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2018年8月

2018年8月31日 (金)

Wenn Wasser Ware/Bruno Ganz(Narration)(ECM New Series 1723)

1723

Wenn Wasser Ware/Bruno Ganz(Narration)(ECM New Series 1723)(輸入盤) - Recorded 1999. - T.S. Elliot: 1-5. Das Wuste Land Giorgos Sferis: 6-8. Die>>Drossel<< 9. Da Nun Vieles Und So Viel Voruberzog 10. Flasche Im Meer 11. Die Argonauten 12. Er Heisst Aber Orest 13. Denk An Das Bad, Wo Du Erschlagen Wardst 14. Auf Der Buhme 15. Nur Ein Weniges Noch

(04/03/27)何とナレーション(詩の朗読)でアルバム1枚分収録しています。ECMの中でもかなり異色作ですが、Bruno Ganzのアルバムとしては2枚目。表現されているのは20世紀の文学者(詩人)の作品だと思われます。原語はドイツ語で、男声の声が流暢に延々と、という感じで、わずかに音楽が流れる部分はあるものの、音楽としての評価ができないのがつらいところ。聴く人を選ぶアルバム、というよりドイツ語詩が好きな方向け。

2018年8月30日 (木)

Solid Ether/Nils Petter Molvaer(Tp, Key, Samples, etc)(ECM 1722)

1722

Solid Ether/Nils Petter Molvaer(Tp, Key, Samples, etc)(ECM 1722) - Recorded 1999. Eivind Aarset(G, Electronics), DJ Strangefruit(Samples, Turntable, Voices), Audun Erlien(B), Per Lindvall(Ds), Rune Arnesen(Ds), Sidsel Endresen(Vo), Reidar Skar(Vocorder) - 1. Dead Indeed 2. Vilderness 1 3. Kakonita 4. Merciful 1 5. Ligotage 6. Trip 7. Vilderness 2 8. Tragamar 9. Solid Ether 10. Merciful 2

ドラムン・ベースというかクラブ・ジャズと言ってもいいような、打ち込みも強調されたアルバム。ただそれは全曲ではありませんが。バリバリの曲でも、過激な打ちこみ中心のリズム(とは言うもののクレジットでドラマーが1人あるいは2人入っている曲が多いので、ミックスで強調されているのかも)と強調されたベースの上にのってたゆたうヨーロッパ的なサウンドカラーのトランペット(あるいはキーボード)、の図式が一種の浮遊感覚を漂わせます。それでも十分に過激ではありますね。よく比較される打ちこみ時代のマイルス・デイヴィスとは全然印象が違う感じ。ジゼル・アンドレセン参加の小品(4、10曲目)はピアノのみバック。オーセンティックなECMファンはこのアルバムを聴いて激怒するかどうか。はて?(00年6月1日発売)

2018年8月29日 (水)

Songs And One Symphony/Michael Mantler(Tp)(ECM 1721)

1721

Songs And One Symphony/Michael Mantler(Tp)(ECM 1721)(輸入盤) - Recorded October 11, 1993 and November 13/14 1998. Mona Larsen(Vo), The Chamber Music And Songs Ensemble - Bjarne Roupe(G), Marianne Sorensen(Vln), Mette Winther(Viola), Gunnar Lychou(Viola), Helle Sorensen(Cello), Kim Kristensen(P, Synth), The Rodio Symphony Orchestra Frankfurt - Songs 1. Opening So Far For Ever Interlude Nothing More Darker Than The Light 2. How Long Are Our Nights 3. Mark, Nothing Appears Everything Seems The Breath Exchanged Speechless - One Symphony - 4. Part 1 5. Part 2 6. Part 3 7. Part 4

(01/04/22)ジャズ色は一切なく、言わばECM New Seriesギリギリの、あるいはそちら側の演奏とも言うべき内容。ECMには時として境目のない音楽が提供されることがあります。前半3曲の14分ほどが、ヴォーカルの入った現代音楽(あるいはクラシック)という感じの曲で、ダークな色調の弦楽四重奏団とギター、トランペット、ピアノ(シンセサイザー)から浮かび上がってくるヨーロッパ調のヴォーカルという構図。そして後半40分ほどはタイトル通りに「ある(ひとつの)交響曲」で、もうクラシックそのものと言える演奏。やはり色調は蒼い感じがしますが、「交響曲」だけあって構成は比較的ドラマチック。これはこれで完成度の高い演奏なのですけれど、けっこう聴く人を選ぶのでは。クラシックファン向け?

2018年8月28日 (火)

Funebre/Karl Amdeus Hartmann(ECM New Series 1720)

1720

Funebre/Karl Amdeus Hartmann(ECM New Series 1720) - Recorded July and September 1999. Munchener Kammerorchester, Christoph Poppen(Cond), Isabelle Faust(Vln), Paul Meyer(Cl), Petersen Qartett - 1-4. Concerto Funebre 5-7. 4. Sinfonie 8-15. Kammerkonzert

邦題「葬送」。1-4曲目がタイトル曲の「葬送協奏曲」ですが、沈んだ雰囲気はあってもあまりお葬式方面とは縁のなさそうなサウンド。現代音楽の複雑な旋律とサウンドカラーがやっぱり20世紀ドイツの作曲家、という感じです。ただし、メロディーが流れていく部分もあります。全体的にややダークな雰囲気ですが、中ほどの「交響曲第4番」はゆったりとした部分が印象的。後半の「室内協奏曲」はドラマ性があるようです。(00年11月22日発売)

2018年8月27日 (月)

Trinity/Mat Mareni(Vln, Viola)(ECM 1719)

1719

Trinity/Mat Mareni(Vln, Viola)(ECM 1719)(輸入盤) - Recorded July 1999. - 1. Pure Mode 2. Almost Pretty 3. Trinity 4. Sun Ship 5. Blue Deco 6. Veiled 7. Iron Man 8. Lattice 9. November 1st 10. Lady Day's Lament

(02/01/03)ヴァイオリンまたはヴィオラによるソロ・アルバム。 これだけでも、けっこう異色の録音だということが分かります。彼自身のオリジナルは半数の5曲で、ジョン・コルトレーンやエリック・ドルフィーの曲もあります。とは言うものの、かなり変わったアプローチなので、タイトルを見ながらでないと、ジャズメンオリジナルだということが分からないような気も。全般的に引っ掛かるようなメロディやフレーズが支配していて、あまり聴きやすいサウンドではありません。タイトル曲の3曲目は10分台の曲で、スペイシーで非旋律的なフレーズがゆっくりとですが延々続きます。爆発する事もなく、淡々と演奏が繰り広げられていきます。ジャズと言うよりはクラシックや現代音楽の感触に近い感じ。けっこう聴く人を選ぶアルバム。

2018年8月26日 (日)

Astrakan Cafe/Anouar Brahem(Oud) Trio(ECM 1718)

1718

Astrakan Cafe/Anouar Brahem(Oud) Trio(ECM 1718)(輸入盤) - Recorded June 1999. Barbaros Erkose(Cl), Lassad Hoshi(Per) - 1. Aube Rouge A Grozny 2. Astrakan Cafe(1) 3. The Mozdok's Train 4. Blue Jewels 5. Nihawend Lunga 6. Ashkabad 7. Halfaouine 8. Perfum De Gitane 9. Khotan 10. Karakoum 11. Astara 12. Dar Es Salam 13. Hijaz Pechref 14. Astrakan Cafe(2)

(01/01/07)ウード、クラリネット、パーカッション(Bendir, Darbouka)というかなり変則的な組み合わせ。大半がオリジナルですが、アゼルバイジャン、トルキスタンなどの地名のついている曲も半分ぐらいあります。いわゆるジャズ度はなく、中近東風なワールド的色彩が強いアルバム。クラリネットは本来は西洋の楽器のはずなのに、すっかり中近東の音色であり、メロディを奏でています。とはいうものの伝統的というよりは現代的なのかも。色合いとしては深い青で、このあたりがこのサウンドの巧みさなのではないかと思います。 エコーの効いているサウンドとECM流のミキシングがエキゾチックさを増している気がします。哀愁の漂うメロディアスな曲が多い感じ。たまには地域的にトリップしてみるのも良いのかも。

2018年8月25日 (土)

Schneewittchen/Heinz Holliger(ECM New Series 1715/16)

1715

Schneewittchen/Heinz Holliger(ECM New Series 1715/16)(輸入盤) - Recorded January 1999. Juliane Banse(Soprano), Cornelia Kallisch(Alto), Steve Davislim(Tenor), Oliver Widmer(Bariton), Werner Groschel(Bass), Orchester De Oper Zurich - 1. Prolog 2. Szene 1 3. Zwischenspiel 1-2 (Invention) 4. Szene 2, 1.Teil 5. Fuguetta (In Nomine Fluminis) 6. Szene 2, 2.Teil 7. Zwischenspiel 2-3 8. Quasi Fuga 9. Szene 3 10. Zwischenspiel 3-4 11. Szene 4 12. Zwischenspiel 4-5 13. Szene 5 14. Epilog (Choral-Variationen)

(04/04/25)Robert Walserの詩(演劇)を基に20世紀スイスの現代音楽家Heinz Holligerがオペラを作曲。英題は「Snow White(邦題「白雪姫」)」。有名な物語のタイトルに反してやはり現代音楽家らしく、歌劇のメロディ、バックのオーケストラのサウンドなど、けっこう難解な雰囲気のまま進んでいきます。最初から最後まで約115分。登場人物は、白雪姫、王妃、王子、狩人、王の5人(声の高い順)。私には言語のハードルがあります。

2018年8月24日 (金)

Verklarte Nacht/Thomas Zehetmair(Vln, Cond)/Camerata Bern(ECM New Series 1714)

1714

Verklarte Nacht/Thomas Zehetmair(Vln, Cond)/Camerata Bern(ECM New Series 1714) - Recorded May 1999. - 1. Transfigured Noght, Op.4 (Version For String Orchestra)/Arnold Schonberg Four Transylvanian Dances (For String Orchestra) 2. Lassu 3. Ugros 4. Lejtos 5. Dobbantos Divertimento (For String Orchestra) 6. Allegllo Non Troppo 7. Molto Adagio 8. Allegro Assai

邦題「浄められた夜」。シェーンベルク、ヴェレシュ、バルトークといった、こちらも20世紀の作曲家の作品を取り上げています。いずれも現代的な香りのする複雑な色彩感覚の織り成す世界。ただ、ここでのシェーンベルクは比較的聴きやすい印象があり、ヴェレシュの「4つのトランシルヴァニアの踊り」も、やはりさまざまな踊りを意識させるサウンドです。そして、やはりバルトークはバルトークなんだなあ、という印象。(01年4月21日発売)

2018年8月23日 (木)

High Lines/Michael Galasso(Vln)(ECM 1713)

1713

High Lines/Michael Galasso(Vln)(ECM 1713)(輸入盤) - Recorded November 2002 and April 2004. Terje Rypdal(G), Marc Marder(B), Frank Colon(Per) - 1. Spheric 2. Caravansarai Day 3. Never More 4. The Other 5. Gothic Beach 6. Quarantine 7. Crossing Colors 8. Chaconne 9. Boreal 10. High Lines 11. Caravansarai Night 12. Swan Pond 13. Iranian Dream 14. Fog And After 15. Somnambulist 16. Gorge Green

(05/04/19)全曲Michael Galassoの作曲。50分のアルバムに16曲と、短めの演奏が多い。ミニマル的に音列を繰り返すヴァイオリンとリヴァーヴの強くかかったテリエ・リピダルのギターが、ゆったりとしたサウンドをバックに不思議な情緒空間にさまよいこんでみたり、民俗音楽的なパーカッションとヴァイオリンやギターの哀愁を感じさせることができたり、ヴァイオリンのソロの曲があったりと、様々なサウンドを聴かせてくれます。フレーズよりもサウンドカラーや流れで聴くような感じかも。4、14、16曲目はかなりハードな音色のギターが出てきますが、派手になりすぎず、全体のサウンドにマッチしている感じ。タイトル曲の10曲目はヴァイオリンの高音が続く静かで抽象的な小品。12曲目は軽い4ビートか。内側を向いている?

2018年8月22日 (水)

Elogio Per Un'ombra/Michelle Makarski(Vln)(ECM New Series 1712)

1712

Elogio Per Un'ombra/Michelle Makarski(Vln)(ECM New Series 1712)(輸入盤) - Recorded May 1999. Thomas Larcher(P) - Giuseppe Tartini: 1-4. Sonata No.7 In A Minor Luigi Dallapiccola: 5-6. Due Studi Goffredo Petrassi: 7. Elogio Per Un'ombra Luciano Berio: 8-9. Due Pezzi Giuseppe Tartini: 10-13. Sonata No.7 In A Minor Elliot Carter: 14. Riconosecnza Per Goffredo Petrassi Giuseppe Tartini: 15-16. Sonata No.7 In A Minor George Rochberg: 17-20. Caprice Variations Anonumous: 21. Lamento Di Tristano

(04/03/27)14世紀作者不詳の曲 が1曲、18世紀イタリアの作曲家でヴァイオリン奏者Giuseppe Tartiniの曲があり、その中に20世紀現代音楽家の作品があります。ほとんどの曲はヴァイオリンの独奏ですが、ピアノとのデュオは5-6、8-9曲目。昔の曲 とGeorge Rochbergの曲は哀愁が漂う聴きやすい曲で、切なさを誘います。他の20世紀の曲は、 現代的な感触のサウンド。タイトル曲の7曲目は難解ですが淡々としたドラマが。

2018年8月21日 (火)

Bartok/Eotvos/Kurtag/Kim Kashkashian(Viola)(ECM New Series 1711)

1711

Bartok/Eotvos/Kurtag/Kim Kashkashian(Viola)(ECM New Series 1711) - Recorded January and July, 1999. Netherlands Radio Chamber Orchestra, Peter Eotvos(Cond) - 1-3. Concerto For Viola And Orchestra (Po. Post.)/Bela Baltok 4. Replica/Peter Eotvos 5. Movement For Viola And Orchestra/Gyorgy Kurtag

バルトーク、エトヴェシュ、クルタークという20世紀の作曲家の、ヴィオラとオーケストラの作品の現代音楽集。1-3曲目のバルトークの曲は彼の遺作で、未完のものを弟子のシェルイが完成させたとのこと。現代的なセンスを感じるサウンドですが、すでに20世紀半ばの作曲。エトヴェシュやクルタークの曲も現代的な複雑な響きを持っていますが、やや難解な印象が先に立ち、個性の見極めには、私はまだまだかも。(00年8月23日発売)

2018年8月20日 (月)

Historie(s) Du Cinema/Jean-Luc Godard(ECM New Series 1706-10)

1706

Historie(s) Du Cinema/Jean-Luc Godard(ECM New Series 1706-10)(輸入盤) - Released 1999. - (Disc1) Toutes Les Histoires (Disc2) Une Histoire Seule (Disc3) Seul Le Cinema Fatale Beaute (Disc4) La Monnaie De L'absolu Une Vague Nouvelle (Disc5) Le Controle De L'univers Les Signes Parmi Nous

(03/09/27)ジャン・リュック・ゴダール作の、映画の歴史に関する映像作品のサウンドトラック。大きいBOXセットに入ったブックレット、そこにセリフやナレーションが書かれています。CDの内容はそのブックレットに沿ったセリフ、そしてその背景の音楽 (主にECM)、効果音など。通常の音楽CDではなく、ECMとしてはかなり異色なアルバム、しかもCD5枚組の大作。映像作品の方はかなりの話題作だそうで、音楽ファンよりは映画ファン向けか。

2018年8月19日 (日)

L'affrontement Des Pretenndants/Louis Sclavis(Cl, Bcl, Ss) Quintet(ECM 1705)

1705

L'affrontement Des Pretenndants/Louis Sclavis(Cl, Bcl, Ss) Quintet(ECM 1705) - Recorded September 1999. Jean-Luc Cappozzo(Tp), Vincent Courtois(Cello), Bruno Chevillon(B), Frincois Merville(Ds) - 1. L'affrontement Des Pretenndants 2. Distances 3. Contre Contre 4. Hors Les Murs 5. Possibles 6. Hommage A Lounes Matoub 7. Le Temps D'apres 8. Maputo Introduction 9. Maputo 10. La Memoire Des Mains

変わった編成でもあって、ジャズ的な要素からアウトした場面も出てきますが、ECMにしては元気なアルバム。1曲目のタイトル曲はこれでもかというソロの応酬で、ジャズ的なもの(冷めた感じですが)がヒシヒシと迫ってきます。スクラヴィスとチェロのデュオでのインプロヴィせーションの2曲目、ジャズ的ではあってもテーマの音階やソロが個性的な3曲目、テクニックのあるベースソロの4曲目、急速調のスリリングなソロが前半で飛びまわる5曲目、16分台もの曲でドラマチックに展開するエキゾチックな6曲目、ベースとのデュオの厳かだが情念もある7曲目、ソロの小品でけっこう鋭い8曲目、浮遊感のあるユニゾンのテーマの9曲目。10曲目はチェロとドラムスとのインプロヴィゼーション。不思議なジャズ。(01年4月28日発売)

2018年8月18日 (土)

Karta/Markus Stockhausen(Tp, Flh), Arild Andersen(B), Patrice Heral(Ds, Per), Terje Rypdal(G)(ECM 1704)

1704

Karta/Markus Stockhausen(Tp, Flh), Arild Andersen(B), Patrice Heral(Ds, Per), Terje Rypdal(G)(ECM 1704) - Recorded December 14-16, 1999. - 1. Sezopen 2. Fower Of Now 3. Wood And Naphta 4. Sway 5. Auma 6. Legacy 7. Invocation 8. Wild Cat 9. Emanation 10. Choral 11. Lighthouse

中間部の7曲(3-9曲目)がフリー・インプロヴィゼーション。全体のバランスが良い。1曲目は非常に厳かに、あたかもフリーのような展開で導入部を飾ります。2曲目は哀愁を帯びた印象的なテーマから、これも静かに展開。ベースとドラムで緊張感のある3曲目、リズミカルなベースとドラムの上を奔放に飛びまわるギターと抑制の効いたトランペットの4曲目、静寂に寄り添うように進行しつつ盛り上がっていく5曲目、ミュート・トランペットを軸に静かに流れていく6曲目、オープン・トランペットの印象的なメロディに絡みついていく7曲目、速いテンポで豪快かつアグレッシヴな8曲目、ベースではじまりトランペットの牧歌的な風景で終わる9曲目、ギターとトランペットのために作曲された10曲目。そして何となくエスニックな11曲目。(00年9月13日発売)

2018年8月17日 (金)

In Cerca Di Cibo/Gianluigi Trovesi(Piccolo, Acl, Bcl), Gianni Coscia(Accordion)(ECM 1703)

1703

In Cerca Di Cibo/Gianluigi Trovesi(Piccolo, Acl, Bcl), Gianni Coscia(Accordion)(ECM 1703)(輸入盤) - Recorded February 1999. - 1. In Cerca Di Cibo 2. Geppetto 3. Villanella 4. Il Postino 5. Minor Dance 6. Pinocchio: In Groppa Al Tonno (Piano) 7. Diango (Donadona) 8. Pinochio: In Groppa Al Tonno (Forte) 9. Le Giostre Di Piazza Savona 10. Lucignolo 11. Tre Bimbi Di Campagna 12. Celebre Mazurka Alterata 13. Fata Turchina 14. El Choclo 15. In Cerca Di Cibo

(00/11/05)主にクラリネットとアコーディオンのデュオ。編成は特異ですが、1曲目のような、静寂の彼方から浮きあがってくるようなアコーディオンの音の上を漂う、哀愁のあるクラリネットという、いわゆるECMっぽいサウンドの曲もあれば、5、8曲目のようにこの編成ながらにしてある程度、元気度が高いサウンドの曲もあります。9、11、14曲目は聴いていて浮き立つような感じも。ただし穏やかで哀愁を感じるヨーロピアン・ミュージックでジャズ度は少なめの曲も多いです。3曲目などはアコーディオンらしい曲。7曲目のみジャズメン・オリジナルで「ジャンゴ」と「ドナドナ」のメドレーで、不思議にも一体感があります。12曲目も変化に富んでいて面白そう。 ジャズ度は薄いけれども、ECM度としては高そう。

2018年8月16日 (木)

Coruscating/John Surman(Ss, Bs, Bcl)(ECM 1702)

1702

Coruscating/John Surman(Ss, Bs, Bcl)(ECM 1702) - Recorded January 1999. Chris Laurence(B), Rita Manning(Vln), Keith Pascoe(Vln), Bill Hawkes(Viola), Nick Cooper(Cello) - 1. At Dusk 2. Dark Corners 3. Stone Flower 4. Moonless Midnight 5. Winding Passages 6. An Illusive Shadow 7. Crystal Walls 8. For The Moment

ジョン・サーマンとベース、それに弦楽四重奏団との演奏。路線としては相変わらず哀愁の漂うメロディが音の波間に浮かんでは消えてゆく、クラシック寄りの心地良いサウンドです。以前からのシンセサイザーとの多重録音に近いイメージがありますが、こちらの方が当然ながら自然なサウンド。色彩感覚としては、深い青のイメージを中心としてやや動きがあるかな、といった感じで、落ち着いていて、逆に言えば少々地味かな、とも思えます。でも、ジョン・サーマンはジョン・サーマン。この曲(全曲彼の作曲です。)やフレーズに魅了されることもあるかなあ、と。ジャズからは少々離れた位置にあるアルバムで、 本来ならばNew Seriesに入ってもおかしくないようなサウンドなので、やや聴く人を選ぶかもしれません。(00年10月21日発売)

2018年8月15日 (水)

Mnemosyne/Jan Garbarek(Ss, Ts)/The Hilliard Ensemble(Vo)(ECM New Series 1700/01)

1700

Mnemosyne/Jan Garbarek(Ss, Ts)/The Hilliard Ensemble(Vo)(ECM New Series 1700/01) - Recorded April 1998. - 1. Quethua Song 2. O Lord Tallis 3. Estonian Lullaby 4. Remember Me My Dear 5. Gloria 6. Fayrfax Africanus 7. Antonie Brumel 8. Novus Novus 9. Se Je Fayz Dueil 10. O Ignis Spiritus 11. Alleluia Nativitatis 12. Delphic Paean 13. Strophe And Counter-Strophe 14. Mascarades 15. Loiterando 16. Estonian Lullaby 17. Russian Psalm 18. Eagle Dance 19. When Jesus Wept 20. Hymn To The Sun

既存の曲にサックスが絡んでいく曲と、古い断片しか残っていない曲を再現してそこにサックスを加えた曲があるそうです。当然ジャズではなくて、クラシック古典の合唱曲プラスアルファという感じです。断片から曲にしていったものが多いので、ヤン・ガルバレクの演奏などにその場限りのインプロヴィゼーションを感じさせ ます。エコーが効いた不思議なサウンド。そして非常に美しい。曲は断片を含め世界各地から集められています。(99年6月23日発売)

2018年8月14日 (火)

Fantasien D 760, D934/Franz Schubert(ECM New Series 1699)

1699

Fantasien D 760, D934/Franz Schubert(ECM New Series 1699) - Recorded December, 1998. Andras Schiff(P), Yuuko Shiokawa(Vln) - 1. Fantasie C-Dur Fur Klavier Op. 15 D760 "Wanderer-Fantasie" 2. Fantasie C=Dur Fur Violine Und Klavier Op. Posth. 159 D934

邦題「シューベルト<<さすらい人>>幻想曲」。1曲目はシューベルトの作品の中でも特に人気の高い曲だとのことで、その名の通り幻想的(というよりはクラシックの王道)な雰囲気を味あわせてくれるピアノ曲です。暖かくドラマチックな展開。メロディも印象的。2曲目は後期の重要作だそうで、シフ婦人の塩川悠子がヴァイオリンを演奏しています。基調は明るく、印象的なメロディでさまざまに表情を変えて展開していきます。(00年8月23日発売)

2018年8月13日 (月)

Prime Directive/Dave Holland(B) Quintet(ECM 1698)

1698

Prime Directive/Dave Holland(B) Quintet(ECM 1698) - Recorded December 10-12, 1998. Robin Eubanks(Tb), Chirs Potter(Ss, As, Ts), Steve Nelson(Vib), Billy Kilson(Ds) - 1. Prime Directive 2. Looking Up 3. Make A Believe 4. A Searching Spirit 5. High Wire 6. Jugglers Parade 7. Candlelight Vigil 8. Wonders Never Cease 9. Down Time

クリス・ポッターのみ新参加。サウンドは落ち着いているようで、相変わらずトンガッています。1曲目から変拍子のノリの良い曲(6拍子?)。2曲目は管楽器のテーマが印象的。これもうまくテンポがとれないので変拍子か?渋めでゆったりとした3曲目、5拍子系のリズミックな感じの4曲目、難しそうなテーマと冴えるアドリブの5曲目、穏やかに盛り上がりを見せる9拍子系の6曲目、静かな美しい世界が広がる7曲目、ベースソロからテーマ、ソロとドラマチックな展開をみせる13分台の大作の8曲目。9曲目はトロンボーンが面白い比較的短い曲。スティーヴ・ネルソンのヴァイブラホンは冷めていて、ビリー・キルソンのドラムはビートがはっきりしていて好み。まだまだこのクインテットから目が離せません。(99年11月1日発売)

2018年8月12日 (日)

In Darkness Let Me Dwell/John Dowland(ECM New Series 1697)

1697

In Darkness Let Me Dwell/John Dowland(ECM New Series 1697) - Recorded January, 1999. John Potter(Vo), Stephan Stubbs(Lute), John Surman(Ss, Bcl), Maya Homburger(Baroque Vln), Barry Guy(B) - 1. Weep You No More, Sad Fountains 2. In Darkness Let Me Dwell 3. Lachrimae Verae 4. From Silent Night 5. Come Again 6. The Lowest Trees Have Tops 7. Flow My Tears 8. Come Heavy Sleep 9. Fine Knacks For ladies 10. Flow My Tears 11. Now, O Now I Needs Must Part 12. Lachrimae Tristes 13. Go Crystal Tears 14. Lachrimae Amantis

邦題「暗闇にひそむ歌~ジョン・ダウランドの世界」。ジョン・ダウランドは16-17世紀のイギリスの作曲家。ジョン・ポッターのヴォーカル(テナー)とリュートやバロック・バイオリンなどとの厳かな響きの中、ジョン・サーマンやバリー・ガイらのジャズでも活躍しているミュージシャンも参加して、やはり厳かに寄り添うように演奏しています。 曲にマッチしているので気がつきませんでしたが、即興も交えて演奏されているとのこと。(00年2月23日発売)

2018年8月11日 (土)

The Seasons/John Cage(ECM New Series 1696)

1696

The Seasons/John Cage(ECM New Series 1696) - Recorded January, 1997. Margaret Leng Tan(Prepared P, Toy P), American Composers Orchestra, Dennis Russell Davies(Cond) - 1. Seventy-four (For Orchestra) Version 1 2-5. The Seasons (Ballet In One Act) 6-8. Concerto For Prepared Piano And Chamber Orchestra 9. Seventy-four (For Orchestra) Version 2 10-14. Suite For Toy Piano 15-19. Suite For Toy Piano (Orcherstration: Lou Harrison)

邦題「四季」。1、9曲目が’92年作品で、曲のスコアがなく、単一の音符の配列を演奏者が自由に始まりと終わりを決められるというもの。確かにかなりジョン・ケージは実験的。他の曲は’47-51年作曲。タイトル曲となった2-5曲目はバレエ音楽にしては難解そうな現代音楽。他にプリペアド・ピアノ(弦に細工したピアノ)やトイ・ピアノ(おもちゃのピアノ)を使用した曲があります。けっこう個性的なサウンド表現で面白い。(00年7月26日発売)

2018年8月10日 (金)

Lux Aeterna/Patrick Demenga(Cello)/Thomas Demenga(Cello)(ECM New Series 1695)

1695

Lux Aeterna/Patrick Demenga(Cello)/Thomas Demenga(Cello)(ECM New Series 1695)(輸入盤) - Recorded November, 1998. - Alexander Knaifel: 1. Lux Aeterna Thomas Demenga: 2. Duo? O, Du... Jean Barriere: Sonata No.10, G Major 3. Andante 4. Adagio 5. Allegro Prestissimo Roland Moser 6. Wendungen Barry Guy: 7. Redshift

(03/09/21)20世紀の作曲家Alexander Knaifelのタイトル曲の1曲目が22分台。荘厳な宗教音楽の雰囲気で、チェロにしてはかなり高い音も発しています。他に18世紀の作曲家Jean Barriereの当時らしいメロディアスで安定したメロディとサウンドの3-5曲目、自作の抽象的な雰囲気を持つ2曲目、他の20世紀の作曲家の作品など、多彩です。6-7曲目は、現代音楽的なサウンドでせまってきます。7曲目後半は急速調な部分も。

2018年8月 9日 (木)

String Quartets/Peter Ruzicka(ECM New Series 1694)

1694

String Quartets/Peter Ruzicka(ECM New Series 1694)(輸入盤) - Recorded December 1996 and October 1997. Arditti Quartett: Irvine Arditti(Vln), Graeme Jennings(Vln), Garth Knowx(Viola), Rohan de Saram(Cello), Dietrich Fischer-Dieskau(Speaker) - 1. ...Uber Ein Verschwinden 2. Klangschatten 3-7. "...Fragment..." 8. Introspezione 9. "...Sich Verlierend"

(04/03/12)Peter Ruzickaはドイツ生まれの20世紀現代音楽家。ストリング・クァルテットの演奏。静寂の彼方から徐々に音があらわれる曲が多く、それは曲のタイトルの...でも表現されているような気がします。やはり前衛的というか難解(というよりメロディや調整が感じられない)なフレーズに終始して、静かな場面とヴォリュームのある場面がドラマチック(?)に展開されます。9曲目には淡々としたナレーションがついています。

2018年8月 8日 (水)

Drawn Inward/Evan Parker(Ss, Ts, Khene)(ECM 1693)

1693

Drawn Inward/Evan Parker(Ss, Ts, Khene)(ECM 1693)(輸入盤) - Recorded December 1998. Philipp Wachsmann(Vln, Viola, Live Electronics, Sound processing), Burry Guy(B), Paul Lytton(Per, Live Electronics), Lawrence Casserley(Live Electronics, Sound Processing), Walter Prati(Live Electronics, Sound Processing), Marco Vecchi(Live Electronics, Sound Processing) - 1. The Crooner (For Johnny Hartman) 2. Serpent In Sky 3. Travel In The Homeland 4. Spouting Bowl 5. Collect Calls 6. Ala Lotan 7. Reanascreena 8. At Home In The Universe (For Stuart Kauffman) 9. Writing On Ice 10. Phloy In The Frame 11. Drawn Inward

(03/09/02)メンバーのオリジナルか何人かでの共作。やや静かなエネルギーを持ったフリー・インプロヴィゼーションで、時折り盛り上がります。曲によって生音とエレクトロニクスがうまく合わさっていて不思議な雰囲気。旋律と非旋律がせめぎ合い、難解な感じはします。1曲目は(For Johnny Hartman) と書いてあるのですが先鋭的なサウンドとの関連性が不明。2曲目は弦楽器の上を激しく舞い飛ぶサックスの構図。3曲目などはエレクトロニクスが主体になっていて、やはり作曲者によってさまざまなサウンドになっています。5曲目は10分を超えますが、ここでもサックスのフレーズの舞い飛ぶゆったりとした展開の曲。Burry Guy作の7曲目は弦楽器が中心。11曲目のタイトル曲は2曲目と似ている構造の印象。

2018年8月 7日 (火)

Eternity And A Day/Eleni Karaindrou(P)(ECM New Series 1692)

1692

Eternity And A Day/Eleni Karaindrou(P)(ECM New Series 1692) - Recorded March and April, 1998. Vangelis Christopoulos(Oboe), Nikos Guinos(Cl), Manthos Halkias(Cl), Spyros Kazianis(Bassoon), Vangelis Skouras(French Horn), Aris Dimitriadis(Mandolin), Iraklis Vavagatsikas(Accordion), La Camerata, Athens - String Orchestra, Loukas Karytinos(Director) - 1. Hearing The Time 2. By The Sea 3. Eternity Theme 4. Parting A 5. Depart And Eternity Theme 6. Borders 7. Wedding Dance 8. To A Dead Friend 9. Eternity Theme Variation 1 10. Depart And Eternity Theme Variation 1 12. Bus - Part 1 13. Depart And Eternity Theme Variation 2 14. Bus - Part 2 15. Trio And Eternity Theme 16. The Poet 17. Depart And Eternity Theme Variation 2 18. Depart

邦題「永遠と一日」(オリジナル・サウンド・トラック)。7曲目のみギリシャのトラディショナルで、あとはオリジナル。哀愁の漂うテーマのメロディが、ソロピアノであったり合奏の形式であったりと、他の曲の間で何度か形を変えては目の前にあらわれてきます。そのメロディは印象的で心に残ります。また、1、6曲目のような持続音で聴かせるような曲も。色合いとしてはやはり濃い青の雰囲気。 渋い映画だろうと予想させるサウンド。(99年4月1日発売)

2018年8月 6日 (月)

A Long Time Ago/Kenny Wheeler(Flh)(ECM 1691)

1691

A Long Time Ago/Kenny Wheeler(Flh)(ECM 1691) - Recorded September 1997 and January 1998. John Taylor(P), John Parricelli(G), Derek Watkins(Tp), John Barclay(Tp), Henry Lowther(Tp), Ian Hamer(Tp), Pete Beachill(Tb), Mark Nightingale(Tb), Sarah Williams(Btb)m Dave Stewart(Btb), Richard Edwards(Tb), Tony Faulkner(Cond) - 1. The Long Time Ago Suite 2. One Plus Three (Version 1) 3. Ballad For A Dead Child 4. Eight Plus Three/Alice My Dear 5. Going For Baroque 6. Gnu Suite 7. One Plus Three (Version 2)

ブラス・アンサンブルを交えた演奏。全曲ケニー・ホイーラー作曲。いわゆるジャズからはちょっと離れた位置にあるかもしれませんが、ブラス・アンサンブルの響きとアレンジが心地よく、なおかつ硬質なサウンド。1曲目は目玉で、何と31分台の大作でドラマチック。後半のピアノとギターがフィーチャーされる部分がけっこうジャジーで楽しい。同じ曲で小品ながらブラスの違った個性で聴かせる2、7曲目。美しいメロディの3曲目。4曲目は前半が淡々と進行し、後半がブラス・アンサンブルでメリハリが効いています。5曲目はその名の通りバロックと現在のブラスの中間か。もうひとつの目玉が6曲目の有名な「ヌー組曲」の再演。こちらの方がカッチリしている印象もありますが、美しいサウンド。(99年9月15日発売)

2018年8月 5日 (日)

Frifot/Per Gudmundson(Vln, Swedish Bagpipes, Vo)/Ale Moller(Mandola, Fl, Hammmered Dulcimer, Folk Harp, Shawn, Vo)/Lena Willemark(Vo, Vln, Fl)(ECM 1690)

1690

Frifot/Per Gudmundson(Vln, Swedish Bagpipes, Vo)/Ale Moller(Mandola, Fl, Hammmered Dulcimer, Folk Harp, Shawn, Vo)/Lena Willemark(Vo, Vln, Fl)(ECM 1690)(輸入盤) - Recorded September 1998. - 1. Abba Fader 2. Stjarnan 3. Tjugmyren 4. Kolarpolskan 5. I Hela Naturen/Mjukfoten 6. Forgaves 7. Kare Sol/Sjungar Lars-polska 8. Hemvandaren 9. Fafanglighet 10. Silder/Bingsjo Stora Langdans 11. Dromsken 12. Skur Leja 13. Metaren 14. Roligs Per-latar 15. Om Stenen/Snygg Olle 16. Morgonlat

(00/03/17)ジャズの要素はなく、北欧のフォークソング(民族音楽)そのもの。 半分以上の曲がトラディショナルをアレンジしたものとなっています。エキゾチックで時々超人的な高音を発するヴォーカル。1曲目の3人でのコーラスも良いけれど、他にヴォーカルとフィドル(ヴァイオリン)やギター(Mandola)の絡み合うのが中心の曲が8曲あります。インストルメンタルもそれなりに味があります。たゆたうような、時に情熱的な北欧サウンドに身をゆだねている、と いった感じの曲が多いです。長調の曲もありますが、全体のイメージとしては北欧を思わせるような深い青から黒にかけての色を連想させます。どんよりしていて時々日がさす、といったところ。異国の地を空想でさまようには良いかもしれません。

2018年8月 4日 (土)

Surrogate Cities/Hiner Goebbels(ECM New Series 1688)

1688

Surrogate Cities/Hiner Goebbels(ECM New Series 1688) - Recorded 1996. Jocelyn B. Smith(Vo), David Moss(Vo), Junge Deutsche Philharmonie, Peter Rundel(Cond), etc. - 1-10. Suite For Sampler Ond Orchestra 11-13. The Horatian - Three Songs 14. D & C (For Orchestra) 15. Surrogate 16. In The Country Of Last Things

出だしの10曲目までが「サンプラーとオーケストラのための組曲」。現代音楽らしい曲想の中で随所にサンプリングを使用。5、8曲目のサンプリングで大友良英のクレジットも。ジョスリン・B・スミスが11-13、16曲目にデヴィッド・モスが15-16曲目に参加していて、前衛的な現代音楽でありながら、そこからもはみ出して行こうとするエネルギーを感じることができます。11-13、15曲目はポップス・ロック系の雰囲気も。(00年9月23日発売)

2018年8月 3日 (金)

Litany To Thunder/Veljo Tormis(ECM New Series 1687)

1687

Litany To Thunder/Veljo Tormis(ECM New Series 1687) - Recorded August 1998. Tonu Kaljuste(Cond), Estonian Philharmonic Chamber Choir - 1. How Can I Recognize My Home 2. Singing Aboard Ship 2. Curse Upon Iron 4. The Singer's Childhood 5. Songs Of The Ancient Sea 6. The Bishop And The Pagan 7. Litany To Thunder 8. The Lost Geese

邦題「雷鳴への連祷」。エストニア・フィルハーモニック室内合唱団の合唱による、ヴェリヨ・トルミス作品集。エストニアの伝統民族音楽を取り入れたような、哀愁の漂うエキゾチックな作風です。ところにより強い部分も。民族風のサウンドも印象的ですが、ECMらしく異郷の地の青い雰囲気が染み込んできます。曲によって男声、女性、混声、小人数での合唱と、変化に富んでいます。7曲目のタイトル曲は、なるほど、雷鳴。(00年8月23日発売)

2018年8月 2日 (木)

Rites/Jan Garbarek(Ts, Ss, Synth, Samples, Per)(ECM 1685/86)

1685

Rites/Jan Garbarek(Ts, Ss, Synth, Samples, Per)(ECM 1685/86) - Recorded March 1988. Rainer Bruninghaus(P), Eberhard Weber(B), Marilyn Mazur(Ds, Per), Jansug Kakhidze(Singer), Bugge Wesseltoft(Accordion, Synth) - 1. Rites 2. Where The Rivers Meet 3. Vast Plain, Clouds 4. So Mild The Wind, So Meek The Water 5. Song, Tread Lightly 6. It's OK To Listen To The Gray Voice 7. Her Wild Ways 8. It's High Time 9. One Ying For Every Yang 10. Pan 11. We Are The Stars 12. The Moon Over Mtatsminda 13. Malinye 14. The White Clown 15. Evenly They Dances 16. Last Rite

邦題「聖なる儀式」。ほとんどの曲がヤン・ガルバレク作曲。歌入りの曲 (11-12曲目)もあり、いろいろなサウンドを取り込んでいて、サウンドカラーも曲によりさまざま。再演曲もあります。民族音楽のエッセンス も少々漂い、なおかつメロディアスで聴きやすいアルバムで、どこを切ってもガルバレク節。タイトル曲の1曲目を含め、8、15-16曲目でBugge Wesseltoftが参加している曲は、シンセサイザーや他のエレクトロニクスのエフェクツを使用していますが、でてくるサウンドは電気的ながら郷愁を誘うような 曲もあります。8、15曲目はややリズミカル。逆にオーソドックス?なワン・ホーン・クァルテットの編成の演奏は3-4、6、9、14曲目ですが、エキゾチックな 哀愁を漂わせた演奏も。7曲目はやや元気な曲調。

2018年8月 1日 (水)

Epigraphs/Ketil Bjornstad(P)/David Daring(Cello)(ECM 1684)

1684

Epigraphs/Ketil Bjornstad(P)/David Daring(Cello)(ECM 1684) - Recorded September 1998. - 1. Epigraph No.1 2. Upland 3. Wakening 4. Epigraph No.2 5. Pavane 6. Fantasia 7. Epigraph No.1, Var.2 8. The Guest 9. After Celan 10. Song For TKJD 11. Silent Dream 12. The Lake 13. Gothic 14. Epigraph No.1, Var.3 15. Le JOur S'endort 16. Factus Est Repente

比較的短い曲が全16曲。ピアノとチェロのデュオで、主にケティル・ビヨルンスタのオリジナルが中心。また、デヴィッド・ダーリングの曲が2曲と、15世紀から17世紀の作曲家の作品も4曲ありますが、クラシック(バロック?)作品との違和感がほとんどなく、うまく溶け込んでいます。オリジナル中心でなければECM New Seriesに入れても良いのではないかと思うクラシックっぽい内容のアルバム。相変わらず色彩感覚は寒色系のダークな色使いですけれど、演奏はナチュラルな感じなので、ピアノとチェロの静かな語りかけに身を沈めて聴くと心地良いかもしれません。ヴァージョンを変えて4回出てくるタイトル曲の「エピグラフ」が印象的ではあります。 ジャズではないけれど、最近のECMのサウンドのような気がします。(00年6月1日発売)

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