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2004/09/27

トーク・ウィズ・ザ・ウインド/鈴木重子

Shigekotalk
鈴木重子は正統派ジャズから見れば思いっきりはずれた位置にある人だけれども、曲をちょっと聴けば分かるほどの個性と、ヒーリング的に包み込むような安らぎを与えてくれるヴォーカリスト。何枚もアルバムを出しているので、けっこう売れているんじゃないかと思います。ジャズというのはよそのジャンルを巻き込みながら個性を醸成していくものであって、そういう意味では、けっこうアピールする力のある人だな、と思います。ジャズ・ヴォーカリストというと、ピアノ・トリオをバックにスタンダードばかり歌っているパターンが多いですが、今ではそういう人たちは石を投げればあちこちにいる(当たる)ので、むしろ歌と楽器編成に個性をもたらしている彼女、計算された演出だとしたらスゴいことだと思います。天然だとしたら、もっとスゴい個性ですが(笑)。

正統派ジャズファンから見ればこれまた私のコメントでお叱りを受けそうですけれども、いちおう私も過去数千枚はジャズやその周辺を聴いてきているわけで。私的に(ジャズに限らず)良いサウンドを求めようとする自分をある程度信じています(笑)。仕事に疲れて夜、横になったときにこういうサウンドが流れてきたら安らぐだろうなあ、と思います。


トーク・ウィズ・ザ・ウインド(A Talk WIth The Wind)/鈴木重子(Vo)(Novus-J) - Released 2004. 井上鑑(P、Key、G)、金子飛鳥(Vln、Viola)、中牟礼貞則(G)、古川昌義(G)、川崎巽也(G)他。 - 1. She Was Beautiful 2. Fotografia 3. On The Day 4. Melody Fair 5. Green Sleeves 6. Moon Nocturn 7. いつか 8. 椰子の実 9. Forever Green 10. Lullaby

鈴木重子独自の路線をひた走る、ヒーリング的な要素のヴォーカルアルバム。6-8曲目は日本語の歌詞。フォークソングとボーダーレスになっているような雰囲気。1曲目のみストリング・クァルテットが加わり、あとの曲はピアノやキーボード、ギター、ヴァイオリンなどのシンプルな編成。はじめから終わりまで安らぎを与えてくれる静かなサウンドに終始していて、2、9曲目のアントニオ・カルロス・ジョビンの曲も、あるべき位置よりも内側を向いていてしっとりと歌いかけてきます。彼女の曲(共作)も2曲(3、7曲目)にあって、日本的で真っ直ぐな感じが伝わってきます。選曲も印象的で4曲目に映画「小さな恋のメロディ」のテーマ、5曲目に「グリーン・スリーブス」が。端正な歌い方。8曲目の島崎藤村作詞「椰子の実」はボッサで。(04年9月8日発売)

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