ECM1551-1601番

2006年10月13日 (金)

Nouvelle Vague-The Complete Soundtrack/Jean-Luc Godard

1600
Nouvelle Vague-The Complete Soundtrack/Jean-Luc Godard(ECM New Series 1600/01) - Winter(Dino Saluzzi), Far Away Lights(David Darling), Distant Fingers(Patti Smith), Charta Koa(Jean Schwartz), Solo Cello(David Darling), Kammer-Symphonie(Werner Pirchner), Blue Tango(Paolo Conte), Do You Be(Meredith Monk), Sonate Vom Rauhen Leben(Werner Pirchner), Do You Know Emperor Joe(Werner Pirchner), Transmutation(Dino Saluzzi), Mathis Der Maler, Grablegung(Paul Hindemith), Trauermusik(Paul Hindemith), Mathis Der Maler, Vershchung Des Heiligen Antonius(Paul Hindemith), Solo Cello(David Darling), Clouds(David Darling), Andina(Dino Saluzzi), Solo Cello And Voice(David Darling), Winter(Dino Saluzzi), Solo Cello And Voice(David Darling), Trema Fur Violoncello Solo(Heinz Holliger), Kleine Messe Un "C" Fur Den Lieben Gott(Werner Pirchner), Sonate Fur Viola(1937)(Paul Hindemith), Crossing(Paul Giger), Verklarte Nacht(Arnold Schoenberg), Sonate Fur Bratsche Und Klavier Op.11/4(Paul Hindemith), Verklarte Nacht(Arnold Schoenberg), A Zaza(Gabriella Ferri), Verklarte Nacht(Arnold Schoenberg), Sonate Fur Bratsche Allein Op. 25/1(Paul Hindemith), Mathis Der Maler, Grablegung(Paul Hindemith), Trauermusik(Paul Hindemith), Far Away Lights(David Darling), Winter(Dino Saluzzi)

(02/06/24)ゴダールの映画「ヌーベルバーグ」サウンドトラック完全盤。セリフも入っていて、おそらく映画の通りに進行、そして曲もその通りに挿入されているのだろうと思います。映画の雰囲気は伝わってきますが、どうせなら映像で見たいところ。ただし、地味な、というよりは渋い映画であろうと想像されますが。音楽が目当てだとちょっと肩透かし。ECMとしては異端のアルバム作りには違いないので、ECMファンよりも映画ファン向けか。

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2006年10月12日 (木)

Dal Niente/Lachenmann/Stockhausen/Stravinsky/Boulez/Scelsi/Yun/Eduard Brunner(Cl)

1599
Dal Niente/Lachenmann/Stockhausen/Stravinsky/Boulez/Scelsi/Yun/Eduard Brunner(Cl)(ECM New Series 1599)(輸入盤) - Recorded October 1995. - Isang Yun: 1. Piri Igor Stravinsky: 2-4. Three Pieces For Clarinet Solo 5. Piece For Clarinet Solo Pierre Boulez: 6-17. Domaines Pour Clarinette Seule Karlheinz Stockhausen: 18. In Freundschaft Giacinto Scelsi: 19. Preghiera Per Un'ombra Helmut Lachenmann: 20. Dal Niente (Interieur 3)

(04/03/09)何とクラリネットのソロでのアルバム。収録時間は70分も。しかも、取り上げているのは20世紀の各方面の現代音楽家の作品なので、無機的かつ、難解な曲が多いです。小品ですが、ストラヴィンスキーの曲もあります。吹きまくったり咆哮するというよりは、スペイシーな中で技巧を尽くしてクラリネットの現代的な世界を表現している、といった感じ。作曲家ごとの曲の区別は私には難しいですが、タイトル曲は特にスペイシー。

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2006年10月11日 (水)

Musik Fur Streichinstrumente/Gyorgy Kurtag

1598
Musik Fur Streichinstrumente/Gyorgy Kurtag(ECM New Series 1598)(輸入盤) - Recorded November 1995. Keller Quartett: Andras Keller(Vln), Janos Pilz(Vln), Zoltan Gal(Viola), Otto Kertesz(Cello) - 1. Aus Der Ferne 3 Fur Streichquartett 2. Officium Breve In Memoriam Andreae Szervanszky Op.28 3. Ligatura - Message To Frances - Marie (The Answered Unanswered Question) Op. 31/b 4-9. Quartetto Per Archi Op.1 10-21. Hommage A Mihaly Andras 12 Mikroludien Fur Streichquartett Op.13 22. Litagura - Message To Frances - Marie (The Answered Unanswered Question) Op. 31/b

(03/09/21)Gyorgy Kurtagは20世紀の現代音楽家。弦楽四重奏団の演奏で、’50年代、’70-’90年代の作曲。やはり難解なハーモニーとメロディ(?)が中心ですが、色調は青く深く、時々膨れ上がりながらも沈潜していくようなサウンド。ダイナミックレンジは広く、抽象画を見ているように心の中に入り込んできます。2曲目にごくわずかにしっとりする場面があります。3曲目と22曲目は同じ曲のヴァージョン違い になっています。

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2006年10月10日 (火)

Three Men Walking/Joe Maneri(Cl, As, Ts, P)/Joe Morris(G)/Mat Maneri(Vln)

1597
Three Men Walking/Joe Maneri(Cl, As, Ts, P)/Joe Morris(G)/Mat Maneri(Vln)(ECM 1597)(輸入盤) - Recorded October and November 1995. - 1. Calling 2. What's New 3. 3. Bird's In The Belfry 4. If Not Now 5. Let Me Tell You 6. Through A Glass Darkly 7. Three Men Walking 8. Deep Paths 9. Diuturnal 10. Fevered 11. Gestalt 12. To Anne's Eyes 13. Arc And Point 14. For Josef Schmid

(04/02/06)微分音(音程を通常より細かくしている)のインプロヴィゼーション系のアルバム。ただ、本当に微分音かというと、あまり自信がなく、音程の揺らぎのようにもとれます。各メンバーのソロでの演奏が14曲中7曲、3人のフリー・インプロヴィゼーションと思われる曲が6曲、そして2曲目はスタンダードの「ホワッツ・ニュー」ですが、何ともはや、彼らのオリジナルと言われても仕方のないような音使いで、しかも9分を超える演奏となっています。リズム楽器はないので、総じてメロディ(音程)の微妙なズレによる失調感と、3人のゆるいまとまり、硬質なフリーのせめぎあいで、他ではなかなか聴けないサウンド世界を構築しています。ギターは派手ではないけれど、危なげな不安定なフレーズを弾く感じがまた面白い。

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2006年10月 9日 (月)

North Story/Misha Alperin(P)

1596
North Story/Misha Alperin(P)(ECM 1596)(輸入盤) - Recorded September 1995. Arkady Shilkloper(French Horn, Flh), Tore Brunborg(Ts), Terje Gewelt(B), Jon Christensen(Ds) - 1. Morning 2. Pssalm No.1 3. Ironical Evening 4. Alone 5. Afternoon 6. Psalm No.2 7. North Story 8. Etude 9. Kristi-Blodsdraper(Fucsia)

(99/05/05)ホーンが入ったオーソドックスな編成なのですが、クラシックに近いアプローチかも。北欧ジャズの硬質で深い、しかも冷めたサウンドが響いてきます。ラストの曲を除いてミシャ・アルペリンの作曲で、スペイシーな中をゆらゆらと漂っているインプロヴィゼーションが心地良い感じ。薄暮、あるいは夜明けのどんよりした空から光が垣間見えるような風景が心の中に刻み込まれていきます。訥々と、あるいはクールに語りかけてくるフレーズ。3曲目などは書かれた部分も多そうで、曲やフレーズの構成がカッチリとして現代音楽的なインプロヴィゼーションながらも、彼の個性がよく出ています。5、8曲目も似たアプローチながら、よりハードでジャズ的。しっとりとピアノだけで聴かせる4曲目も印象的。

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2006年10月 8日 (日)

Trio In Es-Dur, Nottunrno/Franz Schubert

1595
Trio In Es-Dur, Nottunrno/Franz Schubert(ECM New Series 1595)(輸入盤) - Recorded July 1995. Jorg Ewald Dahler(P), Hansheinz Schneeberger(Vln), Thomas Demenga(Cello) - 1-4. Trio In Es-Dur Fur Klavier, Violine Und Violoncello Op.100, D929 5. Trio In Es-Dur Fur Klavier, Violine Und Violoncello Op.148, D897 Notturno

(04/04/11)19世紀オーストリアの作曲家、シューベルトのピアノ、ヴァイオリン、チェロのトリオでの作品。解釈についてはよく分かりませんが、温かみを感じる演奏で、この時代の演奏は難解さもなく、安心して落ち着いて聴けると思います。 ドラマチックな構成を持つ室内楽で、しかも室内楽的な気楽さをもって、クラシック的に聞かせてくれる演奏。4曲目の最後は大団円。タイトル曲の5曲目は9分ながらしっかりとした演奏が聴けます。

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2006年10月 7日 (土)

As It Is/Peter Erskine(Ds)

1594
As It Is/Peter Erskine(Ds)(ECM 1594) - Recorded September 1995. Palle Danielsson(B), John Taylor(Ds) - 1. Glebe Ascending 2. The Lady In The Lake 3. Episode 4. Woodcocks 5. Esperance 6. Touch Her Soft lips And Part 7. Au Contraire 8. For Ruth 9. Romeo & Juliet

ピーター・アースキン作は2曲(2、9曲目)のみで、ジョン・テイラー作が5曲。このメンバーでは3作目で、緊密で自由な音世界が広がります。 サウンドは前2作と近い。冷たい感触で緊張感をはらみながら淡々と進んでいく叙情感のある1曲目、ゆったりしっとりとスペイシーにはじまり、徐々に盛り上がる2曲目、パーカッシヴでスリリング、エキゾチックな味付けの曲の3曲目、変拍子のビートが頭に残り、耽美的でもある4曲目、ヴィンス・メンドゥーサ作のやや明るめの感触の後半ドラムスも目立つ5曲目、温かみのあるメロディのバラードの6曲目、空間的で妖しい美しさではじまり後半にフリーの局面も多いの10分台の7曲目、研ぎ澄まされたフレーズで3人が寄り添う8曲目、叙情的にゆったりと切なさを伴いながら進む9曲目。

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2006年10月 6日 (金)

The River/Ketil Bjornstad(P), David Daring(Cello)

1593
The River/Ketil Bjornstad(P), David Daring(Cello)(ECM 1593) - Recorded June 1996. - The River 1 - 12

全曲ケティル・ビヨルンスタの作曲。ピアノとチェロのデュオです。しかもアルバム中の12曲のタイトルは 「1」から「12」。書かれた譜面による演奏なのでしょうか。視覚的には上流で川ができてから、河口にたどり着くまでをドラマチックに表現しているというイメージ。クラシックかヒーリングミュージックという印象に近いかも。1曲目から穏やかなメロディのゆったりしたデュオではじまります。2曲目で短調になって、もやのかかった情景になり、水が川になって流れていくドラマが曲を追うごとに進んでいきます。そして、長調、短調が入り交じりながら比較的なだらかなヨーロッパの川の風景、それも森や田園風景を通っていくのを想像させるような。急速調の曲がないところからもうかがえます。静かな中でも8曲目がやや盛り上がるか。

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2006年10月 5日 (木)

Litany/Arvo Part

1592
Litany/Arvo Part(ECM New Series 1592) - Recorded September 1995. David James(Countertenor), Rogers Covey-Crump(Tenor), John Potter(Tenor), Gordon Jones(Bass), Tallin Camber Orchestra, Tonu Kaljuste(Cond), Lithuanian Chamber Orchestra, Saulius Sondeckis(Cond) - 1. Litany 2. Psalom 3. Trisagion

(02/08/03)アルヴォ・ペルトの作品が3曲。現代音楽。1曲目のタイトル曲はタリン室内管弦楽団とヒリヤード・アンサンブルのメンバーでの演奏。邦題「連祷」とは、応答形式で祈りが繰り返される祈祷とのこと。やはり荘厳な宗教音楽のイメージ。2-3曲目はリトゥアニア室内管弦楽団の演奏。2曲目「詩篇」は静謐から浮かび上がってくるようなサウンドです。3曲目も深いところからわき上がってくる寒色系のメロディが印象的。

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2006年10月 4日 (水)

Alina/Arvo Part

1591
Alina/Arvo Part(ECM New Series 1591) - Recorded July 1995. Vladimir Spivakov(Vln), Sergej Bezrodny(P), Dietmar Schwalke(Cello), Alexander Malter(P) - 1. Spiegel Im Spiegel 2. Fur Alina 3. Spiegel Im Spiegel 4. Fur Alina 5. Spiegel Im Spiegel

音を極限まで切り詰め、シンプルな音律と反復による「ティンティナブリ様式」という手法の曲とのこと。1、5曲目はヴァイオリンとピアノ、3曲目はチェロとピアノで演奏されていますが3つとも同じ曲。小さい音で、メロディがゆったりと流れていきます。2、4曲目も同じ曲で静謐な中にピアノの音が間を生かして選ばれています。ただし同じ曲でもそれぞれ解釈が違っているそうなのですが、聴いた限りではあまり区別はつきませんでした。(00年2月23日発売)

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2006年10月 3日 (火)

Crystallisatio/Erkki-Sven Tuur

1590
Crystallisatio/Erkki-Sven Tuur(ECM New Series 1590)(輸入盤) - Recorded 1994-1995. Talinn Chamber Orchestra, Estonian Philharmonic Chamber Choir, Tonu Kaljuste(Cond) - 1. Architectonics 4 2. Passion 3. Illusion 4. Crystallisatio 5. Requiem

(04/03/09)Erkki-Sven Tuurは20世紀エストニア出身の現代音楽家で、ここでの曲は’90年代に作曲されたもの。5曲目のみ混声合唱団も加わっています。彼はプログレッシヴ・ロック出身でもあるそうですが、ここではバリバリの硬派の現代音楽が展開されています。でもタイトル曲の4曲目にはLive Electronicsも使用。全体的には蒼系のサウンド。5曲目は重厚で荘厳な部分のある合唱とオーケストラの演奏。そこはなかなか迫力。

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2006年10月 2日 (月)

Volcano Songs/Meredith Monk(Voice)

1589
Volcano Songs/Meredith Monk(Voice)(ECM New Series 1589)(輸入盤) - Recorded July 1995. Katie Geissinger(Voice), Harry Huff(P), Nurit Tilles(P), Allison Easter(Voice), Dina Emerson(Voice) - Volcano Songs: Duets: 1. Walking Song 2. Lost Wind 3. Hips Dance 4. Cry #1 5. New York Requiem Volcano Songs: Solos: 6. Offering 7. Boat Man 8. Skip Song 9. Old Lava 10. Cry #2 11. St Petersburg Waltz 12. Three Heavens And Hells Light Songs: 13. Click Song #1 14. Click Song #2

(03/09/21)’80年代から’90年代前半にかけて作曲された、比較的短い作品集。デュオ、ソロ、4人でのヴォイス、ピアノの伴奏、あるいはピアノのみと、さまざまな表現手段。ヴォーカルというよりは全般的にヴォイスパフォーマンスで、息のもれる声、うめきのような声、不協和音での、あるいは浮遊感のあるハーモニー、突き刺さるような相変わらずの声。普通の表現の部分もありますが、相変わらず声での表現領域に挑戦しています。

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2006年10月 1日 (日)

Les Violences De Remeau/Louis Sclavis(Cl, Bcl, Ss) Sextet

1588
Les Violences De Remeau/Louis Sclavis(Cl, Bcl, Ss) Sextet(ECM1588)(輸入盤) - Recorded September 1995 and January 1996. Yves Rovert(Tb), Dominique Pifarely(Vln), Francios Raulin(P, Key), Bruno Chevillon(B), Francis Lassus(Ds) - 1. Le Diable Et Son Train 2. De Ce Trait Enchante 3. <> 4. Charmes 5. La Torture D'alphise 6. Usage De Faux 7. Reponses A Gavotte 8. Charmes 9. Pour Vous...Ces Quelques Fleurs 10. Ismenor 11. Post-Mesotonique

ルイ・スクラヴィスの作曲は2曲(2、7曲目)で、メンバーの作曲も多し。小品(3、5、8曲目)も挟みこまれています。曲目にAct XXのScene XXとあるので、劇の音楽なのか。次々に変化していくインプロヴィゼーションの中にクラシック(というよりも現代音楽か)の香りがやや強い感じ。書き譜のようなサーカスのようなファンク、かつ中間部は静かでドラマチックな1曲目、クラシック的でアヴァンギャルドの要素も併せ持ち、どんどんサウンドが変わる2、6曲目、刺激的な音使いのフリーのような4曲目、フレーズが飛び、叫びまくる、それでいてメロディアスな要素もある7曲目、ちょっとまったりしたフリーのようなサウンドが続く9曲目、曲の中にあるユニゾンの速いフレーズが魅力的な10曲目、ちょっとのどかな感じもある11曲目。

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2006年9月30日 (土)

Caoine-Biber/Hartke/Reger/Rochberg/Bach/Michelle Makarski(Vln)

1587
Caoine-Biber/Hartke/Reger/Rochberg/Bach/Michelle Makarski(Vln)(ECM New Series 1587)(輸入盤) - Recorded June 1995. - Heinrich Ignaz Franz Biber: 1. Passacaglia In G Minor Stephen Hartke: 2. Caoine Max Reger: 3. Chaconne From Sonata In A Minor Op.91 George Rochberg: 4-14. Caprice Variations Johann Sebastian Bach: Partita Nr.1 In B Minor BWV1002

(04/04/11)有名なバッハを含め、17世紀の作曲家から20世紀の現代音楽家までの、さまざまな曲を集めたヴァイオリンのソロのアルバム。Heinrich Ignaz Franz Biberとバッハはやはりバロック音楽ですが、タイトル曲の現代音楽家Stephen Hartkeの作品も、引っかかりのあるフレーズですが、まあ聴きやすい仕上がりになっています。3曲目は哀愁しっとり系。George Rochbergの作品はやや難解な現代音楽らしい仕上がりです。

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2006年9月29日 (金)

Meeting Point/Egberto Gismonti(P)

1586
Meeting Point/Egberto Gismonti(P)(ECM 1586) - Recorded June 1995. Lithuanian State Symphony Orchestra, Gintaras Rinkevicius(Cond) - 1. Strawa No Sertao - Zabumba 2. Strawa No Serato - Maxixe 3. Musica Para Cordas 4. Frevo 5. A Pedrinha Cai 6. Eterna 7. Musica De Sobrevivencia

作曲は全曲エグベルト・ジスモンチ。ECMからの発売ですが、クラシックや現代音楽の雰囲気が濃く、New Seriesでも良かったのかな、と思います。正規の教育を受けているとのことで、曲も本格的。ブックレットにも一部オーケストラの楽譜が載っています。3、7曲目はアレンジを変えての再演曲。クラシックの香りで緩急自在な展開を示す、わずか各2分強の組曲になっている1-2曲目、比較的分かりやすいメロディで、ちょっと哀愁も含んだまろやかな、そして綾織り的なサウンドもある13分台の現代音楽の3曲目、ピアノがカラフルに舞い飛び、そこにオーケストラが絡む4曲目。やはり組曲になっているような、ピアノが活躍する急速調の5曲目と、ゆったりとした6曲目。かつてのアルバムタイトル曲の凝縮版(?)の7曲目。

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2006年9月28日 (木)

Visible World/Jan Garbarek(Ss, Ts, Key, Per, Maraaker, Cl)

1585
Visible World/Jan Garbarek(Ss, Ts, Key, Per, Maraaker, Cl)(ECM 1585) - Recorded June 1995. Rainer Bruninghaus(P, Synth), Eberhard Weber(B), Marilyn Mazur(Per, Ds), Manu Katche(Ds), Trilok Gurtu(Tabla), Mari Boine(Vo) - 1. Red Wind 2. The Creek 3. The Survivor 4. The Healing Smoke 5. Visible World 6. Desolate Mountains 1 7. Desolate Mountains 2 8. Visible World 9. Giulietta 10. Desolate Mountains 3 11. Pygmy Lullaby 12. The Quest 13. The Arrow 14. The Scythe 15. Evening Land

11曲目のトラディショナルを除き、ヤン・ガルバレクの作曲ないしは共作。「トゥエルヴ・ムーン」とだいたい同じメンバーですが、今回は彼の多重録音(ではないものもあります)に共演者(曲によって参加者や人数が変化)が音を重ねているようです。多くの曲は日本人の心の琴線に触れる(特に2-3、12曲目か)、素朴ではっきりとしたサックスのメロディと響きがかなり印象的。1曲目は多重録音の美しい哀愁のメロディ。3曲目の哀愁とその迫力あるサウンドも見事。タイトル曲の5、8曲目はスペイシーでミステリアス。同じようなな方面の曲は6曲目、静かな折衷路線は7、9曲目。トラディショナルの11曲目も、素朴でもメロディが強い感じ。エキゾチックな14曲目。唯一ヴォーカルが参加している民族的な路線の12分台の15曲目。

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2006年9月27日 (水)

Window Steps/Pierre Favre(Per)

1584
Window Steps/Pierre Favre(Per)(ECM 1584) - Recorded June 1995. Kenny Wheeler(Tp, Flh), Roberto Ottaviano(Ss), David Darling(Cello), Steve Swallow(B) - 1. Snow 2. Cold Noise 3. Lea 4. Girimella 5. En Passant 6. Aguilar 7. Passage

ピエール・ファヴルの作曲は1-4曲目で、5-6曲目が参加者のフリー・インプロヴィゼーション。出るところではメロディアスなパーカッションでひときわ個性を際立たせています。曲により参加メンバーが変化します。タイトルどおり「雪」を表わす冬の哀しみのメロディでせまってくる、叙情的な1曲目、民族的でパーカッシヴなテーマかと思ったら、ベースやパーカッションがソロをとっていく2曲目、しっとり感の高いメロディアスなバラードが印象に残る3曲目、静かな出だしからリズミカルなベースになり他の楽器が絡んでいく4曲目、4ビート的に浮遊感のある小品のインプロヴィゼーションの5曲目、スペイシーでどんよりとした雲が広がるような6曲目、デヴィッド・ダーリング作のやはりゆったりとスペイシーに進んでいく7曲目。

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2006年9月26日 (火)

Psalms Of Repentance/Alfred Schnittke

1583
Psalms Of Repentance/Alfred Schnittke(ECM New Series 1583) - Recorded February, 1996. Swedish Radio Choir, Tonu Kaljuste(Cond) - 1. 1 2. 2 3. 3 4. 4 5. 5 6. 6 7. 7 8. 8 9. 9 10. 10 11. 11 12. 12

邦題「回心の詩篇」。シュニトケは20世紀ロシアの現代音楽家。各曲にロシア語のサブタイトルがありましたが、タイプ方法が不明のため割愛。中世ロシア正教を巡る物語をもとに作曲したとのこと。歌詞は当然ながらロシア語。曲の雰囲気は中世的ではなく、確かに宗教的な深遠な響きをもつものの、メロディやハーモニーの進行が複雑で現代音楽的。浮遊感のある寒色系のメロディは研ぎ澄まされていて、全体で包み込んで きます。(99年9月8日発売)

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2006年9月25日 (月)

Zigzag/Egberto Gismonti(G, P)

1582
Zigzag/Egberto Gismonti(G, P)(ECM 1582) -Recorded April 1995. Nando Carneiro(G, Synth), Zeca Assumpacao(B) - 1. Zigzag 2. Mestico & Caboclo 3. Orixas 4. Carta De Amor 5. Um Anjo 6. Forrobodo

全曲エグベルト・ジスモンチの作曲。不思議なもので、ギターの彼は、メロディーよりもアルペジオの洪水で迫ってくる印象です。ピアノのときもそのような印象があるので、小人数(トリオ)編成のこのアルバムは、なかなか渋い部類のアルバムです。カラーがドラマチックに変わっていく、優しい音の洪水とでも言うべき11分台のタイトル曲の1曲目、しっとりした哀愁や情熱などががやや現代音楽的なフレーズの間から感じられる、変化していく15分台の2曲目、落ち着いた、のどかで素朴、広大な風景が広がる3曲目、原初的なサンバを想像するような、土着的な感じもある4曲目、ピアノでしっとりとしたバラードを優しく奏でていく5曲目、やはりピアノのスピーディでスリリングなフレーズが続く、基調としてはやや明るめな6曲目。

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2006年9月24日 (日)

MA/Heinz Reber

1581
MA/Heinz Reber(ECM New Seires 1581) - Recorded June 1994. Kimiko Hagiwara(Soprano), Dhyung Kim(Baritone), Junko Kuribayashi(P) - Two Songs 1. School Of Vienna Langsamer Gleitflug Uber Die Erinnerungslandschaft 2. School Of Athens - School Of No Konzertante Fassung Der Gleichnamigen Oper Nach "Antigone" Von Sophokles

(02/08/11)邦題「間 MA 2つの歌」。Heinz Reberは20世紀ドイツの現代音楽 家。演奏者は日本または韓国人で、まさに間の思想を演奏で表わしているとのこと。東洋人が演奏をすることではじめて意味がある歌曲となるらしいのですが、なるほど、特に能楽派を意識した2曲目において、その進行における空間表現が日本的に感じられます。歌詞に日本語が聞える事もあり、その先鋭的な作風から、少々聴く人を選ぶのでは。

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2006年9月23日 (土)

Keith Jarrett(P) At The Blue Note

1575
Keith Jarrett(P) At The Blue Note(ECM 1575-80) - Gary Peacock(B), Jack DeJohnette(Ds) - Disc1 Friday June 3, 1994. 1. In Your Own Sweet Way 2. How Long Has This Been Going On 3. While We're Young 4. Partners 5. No Lonely Nights 6. Now's The Times 7. Lament Disc2 Friday June 3, 1994. 1. I'm Old Fashioned 2. Everything Happens To Me 3. If I Were A Bell 4. In The Wee Small Hours Of The Morning 5. Oleo 6. Alone Together 7. Skylark 8. Things Ain't What They Used To Be Disc3 June 4, 1994. 1. Autumn Leaves 2. Days Of Wine And Roses 3. Bop-Be 4. You Don't Know What Love Is 5. Muezzin 6. What I Fall In Love Disc 4, 1994. 1. How Deep Is The Ocean 2. Close Your Eyes 3. Imagination 4. I'll Close My Eyes 5. I Fall In Love Too Easily 6. The Fire Within 7. Things Ain't What They Used To Be Disc 5 June 5, 1994. 1. On Green Dolphin Street 2. My Romance 3. Don't Ever Leave Me 4. You'd Be So Nice To Come Home To 5. La Vaise Bleue 6. No Lonely Nights 7. Straight, No Chaser Disc6 June 5, 1994. 1. Time After Time 2. For heaven's Sake 3. Partners 4. Desert Sun 5. How About You?

何とCD6枚組。キース・ジャレットのブルーノートでの3日間のライヴをそのままアルバムにしてしまいました。驚くのは、セットごとに違う曲目を演奏している事です。重なっている曲があまりないのは驚き。ピアノが自然発生的にはじまって、トリオで絡んで曲になるスタイルは、いつもと同じ。スタンダードの曲はもちろんいい演奏ですが、引き出しの多さとコンビネーションの良さを感じさせるBOXセット。オリジナルはCD1枚目4曲目後半、5曲目、CD3枚目3曲目、4曲目後半、CD4枚目5曲目後半、CD5枚目6曲目、CD6枚目3曲目後半、4曲目。このうちダブっているのはCD1枚目4曲目後半とCD6枚目3曲目後半の、前半が「パートナーズ」(チャーリー・パーカー作)だけ。オリジナルとフリー・インプロヴィゼーションとがあり。

(注)日本と米国では上記の3枚目のみの1枚での発売がありました。

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2006年9月22日 (金)

In The Moment/Gateway

1574
In The Moment/Gateway(ECM 1574) - Recorded December 1994. John Abercrombie(G), Dave Holland(B), Jack DeJohnette(Ds, P) - 1. In The Moment 2. The Enchanted Forest 3. Cinucen 4. Shrubberies 5. Soft

全曲フリー・インプロヴィゼーションによる演奏。同時に録音したアルバムの「ホームカミング」の方は、それぞれのメンバーによるオリジナル演奏。 演奏の密度が高く、両者の区別はあまり感じられないような気もします。エキゾチックなパーカッション(ドラムス?)にのって、3者共にエキゾチックなワンコードの演奏が繰り広げられるタイトル曲の1曲目、ベースのアルコで深遠にはじまって、そのまま空間的に3人が絡んでくるベースのピチカートもある奥の深い2曲目、7拍子系のやはりエキゾチックさのあるギターが動きまわる3曲目、14分にもわたって語り合いながらドラマチックな盛り上がりも、ギターの切れ込みの深さもある4曲目、ベースのアルコで静かな出だしと、ドラムスをピアノに持ち替えた静かな哀愁の語らいの5曲目。

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2006年9月21日 (木)

Remembering Tomorrow/Steve Kuhn(P)

1573
Remembering Tomorrow/Steve Kuhn(P)(ECM 1573) - Recorded March 1995. David Finck(B), Joey Baron(Ds) - 1. The Rain Forest 2. Oceans In The Sky 3. Lullaby 4. Trance 5. Life's Backward Glance 6. All The Rest Is The Same 7. Emmanuel 8. Remembering Tomorrow 9. The Feeling Within 10. Bittersweet Passages 11. Silver

スティーヴ・キューンが十数年ぶりにECMに戻ってきた作品。7曲目を除き彼の作曲。約半数の曲が過去ECMで彼が録音した曲。研ぎ澄まされた耽美的なピアノが心地良い。ドラムスがややハードかも。まさに「雨の森」を表わすような情景的なバラードの1曲目、ここでは比較的抑えた美しさが垣間見えるやや浮遊感のある2曲目、しっとりと静かに包み込むワルツの3曲目、ゆったりと美しいピアノが続く4曲目、ミステリアスな静けさのある5曲目、情景的な変化を感じ取ることができるボッサ的な6曲目、唯一映画音楽をしっとりと演奏する7曲目、淡く温かいけれども中盤盛り上がるタイトル曲の8曲目、ゆったりと優しい響きのバラードの9曲目、メロディアスながら速いパッセージの10曲目、温かい静けさのサウンドの11曲目。

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2006年9月20日 (水)

Dream Of The Elders/Dave Holland Quartet(B)

1572
Dream Of The Elders/Dave Holland Quartet(B)(ECM 1572) - Recorded March 1995. Steve Nelson(Vib), Eric Person(As, Ss), Gene Jackson(Ds), Cassandra Wilson(Vo) - 1. The Winding Way 2. Lazy Snake 3. Claressence 4. Equality 5. Ebb & Flo 6. Dream Of The Elders 7. Second Thoughts 8. Equality

6年ぶりのECM作で、メンバーを一新。変拍子のオンパレードですが、サウンドはよりオーソドックスになってきた感じがします。冷めた感じはヴァイブラホンの影響でしょうか。1曲目はちょっと沈んだメロディアスな6拍子の曲。2曲目も12分の曲で、タイトル通りヘビがのたくっているような雰囲気。3曲目はちょっと変拍子が入ったノリの良い曲。カサンドラ・ ウィルソンが4曲目に参加。この曲だけが異様にダークなサウンドに仕上がってしまうのは、やはり彼女の魔力でしょう。クールにジャズしていますが後半盛り上がる変拍子の5曲目、ちょっと冷めていてゆっくりとした変拍子の6曲目、一転アップテンポになる7曲目。8曲目は4曲目のインストルメンタル・ヴァージョンになっています。比較的淡々と流れていきます。

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2006年9月19日 (火)

J.S. Bach/B.A. Zimmermann/Thomas Demenga(Cello)

1571
J.S. Bach/B.A. Zimmermann/Thomas Demenga(Cello)(ECM New Series 1571) - Recorded February and July, 1995. - Suite Nr.2 D-moll Fur Violoncello Solo BWV 1008/Johann Sebastian Bach, Thomas Demenga(Cello) 1. Prelude 2. Allemande 3. Courante 4. Sarabande 5. Menuet 1 & 2 6. Gigue Sonate Fur Violone Solo/Bernd Alois Zimmermann, Thomas Zehetmair(Vln) 7. Praludium 8. Rhapsodie 9. Toccata 10. Sonate Fur Viola Solo, Christoph Schiller(Viola) Sonate Fur Cello Solo, Thomas Demenga(Cello) 11. Rappresentazione 12. Faze 13. Tropi 14. Spazi 15. Versetto

(02/08/10)邦題「無伴奏チェロ・ソナタ他」。頭にバッハの無伴奏チェロ組曲を持ってきて、中盤戦から後は 20世紀西ドイツの現代音楽家ベルント・アロイス・ツィンマーマンの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、無伴奏ヴィオラ・ソナタ、無伴奏チェロ・ソナタと続きます。バッハの方は素直で聴きやすいですが、ツィンマーマンの方は現代音楽なので、それなりに抽象的なメロディやフレーズで、難しい感触。 不思議なカップリングです。

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2006年9月18日 (月)

Ulysses' Gaze/Eleni Karaindrou

1570
Ulysses' Gaze/Eleni Karaindrou(ECM New Series 1570) - Recorded December, 1994. Kim Kashkashian(Viola), Vangelis Christpoulos(Oboe), Andreas Tsekouras(Accordion), Soctratis Anthis(Tp), Vangelis Skouras(French Horn), Christos Sfetsas(Cello), Georgia Voulvi(Vo), String Orchestra, Lefteris Chalkiadakis(Cond) - 1. Ulysses' Theme 2. Litany Valiation 1 3. Ulysses' Theme Valiation 1 4. Woman's Theme 5. Ulysses' Theme Valiation 2 6. Ulysses' Theme Valiation 3 7. The River 8. Ulysses' Theme 9. Ulysses' Theme, Litany 10. Ulysses' Gaze - Woman's Theme - Ulysses' Theme - Lento - Largo - Dance 11. Byzantine Psalm 12. Ulysses' Theme Valiation 4 13. Ulysses' Theme Valiation 5 14. Ulysses' Theme Valiation 6 15. Ulysses Theme, Lento, Largo 16. Litany Valiation 2 17. Ulysses' Theme Valiation 7

(02/07/07)邦題「ユリシーズの瞳」オリジナルサウンドトラック。11曲目のみトラディショナルで、他は全てオリジナル。Eleni Karaindrouの特徴でもありますが、ユリシーズのテーマがヴァリエーションを変えて何度も登場し、静かな、暗い色調で目の前にせまってきます。マイナー調の持続音の上をゆったりと哀愁あるメロディーが動いていく、という曲もあって、それが深く沈んだ色合いをもたせているのでしょう。10曲目は17分台の組曲。

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2006年9月17日 (日)

Alexandr Mosolov/Herbert Henck(P)

1569
Alexandr Mosolov/Herbert Henck(P)(ECM New Series 1569)(輸入盤) - Recorded March 1995. - 1-2. Sonata For Piano No.2 In B minor Op.4 4-5. Deux Nocturnes Op.15 6-9. Sonata For Piano No.5 D Minor Op.12

(03/07/13)20世紀のロシアの作曲家Alexandr Mosolovのピアノ作品集。どの曲も作曲が1920年代ということで、最近の現代音楽ほどには難解ではありませんが、分かりやすいというほどでもありません。温度感の低さや、時折り激しいところはあっても思索的な感じがすることがECM的なのでは、と思います。前後がピアノ・ソナタで壮大な部分もある曲想、中間部の夜想曲の小品でも、やっぱり少々ものものしい印象です。

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2006年9月16日 (土)

Caris Mere/Giya Kancheli

1568
Caris Mere/Giya Kancheli(ECM New Series 1568)(輸入盤) - Recorded April 1994 - January 1995. Eduard Brunner(Cl), Maacha Deubner(Soprano), Stuttgarter Kammerochester, Dennis Russel Davis(Cond), Kim Kashkashian(Viola), Jan Garbarek(Ss), Vasiko Tevdorashvili(Voice) - 1. Mdday Prayers 2. Caris Mere 3. Night Prayers

(04/03/01)現代音楽家Giya Kancheliの作品集。1曲目はクラリネット、ソプラノとオーケストラ、2曲目はソプラノとヴィオラ、3曲目はソプラノ・サックス(何とヤン・ガルバレクが参加)とオーケストラの作品。オーケストラ作品では静かな場面を主体に、ダイナミックな場面との差が広いのは相変わらず。デュオの作品もやはり静かで暗めな浮遊感を伴います。3曲目は現代音楽を演奏していても、いつものガルバレクですが、かなり内省的。

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2006年9月15日 (金)

Double Concerto/5th Symphony/Terje Rypdal(G)

1567
Double Concerto/5th Symphony/Terje Rypdal(G)(ECM 1567) - Recorded June and August 1998. Ronni Le Tekro(G), Normunds Sne(Cond) and Riga Festival Orchestra - 1-4. Double Concerto (1-4) 5-8. 5th Symphony (1-4)

このアルバムの2曲ともテリエ・リピダルの作曲なので、これだけで驚きといえば驚き。1曲目はオーケストラと、元TNT(ハード・ロック・バンド?)のロニール・テクロ(G)も参加した壮大な?コンチェルト。場面によっては美しいメロディの、また場面によっては壮絶なディストローションの効いた2人のエレキギターがオーケストラと同化し、時には激しく対立していて、不思議なサウンドの調和を生み出しています。スケールの大きいゆったりとしたプログレとでも言えそうな雰囲気ですが、当然の事ながらクラシック色はけっこう強め。2曲目は作曲家に徹していてギターでの参加はありませんが、こちらの方は完全にクラシックの作品かも。 それはそれで完成度は高いです。そのサウンドは複雑な色合いを持っています。(00年6月1日発売)

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2006年9月14日 (木)

Wolfgang Amadeus Mozart/Piano Concertos K.467, 488 & 595, etc./Keith Jarrett(P), Dennis Russell Davies(Cond),Stuttgarter Kammerorchester

1565
Wolfgang Amadeus Mozart/Piano Concertos K.467, 488 & 595, etc./Keith Jarrett(P), Dennis Russell Davies(Cond),Stuttgarter Kammerorchester(ECM New Series 1565/66) - Recorded November 1994 and January 1995. - 1-3. Concerto For Piano And Orchestra No.23 In A Major, K488 4-6. Concerto For Piano And Orchestra No.27 In B Flat Major, K595 7. Masonic Funeral Music In C Minor, K477(479a) 8-10. Concerto For Piano And Orchestra No.21 In C Major, K467 11-14. Symphony No. 40 In G Minor, K550

モーツァルトは18世紀オーストリアの有名な作曲家。キース・ジャレットの演奏も、正攻法のクラシックでとうとうモーツァルト のピアノ協奏曲や交響曲が出てきてしまいました。もちろんシュトゥットガルト室内管弦楽団(デニス・ラッセル・デイヴィス指揮)との演奏で、当然ながら本格的です。私がイメージするところのクラシック音楽のイメージに近くて、やっぱり聴いていて安心感の生まれるクラシックのサウンドではあります。いい感じです。

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2006年9月13日 (水)

Robyn Schulkowsky(Per)/Nils Petter Molvaer(Tp)/Hastening Westward

1564
Robyn Schulkowsky(Per)/Nils Petter Molvaer(Tp)/Hastening Westward(ECM New Series 1564)(輸入盤) - Recorded January 1995. - 1-3. Pier And Ocean 4-10. Hastening Westward

(04/02/23)2人もしくはRobyn Schulkowsky(3、5、8曲目のソロ曲)による作曲ですが、ジャズ的ではないにしてもフリー・インプロヴィゼーションととらえた方がいい世界が広がります。パーカッションはデュオの時は時間軸に沿って増幅と縮小を繰り返していている場面が多いです(6曲目は元気)。でもソロ曲の方は空間に斬り込んでいく部分も。トランペットも自由に飛翔しますがスペイシー。レーベルの中のボーダーラインにある作品。

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2006年9月12日 (火)

Lost And Found/Ralph Towner(G)

1563
Lost And Found/Ralph Towner(G)(ECM 1563) - Recorded May 1995. Denney Goodhew(Ss, Ts, Bcl), Marc Johnson(B), Jon Christensen(Ds) - 1. Harbinger 2. Trill Ride 3. Elan Vital 4. Summer's End 5. Col Lengo 6. Soft Landing 7. Flying Cows 8. Mon Enfant 9. A Breath Away 10. Scremshaw 11. Midnight Blue... Red Shift 12. Moonless 13. Sco Cone 14. Tattler 15. Taxi's Waiting

ラルフ・タウナーの作曲は全15曲中7曲。他にメンバーの作曲や共演のフリー・インプロヴィゼーションもあります。ソロからクァルテットまでさまざまな編成で、比較的短い作品が連なっている印象。ギターが無階調でアグレッシヴな部分もありますが、ベース、サックス、ドラムが渋くからんでいきます(クァルテットは3、7、15曲目)。7曲目はジャズ的な4ビートが基調。もちろんいつものソロ・ギター (1、8-10、14曲目)もあります。8曲目は作曲者不詳。5、13曲目はベース・ソロ。4、11曲目のサックスは印象的なメロディを奏でています。ベースとギターのフリー・インプロヴィゼーション(2曲目)は時にアグレッシヴなアプローチ。12曲目は曲としてのまとまりも。ドラムレスのトリオでの6曲目は、ECM的なサウンドのフリーです

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2006年9月11日 (月)

Homecoming/Gateway

1562
Homecoming/Gateway(ECM 1562) - Recorded December 1994. John Abercrombie(G), Dave Holland(B), Jack DeJohnette(Ds, P) - 1. Homecoming 2. Waltz New 3. Modern Times 4. Calypso Falto 5. Short Cut 6. How's Never 7. In Your Arms 8. 7th D 9. Oneness

3人が曲を持ち寄って17年ぶりのこのメンバーによる録音です。デイヴ・ホランドが4曲(1、3、6-7曲目)、ジョン・アバークロンビーが3曲(2、4-5曲目)、ジャック・ディジョネットが2曲(8-9曲目)作曲。けっこう自由なフォーマットで、濃密な演奏。再演ながらリズミカルで勢いもあってメロディアスでもある1曲目、深い哀愁の色を持っているワルツの2曲目、5拍子系サンバとでも言うべきノリの良い3曲目、タイトルどおりに明るいカリプソが熱帯を感じる4曲目、明るいメロディでウキウキするようなリズムの5曲目、変拍子ロック的な展開がカッコよさをもたらす6曲目、しっとりと静かなバラードを聴かせる7曲目、浮遊感があるテーマながらジャジーなノリもある8曲目、ディジョネットがピアノに持ち替えて叙情的な哀愁を示す9曲目。

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2006年9月10日 (日)

Khomsa/Anouar Brahem(Oud)

1561
Khomsa/Anouar Brahem(Oud)(ECM 1561) - Recorded September 1994. Richard Galliano(Accordion), Francois Countuier(P, Synth), Jean Marc Larche(Ss), Bechief Selmi(Vln), Palle Danielsson(B), Jon Christensen(Ds) - 1. Comme Un Depart 2. L'infini Jour 3. Souffle En Vent De Sable 4. Regard De Mouette 5. Sur' L'infini Bleu 6. Claquent Les Voiles 7. Vague 8. E La Nave Va 9. Ain Ghazel 10. Khomsa 11. Seule 12. Nouvelle Vague 13. En Robe D'olivier 14. Des Rayons Et Des Ombres 15. Un Sentier D'aliance 16. Comme Un Absence

ウードあり、アコーディオンあり、ヴァイオリンありと、中近東とフレンチと北欧のごった煮的アルバム。ほとんどの曲を書いている作曲家としてのアヌアル・ブラヒムが焦点で、ソロやデュオの曲も多く、彼の曲を他のミュージシャンが演奏をしているものもあります。1曲目はリシャール・ガリアーノの曲で哀愁と綾織り系の変化に富んだアコーディオンが特徴。3、14曲目は参加メンバーのフリー・インプロヴィゼーションで、特に3曲目は10分台もの曲。アヴァンギャルドな部分も。個人的には2、13曲目のようなウードのソロが中近東的哀愁があって好み。5曲目はアコーディオンとの、6曲目はベースとのデュオなどいろいろなフォーマットです。比較的大編成で彼の音世界を作るタイトル曲の10曲目。沈んだ哀愁はだいたいの曲に。

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2006年9月 9日 (土)

Khmer/Nils Petter Molvaer(Tp, G, Per, Samples)

1560
Khmer/Nils Petter Molvaer(Tp, G, Per, Samples)(ECM1560) - Recorded 1996-1997. Eivind Aarset(G, etc.), Morten Molster(G), Roger Ludvigsen(G, Per, etc.), Rune Arnesen(Ds), Ulf W. O. Holand(Samples), Reidar Skar(Sound Treatment) - 1. Khmer 2. Tlon 3. Access/Song Ob Sand 1 4. On Stream 5. Platonic Years 6. Phum 7. Song Of Sand 2 8. Exit

全曲ニルス・ペッター・モルヴェルの作曲(サンプル除く)。何となく晩年のマイルス・デイヴィスを思わせる打込みサウンドとその中を漂うトランペット。カッコいい。ECMとしては異色かもしれませんし、ポップ性もある程度あります。帯のジャンルは 「dub/アブストラクト」。エキゾチックな雰囲気のトランペットとサウンドで異国の地へ誘うタイトル曲の1曲目、打ち込み性の強いビートに乗ってその上を哀愁漂うトランペットが舞う2曲目、ミディアムでギターの演奏もハマッている重めの3曲目、民族的なリズムをバックに淡々と吹く4曲目、哀しみのメロディと定型ビートが印象的な5曲目、静かな中をメロディがゆったりと動く6曲目、サウンド的には3曲目の続きをいくやはり重めの7曲目、静かですがやはりエキゾチックに終わる8曲目。

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2006年9月 8日 (金)

Small Labyrinths/Marilyn Mazur's(Per) Future Song

1559
Small Labyrinths/Marilyn Mazur's(Per) Future Song(ECM 1559)(輸入盤) - Recorded August 1994. Aina Kemanis(Voice), Hans Ulrik(Sax), Nils Petter Molvaer(Tp), Eivind Aarset(G), Elvira Plenar(P), Klavs Hovman(B), Audun Kleive(Ds) - 1. A World Of Gates 2. Drum Tunnel 3. The Electric Cave 4. The Dreamcatcher 5. Visions In The Wood 6. Back to Dreamfog Mountain 7. Creature Talk 8. See There 9. Valley Of Fragments 10. Enchanted Place 11. Castle Of Air 12. The Holey

(03/09/28)Marilyn Mazurの作曲が6曲、数名での作曲が4曲、グループ名義が2曲。小品はフリー・インプロヴィゼーションの曲が多いようです。出だしの2曲は、抑制の効いたパーカッシヴなサウンド。ところが、ギターとトランペットが加わる小品の3曲目は暴力的な雰囲気。曲としてまとまっていて哀愁と浮遊感が漂い、ヴォイスが心地良く感じる4曲目、かなり自由なファンクの要素を持って、さまざまなパートが舞っている5曲目、繰り返し包み込むようなフレーズにのるヴォイスの6曲目、ゆったりとヴォイスが入ってくるややしっとり系の8曲目、多国籍的なエキゾチックさがありながら流れ、後半フリーに盛り上がる10曲目、パーカッションをバックに淡々と歌い上げる11曲目、スローテンポながらもハードなサウンドの12曲目。

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2006年9月 7日 (木)

Dancing With Nature Spirits/Jack DeJohnette(Ds, Per)

1558
Dancing With Nature Spirits/Jack DeJohnette(Ds, Per)(ECM 1558)