Anyone Who Had A Heart/ジョー・チンダモ

澤野工房も飽きのこないレーベルで、ピアノ・トリオを中心に、知られざる好盤をよく引っ張り出してきてくれます。このアルバムも’96年に発売されながら、その後廃盤だったそうで、内容だけでいくとけっこういいのになあ、と思います。饒舌で陽性、そしてけっこう繊細な面もあるピアニストなので、ジョー・チンダモという、あまりなじみのない名前のピアニストでも、もう澤野から何枚もアルバムが出ているので浸透してきたのではないでしょうか。ヴォーカルの曲が入っていたり、パーカッションも参加していたりしてますが、やっぱりピアノをメインに楽しめるアルバムなんじゃないかと思いました。
Anyone Who Had A Heart/ジョー・チンダモ(P)(澤野工房)
Anyone Who Had A Heart/Joe Chindamo(P)(Atelier Sawano AS056) - Recorded June 5 and 6, 1996. Ben Robertson(B), Tony Floyd(Ds), Alex Pertout(Per on 1-2, 4-5), Christian Sullivan(Vo on 8) - 1. Promises, Promises 2. Walk On By 3. Alfie 4. I Say A Little Prayer 5. This Guy's In Love With You 6. I Just Don't Know What To Do With Myself 7. Wives And Lovers 8. Anyone Who Had A Heart
作曲家で映画音楽も手がけたバート・バカラックの曲集。作曲者からもそうですが、相変わらずやや饒舌で陽性の、メロディアスにピアノがせまってきます。いきなり聴いた事のある8分の6拍子のテーマで起伏のあるサウンドの1曲目、ジャズロック風のリズムに乗ってちょっと渋めながらも印象的なテーマの2曲目、しっとりとしたバラードで朗々と歌い上げていく3曲目、静かにはじまり哀愁をそこはかとなく感じさせながら、徐々に中盤で盛り上がり進んでいく4曲目、綾織り系のハーモニーとメロディでそのまま勢いがついていく感じの5曲目、ゆったりとメロディアスに語りかけてくるバラードの6曲目、ちょっとミステリアスなメロディで8分の6拍子でけっこう盛り上がる7曲目、割とポップな感じのヴォーカル曲でタイトル曲の8曲目。(06年3月24日発売)
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