SF JAZZ コレクティヴ・フィーチャリング・ジョシュア・レッドマン
先入観で勘違いしていた部分があって、アルバムタイトル(あるいはグループ名)の「SF」とは「サイエンス・フィクション」ではなくて「サンフランシスコ」だったんですね。フューチャージャズを標榜している割にはずいぶんとオーソドックスなジャズだなあと思って聴いていました(笑)。芸術監督はもちろんジョシュア・レッドマンですが、アレンジャーのところにギル・ゴールドスタインの名前もあって、なるほど、それでこういうサウンドになるのか、と感心してみたり。しかし、私個人的な感想では、4ビートにこだわってなくて新しいもの好きなので、昨日紹介した彼の同時発売作品「モメンタム」の方が好みです。また、国内盤では「フィーチャリング・ジョシュア・レッドマン」が強調されていますけれど、輸入盤は「SF Jazz Collective」だけの表記ですね。
SF JAZZ コレクティヴ・フィーチャリング・ジョシュア・レッドマン(Ts、Ss)(Nonesuch)
SF Jazz Collective(Nonesuch) - Recorded March and April 2004. Bobby Hutcherson(Vib, Marimba), Joshua Redman(Ts, Ss, Artistic Director), Nichoras Payton(Tp), Miguel Zenon(As, Fl), Josh Roseman(Tb), Renee Rosnes(P), Robert Hurst(B), Brian Blade(Ds) - 1. Lingala 2. Peace 3. Of This Day's Journey 4. When Will The Blues Leave 5. Rise And Fall 6. Una Muy Bonita 7. March Madness
ジョシュア・レッドマンの同時発売のもう1作。ライヴ録音。メンバー作が4曲と、オーネット・コールマンの曲が3曲(2、4、6曲目)あります。こちらの方がフューチャー・ジャズしているかと思ったら、8人編成で4管編成の比較的オーソドックスなジャズに聴こえます。アフリカンでややエキゾチックな感じもあって分厚いホーンと変幻自在なソロがある1曲目、ミディアムテンポで皆がアンサンブルも含めて自由度高く演奏をしていく2曲目、静かにはじまってドラマチックに展開しながら大団円を迎える3曲目、オーネット・コールマンのサウンドの雰囲気が出ている4曲目、淡くて渋いような感触から盛り上がって行くジョシュア作の5曲目、やはり自由な雰囲気のある6曲目、物語的にどんどん場面転換していく緩急自在な7曲目。(05年6月8日発売)
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