ジャズ

2018年11月16日 (金)

Dans La Nuit, Music For The Silent Movie By Charles Vanel/Louis Sclavis(Cl)(ECM 1805)

1805

Dans La Nuit, Music For The Silent Movie By Charles Vanel/Louis Sclavis(Cl)(ECM 1805) - Recorded October 2000. Dominique Pifarely(Vln), Vincent Courtois(Cello), Francois Merville(Per, Marimba), Jean Louis Matinier(Accordion) - 1. Dia Dia 2. Le Travail 3. Dans La Nuit 4. Fete Foraine 5. Retour De Noce 6. Mauvais Reve 7. Amour Et Beaute 8. L'accident Part 1 9. L'accident Part 2 10. Le Miroir 11. Dans La Nuit 12. Lafuite 13. La Peur Du Noir 14. Les 2 Visages 15. Dia Dia 16. Dans La Nuit

’30年代の無声映画にサウンドをつけたそうで、いわゆるジャズ色は少ないですが、その音は構築とインプロヴィゼーションの狭間にある感じ。楽器編成からも分かりますが、3曲目のタイトル曲のようにフレンチ音楽の香りを漂わせていたり、クラシック/現代音楽風であったり。でも、やっぱりフランスの「映画音楽」という感じ。メロディアスで、哀愁の漂う場面があるのがうれしいところ。大半がルイ・スクラヴィスのオリジナル。1、15曲目と3、11、16曲目(タイトル曲)はヴァリエーション。キッチリしたアレンジが心地よいです。10、12曲目はメンバー5人のフリー・インプロヴィゼーションのようですが、その緊張感のある感触は他の曲でも感じる事もあります。聴く人を選ぶアルバムかも しれません。(02年6月21日発売)

2018年11月15日 (木)

Towards The Wind/Stephan Micus(All Instruments)(ECM 1804)

1804

Towards The Wind/Stephan Micus(All Instruments)(ECM 1804)(輸入盤) - Recorded 1999 -2001. 1. Before Sunrise 2. Morning Breeze 3. Flying Horses 4. Padre 5. Birds Of Dawn 6. Virgen De La Nieve 7. Eastern Princess 8. Crossing Dark Rivers

(02/08/10)マルチ・インストルメント奏者ステファン・ミクスの一人での録音(多重録音の部分も)。全曲彼の作曲。無国籍的ワールドミュージックという印象。Bass Dudukという楽器での日本の民謡のような旋律を低音で淡々と演奏した1曲目、カリンバでの小品の2曲目、ギター、尺八、Dondon(何だろう)による、何となく日本的な哀愁を感じさせる旋律で後半盛り上がる3曲目、再びDudukを使用したスペイシーな哀愁を帯びたメロディの4曲目、たくさんの楽器を使用していて、やはり日本的な雰囲気の5拍子の5曲目、14弦ギターによるゆったりしたソロの6曲目、ギターとヴォーカルでの彼流フォークミュージック(?)の7曲目、音数は少ないながらも暗い川を渡る感じが映像的に見えてくるような8曲目。

2018年11月13日 (火)

Free And Equal/John Surman(Ts, Ss, Bcl)(ECM 1802)

1802

Free And Equal/John Surman(Ts, Ss, Bcl)(ECM 1802) - Recorded June 2001. Jack DeJohnette(Ds, P), London Brass: Andrew Crowley(Tp), Paul Archibald(Tp), John Barclay(Tp), Anne McAneney(Tp, Flh), Richard Bissill(Horn), Dan Jenkins(Tb), Richard Edwards(Tb), David Purser(Tb, Euphonium), David Stewart(Btb), Owen Slade(Tuba) - 1. Preamble 2. Groundwark 3. Sea Change 4. Back And Forth 5. Fire 6. Debased Line 7. In The Shadow 8. Free And Equal 9. Epilogue

ロンドン・ブラスを加えた編成でのライヴ録音。全曲ジョン・サーマンの作曲で、そこはかとない哀愁と、ジャズとは離れた位置にあるアレンジ。しっとりとした感触のメロディでさりげなくせまってくる1曲目、湿り気を帯びた寒色系のサウンドがゆったりと包み込んで後半自由になる2曲目、カッチリとしたアレンジの部分と自由なインプロヴィゼーションの部分でドラマチックな盛り上がりのある10分台の3曲目、緻密な哀愁系のテーマが印象的でやはり中間部が自由な11分台の4曲目、現代音楽を聴いているようでもあり、インプロヴィゼーションを聴いているようでもありの5-6曲目、アンサンブルの響きやソロもエキゾチックな7曲目、ブラスが前面に出てソロも印象的な変拍子のタイトル曲の8曲目、ゆったりと流れていく9曲目。(03年3月19日発売)

2018年11月12日 (月)

Always Let Me Go/Keith Jarrett(P), Gary Peacock(B), Jack DeJohnette(Ds)(ECM 1800/01)

1800

Always Let Me Go/Keith Jarrett(P), Gary Peacock(B), Jack DeJohnette(Ds)(ECM 1800/01) - Recorded April 2001. - 1. Hearts In Space 2. The River 3. Tributaries 4. Paradox 5. Waves 6. Facing East 7. Tsunami 8. Relay

東京でのライヴで、素晴らしい即興演奏集の2枚組。フリーから静かな牧歌的風景をたどってオーソドックスでゴキゲンな4ビートへ展開していく32分台の1曲目、きれいなメロディでしっとりくるバラードの、ソロピアノの2曲目、静かな場面からマイナーキー主体のワンコードで淡々と盛り上がっていき、ドラムソロもある3曲目、ちょっとシャープでノリの良いゴキゲンなサウンドの4曲目、静かな落ち着いたやり取りではじまり、盛り上がっていく中でフリーになったりジャジーになったり、ドラマチックで一本緊張感もある34分台の5曲目、3人のインプロヴィゼーションで小気味良いリズムとともに進んでいく6曲目、タイトル通り豪快でやや激しいフリー、その後の静寂の7曲目、自由でスピーディー、暖かみのあるサウンドの8曲目。(02年10月9日発売)

2018年11月 9日 (金)

Sangam/Trygve Seim(Ts, Ss)(ECM 1797)

1797

Sangam/Trygve Seim(Ts, Ss)(ECM 1797)(輸入盤) - Recorded October 2002 and March 2004. Havard Lund(Cl, Bcl), Nils Jansen(Bass S, Contrabass Cl), Arve Henriksen(Tp), Tone Reichelt(French Horn), Lars Andreas Haug(Tuba), Frode Haltli(Accordion), Morten Hannisdal(Cello), Per Oddvar Johansen(Ds), Oyvind Braekke(Tb), Helge Sunde(Tb), String Ensemble, Christian Eggen(Cond), Arve Furset(Rhythm Prog) - 1. Sangam 2. Dansante 3. Beginning And Ending 4-7. Himmelrand I Tidevand 8. Trio 9. Prayer

(04/11/14)全曲Trygve Seimの作曲、やや大きめの編成で、4-7曲目の組曲はそれにストリング・セクションとトロンボーン、指揮者がつきます。ビッグ・バンド・ジャズというよりはクラシックの金管・木管のオーケストレーションを聴いているような雰囲気の曲が多いです。1曲目は静かにはじまり、まさにクラシック(現代音楽)との境を漂っているような感じ。12分台の2曲目はビートがやや出てきて、抑制気味ながらも立体的な動きのあるドラマチックなサウンドに。厳かでリズムのプログラミングが融合して自然に響く3曲目、やはり静かめのクラシックのオーケストラといった響きの大作の4-7曲目の組曲、ドラムスとホーン2本でスペイシーで静かに進んでいく8曲目、そのサウンドは、まさに「祈る人」のように感じる9曲目。

2018年11月 8日 (木)

Invisible Nature/John Surman(Ss, Ts, Bcl, Synth) & Jack DeJohnette(Ds, Per, P)(ECM 1796)

1796

Invisible Nature/John Surman(Ss, Ts, Bcl, Synth) & Jack DeJohnette(Ds, Per, P)(ECM 1796) - Recorded November 2000. - 1. Mysterium 2. Rising Tide 3. Outback Spirits 4. Underground Movement 5. Ganges Grooves 6. Fair Trade 7. Song For World Forgiveness

デュオでのライヴ録音。最後の曲のみジャック・ディジョネットの曲で、残りは2人の共作となっています。1曲目は淡々と進んでいく哀愁の漂う15分台の曲ですが、サックスとドラムスのデュオだけでなく、シンセサイザーやシンセ・ベースの音なども重ね合わされています。そして、けっこうハードで縦横無尽に2人で飛びまわっている2曲目、ドラムスも歌って2人でメロディを奏でていくような3曲目、デュオながらタイト(?)にタテノリを基調として進んでいく4曲目、エレクトリック・パーカッションがエキゾチックな響きを持つ5曲目、バリトンサックスとドラムスが爆発している6曲目、ディジョネットのピアノとバスクラリネットのデュオが美しい7曲目。その場のインプロヴィゼーションの曲もあれば、練られた曲もあるような感じ。(02年3月21日発売)

2018年11月 4日 (日)

Le Pas Du Chat Noir/Anouar Brahem(Oud)(ECM 1792)

1792

Le Pas Du Chat Noir/Anouar Brahem(Oud)(ECM 1792) - Recorded July 2002. Francois Couturier(P), Jean-Louis Matinier(Accordion) - 1. Le Pas Du Chat Noir 2. De Tout Ton Coeur 3. Leila Au Pays Du Carrousel 4. Pique-Nique A Nagpur 5. C'est Ailleurs 6. Toi Qui Sait 7. L'arbre Qui Voit 8. Un Point Bleu 9. Les Ailes Du Bourak 10. Rue Du Depart 11. Leila Au Pays Du Carrousel, Var. 12. Deja La Nuit

邦題「黒猫の歩み」。全曲アヌアル・ブラヒムの作曲。チュニジアのウード(ギターに似たような楽器)の、どことなくアラビックでエキゾチックな香りのサウンドと、ピアノとアコーディオンの哀愁漂うフレンチ音楽のエッセンスが融合して、不思議なせつないサウンドが形成されています。長調の曲もありますが、大半は短調で哀愁の影を落としているような曲。ジャズのフレーズが出てくるわけでもなく、スピーディーな曲があるわけでもなく、3人は淡々と自分たちの世界を奏でていて、それが心にせまって来る感じ。比較的安心して聴けます。曲によってはデュオだったりソロの演奏だったりします。いわゆるジャズからは遠ざかりますが、これはこれで個性的。少々聴く人を選ぶかも しれませんが、雰囲気的にはいいかも。(02年10月23日発売)

2018年10月31日 (水)

Soul Of Things/Tomasz Stanko(Tp)(ECM 1788)

1788

Soul Of Things/Tomasz Stanko(Tp)(ECM 1788) - Recorded August 2001. Marcin Wasilewski(P), Slawomir Kurkiewicz(B), Michal Miskiewicz(Ds) - 1. 1 2. 2 3. 3 4. 4 5. 5 6. 6 7. 7 8. 8 9. 9 10. 10 11. 11 12. 12 13. 13

全曲トーマス・スタンコのオリジナル。曲名も1-13と番号のみなので、全編フリー・インプロヴィゼーションかと思っていたら、スローでスペイシーながらも叙情的で哀愁漂う曲調の曲が多いです。それにトランペットがまた哀愁があって、何を吹いても彼の路線になります。1曲目を聴いただけで、彼の世界にハマッていく感じ。2曲目あたりはオーソドックスな4ビートにも多少近寄って色気を見せています。3、10曲目はテンポも速めで、このレーベルでは珍しく、これぞジャズといった4ビート路線に。5曲目もややジャズ寄り(?)。ただ、やっぱり温度感が低いながらも味わいのあるスローの曲が多いです。不思議と色調は統一された感じなので、通しで 全体の流れを聴くアルバムなのかな、と思います。(02年6月21日発売)

2018年10月30日 (火)

In Touch/Yves Robert(Tb)(ECM 1787)

1787

In Touch/Yves Robert(Tb)(ECM 1787)(輸入盤) - Recorded March 2001. Vincent Courtois(Cello), Cyril Atef(Ds) - 1. In Touch 2. Let's Lay Down 3. La Tendresse 4. In Touch Var. 1 5. L'air D'y Toucher 6. Basculement Du Desir 7. L'attente Reste 8. In Touch Var. 2

(03/03/07)2曲目のみドラムスCyril Atefの作曲で、他はYves Robertのオリジナル。そして、静かでインタールード的な小品(1、4、7-8曲目)と、通常あるいは比較的眺めの曲の組み合わせ。特異な編成のせいか、やはりスペイシーでヨーロッパの暗さをあわせ持ったような 曲が多め。2曲目は薄暗いながらも中盤戦はややリズミカルでメロディアスな展開。16分台の いくつかの曲が組み合わさったような3曲目は、インプロヴィゼーションとアンサンブルが、時に静かに、ときに三位一体となって進んでいきます。一見バラバラのフレーズを奏でるようでいて、ややドラマ性のあるインプロヴィゼーションが展開される5曲目、前半は闇の奥底から音が発せられるようで、後半徐々に盛り上がっていく6曲目。

2018年10月29日 (月)

Solo In Mondsee/Paul Bley(P)(ECM 1786)

1786

Solo In Mondsee/Paul Bley(P)(ECM 1786)(輸入盤) - Recorded April 2001. - 1-10. 1-10

(07/06/18)彼のこのレーベルならではの音数の少なさや硬質な響きは少し影をひそめ、音数の少ない部分もありながら饒舌な部分も目立ちます。ある程度変化にも富んでいます。よりメロディアスに、まるで既成の曲を演奏しているかのような聴きやすいサウンドの場面は前半に多いです。もちろんフリーのアプローチもありますけれど。それほど過激でないですが、時に緊張感をもたらすような、現代音楽的なフレーズも。タイトルからして完全にフリー・インプロヴィゼーションのようですが、少しは聴きやすいアルバムに仕上がっているとは思います。逆にここがプロデュースとの相性の関係で、録音から発売まで長くかかってしまったのかもしれませんが。即興の部分は彼ならではで、ポール・ブレイはやっぱりポール・ブレイです。 (07年6月20日発売)

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