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2006/05/01

Berlin Contemporary Jazz Orchestra

1409
今日は、ECMでは珍しい方の部類に入るビッグ・バンド・ジャズです。昔、ECMはお金がなかったらしくて、ソロやデュオなどの作品を多く出していた、ということを読んだことがありますが、中にはヒットした作品もあって、その後ビッグ・バンドも録音できるようになっていたんですね。でも、ECMなだけにただのビッグ・バンドではないわけです。ここのバンドはけっこうフリー色が強く、そしてちょっとユーモラスで、しかもアンサンブルがまとまっている部分は書き譜によるものと予想されますが、ライナーによれば、1曲目は80数ページもの譜面だったとか。自由な反面、緻密なのも分かるような気がします。


Berlin Contemporary Jazz Orchestra(ECM 1409) - Recorded May 1989. Benny Bailey(Tp), Thomas Heberer(Tp), Henry Lowther(Tp), Kenny Wheeler(Tp, Flh), Paul Van Kemenade(As), Felix Wahnschaffe(As), Gerd Durek(Ss, Ts), Walter Gauchel(Ts), E. L. Petrowsky(Bs), Willem Brewker(Bs, Bcl), Henning Berg(Tb), Hermann Breuer(Tb), Hubert Katzenbeier(Tb), Aki Takase(P), Gunter Lenz(B), Ed Thigpen(Ds), Misha Mengelbelg(P), Alexander Von Schlippenbach(Cond) - 1. Ana 2. Saltz 3. Reef Und Kneebus

バンド名に「コンテンポラリー」の名がついたごとく、フリー色の強い部分といわゆる今までのビッグバンド的な部分とが混在しているサウンドです。こういう場面にはよく出てくる高瀬アキ(P)のクレジットも。シリアスなビッグバンド・サウンド。1曲目がケニー・ホイーラー作、2-3曲目がミシャ・メンゲルベルク作。哀愁たっぷりのゆったりしたテーマからソロイストによってドラマチックに緩急自在の展開をしていく、自由なソロと対照的に構築された部分も多いと思われる22分台の1曲目、4ビート進行でありながらソロはかなりフリー的なアプローチをしている7分台の2曲目、ユーモラスな感じもシリアスなフレーズもちりばめられている一種独特な雰囲気を持っていて、やはり物語的に波のある展開で退屈させない19分台の3曲目。

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