2008/05/07

オマージュ/大坂昌彦

Osakahomaage
4月29日から、忙しかったり忙しくなかったりで(いったいどっちなんだ(笑))ブログの更新をお休みしていました。未聴のCDはまだ14枚(うち8枚がECMやECM New Series)あって、本当はどんどん聴いていきたいところなんですが。さて、久しぶりに大坂昌彦のアルバムが出ました。Paddle WheelからM&Iレーベルに移っても、硬派な感じのするところは相変わらずで、存在感のあるドラムを聴かせてくれます。ちなみにジャズの日本人ドラマーでは一番好きです。フュージョンだと神保彰。オリジナルか少なくて、ジャズメン・オリジナルが多いですが、柔らかくならないのがいいところだと思います。ともかく1曲目でぶっ飛びでした。


オマージュ/大坂昌彦(Ds)(M&I)
Hommage/Masahiko Osaka(Ds)(M&I) - Recorded 27-29, 2007. Tadataka Unno(P), Daiki Yasukagawa(B), Osamu Koike(Sax) - 1. Cherokee 2. Afro Blue 3. Isfahan 4. E.S.P. 5. Dear August - Special Song For Audi - 6. Remember Hymn 7. St. Thomas 8. Hymn To Freedom

ライヴ。サックスは1、8曲目は抜けます。大坂昌彦の作曲は5曲目のみで、他はジャズメンオリジナル中心。各曲がジャズメンたちへのトリビュートです。1曲目でピアノがスローで入ったと思ったら途中からこれ以上速くは弾けない、叩けないレベルでの「チェロキー」にはぶっ飛びます。これだけでも聴く価値あり。スピリチュアルな感じながら跳ね飛ぶようなドラムスが目立っている2曲目、バラードからミディアムにかけてのホンワカとした雰囲気のある3曲目、ベースソロからはじまりアップテンポで浮遊感があってモーダルな4曲目、やはりアップテンポで現代的で都会的なアプローチの5曲目、危うげな味わいの淡色系のバラードの6曲目、陽気に4ビートも交えつつカリプソでの7曲目、静かなピアノからゴスペル的に盛り上がる8曲目。(08年4月16日発売)

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2008/04/29

クラウディ・ゼン・サニー/ジャンクボックス

Junkcloudy
藤井郷子さんの新譜3枚目。同時発売した3枚の中で、一番フリー度というか、あっち方面へ行っちゃっている度が高いアルバムです。何たってトランペットがメロディを吹くよりは、咆哮したり、非メロディ的な音を出していたりと、けっこう非イディオム的なところの土俵に引っ張り込むことが多いので。先の予測が不可能というところと変化に富んでいる、というところは個人的には興味深いですが、逆に聴く人を選んでしまうかな、といった心配もあります。ジョン・ホーレンバックのドラムス(パーカッション?)も、このトリオだとけっこうハマッていて、一体感がありますね。これぞフリーですね。


クラウディ・ゼン・サニー/ジャンクボックス(Libra)
Cloudy Then Sunny/Junk Box(Libra) - Recorded December 20, 2006. Natsuki Tamura(Tp), Satoko Fujii(P), John Hollenbeck(Per) - 1. Computer Virus 2. Chilly Wind 3. Back And Forth 4. Night Came In Manhattan 5. Chinese Kitchen 6. Multiple Personalities 7. Opera By Rats 8. Alligators Running In The Sewers 9. Soldier's Depression 10. One Equation 11. Cloudy The Sunny

全曲藤井郷子の作曲。パーカッションはドラムセットのような雰囲気。フリーど真ん中の演奏が11曲続きます。トランペットの音も特殊な叫ぶような、あるいは自由奔放に舞い上がったり降りてきたりする、フリーの音使いが目立っていて、硬派なサウンド。ある意味アメーバ状でいて、リズム的にしっかりしている部分もあって、単なるドシャメシャにならないところ(5曲目のように意図したドシャメシャももちろんあります)がすごいところ。2曲目など、中盤がファンク的リズムでフリー的な盛り上がり方が絶妙。静かな部分は研ぎ澄まされた印象が強く、そしてダイナミックレンジが広いところがあって、先を予期できない硬派な面白さがあります。7曲目のピアノのリズムとフレーズのカチッとした動きとフリーキーなトランペットの叫び。(08年3月25日発売)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/04/28

トレース・ア・リバー/藤井郷子トリオ

Fujiitrace
藤井郷子新譜シリーズ2日目。今回はこのメンバーでのトリオをはじめてから12年にもなる、息も合ったメンバーでの演奏。田村夏樹も加えたクァルテットの演奏も足すと、かなりのアルバムがリリースされているようです。子のメンバーではフリーが基調にありながら、決め技も大胆で、カチッと決まり、そして互いの息がばっちり合っているところがスゴいとことです。フリー系のトリオならば、個人的に一番好きなトリオ。ダイナミックなところもあるし、静寂もあるし、何にせよ展開が面白く、予想通りのこともあれば意外なこともあればで、聴く人を選びながらも全然飽きさせないところがいいです。これなら何枚もいけそう。


トレース・ア・リバー/藤井郷子(P)トリオ(Libra)
Trace A River/Satoko Fujii(P) Trio(Libra) - Recorded December 23, 2006 and July 13, 2007. Mark Dresser(B), Jim Black(Ds) - 1. Trace A River 2. Take Right 3. Manta 4. A Maze Of Alleys 5. Day After Tomorrow 6. Kawasemi 7. February

全曲藤井郷子の作曲。おなじみのトリオで、決め技もフリー的な部分も、一体感があります。1曲目のタイトル曲の12分台、2-7曲目は2-7分台の、トータル48分台。フリー的にこなしていく部分と、変拍子のテーマその他の部分のキメとの対比が対照的で、静寂と破壊力が適所に現れて、ドラマチックに展開していく1曲目、透徹としたピアノから盛り上がってフリーファンク的な展開で鋭角的に絡んでだり一緒に突き進む2曲目、ゆらゆらと深海の中を漂っていきつつ盛り上がりもある3曲目、エキゾチックな速いフレーズを変拍子でまくしたてていくような4曲目、ソロピアノで朝のさわやかな風を運ぶ静かな5曲目、ベースのアルコで厳かにはじまり、ロック・ビート的にも変化する6曲目、氷のような静かなソロピアノの7曲目。(08年3月25日発売)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/04/27

海を渡るクロ/ガトーリブレ

Gatokuro
3月25日に藤井さんの自主レーベルで3枚もアルバムを出しました。3枚ともそれぞれ参加メンバーが違うのですが、これもそのひとつ。今までOnoffレーベルから2枚「ガトーリブレ」のグループ名でアルバムを出していたのですが、今回は自主レーベルのせいなのかどうなのか、自由度か高い、いわゆるフリーの部分もあるアルバムになっています。それぞれの曲が組曲のようになっていて、物語性があります。ただ、個々の曲として聴いても、違和感はないかと思います。いわゆるジャズの範囲に入るかどうか。インプロヴィゼーションという点ではあり、ですが、雰囲気はリズムの違うタンゴっぽいようなサウンドに近いような点もあります。なお、このグループでのメインは田村夏樹さんで、全曲彼の作曲。


海を渡るクロ/ガトーリブレ(Libra)
海を渡るクロ(Kuro)/Gato Libre(Libra) - Recorded May 22, 2007. Natsuki Tamura(Tp), Kazuhiko Tsumura(G), Satoko Fujii(Accodion), Narikatsu Koreyasu(B) - 1. Sunny Spot(日だまりのクロ) 2. Patrol(午後の巡回) 3. Battle(侵入者との戦い) 4. Reconcile(和解) 5. Together(共に旅へ) 6. Beyond(岩山から彼方を望む) 7. Kuro(海を渡るクロ)

グループ3作目。今回は自主レーベルで、哀愁の漂う曲とともに、アヴァンギャルドな音使いの部分もあります。組曲形式のようで、この編成による哀愁感、叙情感はかなりのものです。アコーディオンは専門ではないので、フレーズ的には簡単なものが多いですが、その曲を表すのに効果的な一音一音を発しています。これでもかと言わんばかりの切ない哀愁を発している1曲目、叙情的なワルツから中盤フリーへ流れていく2曲目、猫同士のケンカを表すようなフリーなアコーディオンその他の楽器の戦いのある3曲目、明るいメロディアスなテーマが出てきてホッとする4曲目、再び哀愁が強く流れている渋めの5曲目、ダイナミックレンジが広く、静かな場面や情景的なフリーもある6曲目、穏やかに漂っていくタイトル曲の7曲目。(08年3月25日発売)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/04/21

ゲット・アップ!/神保彰

Jimboget
神保彰のドラムスはスゴすぎて、普段はあまり近づいてないですけど(笑)、彼の作曲が好きで、最初のソロ作5枚を再発の時にCDでそろえました。そして前作は、やはり聴きやすさがある程度重点があったのかなと思います。今回は前作と同じメンバーながらハードな曲が多くなっていることがうれしいですね。曲ができたらアレンジのしかたはいろいろあると思うけれと、曲によってはこれでもか、というくらいに叩きまくり、弾きまくり、なので、ハードコア・フュージョンのファンにとってはうれしい贈り物だったんじゃないでしょうか。間に多少落ち着いた曲もはさんであるのですが、気合が入っている演奏なのは、間違いないですね。


ゲット・アップ!/神保彰(Ds)(Electric Bird)
Get Up!/Akira Jimbo(Ds)(Electric Bird) - Released 2008. Abraham Laboriel(B), Otomaro Ruiz(P, Key), Frank Gambale(G) - 1. Wicked 2. Get Up! 3. Where Are You Calling From? 4. Fuse 5. Tokyo Dreamin' 6. Jin Jin 7. Promised 8. Safari Run 9. Silk Storm

全曲神保彰の作曲。前作と同じメンバーですが、こちらの方がハードコア・フュージョン的な要素がかなり強くなっています。それにしてもスゴいメンバーですね。キメなどもビシバシきまるし、それぞれのメンバーのコラボレーションと、超絶技巧のテクニックをあちこちで聴くことができて、こっち方面のサウンドが好きな人にはうってつけのアルバム。ところどころで暴れまわっていて、ドラムスだけを聴いても、恐ろしいテクニックですね。割とハードなファンクの曲が多くて、聴いていてスッキリしますね。それでいて曲には神保の持ち味である分かりやすいメロディの部分もあって、ハードながらうまくポップ性ともバランスがとれています。8ビートのボッサ風でメロディアスな5曲目は安らぎの方。6、8曲目はゴキゲンなアップテンポのラテン。(08年3月26日発売)

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2008/04/20

Jazz Side Of The Moon - The Music Of Pink Floyd

Jazzpink
ピンク・フロイドの音楽の洗礼を受けていない私にとっては、原曲との比較ができないところが何とももどかしいところですが、これは「狂気」のカヴァー・アルバム、しかもメンバーがスゴいではないですか。迷わず買ってしまいました。買ってから気がついたのですが、チェスキー・レーベルだったんですね。いかにもジャズって音(作られた音ですね)とは対極のサウンドを作っているレーベルで、ワン・ポイント・マイクでの収録だったと思います。おまけにここでは4ビートが出てこなくて、かなり原曲を意識してか抑制の効いたサウンドになっているので、個々のミュージシャンはあまり前面に出てきません。やっぱり原曲を聴いていて、それとの比較ができる人が、より楽しめるのではないかと思いました。


Jazz Side Of The Moon - The Music Of Pink Floyd(Chesky Records)(輸入盤) - Recorded September 11 and 12, 2007. Sam Yahel(Prg), Mike Moreno(G), Ari Hoenig(Ds), Seamus Blake(Ts) - 1. Breathe 2. Part 1 On The Run 3. Time 4. Any Colour You Like 5. The Great Gig In The Sky 6. Money 7. Us And Then 8. Brain Dance 9. Part 2 On The Run

(08/04/20)ピンク・フロイドの「狂気」のアルバムをカヴァーしてしまったアルバム。曲順は異なっています。プログレッシヴ・ロックをオルガン・ジャズで再現してますが、いわゆるジャズ・アレンジではないので4ビートにはなったりせず、元のアルバムのドラマ性を意識したせいか、かなり抑制の効いたサウンドになっています。サウンドの内向性と、統制の取れた音で、非常にドラマチックに粛々と進んでいくという感じ。曲によっては変拍子の曲も目立ちますが、オルガンのベース音なのであまり強調はされてません。個々のミュージシャンの丁々発止のインタープレイを楽しむ人には不向きで、やはり元の曲を知っていて、それとの比較を楽しむ、という感じの聴き方のほうが向いていると思います。なぜか、7曲目だけはボッサです。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2008/04/18

グリーン/ハンク・ロバーツ

Hankgreen
ハンク・ロバーツはJMT時代のリーダー作などとビル・フリゼールの「ルック・アウト・フォー・ホープ」(ECM)で参加していたのかな、それで知っていて、今回Winter&Winterレーベルから国内盤が出て、買ってみようと思いました。昔は税込み2,310円で買えていたこのレーベル、ユーロ高の影響か新作では2,625円。何と輸入盤の方がさらに高くなっているので、レーベル追っかけもちょっと前からあきらめています。このアルバム、やはり彼のやりたいことがテンコ盛りで、いろいろな方面のサウンドの曲があります。普通の曲ではない感じのサウンドが多いですが、ヴォーカルをとっている曲も多めなのが、彼の主張なのかな、という気もします。現代ジャズのやや辺境方面なので、聴く人を選ぶと思います。


グリーン/ハンク・ロバーツ(Cello、Vo)(Winter & Winter)
Green/Hank Roberts(Cello, Vo)(Winter & Winter 910141-2 Music Edition)(輸入盤) - Recorded June 12-14, 2007. Marc Ducret(G), Jim Black(Ds) - 1. Azl Bernie 2. Bernie Alap 3. Prayer 4. Bernie 22 05 5. In The 60's 6. Cola People 7. Trees 8. First Lenape 9. Lenape Alap 10. Nasfat 11. Rge Departing Hunter's Song/War Dance Song/Jersey Devil 12. Long Walk 13. Gentle 14. Pictures

57分で14曲。ほぼ全て彼の作曲ですが11曲目の一部のみトラディショナルにインスパイアされたとのこと。ギターもアコースティックがあったり、ロック的な音色のエレクトリックがあったりで、これによって曲の幅がかなり広がっています。曲によってはヴォーカルも混ざって、エスニック色も強かったりと、穏やかな割にはけっこう前衛的な部分もあるのでは、と思わせます。チェロもクラシック的だったり普通ではないアプローチもあったり。フォークソング、クラシック的なものから、アヴァンギャルドなジャズまでと守備範囲は広いですが、いわゆるオーソドックスなジャズから離れた辺境現代ジャズという感じでせめてきます。ジム・ブラックのドラムもどちらかと言えばロック的ですしね。表現している幅が広く、それなりに問題作です。(08年2月25日発売)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/04/14

Brad Mehldau Trio Live

Bradlive
ブラッド・メルドーの今度のリーダー作はライヴ2枚組です。CDの1枚目が78分、2枚目が77分もあるのに、円高差益を還元してかどうか、国内盤1枚買うよりも安い値段で手に入りました。演奏の内容も濃いですし、非常にラッキーですね(笑)。そして、曲ごとにバラエティに富んでいて、サウンドにも毎回驚きがあります。ピアノ・トリオとしては非常に完成度が高いし独自性もあるので、時間が長いにもかかわらず、2回通しで聴いてしまいましたよ。どこのあたりの曲がいいのか、あるいは1枚目と2枚目では、と意見が分かれるところですが、ジャズメン・オリジナルとスタンダードが連なるラスト3曲が入りやすいのでは、と思います。私個人的には彼のオリジナル党です。素晴らしいアルバムだと思うけれど、やや聴く人を選ぶかな、と思います。


Brad Mehldau(P) Trio Live(Nonesuch)(輸入盤) - Recorded October 11-15, 2006. Larry Grenadier(B), Jeff Ballard(Ds) - 1. Introduction 2. Wonderwall 3. Ruby's Rub 4. O Que Sera 5. B-Flat Waltz 6. Black Hole Sun 7. The Very Thought Of You 8. Buddha Realm 9. Fit Cat 10. Secret Beach 11. C.T.A. 12. More Than You Know 13. Countdown

(08/04/13)CD2枚組のライヴ。ブラッド・メルドー作は5曲(3、5、7-9曲目)で、他はスタンダードやボッサの曲(4、10曲目)など。4ビートの曲もあるけれど、ファンク的な、あるいは変拍子的な曲が目立ち、タダモノではない現代ピアノ・トリオですね。もちろん、きれいで静謐なバラードや(7、12曲目)、明るいノリの良いワルツ(5曲目)、フリー的な曲(6曲目)、あるいはソロ・ピアノが前面に出てくる場面(7曲目後半、12曲目後半)など、聴いている人を飽きさせない、曲がバラエティに富んでいます。適度にメカニカルなフレーズもあり、3人のやり取りがスリリング。しっとり系と思ったらかなり盛り上がるボッサの4曲目。ジャズメン・オリジナルの11曲目のアップテンポで延々と続くフレーズや、13曲目の断続的なのもなかなか。

| | コメント (8) | トラックバック (3)

2008/04/12

The Classical Variations/Uri Caine

Uriclass
Winter&Winterレーベルのユリ・ケインはエレクトリック・ファンクからジャズ、クラシックに至るまで守備範囲が広く、何が飛び出してくるか分からないピアニストですけど、今回は過去のクラシック・アルバムのベスト集。これまた何が飛び出してくるか。コメントのところに書いたとおりですが、12曲目のソロ・ピアノあたりは、ラグタイム的なジャズ・ピアノしていて、そのはみ出し具合が分かります。ジャズあり、クラシックあり、クラシックとジャズのミュージシャンの共演ありで、やっぱりジャンルの域をはみ出したサウンドではありますね。これを楽しめるか、クラシックに対する冒涜だと怒るか、やっぱり聴く人により反応はさまざまと予想させるアルバム。未発表の曲には演奏者を加えておきました。


The Classical Variations/Uri Caine(P)(Winter & Winter 910145-2 Music Edition)(輸入盤) - Released 2007. - 1. Only Love Beauty(Barbara Walker(Vo), Kettwiger Bach Ensemble(Choir), Wolfgang Klasener(Cond)) 2. Variation XXXII 3. Variation XXXIII 4. Variation 10 For Fortepiano And Viola Da Gamba Quartet (Uri Caine(P), Vittorio Ghielmi(Viola Basso), Rodney Prada(Viola Tenore), Paolo Biordi(Viola Soprano), Cristiano Contadin(Viola Basso)) 5. Hor Ich Das Liedchen Klingen When I Hear The Song 6. Die Rose, Die Lilie, Die Taube: The Rose, The Lily, The Dove 7. Am Leuchtenden Sommermorgen: This Glowing Summer Morning 8. The Midnight Variation (Uri Caine(P), Ralph Alessi(Tp), Greg Osby(As), Josh Roseman(Tb), James Genus(B), Ralph Peterson(Ds)) 9. The Brass And Drums Variation (Uri Caine(P), Ralph Alessi(Tp), Don Byron(Cl), Josh Roseman(Tb), Bob Stewart(Tuba), Ralph Peterson(Ds) 10. Prelude [Tristan Und Isolude] 11. The Scratch Variation (DJ Logic) 12. The Fats Variation (Uri Caine(P)) 13. Variation For Lute And Clarinet (Don Byron(Cl), Michael Freimuth(Lute)) 14. Urlicht Primal Light 15. Variation 27 For Lute And Flute (Cordula Breuer(Soprano Recorder), Michael Freimuth(Lute)) 16. Desdemona's Lament (Uri Caine(P), Joseffine Lindstrand(Vo), Chris Speed(Cl), John Hebert(B), Jim Black(Ds)) 17. The Organ Variation (DJ Logic) 18. Variation 22 For Fortepiano And Viola Da Gamba Quartet (Uri Caine(P), Vittorio Ghielmi(Viola Basso), Rodney Prada(Viola Tenore), Paolo Biordi(Viola Soprano), Cristiano Contadin(Viola Basso))19. Turkish Rond From Piano Sonata [K331] In A-Major 20. Symphony No.5, Adagietto

(08/04/12)ユリ・ケインの今までのクラシックのベスト集ですが、単なるベスト集にとどまらず、未発表曲(未発表ヴァージョン)が1、4、8-9、11-13、15-18曲目と非常に多くてお得になっています。また、オーソドックスなクラシックものもあれば、例によってかなり彼の手を加えたクラシックからはみ出した曲、そしてジャズメンによって演奏されている曲8-9、12、14、16,19-20曲目)、DJ Logicによる曲11、17曲目など面白い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/04/10

続・自己との対話/ビル・エヴァンス

Billfurther
ビル・エヴァンスのアルバムはよく売れるらしくて、だいたいのリーダー作、サイド参加作が国内盤CDで出ていました。このアルバムもヴァーヴではそれほどマイナーなリーダー作ではないと思うのに、なぜか今回やっと初CD化なんですね。売れる売れないの問題ではなくて、販売の権利に何か問題があったのでしょうか。よく分からないのですが。エヴァンスと言えばピアノ・トリオと言う人が少なからずいらっしゃる中、このアルバムがどの程度注目が集まっているのか、未知数ですけれど、彼のピアノを堪能するにはなかなか面白いアルバムではないかと思います。何たって彼の多重奏ですからね。このピアノ・タッチはやっぱり彼ならではのものだと思います。


続・自己との対話/ビル・エヴァンス(P)(Verve)
Further Conversations With Myself/Bill Evans(P)(Verve) - Recorded August 9, 1967. - 1. Emily 2. Yesterdays 3. Santa Claus Is Coming To Town 4. Funny Man 5. The Shadow Of Your Smile (Love Theme From "The Sandpiper") 6. Little Lulu 7. Quiet Now

邦題「続・自己との会話」。ピアノの多重録音のシリーズとしては2作目で、スタンダードが中心。なぜかリーダー作なのに今になって日本初CD化です。ビル・エヴァンス作曲の4曲目、デニー・ザイトリン作曲の7曲目が加わります。リリカルであり、ある種跳ねるような独特なリズムでのピアノタッチが、しかも多重録音で味わえるということで、現実にはあり得ない1人での複数での演奏を楽しむことができます。発表当時はこういう方法は邪道だったかもしれませんが、今では他ジャンルを含めるとよくある録音方法ゆえ、よりエヴァンス度が増すイメージ。そして通常のピアノのデュオのパターンと言うよりは、2本の手がさらに増えたソロと言ってもいいサウンドです。7曲とも、どこを切ってもエヴァンスの香りが強く立ち上がります。(08年3月19日発売)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

«Swingin' Three/セルジュ・デラート・トリオ