にくれました。リンクが機能しませんもんね。手作業でやるには膨大だし、しばらく悩んだ後、「検索」の「置換」で1発で出来ることがわかり、それで直しました。ところが、その後に問題が発生、もともと index.html だったものは index.htmll になってしまい、もともと index.htm だったものも置き換わってしまいました。ただしこれらはそれほど多くはないので、検索とリンク先のチェック機能で探し出して、手作業で修正。ついでにリンクの移転もいくつかあったので修正。けっこう大変ですね(笑)。

Cat 'n' Mouse/John Abercrombie

1770
Cat 'n' Mouse/John Abercrombie(G)(ECM 1770) - Recorded December, 2000. Mark Feldman(Vln), Joey Baron(Ds), Marc Johnson(B) - 1. A Nice Idea 2. Convolution 3. String Thing 4. Soundtrack 5. Third Stream Samba 6. On The Loose 7. Stop And Go 8. Show Of Hands

スゴいメンバー。変則的なクァルテットですが、聴き手を選びながらもレベルの高い演奏です。5、8曲目は全員のフリー・インプロヴィゼーションで他はアバークロンビーのオリジナル。空間の中でそこはかとない哀愁が漂っていく1曲目、ヴァイオリンとギターのアグレッシヴなやり取りの後にギターが活躍して盛り上がる2曲目、しっとりとしたメロディに思わず聴き込んでしまう3曲目、ベースのボンボンという上をゆったりと動きまわるメロディがなるほど「サウンドトラック」らしい浮遊感のある4曲目、タイトルと違ってサンバのリズムはなく、事実上は統制のとれたフリーの5曲目、ECM流のタイトなサウンドの6曲目、ノリの良い4ビートの部分と、ソロでの表現の部分がある7曲目、丁丁発止のインプロヴィゼーションが鋭い8曲目。(02年3月21日発売)

2007/03/06

Night/Misha Alperin

1769
Night/Misha Alperin(P)(ECM 1769)(輸入盤) - Recorded April 4, 1998. Anja Lecher(Cello), Hans-Kristian Kjos Sorensen(Per, Marimba, Voice) - 1. Tuesday 2. Tango 3. Adagio 4. Second Game 5. Dark Drops 6. Night 7. Heavy Hour 8. Far, Far...

(02/08/10)ライヴ。全曲ミシャ・アルペリンの作曲。繊細な演奏のうえに、ベースでなくてチェロを起用している事もあって、独特な雰囲気のサウンドを聴くことができます。確かにインプロヴィゼーションだとは思いますが、静か。静けさの中からピアノとチェロの語りかけが浮かび上がってくるような1曲目、これまた繊細で音数が少ない内向的なタンゴの2曲目、哀愁の漂うしっとりしたメロディでゆったりと進んでいく3曲目、マリンバではじまり、徐々に変化していきドラマチックに展開する4曲目、淡々と研ぎ澄まされたフレーズが、ゆっくり発せられる5曲目、スペイシーなフレーズ自体が闇の深遠さを表わしているような6曲目、太鼓の音と静けさの対比が印象的な7曲目、静かにメロディが流れていくような8曲目。

ジャズパー・カルテット+4/ジム・ホール

Jimjazzper
ジム・ホールの’98年録音。思えばこの頃のストリーヴィル・レーベルは、国内のレコード会社と契約がなくて、目についたものは輸入盤で買っていました。CD時代に入ってから、このレーベル、国内盤CDで出ていた時期もあったんですけれども。そして、このジム・ホールのアルバムは買い逃していました。実は自分のホームページで彼の特集を作ろうとしたんだけれども、途中で挫折した記憶があります。聴くと何となく地味かなあ、と思うのですけれど、多くのミュージシャンがお手本にした、マスター・ミュージシャンでもあるので、やっぱり多くの音源を聴いてみたい、と思っています。


ジャズパー・カルテット+4/ジム・ホール(G)(Storyville)
Jazzpar Quartet + 4/Jim Hall(G)(Storyville) - Recorded April 3 and 5, 1998. Chris Potter(Ts), Thomas Ovesen(B), Terry Clarke(Ds) - 1. Stella By Starlight 2. Chelsea Bridge 3. Mr. Blues 4. Thesis 5. Quartet + 4 6. Purple Haze 7. In A Sentimental Mood

’98年録音。クリス・ポッター(Ts)、トーマス・オヴセン(B)、テリー・クラーク(Ds)、ザ・チェンバー・ストリング・アンサンプル。基本はクァルテットのライヴ演奏で、そこに曲によって弦楽四重奏団の演奏が加わります。全7曲中3曲(3-5曲目)はジム・ホールの作曲。スタンダードをメロディアスに、時にギターのコードワークも交えて、派手ではないけれども流麗に展開していく1曲目、ビリー・ストレイホーン作を静かにはじまり11分かけてやや内向的に表現していく2曲目、彼らしいミディアムの軽やかな感じもあるブルースの3曲目、現代音楽的な複雑なストリング・クァルテットが加わる静かな演奏の4曲目、やはり同じ編成で現代音楽的な要素と難解なジャズの部分がこれまた強い感じのする5曲目、何とクァルテットを交えてファンク的に「パープル・ヘイズ」を演奏しているなかなか異色で面白い6曲目、しっとり静かに浮遊感のある進行で幕を閉じる7曲目。(07年2月21日発売)

2007/03/05

車もパソコンも長寿命化か

車の新車販売が落ち込んでいます。景気が良いといいながら、末端のユーザーにまで景気が伝わってこないからだとか、言われているようです。それとは別に、車もある程度の性能が出てきて、しかも長寿命化してきて、買い換えサイクルもかなり延びているようですね。だからここの所ずっと、対前年同月比の販売台数が落ちているのかと。街中で、10年以上と思われる車、けっこうな割合で走っていますもん。

パソコンもVISTAの発売効果があまりあらわれずに、発売台数もほぼ横ばいに近い微増だとのこと。しかも、VISTAが出た後も、値が下がったXPのマシンを買っていく人が半数近くいるようですよ。(「Vista効果で伸張したのはショップブランドPCとマザーボード」だそうです。)パソコンも、確かにWindows MEの時代あたりまでは、私もOSのヴァージョンアップをしたり、数年経たないうちに遅くなったりHDDがいっぱいになって新しいパソコンを買ったりしたものでしたけれど、XPになってからは、もう5年近く経つパソコンでも、不満はぜんぜん感じていません。今のXPマシンをVISTAにアップグレードするつもりもありません。

VISTAのパソコンも最近個人用に買ったけれど、起動もシャットダウンも遅くなったし、何せ使い勝手が慣れないもので、これならばXPでも良かったかな、とも思ってしまいます。車も新車効果があまりなくなったのと同じように、パソコンも新しいものの販売効果が得られにくくなってきたのでしょうね。もう成熟市場なのでしょうか。

サイクルといえば、床屋さんや美容院に通うサイクルも長くなってきているんだとか。まさに、冬の時代。私は仕事の絡みもあるので、1ヶ月に1回は散髪しますけれど。消費しなければ経済は循環しないけれど、ムダにいろいろ買うこともないし、う~ん、難しいですね。あっ、CDは別ですからね(笑)。

At Home/Misha Alperin

1768
At Home/Misha Alperin(P)(ECM 1768)(輸入盤) - Recorded February 1998. - 1. At Home 2. Emptiness 3. Nostalgia 4. Seconds 5. Nightfall 6. Halling 7. Light 8. Game 9. Shadows 10. 10th Of February 11. The Wind 12. Njet

(02/01/04)ソロ・ピアノでのアルバムで、全曲ミシャ・アルペリンのオリジナル。アルバム全体を通しても40分弱で、その中に12曲が詰まっていて、比較的小品が多い。しかもそのピアノは、派手に舞うことなく、空間を生かして慈しむように奏でられています。哀愁をたたえる音、空間の中からひとつひとつ掴み取ってくる音など、その音の連なりがささやかなドラマを生み出すように発せられていきます。1、3曲目のような哀愁路線があるかと思えば、4曲目のようなソフトにアバンギャルドっぽくユーモアを交える曲もあります。5曲目もその何気ない空間から緊張感を感じます。テンポのつかめる部分は少ないですが、6、8曲目あたりはクラシック的なカッチリしたピアノの印象。ヒーリング系と考えればけっこう硬派か。

タイム・コントロール/上原ひろみ

Hiromitime
上原ひろみの新作は、私の大好きな変態ギタリスト、デヴィッド・フュージンスキーの全面参加による、グループ名での登場となりました。その分ピアノは奥に引っ込んでいる部分はあるのかもしれませんが、最初の3作で様子を見て(それでも以前から全開だったとも思いますが)、ここで自分のやりたいことをパーッと開花させたというような気がします。「時間」に引っかけたトータルアルバムで、全曲彼女の作曲。ハードな場面も多いので、今までのファンはどう思ったかが気になるところ。私はこういうサウンド、大好きなので大歓迎ですが、これからの彼女のサウンドで新たなファンになる人もいるだろうし、離れていく人もいる部分もあるのでは、と思いました。


タイム・コントロール/上原ひろみ(P、Key)(Telarc)
Time Control/Hiromi's Sonicbroom(Telarc) - Recorded October 22-25, 2006. Hiromi Uehara(P, Key), David Fiuczynski(G), Tony Grey(B), Martin Valihora(Ds) - 1. Time Difference 2. Time Out 3. Time Travel 4. Deep Into The Night 5. Real Clock Vs. Body Clock = Jet Lag 6. Time And Space 7. Time Control, Or Controlled By Time 8. Time Flies 9. Time's Up 10. (Vonus Track) Note From The Past

グループ「Hiromi's Sonicbloom」での登場。全曲上原ひろみ作曲で、のっけから変拍子の嵐が吹きまくり、クァルテットとしてもけっこうまとまっています。デヴィッド・フュージンスキーのフレットレス・ギターを多用した変態フレーズが何とも言えない、甘口を排した強力なユニット。曲ごとのジャズ・フュージョンというよりも、壮大なプログレッシヴ・ロックを通して聴いているような雰囲気もあります。もちろん、フュージョンやファンクが満点の曲や、しっとりめの曲も。2曲目のファンクで生ピアノを弾いているのもいいし、3曲目でアップテンポの4ビートスタイルになるのもいい。非常に変化もあり、このハードコアさはハンパではない。9曲目の小品でいきなり終わり。単体としてはボーナストラックは良いのですが、全体の流れを壊している感じも。(07年2月21日発売。)

2007/03/04

Giya Kancheli/In I'istesso Tempo

1767
久しぶりに聴いたECM New Series(クラシック、現代音楽)ですが、聴いていて、コメントを搾り出そうとしても全然出てこないのがつらいです。まだ現代音楽については聴いた感じを温度感や色彩感覚に当てはめてみたりして、何とか書いています。ただ、ECMがジャズもNew Serisも一緒くたにして一連番号にしてあるので、そこに何か意味があるのだろうと思って聴いているのですけれど。これがジャズだったら、意外にフリー系統でも文章が出てくるのですけれども。


Giya Kancheli/In I'istesso Tempo(ECM New Series 1767)(輸入盤) - Recorded June 1999, December 2000 and July 2003. Gidon Kremer(Vln), Oleg Maisenberg(P), Kremerata Baltica, The Bridge Ensemble: Mikhail Schmidt(Vln), Helen Callus(Vln), David Tonkonougui(Cello), Karen Sigers(P) - 1. Time... And Again 2. V & V 3. Piano Quartet In I'istesso Tempo

(03/03/15)Giya Kancheliは20世紀グルジアの作曲家。3曲ともに編成録音年月が違うのも珍しいかも。ちょっと重いかなという感じ。1曲目はピアノとヴァイオリンで、蒼い荘厳な世界をスペイシー(というよりも静寂の中に音が出てくる)にあらわしている25分間の演奏。ヴァイオリンとストリング・オーケストラの演奏でサウンドの雰囲気は1曲目と似た感じの2曲目、静寂の中に時々光を見るような、ピアノを含む弦楽クァルテットの3曲目。

Awakening/Ryan Kisor Quintet

1239
Criss Crossレーベル順番聴き10日目。そして、このレーベルの旧譜(廃盤、未CD化の3枚を除く)を全部聞き終えました。250枚以上あるので、数年かかってしまいましたけれど、あまり得意でないメインストリーム系のアルバムコメントでもあるし、ホッとしています。欲を言えばもう少し長いコメントをしたかったかな、というのはありますけど。さて、最後を飾るのはライアン・カイザーのオルガンを交えたクインテットのアルバム。メンバーがメンバーなので、あまり踏み外すということはないですけれども、1曲目のタイトル曲あたりは、割と冒険していていいなあ、と思いました。日本制作の企画盤よりはずっとこっちの方が良いと思います。

これでこのレーベルが終わりではなくて、もうすぐ2月の新譜のコメントが出てくるとは思います。


Awakening/Ryan Kisor(Tp) Quintet(Criss Cross 1239)(輸入盤) - Recorded December 19, 2002. Grant Stewart(Ts), Peter Bernstein(G), Sam Yahel(Org), Willie Jones 3rd(Ds) - 1. Awakening Part 1 and 2 2. Sioux City 3. UFO 4. Harlem Moon 5. Effing Blues 6. What Can I Say? 7. Free As A Bird

(07/02/25)全曲Ryan Kisorの作曲。オルガンのクインテットですが、端正なトランペットに対し、なかなか適材適所の顔合わせ。やはりバリバリきても温度感は低めかな。’70年代をほうふつとさせる4分の7拍子の上をソロが続いていく、ちょっとエキゾチックなサウンドのパート1からアップテンポの4ビートのパート2へ展開する13分弱の1曲目、ソフトなメロディとソロをミディアムの4ビートで包み込む2曲目、ややアップテンポでメカニカルなアプローチが目立つ3曲目、静かでちょっと沈んだ、夜の世界を感じさせるバラードの4曲目、ゴキゲンなアップテンポのブルースが勢いのある5曲目、スタンダードのような流麗なメロディを持っている、ソロもメロディアスな6曲目、8ビートのやや穏やかなジャズロックで淡々とソロが続く7曲目。

2007/03/03

ホームページ管理パソコンの変更(2)

結局、昨日と今日とで、2つのホームページのデータを、3つのパソコン間で何とかドミノ移植的に移し替えることに成功しました。昨日、ジャズのホームページデータを仕事用の携帯パソコンに移したのだけれど、いかんせん、キーボードの入力がしづらい。結局、メインで使用しているデスクトップのXPパソコンに移動、そこに入っていた仕事の方のホームページデータをXPの携帯パソコンに、ということで落ち着きました。仕事の方は日記の更新の他はほとんどしていないかわり、日記は平日毎日更新なので、逆に、パソコンを持ち歩いている時にも暇な時に打ち込めるかな、と思ったわけです。

また、古いMEパソコンに入っていた昔の私たちのアマチュア演奏音源もXPデスクトップにソフトごと移動。そうしたら、数日前にWindows UpdateでヴァージョンアップしたWindows Media Player 11で、連動してパソコンで快適に聴くことができます。(MEまではヴァージョン9までで終わりでした。)WaveファイルとMP3の両方入っているので、自動的に順番に聴いていくと同じ曲が2曲ずつになってしまいますが。

こういうことならば、もっと早く上記のようなデータやソフトを、XPパソコンに移しておけば良かったかなあと思います。MEパソコンではホームページでも音楽でも時々メモリー不足のメッセージが出ることもあったので。ついでに、プリンタードライバーも各メーカーから最新のものをダウンロードしてヴァージョンアップしました。パソコンにハマりこんで、今日も1日これでつぶれてしまいました。土日で音楽を聴いてブログにアップしておかないと、ちょっとキツいのですが。

April/Susanne Abbuehl

1766
April/Susanne Abbuehl(Vo)(ECM 1766) - Recorded November 2000. Wolfert Brederode(P, Harmonium, Melodica), Christof May(Cl, Bcl), Samuel Rohrer(Ds, Per) - 1. Yes Is A Pleasant Country: 2. Ida Lupino 3. Closer 4. All I Need 5. A.I.R. (All India Radio) 6. Seven - Somewhere I Have Never Travelled, Gladly Beyond 7. Skies May Be Blue; Yes 8. 'Round Midnight 9. Maggie And Milly And Molly And May 10. Since Feeling Is First 11. Mane Na

スイスのヴォーカリスト。ECMにしては珍しいヴォーカルのアルバム。でもECMらしいサウンドなので、ジャズの、というとちょっとニュアンスが違う気も。オリジナルや、他者の曲を取り上げ、それに彼女自身が詞を書いたり、E.E.カミングス(詩人)の詞を組み合わせて歌ったりしています。6曲目は曲をバックに詞を朗読。8曲目の「ラウンド・ミッドナイト」はスペイシーな進行。また、カーラ・ブレイの曲が比較的多く(4曲)取り上げられていて、そのメロディが印象的。やや温度感は低いながらも、スペイシーな演奏にマッチした声で淡々と歌われていきます。7曲目はいかにもヨーロッパらしい民族的な雰囲気のオリジナル。さらにインド・アジア方面に飛んだような11曲目。やっぱりECMファン向けかも。(02年3月21日発売)

Dig This!!/Wycliffe Gordon Quintet

1238
Criss Crossレーベル順番聴き9日目。ワイクリフ・ゴードンのリーダー作はこのレーベルからたくさん出ているけれど、やっぱり実力があるからなのか、と思います。奏法は彼ならではのもので、割とブラインドしやすいんではないかなと。今回は他のメンバーが違う方面から来たような感じですが、オルガンのサム・ヤエルも、泥臭くないにしても、普段の温度感が低めなところは見せないですし。ただ、ビル・スチュワートのドラム・ソロになると、やっぱり彼の世界のリズムを構築して、けっこう現代的な側面を見せてしまうようですが。まあ、けっこうリーダーのペースで進行しているので、違う個性のぶつかり合い、というところまではいかなかったですけれども。


Dig This!!/Wycliffe Gordon(Tb) Quintet(Criss Cross 1238)(輸入盤) - Recorded December 11, 2002. Seamus Blake(Ts), Peter Bernstein(G), Sam Yahel(Org), Bill Stewart(Ds) - 1. Dig This!! 2. Mahajual 3. Old Man Blooz (Take 2) 4. Limehouse Blues 5. The Beautiful Souls 6. Jookin' The Blooz 7. Lonnie's Lament 8. I Can't Get Started 9. Cone's Tune 10. Blues Etude #2 11. Old Man Blooz (Take 1)

(07/02/25)全11曲中Wycliffe Gordon作は7曲(1、3、5-6、9-11曲目)。メンバー間では異種格闘技戦ですが、ブルースの曲が多め。ブルースかと思ったらボッサもあるミディアムの、渋めなタイトル曲の1曲目、8ビートのジャズロックで懐かしいサウンドの2曲目、お椀を使ったミディアムスローのブルースの3、11曲目、アップテンポになったりミディアムになったりのメロディアスな4曲目、切ないメロディーを淡々と語るバラードの5曲目、ブルースだけどファンクのリズムとその後の4ビートが心地良い6曲目、ジョン・コルトレーン作をミディアムで深く歌い上げる7曲目、ギターとのデュオでスタンダードを優しく歌い上げる8曲目、ややアップテンポで陽気な4ビートの9曲目、トロンボーンのソロでブルースを吹く小品の10曲目。

2007/03/02

ホームページ管理パソコンの変更

今、ジャズのホームページを管理しているパソコンは、’00年に買ったWindows98SE(MEにヴァージョンアップして使用)です。もうマイクロソフトのサポート期間は過ぎているし、他のソフトでもME/98関係にはインストールできないものが増えてきています。なので、今日、ふと思い立って、手持ちのXPの携帯ノートパソコンにデータを移してみました。(追記)その後やっぱり仕事のホームページの方を携帯ノートに、ジャズをデスクトップに入れ替え。

今まではFrontPage XPというソフトでしたが、今度はFrontPage 2003。これはXP/2000マシンにしかインストールできないことと、’05年あたりにもう生産中止になっているので、なるべく長くこのソフトを使っていたいというか。事務所のホームページではもう何年かFrontPage 2003で作成しています。他のホームページ作成ソフトでは、使い勝手が変わりすぎてしまうなあ、と危惧してます。あと何年いけるかな。

ただ、携帯パソコンでは非常にキーが打ちにくいのですね。明日、今デスクトップに入っている事務所のホームページのデータと入れ替えてみようかとも思ってます。(上記の追記のとおりの結果になりました。)事務所の日記は平日毎日更新なので、本当はデスクトップでついでに5分程度で更新、というのがいいんですが。1つのパソコンで複数のサイトを管理できるようでもありますが、操作がこれまたややこしくなりそうで、これからいろいろと考えてみます。

私のやっていること、どうしても2つのホームページでやっている部分だけは、ブログに移行できないんですよね。

Morimur/J.S. Bach

1765
Morimur/J.S. Bach(ECM New Series 1765) - Recorded September 2000. The Hilliard Ensemble(Vo), Christoph Poppen(Baroque Vln) - Partita D-moll BWV 1004 Fur Violine Solo, Chorale - 1. Auf Meinen Lieben Gott 2. Den Tod... 3. Alemanda 4. Christ Lag In Todesbanden 5. Corrente 6. Den Tod Niemand Zwingen Kunnt 7. Sarabanda 8. Wo Soll Ich Fliehen Hin 9. Giga 10. Den Tod... 11. Ciaccona 12. Christ Lag In Todesbanden 13. Dein Will Gescheh' 14. Befiehl De Deine Wege 15. Jesu Meine Freude 16. Auf Meinen Lieben Gott 17. Jesu Deine Passion 18. In Meines Herzens Grunde 19. Nun Lob', Mein Seel', Den Herren 20. Den Tod... 21. Ciaccona 22. Den Tod...

「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番BWV1004」を中心とした曲。新しい仮説に基づいた夢想的なアレンジによる新録音の曲もあるらしいのですが、私には 原曲を聴いていないため、よく分かりません。ヒリヤード・アンサンブルとクリストフ・ポッペンの共演が2曲(1、21曲目)で、あとはそれぞれの録音。いずれも荘厳な雰囲気と哀愁をたたえつつ、じっくりと聴かせてくれます。やはりバッハらしいサウンド。(01年11月21日発売)

New York Trio - Page Two/Peter Beets

1237
Criss Crossレーベル順番聴き8日目。このレーベル、アメリカのマーケットを意識しているせいか、ホーンがリーダーの、あるいはホーン入りのアルバムが非常に多く、ピアノ・トリオのアルバムってあまり出していないんですね。そこへ、ベテランでなくてポッと出てきてピアノトリオ(しかも、ニューヨーク・トリオなんて銘打って)のアルバムを3枚も出した(これは2枚目)ピーター・ビーツ、やっぱり上手くて饒舌なピアノ、という印象です。ボトムの2人もタダ者ではありませんけれども。このコンビネーションで、けっこう聴かせてくれます。しかも、ヨーロッパ的ではなくて正攻法なところが、今時珍しい(と思うのは日本人だけかもですが)タイプで、好感が持てます。


New York Trio - Page Two/Peter Beets(P)(Criss Cross 1237)(輸入盤) - Recorded December 16, 2002. Larry Grenadier(B), Willie Jones 3rd(Ds) - 1. The Groove Merchant 2. Paradox 3. For Simon 4. Without A Song 5. It Has Happened 6. So What/Impressions 7. Chelsea Bridge/Upper Manhattan Medical Group 8. In A Hazy Mood 9. Night Mist Blues

(07/02/25)Peter Beetsの作曲は3曲(3、5、8曲目)。弾き方が饒舌で、曲にとらわれずにトリオでの表現力のあるミュージシャン。スタンダードをいきなり軽快な5拍子で料理している1曲目、ソニー・ロリンズ作をアップテンポの明るい感じで軽めに、しかもバリバリ弾く2曲目、ミディアムで比較的落ち着いて、盛り上がりもある3曲目、最初はしっとりとしたバラードを9分以上もドラマチックに聴かせる4曲目、8分の6拍子のメランコリックで明るい曲調、フレーズ満載の5曲目、アップテンポのモーダルなメドレーが迫力の6曲目、ビリー・ストレイホーン作の淡いバラードからアップテンポになるメドレーの7曲目、淡々としつつ手はよく動くボッサの8曲目、アーマッド・ジャマル作のブルースでミディアムから中盤アップテンポになる9曲目。

2007/03/01

The Source And Different Cikadas/Trygve Seim, Oyvind Braekke, Per Oddvar Johansen

1764
The Source And Different Cikadas/Trygve Seim(Ts, Ss, Cl), Oyvind Braekke(Tb), Per Oddvar Johansen(Ds)(ECM 1764)(輸入盤) - Recorded November 2000. Finn Guttormsen(B), Odd Hannisdal(Vln), Henrik Hannisdal(Vln), Marek Konstantynowicz(Viola), Morten Hannisdal(Cello), Frode Haltli(Accordion, Btb), Arve Henriksen(Tp), Christian Wallumrod(P) - 1. Organismus Vitalis 2. Mmball 3. Funebre 4. Deluxe 5. Bhavana 6. Saltpastill 7. Flipper 8. Plukk 9. Obecni Dum 10. Suppressions 11. Number Eleven 12. Fort-Jazz 13. Sen Kjellertango 14. Uten Forbindelse 15. Tutti Free

(02/08/10)大半の曲は3人からのオリジナル。曲によって編成は違いますが、管楽器に弦楽四重奏団が入ったり、ドラムス、アコーディオン、ピアノが加わったりという編成。前半は静寂の中からサウンドが入りこんできてメロディがブレンドされていくような曲が多く、そういう曲はクラシックや現代音楽に近いものを感じます。また別な面としてジャズ的なアプローチもあって、そういう曲は後半の曲に多く、自由度も高めです。4曲目はリズミックにジャズとしての語法で語っています。8、10-15曲目あたりもそういう意味ではかなりジャズ的。14曲目は特に躍動感あり。ただし、やはり彼ら流のやや独特な雰囲気のジャズですが。11、15曲目はクレジットからするとメンバーのフリー・インプロヴィゼーション。

Mirrors/Alex Sipiagin

1236
Criss Crossレーベル順番聴き7日目。今日のアレックス・シピアジンはけっこう好きなタイプのトランペッターです。演奏も、けっこうバリバリいくのに、何となく温度感が低めでクールな感じ。そしてこのメンバーで現代ジャズをやっているのだから、文句のつけようがありません。特にギターのアダム・ロジャースの配置が、このアルバムのサウンドを決定づけているような気もします。ただ、クレジットからいくと2ホーンのセクステットの曲が大半のはずなんだけど、テーマのホーンのハーモニーを聴くと、もっとホーンの人数がいるのでは、と思います。たぶん、クレジット間違いなのか何なのか、私もハーモニーを聴いただけで何人のホーンとは分からないもので。


Mirrors/Alex Sipiagin(Tp, Flh)(Criss Cross 1236)(輸入盤) - Recorded June 2, 2002. Seamus Blake(Ts), Adam Rogers(G), David Kikoski(P), Boris Kozlov(B), Johnathan Blake(B), Donny McCaslin(Ts, Ss on 2 and 3), Jose Roseman(Tb on 3) - 1. Def 1 2. Tijuana Gift Shop 3. Travel 4. Crossing 5. Mirror 6. Def 2 7. Mood One

(07/02/25)7曲中6曲がAlex Sipiaginの作曲。2、3曲目に加わるミュージシャンあり。メンバーからするとけっこう「今」のジャズ。メカニカルなテーマからモーダルなアップテンポでゴリゴリと押しまくる1曲目、チャールズ・ミンガス作を8分の7拍子でまるでオリジナルのように展開させる変拍子ラテン系の2曲目、ミステリアスな大編成のアンサンブルのテーマから、静かになったり盛り上がったりとドラマチックな進行の13分台の3曲目、元気だけれども温度感の低めなラテンだったり4ビートだったりの4曲目、ピアノからゆったりしたアンサンブルのテーマの、ソロも美しいバラードのタイトル曲の5曲目、1曲目のパート2だけど、やはり元気がもらえる6曲目、ワーッとテーマがくるとベース・ソロで静かになったりと自由度の高い7曲目。

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