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2018年9月

2018年9月30日 (日)

Lent/Alfred Schnittke/Klavierquintett/Dmitri Shostakovich/Streichquartett Nr. 15(ECM New Series 1755)

1755

Lent/Alfred Schnittke/Klavierquintett/Dmitri Shostakovich/Streichquartett Nr. 15(ECM New Series 1755) - Recorded June 2000. Alexei Lubimov(P), Keller Quartett: Andras Keller(Vln), Janos Pilz(Vln), Zoltan Gal(Viola), Judit Szabo(Cello) - 1-5. Klavierquintett 5-11. Streichquartett Nr. 15 Op. 144

ロシア現代室内楽曲集との事。前半がアレクセイ・リュビーモフのピアノが加わった演奏。室内楽とは言いつつも、その音世界はロシア現代音楽らしい複雑な展開の音のつながりの部分もあり、しっとりとしたメロディの部分もあります。ECMらしく曲は内面を向いていて、穏やかながら抽象画を見ているような、神経質な演奏が続いていきます。シュニトケとショスタコーヴィチの演奏が並んでいても自然なつながり があります。(03年3月26日発売)

2018年9月29日 (土)

Hayren/Kim Kashkashian(Viola)(ECM New Series 1754)

1754

Hayren/Kim Kashkashian(Viola)(ECM New Series 1754) - Recorded May 2000. Robyn Schulkowsky(Per), Tigran Mansurian(P, Vo) - Tigran Mansurian: 1. Havik Komitas: 2. Garun A 3. Krunk 4. Chinar Es 5. Krunk 6. Hov Arek 7. Hoy, Nazan 8. Krunk 9. Tsirani Tsar 10. Oror 11. Antuni 12. Oror Tigran Mansurian: 13. Duet For Viola And Percussion

1、13曲目がTigran Mansurianの作曲で、ヴィオラとパーカッションとのデュオ。1曲目はアルメニアっぽい旋律の曲で、13曲目が現代音楽風の演奏。2-12曲目はKomitas(19-20世紀のアルメニアの作曲家)の曲で、Mansurian自身がピアノとヴォーカルで参加。アルメニアの旋律を、なぜかヘタウマな印象のヴォーカルで聴かせてくれます。キム・カシュカシャンのヴィオラも、 その地域周辺の民族の哀愁度がけっこう高いです。 (03年7月30日発売)

2018年9月28日 (金)

Words Of The Angel/Trio Mediaeval(ECM New Series 1753)

1753

Words Of The Angel/Trio Mediaeval(ECM New Series 1753) - Recorded December 1999. Anna Maria Friman(Soprano), Linn Andrea Fuglseth(Soprano), Torunn Ostrem Ossum(Soprano) - 1. Alma Mater/Ante Thorum 2. Ave Donna Santissima 3. Salve mater Misericordie 4. Kyrie 5. Gloria 6. Lauda Novella(TOO) 7. Benedicta Es Celorum 8. Mater Christi Nobilis 9. De Spineto Nata Rosa 10. Salve Virgo Virginum 11. Vredo 12. Stella Maris 13. Venite A Laudare(AMF) 14. In Excelsis Gloria15. Sanctus 16. O Ceteris Preambuilis 17. Agnus Dei 18. Oi Me Lasso 19. Words Of Angel 20. Ite Missa Est

邦題「天使のことば」。女性3人によるグループです。19曲目が現代曲である以外は全てヨーロッパ各地 (イングランド、フランス、イタリア)の中世の賛美歌とのことで、ゆったりとした、しかも3声がソプラノの非常に美しい歌が降り注いできます。 賛美歌は作者が不詳のものばかりです。残響音もほどよく、そのコーラスは静かに心の中に染み込んでいく感じ。敬虔な気持ちにもなりますが、BGMにもいいかもしれない。(02年3月21日発売)

2018年9月27日 (木)

The Triangle/Arild Andersen(B) w/Vassilis Tsabropoulos(P) and John Marshall(Ds)(ECM 1752)

1752

The Triangle/Arild Andersen(B) w/Vassilis Tsabropoulos(P) and John Marshall(Ds)(ECM 1752) - Recorded January 2003. - 1. Straight 2. Pavane 3. Saturday 4. Choral 5. Simple Thoughts 6. Prism 7. Lines 8. European Triangle 9. Cinderella Song

(04/03/10)このメンバーで2枚目の録音。Arild Andersenが3曲、Vassilis Tsabropoulosが4曲作曲してアレンジが1曲。1曲目は珍しく8分の6拍子でけっこうジャズしていて、ラストのキメがカッコ良い。2曲目はラヴェルの曲が原曲で、哀愁が漂いつつも浮遊感のあるピアノがキラキラとささやきかけてきます。変わったリズムでジャズしている、やや硬質でリズムが強い3曲目、不安定なコードの上を漂っていくバラードの4曲目、このメンバーならではのしっとりとしたバラードの5曲目、テーマが美しく、ECMのトリオらしいバランスで曲を奏でている6曲目、やはり珍しくアップテンポの4ビートで強力に攻めてくる7曲目、フリー・インプロヴィゼーションですがけっこうまとまりのある8曲目、夢見るような美しいメロディの9曲目。 (04年3月24日発売)

2018年9月26日 (水)

Rosslyn/John Taylor(P)/Marc Johnson(B)/Joey Baron(Ds)(ECM 1751)

1751

Rosslyn/John Taylor(P)/Marc Johnson(B)/Joey Baron(Ds)(ECM 1751) - Recorded April, 2002. - 1. The Bowl Song 2. How Deep Is The Ocean 3. Between Moons 4. Rosslyn 5. Ma Bel 6. Tramonto 7. Field Day

ジョン・テイラー作は7曲中4曲。耽美的なピアノというイメージが強いのですが、このトリオはペースを崩すことなくさりげない緊張感のある場面も出てくることも。高度なまとまりがあります。しっとりとしたメロディをもとに、メンバーが厳かに語り合う1曲目、アルバム中唯一のスタンダードですが、思索的な側面から始まり4ビート的盛り上がりをしつつも比較的自由に飛翔する2曲目、やや乾いた哀愁系のメロディがトリオの中を進んでいく3曲目、淡々と浮遊しているように見えて一体となったトリオのサウンドが見事な4曲目、ケニー・ホイーラー作の、中間色のサウンドの中にやや明るい色合いも見えてくる5曲目、ラルフ・タウナー作の優しいメロディが流れる6曲目、研ぎ澄まされた感性のテーマを持つ不思議なバランスの7曲目。(03年3月19日発売)

2018年9月25日 (火)

Suite For Sampler - Selected Signs, 2(ECM 1750)

1750

Suite For Sampler - Selected Signs, 2(ECM 1750) - 1. In Cerca Di Dibo/Gianluigi Trovesi(Cl), Gianni Coscia(Accordion) 2. Polska Of Desire 1/Bobo Stenson(P) 3. Vilderness 2/Nils Petter Molvaer(Tp, Sample) 4. Mystic/Vassilis Tsabropoulos(P) 5. Django/Gianluigi Trovesi(Cl), Gianni Coscia(Accordion) 6. Upland/Ketil Bjornstad(P), David Darling(Cello) 7. Song For TKJD/Same as 6 8-9. Heiner Gobbels - Suite For Sampler And Orchestra (8. Chaconne/Kantorloops 9. Allemande/Les Ruines)

(01/01/12)このシリーズのサンプラーとしては2枚目。2000年春号、ということらしいです。9曲収められていますが、元ネタとなるアルバムは6枚だけ。しかも8-9曲目はNew Series。収録時間も50分弱なので、まあ、BGMとして楽しむためならば(果たして楽しめるだろうかという疑問はありますが)良いのかな、という気がします。最近のECMの傾向には違いありませんが、昔と比べてその傾向も、全体的には、よりコマーシャルな方向とは離れていき、静かに、深く、ダークになってきたという印象。このアルバムでは硬軟とりまぜて、という感じもしますが。ECMとECM New Seriesの境目はどこへ行ったのだろう、という気にもさせてくれます。変わりゆくECMサウンドを確かめるには、いいかもしれません。

2018年9月24日 (月)

Ylir/Claudio Puntin(Cl, Bcl), Gerdur Gunnarsdottir(Vln, Vo)(ECM 1749)

1749

Ylir/Claudio Puntin(Cl, Bcl), Gerdur Gunnarsdottir(Vln, Vo)(ECM 1749)(輸入盤) - Recorded 1997-1999. - 1. Ylir 2. Huldufolk 1-2 3. Einbuinn 4. Enginn Lai Odrum Frekt 5. Skerpla 6. Peysireid 7. Vorpankar 8. Hvert Orstutt Spor 9. Sofdu Unga Astin Min 10. Huldfolk 3 11. L'ultimo Abbraccio 12. Kvaedid Um Fuglana 13. Leysing 14. Epilogue

(02/06/13)大半の曲がクラウディオ・パンティンのオリジナルで、他者の作曲にも彼のアレンジがクレジットされています。クラリネット(バス・クラリネットを含む)とヴァイオリンとのデュオで、曲によってクラリネット(バス・クラ)のソロないしは一人多重録音も。民族的(北欧的?)な要素も交えつつ、クラシックや現代音楽の要素も強いのかな、と思います。ゆったりしたスペイシーな曲が多く、温度感はやはり低めで、構築されたようなフレーズが多いと思いますが、6曲目では自由奔放に動きまわるクラリネット(バス・クラ)の構図も。そんな中で8曲目のような、ヴァイオリニストの女性が歌った曲もあって、少々落ち着いてしっとりときます。12曲目はどこかで聴いたことのある非常に哀愁漂うメロディ です。

2018年9月23日 (日)

Endless Days/Ebarhard Weber(B)(ECM 1748)

1748

Endless Days/Ebarhard Weber(B)(ECM 1748) - Recorded April 2000. Paul McCandless(Oboe, English Horn, Bcl, Ss), Rainer Bruninghaus(P, Key), Michael DiPasqua(Ds, Per) - 1. Concerto For Bass 2. Frensh Diary 3. Solo For Bass 4. Nuit Blanche 5. A Walk In The Garrigue 6. Concerto For Piano 7. Endless Days 8. The Last Stage Of A Long Journey

全曲 エバーハルド・ウェーバーのオリジナル。独特な音色のメンバーが集まったメロディアスなマニアック路線とでもいえば良いのでしょうか。哀愁路線と彼のエフェクターのかかったベースが穏やかに歌う1曲目、分厚いサウンドの上を舞うメロディで後半静かに展開する2曲目、ストリングスの重低音の流れる中をマイペースでインプロヴァイズする3曲目、静かに語りかけてくるような4曲目、ベースによる彼流の必殺哀愁ソロの5曲目、タイトル通りピアノがメインの6曲目。そして8分台のタイトル曲の7曲目が山場で、クラシックかと思うサウンドで厳かにかつドラマチックに進んでいきます。8曲目は9分台のテーマの旋律が印象に残る曲。これもなかなか泣かせます。 比較的淡々と、時間が流れていきます。(01年6月21日発売)

2018年9月22日 (土)

Naunz/Thomas Larcher(P)(ECM New Series 1747)

1747

Naunz/Thomas Larcher(P)(ECM New Series 1747)(輸入盤) - Recorded November, 1999. Erich Hobarth(Vln), Thomas Demenga(Cello) - 1. Naunz 2. Vier Seiten 3. Noodivihik 4. Klavierstuck 1986 5-9. Kraken 10-12. Antennen-Requiem Fur H.

(04/01/02)ピアニストThomas Larcherの’86-99年にかけての作品。ソロ・ピアノ、チェロのソロ(2曲目)、そして3人での演奏(5-9曲目)と、ヴァリエーションに富んでいます。1曲目のタイトル曲はソロ・ピアノで、現代的ながらも静かで間を生かす場面があったりダイナミックだったりと変幻自在。3曲目のように、かなり硬質なジャズのフリー・インプロヴィゼーションと似たような場面も。トリオの曲でも現代的で雰囲気はほぼ同じ。

2018年9月21日 (金)

In Montoreal/Charlie Haden(B) & Egberto Gismonti(G, P)(ECM 1746)

1746

In Montoreal/Charlie Haden(B) & Egberto Gismonti(G, P)(ECM 1746) - Recoreded July 6, 1989. - 1. Salvador 2. Maracatu 3. First Song 4. Palhaco 5. Silence 6. Em Familia 7. Loro 8. Frevo 9. Don Quixote

全9曲中7曲がエグベルト・ジスモンチの、2曲がチャーリー・ヘイデンのオリジナル。西洋的でもブラジル的でもある、彼らの独特なコラボレーションがそこにあります。不思議な色をなしてギターとベースが融合する1曲目、叙情的にせまってくるピアノが印象的な2曲目、おなじみヘイデン作の強烈な哀愁が漂ってくる3曲目、きれいなフレーズの演奏を聴かせている4曲目、ピアノをバックにベースがメロディを奏で、淡々とベースとピアノとでアドリブが続くヘイデン作の5曲目、ギターが音のかたまりとして元気に耳に飛びこんでくるような6曲目、個性的なピアノが聴ける7曲目、ピアノとベースがスリリングに展開していく8曲目。そして、美しいドラマチックなバラードの9曲目。 ヘイデンの連続していたコンサートの、ある一日の風景。(01年8月22日発売)

2018年9月20日 (木)

Heino Eller, Neenia/Tallinn Chamber Orchestra/Tonu Kaljuste(Cond)(ECM New Series 1745)

1745

Heino Eller, Neenia/Tallinn Chamber Orchestra/Tonu Kaljuste(Cond)(ECM New Series 1745)(輸入盤) - Recorded August 1999. - 1-6. Luuriline Suit/Lyrical Suite 7. Neenia 8-12. Viis Pala Keelpilliorkestrile/Five Pieces For String Orchestra 13-15. Sumfoniett/Sinfonietta 16. Eleegia/Elegy

(04/03/27)Heino Ellerはエストニアの20世紀現代音楽家。いわゆる難解な現代音楽っぽさというのがなくて、分かりやすいサウンド。ここでは’20-60年代に作曲された曲が演奏されています。やはり東欧からロシア圏にかけての雄大な自然の印象や、わずかに寒色系の響きがあり、哀愁もそれなりに感じられます。曲のタイトルからして、優しそうな曲を選んでいるのでしょうか。タイトル曲の7曲目はわずか5分の曲ですが、印象的。

2018年9月19日 (水)

Different Rivers/Trygve Seim(Ts, Ss)(ECM 1744)

1744

Different Rivers/Trygve Seim(Ts, Ss)(ECM 1744)(輸入盤) - Recorded 1998 - 1999. Arve Henriksen(Tp, Vo), Havard Lund(Bcl, Cl), Nils Jansen(Bs, Ss, Cont-bcl), Hild Sofie Tafjord(French Horn), David Gald(Tuba), Stian Carstensen(Accordion), Bernt Simen Lund(Cello), Morten Hannisdal(Cello), Per Oddvar Johansen(Ds), Paal Nilssen-Love(Ds), Oyvind Braekke(Tb), Sisel Endresen(Recitation) - 1. Sorrows 2. Ulrikas Dans 3. Intangible Waltz 4. Different Rivers 5. Bhavana 6. The Aftermath/African Sunrise 7. Search Silence 8. For Edward 9. Breathe 10. Between

(01/01/14)比較的大編成の、管楽器中心のアンサンブル。曲によって編成は変わりますが、7-10人ほどの曲が多いです。低音の楽器が多いのでちょっと重心は低めか。 個性的な、不思議な感触。全曲彼のオリジナルで、7曲目のみフリー・インプロヴィゼーション。5、8、10曲目はデュオの演奏。盛り上がる場面もいくつかありますが、比較的静かな哀愁漂うメロディとそれに合わさるようなアンサンブルのイメージの曲が多いです。曲もソロで聴かせるのではなく、あくまでもアンサンブル重視。そういう意味ではジャズではなくブラス・ミュージックを聴いている感触。ただ、アンサンブルのハーモニーはやや複雑な感じ。また、特にデュオなどは癒し系(?)なのではないかとも思えます。8曲目は邦楽系?

2018年9月18日 (火)

Anthem/Ralph Towner(G)(ECM 1743)

1743

Anthem/Ralph Towner(G)(ECM 1743) - Recorded February 28 and March 1, 2000. - 1. Solitary Woman 2. Anthem 3. Haunted 4. The Lutemaker 5. Simone 6. Gloria's Step 7. Four Comets 1 8. Four Comets 2 9. Four Comets 3 10. Four Comets 4 11. Rafish 12. Vary Late 13. The Prowler 14. Three Comments 1 15. Three Comments 2 16. Three Comments 3 17. Goodbye, Pork-Pie Hat

ギター・ソロでのアルバム。ギター・ソロといっても感触はジャズギターのそれではなくてクラシックやヒーリング系に近く、音でなく内面からジャズを感じさせる(感じないかも しれませんが)ような内容。ECMらしく、ブルー系の味わいが全体を支配していて、その中にひたっていたい感じ。淡々と語りかけてくるような中にも、技巧を感じさせずにメロディが心に迫ってくるような感じの曲が多いです。組曲風の小編が7-10曲目、14-16曲目に組み込まれていて、これはこれで味わい深い感じ。11曲目は技巧的でややハード。スコット・ラファロ作の6曲目、チャールズ・ミンガス作の17曲目(小品ですが)がよく知っているメロディなだけに、 このあたりはハッとさせられるややジャジーな曲か、と思わせます。(01年4月21日発売)

2018年9月17日 (月)

Amaryllis/Marilyn Crispell(P), Gary Peacock(B), Paul Motian(Ds)(ECM 1742)

1742

Amaryllis/Marilyn Crispell(P), Gary Peacock(B), Paul Motian(Ds)(ECM 1742) - Recorded February 2000. - 1. Voice From The Past 2. Amaryllis 3. Requiem 4. Conception Vessel/Circle Dance 5. Voices 6. December Greenwings 7. Silence 8. M.E. 9. Rounds 10. Avatar 11. Morpion 12. Prayer

5年ぶりのこのトリオでの録音。ほとんどはメンバーが持ち寄った曲で、3-4曲ずつ提供しています。フリー・インプロヴィゼーションに近い形での演奏が繰り広げられるのかと思ったら、前半は意外にまとまりが良くてメロディアス。とは言うものの、全体的にはやっぱりECM流で、淡く静かな演奏ではあります。そんな中で3曲目は曲名に似合わずやや元気か。哀愁漂う1曲目からはじまり、タイトル曲の2曲目は甘く、まさにアマリリス。幻想的な4曲目、静かに語りかけてくる5曲目、不思議なテーマとメロディの6曲目、静かでフリーっぽいマンフレート・アイヒャーに捧げた8曲目、これぞフリーという感じの9-11曲目。後半ややフリーっぽくなっていきますが、静かで美しいメロディを持つ12曲目で幕を閉じます。(01年4月21日発売)

2018年9月16日 (日)

Serenity/Bobo Stenson(P) Trio(ECM 1740/41)

1740

Serenity/Bobo Stenson(P) Trio(ECM 1740/41) - Recorded April 1999. Anders Jormin(B), Jon Christensen(Ds) - 1. T. 2. West Print 3. North Print 4. East Print 5. South Print 6. Polska Of Despair(2) 7. Golden Rain 8. Swee Pea 9. Simple & Sweet 10. Der Pflaumenbaum 11. El Mayor 12. Fader 5(Father World) 13. More Cymbals 14. Extra Low 15. Die Nachtigall 16. Rimbaud Gedicht 17. Polska Of Despair(1) 18. Serenity 19. Tonus

2枚組で全19曲、90分ほどの演奏で、比較的短い曲も多いです。彼らのオリジナルは半分ほど。全員のクレジットの曲も2曲あります(静かなフリー ・インプロヴィゼーション)が、他の曲でもフリー的色彩が強い曲も(特に2-5曲目などは組曲のようでそれっぽい)あったりします。他の人の曲も、彼ら独自の北欧で培われた硬質な美意識でまとめあげています。全体的には静かかなという印象で、やはり寒色系の肌触りであまり燃え上がる事もなく曲が進んでいきます。そんな中で17、19曲目が盛り上がります。また、ところどころに美しい曲がちりばめられているのが印象的。8曲目はウェイン・ショーターの曲とは気がつきませんでした。 北欧系のトリオのフォーマットはやっぱりこうなる、というイメージがあります。(00年7月1日発売)

2018年9月15日 (土)

Ensemble Belcanto/Come Un'ombra Di Luna/Dietburug Spohr(ECM New Series 1739)

1739

Ensemble Belcanto/Come Un'ombra Di Luna/Dietburug Spohr(ECM New Series 1739)(輸入盤) - Recorded January 2000. Ensemble Belcanto: Dietburg Spohr(Cond, Mezzosoprano), Brigitta Zehetner(Mezzosoprano), Andrea Baader(Soprano), Rita Huber(Soprano), Dzuna Kalnina(Alto), Rica Eunch(Alto) - Haim Alexander: 1-4. Mein Blaues Klavier Konrad Boemer: 5. Un Monde Abandonne Des Facteurs Fabrizio Casti: 6. Come Un'ombra Di Luna Wolfgang Rihm: 7. Seraphin - Stimmen

(04/04/25)女声の6人のグループによる合唱。曲はさまざまな国の4人の現代音楽家によって’95-97年に作曲されたもので、やはり現代音楽らしい難しそうなサウンドを持っています。1-4曲目はパーカッションの音も合いの手のような感じで入っている、やや複雑な流れを持つ合唱。エコーがかかり気味のなかで、他の曲も不思議な浮遊感を伴う旋律とアンサンブルが奥に引っ込んだり正面に出てきたり。やはり現代音楽の合唱。

2018年9月14日 (金)

Hide And Seek/Michael Mantler(Tp, etc)(ECM 1738)

1738

Hide And Seek/Michael Mantler(Tp, etc)(ECM 1738) - Recorded April-September 2000. Robert Wyatt(Vo), Susi Hyldgaard(Vo, Accordion), Roger Jannotta(Fl, Oboe, Cl), Martin Cholewa(French Horn), Vincent Nilsson(Tb), Bjarne Roupe(G), Tineke Noordhoek(Vib, Marimba), Per Salo(P), Marianne Sorensen(Vln), Mette Winther(Viola), Helle Sorensen(Cello) - 1. Unsaid(1) 2. What Did You Say? 3. Unsaid(2) 4. It's All Just Words 5. If You Have Nothing To Say 6. Unsaid(3) 7. What Do You See? 8. Absolutely Nothing 9. Unsaid(4) 10. What We Can Do? 11. Unsaid(5) 12. It All Has To End Sometime 13. Unsaid(6) 14. I Don't Deny It 15. I'm Glad You're Glad 16. Do You Think We'll Ever Find It? 17. It Makes No Difference To Me

劇に曲をつけて、2人のヴォーカリスト(そのうちの1人は元ソフト・マシーンのロバート・ワイアットとのこと)が歌っています。伴奏はインプロヴィゼーションっぽい部分も少しですけれど見え隠れしますが、基本的には室内楽団がバックなので、クラシックや現代音楽の方でくくられるようなサウンド。一部打ち込みっぽいサウンドも入っていますが、New Seriesの方から出てもおかしくない雰囲気があります。ところどころにちりばめられている「アンセッド1-6」はインストルメンタルの曲。曲自体は1-4分台の曲ばかりで、それが17曲もあります。ヴォーカルも、ヴォーカルというよりは(歌い方ではなく雰囲気が)オペラの感触に近いものを感じます。歌われている言葉が分からないと少々退屈になるかも。(01年6月27日頃発売)

2018年9月13日 (木)

Akroasis/Vassilis Tsabropoulos(P)(ECM 1737)

1737

Akroasis/Vassilis Tsabropoulos(P)(ECM 1737)(輸入盤) - Recorded March 28, 2002. - 1. Hymn 1(Axion Esti) 2. Hymn 2(Zoi En Tafo) 3. Hymn 3(Ek Nyktos) 4. The Secret Garden 5. Hymn 4(Nymphios) 6. Interlude 7. Hymn 5(Anastasis) 8. Prayer

(03/05/29)4、6、8曲目がオリジナルで、他の曲は「伝統的なビザンチンの聖歌」を基としてアレンジしたものとのこと。確かにその地域を連想するようなメロディや、厳かな雰囲気を聴き取ることができます。その深く消え入るようなメロディと淡い神秘性は1-2、5、7曲目にもあらわれていますが、明るめの3曲目も、ある意味自然と融合していくような、牧歌的な雰囲気を感じ取る事ができます。いずれにしてもジャズのインプロヴィゼーションというよりはクラシックあるいはヒーリング・ミュージックのような色調。オリジナルなのにやはり幻想的で神秘的な4曲目、これでもか、といわんばかりにエキゾチックにせまってくる6曲目、これまたオリジナルなのに「祈り」というタイトルで、しっとりと心の中に入りこんでくる8曲目。

2018年9月12日 (水)

A Recollection/Leos Janacek(ECM New Series 1736)

1736

A Recollection/Leos Janacek(ECM New Series 1736) - Recorded January 2000. Andras Schiff(P) - 1-4. In The Mist 5-6. Piano Sonata, 1.X.1905 7-16. On An Overgrown Path 1 17-18. On An Overgrown Path 2 19-21. On An Overgrown Path (Paralipomena) 22. A Recollection

邦題「ヤナーチェク<<思い出>>」。レオシュ・ヤナーチェクは19-20世紀のチェコスロバキアの作曲家とのこと。4つの小品「霧の中で」、ピアノ・ソナタ「1905年10月1日」、組曲「草かげの小径にて」、「思い出」と、比較的聴きやすく、そして東欧のおもかげもあるようなちょっと哀愁のある雰囲気で曲が進んでいきます。比較的穏やかな曲であり、ピアノだと思います。ラストのタイトル曲は最後の作品で1分強の 小品です。(01年8月22日発売)

2018年9月11日 (火)

Voci/Luciano Berio(ECM New Series 1735)

1735

Voci/Luciano Berio(ECM New Series 1735) - Recorded November 1999 and May 2000. Kim Kashkashian(Viola), Radio Symphonieorchester Wien, Dennis Russell Davis(Cond), Robyn Schulkowsky(Per) - 1. Voci(Folk Songs 2) Sisilian Folk Music - 2. Grido Del Venditore Di Pesce 3. Canzuna 4. Lamento Per Il Venerdi Santo 5. Novena Di Natale 6. Ninna Nanna-Specchiu Di L'occhi Mei 7. Naturale(Su Melodie Siciliane)

邦題「ベリオ:ヴォーチ<声>」。シシリア民謡にインスパイアされて作曲したベリオ(20世紀イタリアの現代音楽家)の曲(1、7曲目)。1曲目はオーケストラとの共演で現代音楽らしく難解で複雑な音の連なり。7曲目は空間的で、歌もはいり民族的な哀愁も感じます。2-6曲目は’55-69年録音の本当の民族音楽。この3種類の対比で浮かび上がる仕組み。 やはりECMならではのアルバム制作方法、と言えます。(02年3月21日発売)

2018年9月10日 (月)

The Water Is Wide/Charles Lloyd(Ts)(ECM 1734)

1734

The Water Is Wide/Charles Lloyd(Ts)(ECM 1734) - Recorded December 1999. Brad Mehldau(P), John Abercrombie(G), Larry Grenadier(B), Billy Higgins(Ds), Darek Oles(B on 12) - 1. Georgia 2. The Water Is Wide 3. Black Butterfly 4. Ballade And Allegro 5. Figure In Blue 6. Lotus Blossom 7. The Monk And The Mermaid 8. Song Of Her 9. Lady Day 10. Heaven 11. There Is A Balm In Gilead 12. Prayer

ECM7枚目のアルバム。チャールス・ロイドの作曲は12曲中5曲で、トラディショナルやエリントンの曲も。暖かく感じるロイドのサックスが奏でる1-3曲目の展開が印象的。全体を通してサックスが思索的かつ禁欲的でもあって、分かりやすさの中に内面にこもる感じも少々。ドラムスのマレットが織り成すビートの上を比較的淡々と泳ぐ11曲目は個性的。ブラッド・メルドーが参加ですが、ここではアクロバティックなソロはあまりなく、寄り添うようなピアノも淡々とした感じ。サックスとのデュオの4曲目、5曲目の出だしやソロ、あるいは9曲目のソロ。美しいです。思索的な彼路線を求めるならばサックスとのデュオの7曲目。好みはジョン・アバークロンビーのソロもあって少々元気な5、6曲目あたり。消え入るような牧歌的な12曲目。(00年9月1日発売)

2018年9月 9日 (日)

An Acrobat's Heart/Annette Peacock(Vo, P)(ECM 1733)

1733

An Acrobat's Heart/Annette Peacock(Vo, P)(ECM 1733) - Recorded January and April, 2000. Cikada String Qartet: Henrik Hannisdal(Vln), Odd Hannisdal(Vln), Marek Konstantynowicz(Viola), Morten Jannisdal(Cello) - 1. Mia's Proof 2. Tho 3. Weightless 4. Over. 5. As Long As Now 6. U Slide 7. B 4 U Said 8. The Heart Keeps 9. Ways It Isn't 10. Unspoken 11. Safe 12. Free The Memory 13. ,Ever 2 B Gotten 14. Camille 15. Lost At Last

キカーダ・ストリング・クァルテットとの共演盤。彼女は不思議な人です。全曲彼女の作品であるには違いないのだけれど、曲にはいわゆるジャズ色はなく、彼女のヴォーカルもいわゆるジャズヴォーカルではありません。 淡々と歌っている感じがします。それでいて独特な旋律。逆に言えば歌いにくそうな感じが漂ってきます。ただ、それにもかかわらず彼女の作品を演奏してきたミュージシャンは多いのです。今回はストリング・クァルテットが寄り添うように参加していて、静かに、静かに彼女独自のヴォーカル、旋律で曲は流れていきます。全編にわたってそのままの流れで進んでいく感じ。 楽器編成からか、少々平板なのですが、このあたりがECMの流儀なのでしょう。やっぱり彼女のファンかECMファン向けかも。(00年10月21日発売)

2018年9月 8日 (土)

The Seed-At-Zero/Robin Williamson(Vo, G, Harp, Mandolin)(ECM 1732)

1732

The Seed-At-Zero/Robin Williamson(Vo, G, Harp, Mandolin)(ECM 1732)(輸入盤) - Recorded March 2000. - 1. The World 2. The Seed-At-Zero 3. Skull And Nettlework 4. Holy Spring - To God In God's Absence 5. Lament Of The Old Man 6. In My Craft Or Sullen Art 7. Verses At Balwearie Tower 8. Can Y Gwynt 9.By Weary Well 10. The Bells Of Rhymney 11. On No Work Of Words 12. The Barley 13. Hold Hard, These Ancient Minutes In The Cuckoo's Month 14. Cold Days Of February 15. Poem On His Birthday 16. For Mr. Thomas

(02/06/13)ECMにしては珍しく、シンガー・ソングライターのアルバム。一人多重録音で、しかも素朴な編成ということで、やや静かでスペイシーな点では、多少サウンドにECMらしさはあるのかな、という気はします。ただ、温度感はいつもより高く、ギターの弾き語りなどはアメリカのフォーク(あるいはカントリー)・ソングをそのまま聴いているかのような印象。ロビン・ウィリアムソンの詞も多く、曲に関しては大部分が彼の作曲。そして16曲全曲が歌詞がついている曲か、語りの部分のみで成り立っているものや、ヴォーカルだけでの曲もあります。ジャンルはともかく、ベクトルが温かい方を向いているという点では、やっぱりかなり異色なアルバムです。 ジャズファンよりはフォーク・ファン、ECMファン向け。

2018年9月 7日 (金)

Alexander Knaifel/Amicta Sole(ECM New Series 1731)

1731

Alexander Knaifel/Amicta Sole(ECM New Series 1731)(輸入盤) - Psalm 51(50): Recorded September 2001. Mstislav Rostropovich(Cello), Amicta Sole (Clothed With The Sun): Recorded July 2000. Tatiana Melentieva(Soprano), Boy Choir, Glinka Choral College, State Hermitage Orchestra, Arkady Shteinlukht(Cond) - 1. Psalm 51(50) 2. Amicta Sole (Clothed With The Sun)

(05/04/19)Alexander Knaifelは20世紀ロシアの現代音楽家。どちらも’95年の作品で、1曲目は19分台のチェロのソロ。前半はチェロの高音域を多用して、後半は低音域も出てきて、小音量でゆったりと優しく語りかける、なめらかでゆっくりとしたメロディが続きます。2曲目はソプラノと少年合唱団を中心としたオーケストラの演奏。教会音楽のような荘厳で美しい神秘的な響きの、ゆったりとした高音中心の演奏を聴くことができます。

2018年9月 6日 (木)

Signs, Games And Messages/Gyorgy Kurtag(ECM New Series 1730)

1730

Signs, Games And Messages/Gyorgy Kurtag(ECM New Series 1730) - Recorded February and March 2002. Kurt Widmer(Baritone), Orlando Trio: Hiromi Kikuchi(Vln), Ken Hakii(Viola), Stefan Metz(Cello), Mircea Ardeleanu(Per), Heinrich Huber(Tb), David LeClair(Tuba) - 1-6. Holderlin-Gesange For Baritone, Op.35a 7-25. Signs, Games And Messages For Strings 26-59. ...Pas A Pas - Nulle Part... Poemes De Samuel Beckett Et Maximes De Sebastien Chamfort For Baritone Solo, String Trio And Percussion, Op.36

(03/08/03)Gyorgy Kurtagは20世紀の現代音楽家で、ここの3曲は’90年代の曲。1曲目がバリトンの歌唱で一部にトロンボーンとチューバが入り、2曲目はストリングスのトリオまたはソロでの演奏。3曲目はその両者にパーカッションが加わるという編成。曲を聴いているというよりは、内面へのつぶやきに似た旋律、時々叫ぶような大きな音(声)というような、現代音楽らしい複雑な曲調です。短い部分が連なってできている感じです。

2018年9月 5日 (水)

Bela Bartok 44 Duos For Two Violins/Andras Keller(Vln)/Janos Pilz(Vln)(ECM New Series 1729)

1729

Bela Bartok 44 Duos For Two Violins/Andras Keller(Vln)/Janos Pilz(Vln)(ECM New Series 1729)(輸入盤) - Recorded October 1999. - Bela Brtok: 1-45. 44 Duos For Two Violins Gyorgy Ligeti: 46-47. Ballad And Dance Gyorgy Kultag: 48. Ligature - Messege To Frances-Marie Op. 31b

(04/03/12)20世紀ハンガリーの作曲家バルトークの作品を中心としたアルバム。ヴァイオリンのデュオのための曲が小品でいくつも並んでいます。さすがハンガリーというか、東欧風のエキゾチックなヴァイオリンの曲があったり、西欧風のメロディがあったりしますけれど、うまく東欧の哀愁のニュアンスをとらえているヴァイオリンだと思います。メロディも分かりやすい。最後に他の2人の現代音楽家の小品が3曲あります。

2018年9月 4日 (火)

Achirana/Vassilis Tsabropoulos(P)/Arild Andersen(B)/John Marshall(Ds)(ECM 1728)

1728

Achirana/Vassilis Tsabropoulos(P)/Arild Andersen(B)/John Marshall(Ds)(ECM 1728)(輸入盤)- Recorded October 1999. - 1. Achirana 2. Diamond Cut Diamond 3. Valley 4. Mystic 5. The Spell 6. She's Gone 7. Fable 8. Song For Phyllis 9. Monologue

(00/09/10)9曲中Vassilis Tsabropoulosが5曲作曲。アリルド・アンデルセンは2曲作曲。ECM流冷たくて美しいピアノ・トリオのアルバム。色彩感覚としてはやや沈んだ色合い。その静けさと美しさは、タイトル曲でおそらくフリー・インプロヴィゼーションの1曲目に顕著。2曲目もフリー・インプロヴィゼーションですが、やや盛りあがります。他は、大半がピアニストのツァブロプーロスの作品。ゆったりして牧歌的なアンデルセン作の3曲目、マイナー調でややスピード感のある4、7曲目、ドラマチックにだんだんと盛りあがって収斂していく10分台の5曲目、ノルウェーの民謡が元 になっている幻想的な6曲目、哀愁が漂っていて静かな8曲目。クリスタルな感じで幕を閉じる9曲目。それにしても何とも言えず美しい。

2018年9月 3日 (月)

Karl Amadeus Hartmann/Bela Bartok/Zehetmair Quartet(ECM New Series 1727)

1727

Karl Amadeus Hartmann/Bela Bartok/Zehetmair Quartet(ECM New Series 1727) - Recorded November 1999. Zehetmair Qartet: Thomas Zehetmair(Vln), Ulf Schneider(Vln), Ruth Killius(Viola), Francoise Groben(Cello) - Streichquartet Nr.1 - Carillon/Karl Amadeus Hartmann 1. Langsam - Sehr Lebhaft 2. Con Sordino 3. Con Tutta Forza Streichquartet Nr.4/Bela Bartok 4. Allegro 5. Prestissimo, Con Sordino 6. Non Troppo Lento 7. Allegretto Pizzicato 8. Alleguro Molto

邦題「バルトーク:弦楽四重奏曲第4番他」。ストリング・クァルテットで ドイツの作曲家カール・アマデウス・ハルトマンとハンガリーの作曲家バルトークの曲を演奏しています。2人とも20世紀の作曲家なので、曲は両方とも複雑な様相を持つ現代的な響き。難度もかなり高いのではないかと思いますが、寒色系を思わせるさまざまなサウンドカラーを発しながら、ある時は高尚に、ある時はスムーズにその音楽を聴かせてくれます。(01年4月21日発売)

2018年9月 2日 (日)

Nancarrow/Antheil/Piano Music/Herbert Henck(P)(ECM New Series 1726)

1726

Nancarrow/Antheil/Piano Music/Herbert Henck(P)(ECM New Series 1726)(輸入盤) - Recorded August 1999. - Conlon Nancarrow: 1-3. Three 2-part Studies 4. Prelude 5. Blues George Antheil: 6. Sonatina Fur Radio 7-8. Second Sonata, "The Airplane" 9. Mechanisms 10. A Machine 11-14. Sonatina (Death Of The Machines) 15. Jazz Sonata (Sonata No.4) 16-18. Sonata Sauvage 19. (Little) Shimmy

(03/09/20)Conlon NancarrowもGeorge Antheilも20世紀の作曲家。1920年代から’40年代に作曲されたものが多く、カッチリとした曲もあるのですが、ジャズのストライド・ピアノ奏法の影響や、曲にブルースやジャズの名前がついているものもあり、あまりクラシックっぽくないノリの良い曲もあったりします。曲名に「飛行機」「機械」などこの時代を感じさせるものもあって、なるほど、雰囲気が出ているサウンドになっています。

2018年9月 1日 (土)

Whisper Not/Keith Jarrett(P), Gary Peacock(B), Jack DeJohnette(Ds)(ECM 1724/25)

1724

Whisper Not/Keith Jarrett(P), Gary Peacock(B), Jack DeJohnette(Ds)(ECM 1724/25) - Recorded July 5, 1999. - 1. Bouncing With Bud 2. Whisper Not 3. Groovin' High 4. Chelsea Bridge 5. Wrap Your Troubles In Dreams 6. Round Midnight 7. Sandu 8. What Is This Thing Called Love 9. Conception 10. Prelude To A Kiss 11. Hallucinations 12. All My Tomorrows 13. Painciana 14. When I Fall In Love

前作の東京のライヴから3年以上経過し、これはパリでのライヴ。キース・ジャレットはその間、病気だったそうなのですが、そんなことを感じさせない演奏が見事。ミキシングが変わって、残響は少なめでより生々しい音になったと思います。 そういう意味ではリアルなジャズをより強く感じます。選曲も良く、2枚のCDをあっという間に聴かせてくれます。ピアノは相変わらずメロディがあふれ出てくる、といった感じ。特に、これでもかとフレーズが出てくる3曲目や8-9曲目。静かな曲も良い。だいたいの曲ではピアノからはじまり、他の楽器が合流するパターンは同じ(もしかしてぶっつけ本番なのか?)ですが、十数年いっしょにやってきた気心が分かり合えるピアノ・トリオの、言わば理想的な現在進行形のひとつの形かも。(00年10月4日発売)

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