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2018年6月

2018年6月30日 (土)

The School Of Understanding/Michael Mantler(Tp, Cond)(ECM 1648/49)

1648

The School Of Understanding/Michael Mantler(Tp, Cond)(ECM 1648/49)(輸入盤) - Recorded August - December 1996. Jack Bruce(Vo), Per Jorgensen(Vo), Mona Larsen(Vo), Susi Hyldgaard(Vo), Karen Mantler(Vo), John Greaves(Vo), Don Preston(Vo), Robert Wyatt(Vo), Roger Jannotta(Cl, Bcl, Fl, Oboe), Bjarne Roupe(G), MarianneSorensen(Vln), Mette Brandt(Vln), Mette Winther(Viola), Helle Sorensen(Cello), Tineke Noordhoek(Vib), Kim Kristensen(P, Synth), Don Preston(Synth Ds), The Danish Radio Concert Orchestra Strings - 1. Prelude 2. Introductions 3. First Lesson 4. News 5. Love Begins 6. War 7. Pause 8. Understanding 9. Health And Poverty 10. Love Continues 11. Platitudes 12. Intolerance 13. Love Ends 14. What's Lest To Say 15. What Is The Word

(01/03/07)タイトルの下にSort-Of-An-Opera(オペラのようなもの)と書いてあります。1曲目が厳かなインストルメンタル。2曲目からは延々とヴォーカルの掛け合いが続きます。クラシックのオペラとは違いますが、そう言えば雰囲気はロック・オペラに近いかなあという気も何となく します。歌詞はCDに書いてあり、けっこうなヴォリューム。ときどきコーラスも加わって、難易度は高そう。ジャック・ブルースの名前もあって、えっ?あのジャック・ブルース?(かどうかわかりませんが)と 思いました。なるほど。曲はいわゆるECMっぽいものが中心ですがある程度ビートの効いた(8曲目)ものも。ただ、色彩感覚的には全体を通して寒色系の深い色合いで、単調と言えば単調かも。聴く人を選ぶアルバムだとは思いますが。

2018年6月29日 (金)

Poros/Dominique Pifarely(Vln)/Francois Couturier(P)(ECM 1647)

1647

Poros/Dominique Pifarely(Vln)/Francois Couturier(P)(ECM 1647) - Recorded April 1997. - 1. Trois Images 2. Poros 3. Labyrintus 4. La Nuit Ravie 5. Retours 6. Warm Canto 7. Vertigo 8. Images 4, 2, 3 9. Gala

2人のフリー・インプロヴィゼーションが2曲(1、8曲目)、Dominique Pifarely作が3曲(2、4-5曲目)、Francois Couturier作が3曲(3、7、9曲目)。ヴァイオリンとピアノのデュオで、表現はかなりクラシック(現代音楽)寄り。空間を生かす音数の少ないインプロヴィゼーションの1曲目、現代音楽を聴いているような複雑な演奏の、語り合うような12分台のタイトル曲の2曲目、ミステリアスな響きを持つ無機的なフレーズが続く3曲目、やや憂いを帯びた内省的な4曲目、緊張感のある速いパッセージの5曲目、マル・ウォルドロン 作曲でも個性的な穏やかな演奏の6曲目、メランコリックと無機質が同居する7曲目、インプロヴィゼーションでも他の曲と違和感のない8曲目、水滴の落ちるようなフレンチサウンドが印象に残る9曲目。

2018年6月28日 (木)

Trauerfarbenes Land/Giya Kancheli(ECM New Series 1646)

1646

Trauerfarbenes Land/Giya Kancheli(ECM New Series 1646)(輸入盤) - Recorded March and August 1997. Radio Symphonieorchester Wien, Dennis Russel Davies(Cond) - 1. ... A La Duduki 2. Trauerfarbenes Land

(03/07/13)ギヤ・カンチェーリは20世紀のグルジアの作曲家。オーケストラでの演奏ですが、やはり旧ソ連の地域の音楽性が、民俗音楽的でないにも関わらず、何となく見え隠れするような寒色系の重い雰囲気が漂ってきます。静かな部分と盛り上がった時の大きなサウンドの部分とが両極端で、ドラマチックというよりはコントラストで耳に入ってくる印象。 その演奏は、やや難解かもしれませんが、かなり個性的ではあります。

2018年6月27日 (水)

Ceremony/Maya Homburger(Baroque Vln)/Barry Guy(B)(ECM New Series 1643)

1643

Ceremony/Maya Homburger(Baroque Vln)/Barry Guy(B)(ECM New Series 1643)(輸入盤) - Recorded April and July, 1997. - Heinrich Ignaz Franz Biber: 1. Annunciation Barry Guy: 2. Celebration 3. Immeasurable Sky 4. Ceremony 5. Still 6. Breathing Earth

(04/03/26)1曲目のHeinrich Ignaz Franz Biberは17世紀頃の作曲家で、3分弱の小品。中心はBarry Guyの作品。2、4曲目がヴァイオリン、5曲目がベース(ジャズ的?)、3、6曲目がデュオでの演奏。こちらの方でもバロック・ヴァイオリンを使用していますが、内容は現代的で内省的な感じがします。難解さや叙情性をも内包。Barry Guyはジャズベーシストでもあるのですが、現代音楽の表現ながらピチカート奏法もあるのが印象的。

2018年6月26日 (火)

A Retrospective/OM(ECM 1642)

1642

A Retrospective/OM(ECM 1642)(輸入盤) - Recorded 1975-80. Urs Leimgruber(Ss, Ts, Fl, Per), Christy Doran(G, G Synth), Bobby Burri(B), Fredy Studer(Ds, Gongs, Per), Dom Um Romao(Per, Berimbau), Erdman Birke(Accordion) - 1. Holly 2. Lips 3. Rautionaha 4. Dumini 5. Dreaming For The People 6. Cerberus' Dance 7. Asumusa 8. At My Ease 9. Earworms 10. Eigentlich Wollte Johann Aud Dem Mond Den Andern Jazz Kennenlernen

(06/08/05)メンバーのインプロヴィゼーションが6、10曲目で、他はメンバーの作曲。過去のJAPO 60012、60016、60022、60032の4枚からのセレクトでの再発。ジャズロック的でもあり、エスニックな要素やフリーの要素が適度に合わさってます。ジャズロック的な進行のイメージが強い1曲目、フルートとエスニックが合わさったちょっとフワフワした2曲目、ややアップテンポで適度な各パートの応酬が聴かれる13分台の3曲目、牧歌的でゆったりから徐々にビートが効く4曲目、ギターのアップテンポのフレーズが鋭い5曲目、やっぱりフリー・インプロヴィゼーションらしさが出る6、10曲目、静かで冷たい展開のある7曲目、都会的なラテンビートとその後の比較的自由な展開の8曲目、ギターやサックスの浮遊感が心地良い9曲目。

(注)その後60032「Cerberus」からは全曲収録されていて、他のアルバムからはセレクトで収録されている事が判明しました。

2018年6月25日 (月)

Thimar/Anouar Brahem(Oud), John Surman(Ss, Bcl), Dave Holland(B)(ECM 1641)

1641

Thimar/Anouar Brahem(Oud), John Surman(Ss, Bcl), Dave Holland(B)(ECM 1641) - Recorded March 13-15, 1997. - 1. Badhra 2. Kashf 3. Houdouth 4. Talwin 5. Waqt 6. Uns 7. Al Hizam Al Dhahbi 8. Qurb 9. Mazad 10. Kernow 11. Hulmu Rabia

9-10曲目以外はアヌアル・ブラヒムの作曲。おなじみの2人が加わり、西洋音楽とエスニック(中近東音楽)の中間的世界をかもし出しています。曲調は似ているかも。エキゾチックなしっとりさを持つ哀愁の1曲目、フレンチ的な感傷もあるような2曲目、やや陰りのあるメロディが印象のある3曲目、テーマでユニゾンの個性的なメロディラインを聴かせる4曲目、サックスのみでのその地方的なメロディの5曲目、深い哀しみもある、タンゴと共通点のあるような6曲目、ちょっとアップテンポでエキゾチックな7曲目、ベースとウードの哀愁を感じる8曲目、デイヴ・ホランド作の西洋の明るさが見える9曲目、ジョン・サーマン作の異国情緒も垣間見えるゆったりした10曲目、ラストを飾るにふさわしいゆったりと落ち着いた11曲目。

2018年6月24日 (日)

La Scala/Keith Jarrett(P)(ECM 1640)

1640

La Scala/Keith Jarrett(P)(ECM 1640) - Recorded February 13, 1995. - 1. La Scala, Part 1 2. La Scala, Part 2 3. Over The Rainbow

ピアノ・ソロのライヴ。1曲目は45分もの長尺。出だしからしっとりと、一定のテンポの自然発生的な流れでピアノを弾いているので、頭が休まります。長調中心から短調中心に徐々に色を微妙に変えていき、その後は一定のリズムでエキゾチックな進行。32分あたりでちょっとテンポ的に立ち止まって思索、その後流れるようなメロディで発展して、ラストはフォーク的。2曲目冒頭の過激なフリーのインプロヴィゼーションで目が覚めてしまいます。この曲も27分。だんだんと収斂していき、メロディ的な速いフレーズで起伏があります。そして中盤からあとはゆったりした曲調に。最後は再び過激な音で。3曲目でこの時期のソロのライヴアルバムでは珍しく、スタンダードが1曲。優しくゆったりと包み込むような温かみのある音。

2018年6月23日 (土)

Proverbs And Songs/John Surman(Bs, Ss, Bcl)(ECM 1639)

1639

Proverbs And Songs/John Surman(Bs, Ss, Bcl)(ECM 1639) - Recorded June 1, 1996. John Taylor(Org), Salisbury Festival Chorus, Howard Moody(Cond), John Curry(solo Speaker) - 1. Prelude 2. The Songs 3. The Kings 4. Wisdom 5. Job 6. No Twilight 7. Pride 8. The Proverbs 9. Abraham Arise!

全曲ジョン・サーマンの作曲。宗教的な題材を教会でライヴ録音しました。言わば教会音楽という事になってしまうのでしょうか。オルガンはパイプ・オルガン。クラシックとの折衷の領域のサウンドで、組曲として続いています。オルガンの持続音の上をアドリブでバリトン・サックスが舞う1曲目、コーラスが各パートで交互に歌う部分が多く、後に合奏が出てくる荘厳な雰囲気の2曲目、8分の6拍子でノリの良い合唱と合奏、後半なだらかな3曲目、威厳のあるコーラスとそれに合わせる合奏の4曲目、サックスと入り交じる鋭い合唱の5曲目、印象に残るゆったりとメロディアスな6曲目、輪唱的な効果のある合唱とサックスから荘厳風に至る7曲目、スピーキングのある現代音楽的な8曲目、やはり荘厳な合唱と哀愁の合奏の9曲目。

2018年6月22日 (金)

Kultrum/Dino Saluzzi(Bandoneon), Rosamunde Quartett(Andreas Reiner(Vln), Simon Fordham(Vln), Helmut Nicolai(Viola), Anja Lechner(Cello))(ECM New Series 1638)

1638

Kultrum/Dino Saluzzi(Bandoneon), Rosamunde Quartett(Andreas Reiner(Vln), Simon Fordham(Vln), Helmut Nicolai(Viola), Anja Lechner(Cello))(ECM New Series 1638) - Recorded March, 1998. - 1. Cruz Del Sur 2. Salon De Tango 3. Milonga De Los Morenos 4. ...Y Solos - Bajo Una Luna Amarillia - Discuten Sobre El Pasado. 5. Miserere 6. El Apriete 7. ...Y Se Encamino Hacia El Destierro. 8. Recitativo Final.

邦題は「サロン・デ・タンゴ」。バンドネオンと弦楽四重奏団の組み合わせでの演奏。タンゴというよりはクラシックの室内学風(現代音楽風?)の高尚なサウンドなのですが、そこはかとない南米の香りもしています。そして、バンドネオンとストリングスの組み合わせも、意外に両者のサウンドが溶け込んでいます。淡色系の複雑な味わいの中から、時々サッとバンドネオンの哀愁が浮かび上がる構図が、やはりディノ・サルーシの演奏。(99年4月22日発売)

2018年6月21日 (木)

Oneness/Jack DeJohnette(Ds, Per)(ECM 1637)

1637

Oneness/Jack DeJohnette(Ds, Per)(ECM 1637) - Recorded January 1997. Jerome Harris(G, B), Don Alias(Per), Michael Cain(P) - 1. Welcome Blessing 2. Free Above Sea 3. Priestesses Of The Mist 4. Jack In 5. From The Heart/C.M.A.

5曲中3曲(うち1曲がインプロヴィゼーションとのメドレー)がジャック・ディジョネットのオリジナルで、他の2曲(半)は参加者のインプロヴィゼーション。通常のジャズの域からは大きくはずれていて、どの楽器もパーカッシヴなサウンド。空間的に広く、その緊張感は高 めです。1曲目はドン・アライアスとのパーカッションでのデュオの小品。2曲目は4人でのフリーだけれども、その研ぎ澄まされた冷たいサウンドが見事で、特にピアノの存在が大きい。3、4曲目は再演曲。神秘性もあって、静かに語りかけてくる15分台のバラードの3曲目、以前のヴァージョンと全然違ったアプローチの、ポップさが消えた12分台の4曲目、アフリカンにゆったりはじまり、4ビートもあったりやや自由な方向へも行く、メドレーで27分台の5曲目。

2018年6月20日 (水)

Litania - Music Of Krzysztof Komeda/Thomas Stanko Septet(Tp)(ECM 1636)

1636

Litania - Music Of Krzysztof Komeda/Thomas Stanko Septet(Tp)(ECM 1636) - Recorded February 1997. Bernt Rosengren(Ts), Joakim Milder(Ts, Ss), Bobo Stenson(P), Palle Danielsson(B), Jon Christensen(Ds), Terje Rypdal(G) - 1. Svantetic 2. Sleep Safe And Warm(Version 1) 3. Night-time, Daytime Requiem 4. Ballada 5. Litania 6. Sleep Safe And Warm(Version 2) 7. Repetition 8. Ballad For Bernt 9. The Witch 10. Sleep Safe And Warm(Version 3)

映画音楽でも有名な、ポーランドのクリストフ・コメダの曲集。これをトーマス・スタンコ がアレンジ。哀愁的な繰り返されたテーマを基に途中からテンポを速めてジャジーに盛り上がり、ラストで静かにテーマの再提示をする1曲目、やはり東欧らしいテーマが、静かに切なく、ヴァージョンを変えて提示されていく2、6、10曲目、冷たいながらも穏やかだったり盛り上がったりの自由でモーダルな感じの21分にもわたる3曲目、しっとりしたゆっくりのバラードの4曲目、落ち着きながらも牧歌的な、ちょっとスリルのあるバラードのタイトル曲の5曲目、シャープですが温かめのホーンの絡み合いのバラードの7曲目、オーソドックスなバラードの雰囲気の8曲目、ドラムスのゆったりしたパルスやギターの響きが魔力的な雰囲気の10曲目。

2018年6月19日 (火)

Canto/Charles Lloyd(Ts, Tibetan Oboe)(ECM 1635)

1635

Canto/Charles Lloyd(Ts, Tibetan Oboe)(ECM 1635) - Recorded December 1996. Bobo Stenson(P), Anders Jormin(B), Billy Hart(Ds) - 1. Tales Of Rumi 2. Haw Can I Tell You 3. Desolation Sound 4. Canto 5. Nachiketa's Lament 6. M 7. Durga Durga

全曲チャールス・ロイドの作曲で、このメンバーでは3作目。ある種静かな乾いた透明感のある音。それぞれ4人が空間の中を泳いでいるようなサウンド。静かにはじまってから6分半もしてからおもむろにサックスが入ってくる、 前半淡々としているようで、エキゾチックで情念的でもあってだんだん盛り上がる16分もの1曲目、 やや明るめだけれどスピリチュアルな香りも少々している2曲目、全員が漂いつつまとまっている雰囲気もあるちょっと静かめの3曲目、内面を見つめるように語りかけていき、ゆるいまとまりのある13分台のタイトル曲の4曲目、ティベタン・オーボエのエキゾチックな響きを聴けるスペイシーな5曲目、モーダルでスピリチュアルな演奏が続く13分台の6曲目、テンポなしでのバラードの大団円的な7曲目。

(注)Quartets/Charles Lloyd(Ts, Fl, Chinese Oboe, Tibetan Oboe)(ECM2316-20)で5枚組BOXとして、’13年に再発。

2018年6月18日 (月)

The Sea 2/Ketil Bjornstad(P)/David Daring(Cello)/Jon Christensen(Ds)/Terje Rypdal(G)(ECM1633)

1633

The Sea 2/Ketil Bjornstad(P)/David Daring(Cello)/Jon Christensen(Ds)/Terje Rypdal(G)(ECM1633) - Recorded December 1996. - 1. Laila 2. Outward Bound 3. Brand 4. The Mother 5. Song For A Planet 6. Consequences 7. Agnes 8. Mime 9. December 10. South

6曲目は全員のフリー・インプロヴィゼーション、他はケティル・ビヨルンスタの作曲。同じメンバーでのシリーズ2作目。なるほど、と思わせる静寂感と雰囲気。静寂に切り込むエレキギターのフレーズと、パーカッション的なドラムスが微妙なバランスを保っています。どんよりとした北欧の海にギターの嵐が舞う1曲目、静かな情景にドラムスのブラシが淡々と進む2曲目、重めながらも静かな海から徐々に盛り上がる3曲目、珍しく明るめで穏やかな4曲目、チェロとのデュオでしっとり感漂う5曲目、雰囲気を壊さないけれど、過激な部分もある6曲目、淡い哀しみをあしらうようなデュオの7曲目、ギターがメロディアスに、そしてハードに泣く8曲目、寒いけれど静かな情景が浮かぶデュオの9曲目、ギターが暴れまわっている10曲目。

2018年6月17日 (日)

The Garden Of Mirrors/Stephan Micus(All Instruments)(ECM 1632)

1632

The Garden Of Mirrors/Stephan Micus(All Instruments)(ECM 1632) - 1. Earth 2. Passing Cloud 3. Violeta 4. Flowers In Chaos 5. In The High Valleys 6. Gates Of Fire 7. Mad Bird 8. Night Circles 9. Words Of Truth

全曲ステファン・ミクスの作曲で、ソロの多重録音。無国籍ややヨーロッパ寄り民族音楽か。尺八を使用している曲もあり(2、6、9曲目で多重録音)、シンディングという楽器の使用が多い(2-3、5-6、8曲目)。サウンドはジャズではありませんが、心地よく響いてきます。ボロンバットというアフリカの弦楽器を使用している20ヴォイスで素朴な響きの1曲目、尺八が映画音楽のように哀愁を誘う2曲目、ヴォイスとシンディングの絡みがややプリミディヴな3、8曲目、スリというフルートのような楽器が重なり合う4曲目、ベース音とヴォイスでゆったりとする5曲目、いちばん使用楽器が多く、日本的な感じもある6曲目、高い音のフォークフルートのソロの7曲目、尺八の多重録音で日本的であるようなそうでもないような、の9曲目。

2018年6月16日 (土)

Hyperborean/Arild Andersen(B)(ECM 1631)

1631

Hyperborean/Arild Andersen(B)(ECM 1631)(輸入盤) - Recorded December 1996. Tore Brunborg(Ss, Ts), Bendik Hofseth(Ts), Kenneth Knudsen(Key), Paolo Vinaccia(Per), Cikada String Quartet: Odd Hannisdal(Vln), Henrik Hannisdal(Vln), Marek Konstantynowicz(Viola), Morten Hannisdal(Cello) - 1. Patch Of Light 1 2. Hyperborean 3. Patch Of Light 2 4. Duke Vinaccia 5. Infinite Distance 6. Vanishing Waltz 7. The Island 8. Invisible Sideman 9. Rambler 10. Dragon Dance 11. Stillness 12. Too Late For A Picture

(03/09/29)全曲アリルド・アンデルセンの作曲。曲によって弦楽四重奏団を配していますが、1、3、12曲目は弦楽四重奏のみの演奏。2曲目のタイトル曲(辞書を見たら「極北人」でした。)のように極北の静けさからベースソロやドラムスが漂ってくるサウンドは、やはり彼らならでは。研ぎ澄まされたサックスが寒さと切なさを誘う4曲目、2サックスで哀愁漂うサウンド、かつダイナミックにせまってくる5曲目、マーチ風の小品の6曲目、ゆったりとしながらメロディがはっきりとしている7曲目、かなりスペイシーながらフレーズが時々キラリと光る8曲目、唯一キメが多くてスピード感のある9曲目、ビートはファンクだけれども、やはり北欧ジャズの元気な部分を感じる10曲目、サックスのメロディが心に刺さるような11曲目。

2018年6月15日 (金)

Sonaten Fur Viola Und Klavier/Johanes Brahms(ECM New Series 1630)

1630

Sonaten Fur Viola Und Klavier/Johanes Brahms(ECM New Series 1630)(輸入盤) - Recorded November 1996. Kim Kashkashian(Viola), Robert Revin(P) - 1-3. Sonate Nr.2 In Es-Dur 4-7. Sonate Nr.1 In F-Moll

(04/04/11)ブラームスは19世紀ドイツの有名な作曲家。ここでは温かい温度感のしっとりした優しい演奏を聴かせてくれます。曲としてもメロディが前面に出て、安心感のあるしっかりとしたドラマ性と構成を持つ室内楽になっています。まさにクラシックの王道を行く作品。アルバムの前半が長調だったのに対し、後半の出だしは短調の哀愁の漂うメロディが浮かび上がり、再び長調主体に戻っていく起伏のある構成。全体的に明るめ。

2018年6月14日 (木)

Webern/Shostakovich/Burian/Rosamunde Quartet, Munchen(ECM New Series 1629)

1629

Webern/Shostakovich/Burian/Rosamunde Quartet, Munchen(ECM New Series 1629)(輸入盤) - Recorded December 1996. Andreas Reiner(Vln), Simon Fordham(Vln), Helmut Nicolai(Viola), Anja Lecher(Cello) - Anton Webern 1. Langsamer Satz Fur Streichquartett Dmitri Shostakovich 2-6. String Quartet No.8, Op. 110 Emil Frantisek Buriam 7-10. String Quartet No.4, Op. 95

(03/07/13)20世紀の3人の作曲家の、ストリング・クァルテットの作品を取り上げています。3人とも曲は寒色系のやや思索的な感触があります。10分弱のWebernの曲は現代の香りがありながらもそれとなく安らぎを覚えます。Shostakovichの曲は大部分は静かで沈んだ感触ですがダイナミックな部分も。Buriamの曲も、似たような色彩感覚を持っていますがもう少しメロディが浮き出てくる感じ。やはり現代的な世界かも しれません。

2018年6月13日 (水)

No Birch/Christian Wallumrod(P)(ECM 1628)

1628

No Birch/Christian Wallumrod(P)(ECM 1628)(輸入盤) - Recorded November 1996. Arve Henriksen(Tp), Hans-Kristian Kjos Sorensen(Per) - 1. She Passes The House Of her Grandmother 2. The Birch 1 3. Royal Garden 4. Somewhere East 5. Travelling a. Far East b. Slow Brook c. I Lost My Heart In Moscow 6. The Birch 2 7. Ballimaran 8. Watering 9. Before Church 10. The Birch 3 11. Two Waltzing, One Square And Then 12. Fooling Around 13. The Gardener 14. The Birch 4

3人ないし2人のフリー・インプロヴィゼーションの曲が5曲(1、5、8、11-12曲目)。Christian Wallumrodの曲が6曲(2、4、6-7、10、14曲目)と、あとはメンバーの作曲。非常に静かなサウンド。3人の楽器のつぶやきというか、語り合いが全編を支配している感じ。曲によってはトリオではない。1曲目も凄みというよりは安らぎのある冷たさで進行していきます。5曲目は何と14分台もの組曲構成で、多少緊張感もあるけれど、スペイシー。尺八的なトランペットも。タイトルにちなんだThe Birchは2、6、10、14曲目でありますが、やはりクラシック的な哀愁と内面を向いている独特な世界。パーカッションというよりは、エコーの効いたスペイシーな世界の3曲目、民族的なノスタルジーのある切ない4曲目。淡々と続きます。

2018年6月12日 (火)

Nothing Ever Was, Anyway. Music Of Annette Peacock/Marilyn Crispell(P), Gary Peacock(B), Paul Motian(Ds), Annette Peacock(Voice)(ECM 1626/27)

1626

Nothing Ever Was, Anyway. Music Of Annette Peacock/Marilyn Crispell(P), Gary Peacock(B), Paul Motian(Ds), Annette Peacock(Voice)(ECM 1626/27) - Recorded September 1996. - 1. Nothing Ever Was, Anyway(Version 1) 2. Butterflies That I Feel Inside Me 3. Open, To Love 4. Cartoon 5. Arbert's Love Theme 6. Dreams (If Time Weren't) 7. Touching 8. Both 9. You've Left Me 10. Miracles 11. Ending 12. Blood 13. Nothing Ever Was, Anyway (Version 2)

全曲がアーネット・ピーコックの作品。本人が6曲目になぜかヴォイスで参加。内容はECM流フリー・ジャズのようですが、メロディアスな部分もあります。静かな曲も、そうでない曲も、やはりこの3人ならではの内面を向いている渋さがあります。タイトル曲は最初(1曲目)と最後(13曲目)にヴァージョン違いでどちらも10分以上の長さにわたってありますが、スペイシーで限られた音の中の緊張感。くぐもりながら時に開放に向かう2曲目、きら星ののようでゆったりとしている3、8曲目、ちょっとパーカッシヴなフリーに近い4曲目、有名だけどやっぱり空間的な5、7曲目、抽象的な中に哀愁やメロディが伝わってくる9、12曲目、ドラム・ソロではじまり時間軸に沿ってゆっくり展開する10曲目、静かなフリーへの距離が近い11曲目。

2018年6月11日 (月)

Mozart/Piano Concertos K. 271, 453, 466 Adagio And Fugue K.546/Keith Jarrett(P), Stuttgarter Kammerorchester, Dennis Russel Davies(Cond)(ECM New Series 1624/25)

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Mozart/Piano Concertos K. 271, 453, 466 Adagio And Fugue K.546/Keith Jarrett(P), Stuttgarter Kammerorchester, Dennis Russel Davies(Cond)(ECM New Series 1624/25) - Recorded May 1996 and March 1998. - 1-3. Concerto For Piano And Orchestra No. 20 In D Minor K.466 4-6. Concerto For Piano And Orchestra No. 17 In G Major K. 453 7-9. Concerto For Piano And Orchestra No. 9 In E-Flat Major K. 271 "Jeunehomme" 10. Adagio And Fugue In C Minor K. 546

デニス・ラッセル・デイヴィス指揮のシュトゥットガルト室内管弦楽団がバックの、キース・ジャレットによるモーツァルトの協奏曲の第2集。人気のある協奏曲をここでは演奏している のだとのこと。彼の解釈した演奏は斬新なのだそうですが、そこまで聴く耳を持っていないので、少々残念かも。 ただ、本格的なクラシックの世界に足を踏み入れてしまったな、という気がします。モーツァルトなので、比較的分かりやすい世界のような気も。(99年5月22日発売)

2018年6月10日 (日)

Tactics/John Abercrombie(G)(ECM 1623)

1623

Tactics/John Abercrombie(G)(ECM 1623) - Recorded July 13-15, 1996. Dan Wall(Org), Adam Nussbaum(Ds) - 1. Sweet Sixteen 2. Last Waltz 3. Bo Diddy 4. You And The Night And The Music 5. Chumbida 6. Dear Rain 7. Mr. Magoo 8. Long Ago And Far Away

ジョン・アバークロンビー作は3作(1-2、6曲目)、ダン・ウォール作も2曲(3、7曲目)。オルガントリオ路線で3枚目。しかもライヴ録音。あっさりしていて静かな場面も多く、神経質な感じ。かわいらしいけれど、速いフレーズで鋭く、4ビートの場面もある1曲目、タイトルどおりワルツでしかもしっとりと静かに進んでいく2曲目、ファンクのビートでノリも良く、ギターもブルージーな3曲目、スタンダードの4ビートで哀愁を振りまきながらも彼らのペースで料理するややアップテンポの4曲目、静かだと思ったらドラムスもギターも速射砲的にフレーズが出てくる5曲目、しとしと降る雨のように静かにせまってくる6曲目、スペイシーから渋くて鋭いやり取りが盛り上がる7曲目、スタンダードをまろいけれどもオーソドックスに料理する8曲目。

2018年6月 9日 (土)

Circa/Michael Cain(P)(ECM 1622)

1622

Circa/Michael Cain(P)(ECM 1622) - Recorded August 1996. Ralph Alessi(Tp, Flh), Peter Epstein(Ss, Ts) - 1. Siegfried And Roy 2. Social Drones 3. Ped Cruc 4. Miss M 5. Circa 6. Egg 7. Top O'The Dunes 8. And Their White Tigers 9. Red Rock Rain 10. The Suchness Of Dory Philpott 11. Marche

マイケル・ケインを中心に、メンバーが作曲。変則の楽器編成のトリオ。記譜されたものとインプロヴィゼーションの区別がつかないほど構築されていて、しかも緊密。頭で聴く音楽だと思 います。小品の1曲目を経て、哀愁の漂う暗さが何ともいえない2曲目、スピーディーなパッセージの中で色合いが微妙に変わっていく3曲目、現代音楽的パルスとフレーズを持ち、中ほどでフリー的に盛り上がる4曲目、ゆったりと中間色的な色合いで流れていく5曲目、浮遊感のあるハーモニーの流れ、中間部のソロ・ピアノで聴かせる6曲目、個性的ながらジャズを感じる7曲目、浮遊感が音楽となるクラシック的な8曲目、牧歌的にゆったりする9曲目、きらびやかなピアノが印象的な10曲目、哀愁と変幻自在な構成で聴かせる11曲目。

2018年6月 8日 (金)

Sonate Pour Piano/Jean Barraque(ECM New Series 1621)

1621

Sonate Pour Piano/Jean Barraque(ECM New Series 1621)(輸入盤) - Recorded July 1996. Herbert Henck(P) - 1. Tres Rapide 2. Lent

(04/03/26)20世紀フランスの作曲家Jean Barraqueのピアノ・ソナタ。いきなり1曲目の冒頭からいかにも現代音楽的な難解な音使いでピアノがはじまります。そのままの姿勢で続くので、ある意味セシル・テイラーを想像してしまいましたが、当たらずとも遠からずか。記譜され、かつ調性のない(と思われる)旋律を弾き続けるのはかなり強靭な精神力だと思います。タイトルの通り2曲目のほうが内面を向いていて、厳かで静かです。

2018年6月 7日 (木)

Dolorosa/Dmitri Shostakovich/Peteris Vasks/Arfred Schnittke(ECM New Series 1620)

1620

Dolorosa/Dmitri Shostakovich/Peteris Vasks/Arfred Schnittke(ECM New Series 1620)(輸入盤) - Recorded June 1996. Stuttgarter Kammerorchester, Dennis Russell Davies(Cond) - Dmitri Shostakovich: 1-5. Chamber Symphony Op.110bis Peteris Vasks: 6. Musica Dolorosa Alfred Schnittke: 7-8. Trio Sonata

(04/03/26)3人の作曲家はそれぞれ旧ソ連、ラトヴィア、ロシアの20世紀現代音楽家で、’60-80年代作曲のオーケストラ作品を集めたもの。Dmitri Shostakovichは意外にドラマチックな構成で聴きやすいサウンドをもっています。クラシックと現代音楽の間をいく感じで叙情的な雰囲気も。現代的だけれど情熱もあり哀愁もふつふつと漂ってくるPeteris Vasksのタイトル曲。Arfred Schnittkeは現代味はちょっと強めでやや寒色系。

2018年6月 6日 (水)

Jatekok(Games) And Bach Transcriptions/Gyorgy Kurtag(P)(ECM New Series 1619)

1619

Jatekok(Games) And Bach Transcriptions/Gyorgy Kurtag(P)(ECM New Series 1619)(輸入盤) - Recorded July 1996. Marta Kurtag(P) - 1. Flowers We Are, Mere Flowres... (...enbracing Sounds) 2. J.S. Bach: Aus Tiefer Not Schrei Ich Zu Dir (BWV 687) In Memoriam Joannis Pilinszky 3. Preludium And Chorale 4. Knots 5. Antiphone In F-sharp 6. Dirge 1 7. Hommage A Christian Wolff (Half Asleep) 8. Play With Overtones 9. Perpetuum Mobile (Objet Trouve) 10. ...And Once More: Flowers We Are... 11. Beating - Quarrelling 12. Study To "Holderlin" 13. J.S. Bach: Gottes Zeit Ist Die Allerbeste Zeit Sonatina From "Actus Tragicus" (BWV 106) 14. Bells Hommage A Stravinsky 15. Furious Chorale 16. Hoquetus 17. Palm Stroke 18. Bluebell 19. Thistle 20. Stubbunny 21. Harmonica Hommage A Borsody Laszlo 22. Hommage A Domenico Scarlatti 23. Aus Der Ferne To Alfred Schlee On His 80th Birthday 24. J.S. Bach: Triosonata In E-flat major 1, 1 (BWV 525) 25. Dirge 1a 26. Dirge 2 In Memorium Ligeti Ilona 27. Tumble-Bunny 28. Hommage A Kurtag Marta 29. J.S. Bach: O Lamm Gottes Unschuldig (BWV Deest) 30. Evocation Of Petrushka Hommage A Farkas Ferenc 3 31. Adoration, Adoration, Accursed Desolation... Hommage A Farkas Ferenc 4 32. Hommage A Soproni In Memorium Matris Caissimae 33. Hommage A Halmagyi Mihaly 34. Scraps Of A Colinda melody - Faintly Recollected Hommage A Farkas Ferenc 2

(03/07/13)短い曲を34曲の演奏していて、2人の演奏(写真で見ると連弾のようです。)もあれば、いずれかの演奏もあります。英文で書かれた作曲方法は読んでませんが、ある種の法則を作って作曲、あるいは即興演奏をしたもののように思います。中にはバッハをモチーフにしたか、そのまま抜き取ってきたかのような演奏も何曲かあります。 クラシックなのですが、ECM的なジャズのピアノ・インプロヴィゼーションと垣根は低いのでは。

2018年6月 5日 (火)

Lieder Ohne Worte/Heinz Holliger(ECM New Series 1618)

1618

Lieder Ohne Worte/Heinz Holliger(ECM New Series 1618)(輸入盤) - Recorded June 1996. Thomas Zeheymair(Vin), Thomas Larcher(P), Ursula Holliger(Harp) - 1-7. Lieder Ohne Worte 2 8. Sequenzen Uber Johannes 1. 32 9. Trema 10-12. Praludium, Arioso Und Passacaglia 13-15. Elis 16-19. Lieder Ohne Worte 1

(04/03/10)20世紀スイスのオーボエ奏者で現代音楽家Heinz Holligerの作品集。曲も’60年代作曲のものから’90年代のものまで。ヴァイオリンとピアノ、ハープの独奏、ヴァイオリンの独奏、など曲によってさまざまな表現を見せますけれど、静かで内省的な部分が多く、やはり寒色系の難解なサウンドでせまってきます。ハープの曲も、やはり同じ感じで既成概念が通用しません。まさにジャケットの暗い基調の森と雪景色の雰囲気。

2018年6月 4日 (月)

In Full Cry/Joe Maneri(Cl, As, Ts, P) Quartet(ECM 1617)

1617

In Full Cry/Joe Maneri(Cl, As, Ts, P) Quartet(ECM 1617)(輸入盤) - Recorded June 1996. Mat Maneri(Electric Vln), John Lockwood(B), Randy Peterson(Ds, Per) - 1. Coaster And Finer 2. Tenderly 3. Outside The Dance Hall 4. A Kind Of Birth 5. The Seed And All 6. Pulling The Boat In 7. Nobody Knows 8. In Full Cry 9. Shaw Was A Good Man, Peewee 10. Lift 11. Motherless Child 12. Prelude To A Kiss

(03/09/29)7、11曲目がトラディショナル、2、12曲目がスタンダード/ジャズメン・オリジナル。他は参加者のフリー・インプロヴィゼーション。曲によって調子はずれに聴こえるのは音階を細分化する「微分音」によるもので、これが独特のサウンドや不安定感を生んでいます。おなじみの2、7曲目あたりもテーマの部分は分かるものの、危うげなハーモニーで、聴いていて失調感がある感じです。ただ、骨太な素朴感も何となく。フリーとは言え、咆哮はあまり激しくないし爆発しっぱなしというわけではないし、サウンドの点から内側にこもっていくような方向性もあります。でも、やっぱりハードなフリー。5曲目は珍しくピアノが入ってますがやっぱりマイペースの演奏。12曲目はソロピアノ。おなじみの曲なのにオリジナルに聴こえます。

2018年6月 3日 (日)

Cite De La Musique/Dino Saluzzi(Bandoneon)(ECM 1616)

1616

Cite De La Musique/Dino Saluzzi(Bandoneon)(ECM 1616) - Recorded June 1996. Marc Johnson(B), Jose M. Saluzzi(G) - 1. Cite De La Musique 2. Introduction Y Milonga Del Ausente 3. El Rio Y Abuelo 4. Zurdo 5. Romance 6. Winter 7. How My Heart Sings 8. Gorrion 9. Coral Para Mi Pequerno Y Lejano Pueblo

7曲目を除きディノ・サルーシの作曲。アルゼンチン出身のバンドネオン奏者。タンゴとジャズ(といっても両者とも伝統的なそれではない)との融合作品。バンドネオンが入ると、やはり哀愁が漂います。小編成でなかなか味があります。明るめで素朴な味の出ているタイトル曲の1曲目、淡色系のサウンドが織り成す情景が静かで複雑な2曲目、ちょっとリズミカルでスリリングな展開もあるラテン的な3曲目、淡い哀愁と浮遊感からノリの良い曲に変化していく4曲目、ギターがまず繊細なサウンドを提示するバラードの5曲目、まさに「冬」をイメージさせるような語り合いの6曲目、スタンダードを彼ら流に料理している静かな7曲目、ゴダールに捧げられた哀愁のある静かなソロの8曲目、やや憂いのあるバラードを展開する9曲目。

2018年6月 2日 (土)

A Hilliard Songbook/New Music For Voices/The Hilliard Ensemble(ECM New Series 1614/15)

1614

A Hilliard Songbook/New Music For Voices/The Hilliard Ensemble(ECM New Series 1614/15)(輸入盤) - Recorded March, April 1995 and March 1996. David James(Countertenor), Rogers Covey-Crump(Tenor), John Potter(Tenor), Gordon Jones(Baritone), Barry Guy(B) - Barry Guy: 1. Un Coup De Des Morton Feldman: 2. Only Ivan Moody: 3-6. Endechas Canciones Piers Hellawell: 7. True Beautie 8. On Black And White 9. True Beautie 10. Emerodde 11. True Beautie 12. Iasent 13. True Beautie 14. By Falshood Paul Robinson: 15. Incantation Veljo Tormis: 16. Kullervo's Message Anonymous: 17. Adoro Te Devote James MacMillan: 18. ...Here In Hiding... Arvo Part: 19. And One Of The Pharisees... 20. Summa Elizabeth Liddle: 21. Whale Rant Joanne Metcalf: 22. Music For The Star Of the Sea Michael Finnissy: 23. Stabant Autem Inxta Crucem John Casken: 24. Sharp Thorne Ivan Moody: 25-27. Canticum Canticorum 1

(04/03/26)主に20世紀現代音楽家たちの作品集(1曲のみグレゴリオ聖歌があります)。ベース奏者のBarry Guyは自作の1曲目のみに参加していて、音響効果的な難解な楽器の出だしとたゆたうよう(一部実験的)な旋律の対比。ただ、他の曲は現代音楽とはいっても分かりやすい旋律を持ったものが多く、いつもの彼らのペース。ただ、声楽だから耳にすんなり入ることが多いと思うので、実際はけっこう複雑な楽譜だと思います。

2018年6月 1日 (金)

Toward And Margins/Evan Parker(Ss, Gong) Electro-Accoustic Ensemble(ECM New Series 1612)

1612

Toward And Margins/Evan Parker(Ss, Gong) Electro-Accoustic Ensemble(ECM New Series 1612)(輸入盤) - Recorded May 1996. Burry Guy(B), Paul Lytton(Per, Live Electronics), Philipp Wachsmann(Vln, Viola, Live Electronics, Sound processing), Walter Prati(Live Electronics, Sound Processing), Marco Vecchi(Live Electronics, Sound Processing) - 1. Toward The Margins 2. Turbulent Mirror 3. Field And Figure 4. The Regenerative Landscape (For AMM) 5. Chain Of Chance 6. Trahutten 7. Shadow Without An Object 8. Epanados 9. Born Cross-Eyed (Remembering Fuller) 10. Philipp's Pavilion 11. The Hundred Books (For Idries Shah) 12. Contra-Dance

(03/09/13)New Seriesからの発売。この2年後に似たようなメンバーで録音したアルバムはECMの方から出ていて、作曲方法や、非イディオム的なフリー・インプロヴィゼーションの手法も似ています。現代音楽と言えないこともないですが、ボーダーレスでややジャズ(?)寄りの作品になっているのでは。生音が主な曲、エレクトロニクスを多用した曲など、さまざまですが、フレーズによらないサウンドが主体のためやや聴く人を選びます。

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