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2018年5月

2018年5月31日 (木)

ANA/Ralph Towner(G)(ECM 1611)

1611

ANA/Ralph Towner(G)(ECM 1611) - Recorded March 1996. - 1. The Reluctant Bride 2. Tale Of Saverio 3. Joyful Departure 4. Green And Golden 5. I Knew It Was You 6. Les Douzilles 7. Veldt Seven Pieces For Twelve Strings: 8. Between The Clouds 9. Child On The Porch 10. Carib Crib(1) 11. Slavic Mood 12. Carib Crib(2) 13. Toru 14. Sage Brush Rider

全曲ラルフ・タウナー作曲で、ソロギター。多重録音なしでの演奏。前半7曲がクラシック・ギター、後半7曲が12弦フォークギターでのアプローチ。思索的で硬質なヒーリング構造のあるギター ・サウンド。クラシック的哀愁がまた癒される感じの1曲目ではじまって、やはりクラシックギターの音色を生かしたメロディアスでやや静かな音世界がどの曲も広がっていきます。3、5曲目はストローク的なハーモニーもありやや明るい世界。明るさとメロディとアルペジオの同時進行の素晴らしさのある4曲目、ちょっと目まぐるしい曲調の6、7曲目。12弦の方は8-12曲目がそれぞれ1分台の小品が続きますが、スペイシーで思索的な曲調のものもあればストロークで明るめの曲調のものも。14曲目が意外に元気でジャジーな演奏。

2018年5月30日 (水)

Agram/Lena Willemark(Vo, Vln, Viola), Ale Moller(Mandola, Lute, Natural Flutes, Folk-Harp, Shawn, Wooden Trumpet, Hammered Dulcimer)(ECM 1610)

1610

Agram/Lena Willemark(Vo, Vln, Viola), Ale Moller(Mandola, Lute, Natural Flutes, Folk-Harp, Shawn, Wooden Trumpet, Hammered Dulcimer)(ECM 1610) - Recorded Merch 30 - April 3, 1996. Palle Danielsson(B), Mats Eden(Dsone-Fiddle), Tine Johanson(Per), Jonas Knutsson(Ss, Bs, Per) - 1. Syster Glas 2. Agram 3. Sasom Fagelen 4. Fastan 5. Bjornen 6. Samsingen 7. Per Andsu Lietjin 8. Josef Fran Arimatea 9. Lager Och Jon 10. Blamairi 11. Slangpolskor 12. Elvedansen 13. Simonpolskan

2人のECM2枚目の作品。北欧のトラディショナルが多く、リーダーの2人それぞれの作品や、他者の作品も。ヴォーカルとマルチ・インストルメント。もろにスカンジナヴィア地方のフォークソングという感じです。ベースだけがジャズ畑出身か。若干のインプロヴィゼーションはある?ものの、民族音楽のつもりで聴いた方 がいいと思います。インストルメンタルでちょっと陽気さも併せ持つ1曲目からはじまりますが、個人的にはレーナ・ヴィッレマルクの鋭くて北欧独特の旋律を持つ、例えば2-3、5-6、8-10、12曲目のような個性的なヴォーカルの曲の方が好みです。それにしてもトラディショナル(それを元にしてアレンジを加えたものも)の何と素朴で深いことよ。5曲目の合唱の鋭さはなかなか強力。意外に変化に富んでます。

2018年5月29日 (火)

Sankt Gerold/Paul Bley(P), Evan Parker(Ss, Ts), Barre Phillips(B)(ECM 1609)

1609

Sankt Gerold/Paul Bley(P), Evan Parker(Ss, Ts), Barre Phillips(B)(ECM 1609) - April 1996. - 1. Variations 1 2. Variations 2 3. Variations 3 4. Variations 5 6. Variations 6 7. Variations 7 8. Variations 8 9. Variations 9 10. Variations 10 11. Variations 11 12. Variations 12

サンクト・ジェロルド修道院での録音。そして、このメンバーでは2枚目にあたります。なかなかスゴいメンバーが集まったなあ、という感じで、やることも当然ながら、その通り。内容はドシャメシャではありませんが、かなりハード・コアなフリー・インプロヴィゼーションの世界で、曲名もヴァリエーション1から12まで、と割り切っています。トリオの演奏は5曲、それぞれのソロでの録音は7曲あります。楽器本来の音色や音程を飛びこえた部分もあって、それがハードな要素を強めているのかも しれません。個人的にはポール・ブレイのソロが一番好みかなあ、と思いましたが、10曲目のエヴァン・パーカーのソロも超絶技巧でハイテンション。聴くのに少々覚悟が必要かもしれないので、聴く人を選ぶアルバムではあります。(00年10月4日発売)

2018年5月28日 (月)

Skywards/Terje Rypdal(G)(ECM 1608)

1608

Skywards/Terje Rypdal(G)(ECM 1608) - Recorded February 1996. Palle Mikkelborg(Tp), Tarje Tonnesen(Vln), David Darling(Cello), Christian Eggen(P, Key), Paolo Vinaccia(Ds, Per), Jon Christensen(Ds) - 1. Skywards 2. Into The Wilderness 3. It's Not Over Until The Fat Lady Sings! 4. The Pleasure Is Mine, I'm Sure 5. Out Of This World (Sinfonietta) 6. Shining 7. Remember To Remember

邦題「空へ」。全曲テリエ・リピダルの作曲。プログレッシブロックもクラシックもフリーの風味もある静かめのサウンド。北欧の気候のような暗いもやのかかった曲が多い。ドラムスは自由に、ロックのようなギターとトランペットがシンセサイザーに包まれる1曲目、サウンドが効果音のように現れて重厚な雰囲気をもたらし、それを時に切り裂くギターの2曲目、ヴァイオリン、チェロ、ピアノにギターが絡む明るめの3曲目、重厚なストリングスやシンセサイザーなどをバックにギターが舞う4曲目、トランペットとドラムスで始まり叙情的にギターやピアノが登場したり後半静かになったりと、ドラマチックに進行していく15分台の5曲目、静かな場面からトランペットが浮かび上がる6曲目、ヴァイオリンとピアノがクラシックのように響く7曲目。

2018年5月27日 (日)

Angel Song/Kenny Wheeler(Tp, Flh), Lee Konitz(As), Dave Holland(B), Bill Frisell(G)(ECM 1607)

1607

Angel Song/Kenny Wheeler(Tp, Flh), Lee Konitz(As), Dave Holland(B), Bill Frisell(G)(ECM 1607) - Recorded February 1996. - 1. Nicolette 2. Present Past 3. Kind Folk 4. Unti 5. Angel Song 6. Onmo 7. Nonetheless 8. Past Present 9. Kind Of Gentle

全曲ケニー・ホイーラーの作曲。リー・コニッツは甘いトーンのメロディアスなフレーズで淡々と演奏しますが、本来別世界の彼が逆にいい味を出しています。ビル・フリゼールの 揺らぐギターも聴きもの。8分の6拍子でメロディアスな1曲目、前半は全員が同時に演奏するわけではなく、中盤から出揃うまったりした進行と憂いのある12分台の2曲目、8分の6拍子で聴きやすい哀愁系の語り合いが続く3曲目、中盤8ビートでややリズミカルに進んでいく4曲目、自由な語り合いの後に印象的なテーマが来るボッサ的なタイトル曲の5曲目、ラテンノリの部分もある、ソロが勢いのある6曲目、変拍子の上を淡々とソロが進んでいく7曲目、郷愁を感じるようなメロディでせまる8曲目、懐かしさのあるしっとりとしたバラードを奏でる9曲目。

2018年5月26日 (土)

Variations/Webern/Ustvolskaya/Silbestrov/Boulez/Ingrid Karlen(P)(ECM New Series 1606)

1606

Variations/Webern/Ustvolskaya/Silbestrov/Boulez/Ingrid Karlen(P)(ECM New Series 1606)(輸入盤) - Recorded January 1996. - Anton Webern: 1-3. Variation Fur Klavier Op.27 Galina Ustvolskaya: 4. Sonata No.3 For Piano Valentin Silvestrov: 5. Elegy Galina Ustvolskaya: 6. Sonata No.5 For Piano Pierre Boulez: 7-18. Douze Notations Pour Piano

(04/03/09)20世紀の現代音楽家たちのピアノの曲を演奏しています。「ヴァリエーションズ」とあるとおり、ウィーン、ロシア、ウクライナ、フランスとさまざまな作曲家を取り上げていて、作曲家によってその色が出ているけれども、その難解さについては、やはり現代音楽だなあ、という共通した印象があります。Ustvolskayaの曲は難解ながら4曲目は叙情性も何となく感じ取れます。Silbestrovはスペイシー。Boulezは12個の断片の連なり。

2018年5月25日 (金)

Sonatas For Vilolin And Piano/Charles Ives(ECM New Series 1605)

1605

Sonatas For Vilolin And Piano/Charles Ives(ECM New Series 1605)(輸入盤) - Recorded December 1995. Hansheinz Schneeberger(Vln), Daniel Cholette(P) - 1-3. First Violin Sonata 4-6. Second Violin Sonata 7-9. Third Violin Sonata 10-12. Fourth Violin Sonata

(04/03/09)Charles Ivesは20世紀アメリカの現代音楽家(本業は保険会社経営)。アマチュア作曲家とも言われた事があり、その方法論は他からほとんど影響を受けず、独自なもので難解らしいです。確かにヴァイオリンとピアノのソナタにしては引っかかる不安定なフレーズが多く、急に意外な展開をするような場面も。はっきりとしつつも浮遊感を感じる、と言ったらいいのか。ただ、独自なサウンドなので、その点は印象に残ります。

2018年5月24日 (木)

War Orphans/Bobo Stenson(P) Trio(ECM1604)

1604

War Orphans/Bobo Stenson(P) Trio(ECM1604) - Recorded May 1997. Anders Jormin(B), Jon Christensen(Ds) - 1. Oleo De Mujer Con Sombrero 2. Natt 3. All My Life 4. Eleventh Of Journey 5. War Orphans 6. Sediment 7. Bengali Blue 8. Melancholia

ボボ・ステンソンの曲は7曲目のみで、アンデルス・ヨーミンの曲が3曲(2、4、7曲目)です。オーネット・コールマン作が2曲(3、5曲目)、デューク・エリントン 作が1曲(8曲目)ありますが、非常に叙情的なサウンドに仕上がっています。キューバの作曲家の作品を自分流の繊細なポップナンバーに仕立て上げている1曲目、少しミステリアスな音使いながらも叙情的に進んで盛り上がる2曲目、オーネット流ではないが彼ら流のフリーにやや傾倒している3曲目、メカニカルでいて耽美的でもある不思議な感触の4曲目、静かにしっとりと奏でるタイトル曲の5曲目、浮遊感のあるメロディと間の取り方で語りかける6曲目、3者のインター・プレイで自由に行き来する8曲目、オリジナルのように伸縮自在なフレーズで飛び回る8曲目。

2018年5月23日 (水)

Leosia/Tomasz Stanko(Tp)(ECM 1603)

1603

Leosia/Tomasz Stanko(Tp)(ECM 1603)(輸入盤) - Recorded January 1996. Bobo Stenson(P), Anders Jormin(B), Tony Oxley(Ds) - 1. Morning Heavy Song 2. Die Weisheit Von Le Comte Lautreamont 3. A Farewell To Maria 4. Brace 5. Trinity 6. Forlorn Walk 7. Hungry Howl 8. No Bass Trio 9. Euforila 10. Leosia

(99/04/21)トランペットの響きがいい感じ。このメンバーでは2作目で、6曲目を除き、比較的ゆったりした中に緊密なやり取り。トーマス・スタンコによる作品は1-3、7、9-10曲目。他の曲は参加メンバーでのフリー・インプロヴィゼーションと思われますが、美しさは損なわれていません。独特な憂いをたたえた哀愁の響きは1、3曲目のテーマではっきりと聴きとることができます。流れるように叙情的に進んでいく2曲目、まさに静かなベースとドラムスのフリーの4曲目。5曲目はトランペットが、6曲目はピアノが、8曲目はベースがいないトリオでの演奏。緊張感がありつつ、しっとり系な7曲目、チャカポコする音の上を控え目にブロウするトランペットの9曲目、自由度が高いながら一本スジが通っているタイトル曲の10曲目。

2018年5月22日 (火)

A Closer View/Ralph Towner(G)/Gary Peacock(B)(ECM1602)

1602

A Closer View/Ralph Towner(G)/Gary Peacock(B)(ECM1602) - Recorded December 1995. - 1. Opalesque 2. Viewpoint 3. Mingusiana 4. Creeper 5. Infrared 6. From Branch To Branch 7. Postcard To Salta 8. Toledo 9. Amber Captive 10. Moor 11. Beppo 12. A Closer View

2人のインプロヴィゼーションが4曲(1、6-7、9曲目)、ラルフ・タウナー作が7曲(2-5、8、11-12曲目)、ゲイリー・ピーコック作は1曲(10曲目)。「オラクル」に引き続き 2人のデュオ。2人の緊密なプレイはやや緊張感のある音楽を紡ぎ出しています。美しい書き譜の映画音楽のような展開の1、7曲目、ギターソロで哀愁のあるフレーズを奏でる2曲目、哀しみを背負いつつ淡々と語りかける3、9曲目、ややテンポが上がり、絡み合いながら進む4曲目、スリリングな速いフレーズで勝負している5曲目、ギターのフレーズとベースの応酬の6曲目、ギターソロで変拍子リズムが印象的な8曲目、ベースソロからギターの応酬が入るフリーの10曲目、途中からリズミカルに進行する11曲目、メカニカルなタイトル曲の12曲目。

2018年5月21日 (月)

Nouvelle Vague-The Complete Soundtrack/Jean-Luc Godard(ECM New Series 1600/01)

1600

Nouvelle Vague-The Complete Soundtrack/Jean-Luc Godard(ECM New Series 1600/01) - Winter(Dino Saluzzi), Far Away Lights(David Darling), Distant Fingers(Patti Smith), Charta Koa(Jean Schwartz), Solo Cello(David Darling), Kammer-Symphonie(Werner Pirchner), Blue Tango(Paolo Conte), Do You Be(Meredith Monk), Sonate Vom Rauhen Leben(Werner Pirchner), Do You Know Emperor Joe(Werner Pirchner), Transmutation(Dino Saluzzi), Mathis Der Maler, Grablegung(Paul Hindemith), Trauermusik(Paul Hindemith), Mathis Der Maler, Vershchung Des Heiligen Antonius(Paul Hindemith), Solo Cello(David Darling), Clouds(David Darling), Andina(Dino Saluzzi), Solo Cello And Voice(David Darling), Winter(Dino Saluzzi), Solo Cello And Voice(David Darling), Trema Fur Violoncello Solo(Heinz Holliger), Kleine Messe Un "C" Fur Den Lieben Gott(Werner Pirchner), Sonate Fur Viola(1937)(Paul Hindemith), Crossing(Paul Giger), Verklarte Nacht(Arnold Schoenberg), Sonate Fur Bratsche Und Klavier Op.11/4(Paul Hindemith), Verklarte Nacht(Arnold Schoenberg), A Zaza(Gabriella Ferri), Verklarte Nacht(Arnold Schoenberg), Sonate Fur Bratsche Allein Op. 25/1(Paul Hindemith), Mathis Der Maler, Grablegung(Paul Hindemith), Trauermusik(Paul Hindemith), Far Away Lights(David Darling), Winter(Dino Saluzzi)

(02/06/24)ゴダールの映画「ヌーベルバーグ」サウンドトラック完全盤。セリフも入っていて、おそらく映画の通りに進行、そして曲もその通りに挿入されているのだろうと思います。映画の雰囲気は伝わってきますが、どうせなら映像で見たいところ。ただし、地味な、というよりは渋い映画であろうと想像されますが。音楽が目当てだとちょっと肩透かし。ECMとしては異端のアルバム作りには違いないので、ECMファンよりも映画ファン向けか。

2018年5月20日 (日)

Dal Niente/Lachenmann/Stockhausen/Stravinsky/Boulez/Scelsi/Yun/Eduard Brunner(Cl)(ECM New Series 1599)

1599

Dal Niente/Lachenmann/Stockhausen/Stravinsky/Boulez/Scelsi/Yun/Eduard Brunner(Cl)(ECM New Series 1599)(輸入盤) - Recorded October 1995. - Isang Yun: 1. Piri Igor Stravinsky: 2-4. Three Pieces For Clarinet Solo 5. Piece For Clarinet Solo Pierre Boulez: 6-17. Domaines Pour Clarinette Seule Karlheinz Stockhausen: 18. In Freundschaft Giacinto Scelsi: 19. Preghiera Per Un'ombra Helmut Lachenmann: 20. Dal Niente (Interieur 3)

(04/03/09)何とクラリネットのソロでのアルバム。収録時間は70分も。しかも、取り上げているのは20世紀の各方面の現代音楽家の作品なので、無機的かつ、難解な曲が多いです。小品ですが、ストラヴィンスキーの曲もあります。吹きまくったり咆哮するというよりは、スペイシーな中で技巧を尽くしてクラリネットの現代的な世界を表現している、といった感じ。作曲家ごとの曲の区別は私には難しいですが、タイトル曲は特にスペイシー。

2018年5月19日 (土)

Musik Fur Streichinstrumente/Gyorgy Kurtag(ECM New Series 1598)

1598

Musik Fur Streichinstrumente/Gyorgy Kurtag(ECM New Series 1598)(輸入盤) - Recorded November 1995. Keller Quartett: Andras Keller(Vln), Janos Pilz(Vln), Zoltan Gal(Viola), Otto Kertesz(Cello) - 1. Aus Der Ferne 3 Fur Streichquartett 2. Officium Breve In Memoriam Andreae Szervanszky Op.28 3. Ligatura - Message To Frances - Marie (The Answered Unanswered Question) Op. 31/b 4-9. Quartetto Per Archi Op.1 10-21. Hommage A Mihaly Andras 12 Mikroludien Fur Streichquartett Op.13 22. Litagura - Message To Frances - Marie (The Answered Unanswered Question) Op. 31/b

(03/09/21)Gyorgy Kurtagは20世紀の現代音楽家。弦楽四重奏団の演奏で、’50年代、’70-’90年代の作曲。やはり難解なハーモニーとメロディ(?)が中心ですが、色調は青く深く、時々膨れ上がりながらも沈潜していくようなサウンド。ダイナミックレンジは広く、抽象画を見ているように心の中に入り込んできます。2曲目にごくわずかにしっとりする場面があります。3曲目と22曲目は同じ曲のヴァージョン違い になっています。

2018年5月18日 (金)

Three Men Walking/Joe Maneri(Cl, As, Ts, P)/Joe Morris(G)/Mat Maneri(Vln)(ECM 1597)

1597

Three Men Walking/Joe Maneri(Cl, As, Ts, P)/Joe Morris(G)/Mat Maneri(Vln)(ECM 1597)(輸入盤) - Recorded October and November 1995. - 1. Calling 2. What's New 3. 3. Bird's In The Belfry 4. If Not Now 5. Let Me Tell You 6. Through A Glass Darkly 7. Three Men Walking 8. Deep Paths 9. Diuturnal 10. Fevered 11. Gestalt 12. To Anne's Eyes 13. Arc And Point 14. For Josef Schmid

(04/02/06)微分音(音程を通常より細かくしている)のインプロヴィゼーション系のアルバム。ただ、本当に微分音かというと、あまり自信がなく、音程の揺らぎのようにもとれます。各メンバーのソロでの演奏が14曲中7曲、3人のフリー・インプロヴィゼーションと思われる曲が6曲、そして2曲目はスタンダードの「ホワッツ・ニュー」ですが、何ともはや、彼らのオリジナルと言われても仕方のないような音使いで、しかも9分を超える演奏となっています。リズム楽器はないので、総じてメロディ(音程)の微妙なズレによる失調感と、3人のゆるいまとまり、硬質なフリーのせめぎあいで、他ではなかなか聴けないサウンド世界を構築しています。ギターは派手ではないけれど、危なげな不安定なフレーズを弾く感じがまた面白い。

2018年5月17日 (木)

North Story/Misha Alperin(P)(ECM 1596)

1596

North Story/Misha Alperin(P)(ECM 1596)(輸入盤) - Recorded September 1995. Arkady Shilkloper(French Horn, Flh), Tore Brunborg(Ts), Terje Gewelt(B), Jon Christensen(Ds) - 1. Morning 2. Pssalm No.1 3. Ironical Evening 4. Alone 5. Afternoon 6. Psalm No.2 7. North Story 8. Etude 9. Kristi-Blodsdraper(Fucsia)

(99/05/05)ホーンが入ったオーソドックスな編成なのですが、クラシックに近いアプローチかも。北欧ジャズの硬質で深い、しかも冷めたサウンドが響いてきます。ラストの曲を除いてミシャ・アルペリンの作曲で、スペイシーな中をゆらゆらと漂っているインプロヴィゼーションが心地良い感じ。薄暮、あるいは夜明けのどんよりした空から光が垣間見えるような風景が心の中に刻み込まれていきます。訥々と、あるいはクールに語りかけてくるフレーズ。3曲目などは書かれた部分も多そうで、曲やフレーズの構成がカッチリとして現代音楽的なインプロヴィゼーションながらも、彼の個性がよく出ています。5、8曲目も似たアプローチながら、よりハードでジャズ的。しっとりとピアノだけで聴かせる4曲目も印象的。

2018年5月16日 (水)

Trio In Es-Dur, Nottunrno/Franz Schubert(ECM New Series 1595)

1595

Trio In Es-Dur, Nottunrno/Franz Schubert(ECM New Series 1595)(輸入盤) - Recorded July 1995. Jorg Ewald Dahler(P), Hansheinz Schneeberger(Vln), Thomas Demenga(Cello) - 1-4. Trio In Es-Dur Fur Klavier, Violine Und Violoncello Op.100, D929 5. Trio In Es-Dur Fur Klavier, Violine Und Violoncello Op.148, D897 Notturno

(04/04/11)19世紀オーストリアの作曲家、シューベルトのピアノ、ヴァイオリン、チェロのトリオでの作品。解釈についてはよく分かりませんが、温かみを感じる演奏で、この時代の演奏は難解さもなく、安心して落ち着いて聴けると思います。 ドラマチックな構成を持つ室内楽で、しかも室内楽的な気楽さをもって、クラシック的に聞かせてくれる演奏。4曲目の最後は大団円。タイトル曲の5曲目は9分ながらしっかりとした演奏が聴けます。

2018年5月15日 (火)

As It Is/Peter Erskine(Ds)(ECM 1594)

1594

As It Is/Peter Erskine(Ds)(ECM 1594) - Recorded September 1995. Palle Danielsson(B), John Taylor(Ds) - 1. Glebe Ascending 2. The Lady In The Lake 3. Episode 4. Woodcocks 5. Esperance 6. Touch Her Soft lips And Part 7. Au Contraire 8. For Ruth 9. Romeo & Juliet

ピーター・アースキン作は2曲(2、9曲目)のみで、ジョン・テイラー作が5曲。このメンバーでは3作目で、緊密で自由な音世界が広がります。 サウンドは前2作と近い。冷たい感触で緊張感をはらみながら淡々と進んでいく叙情感のある1曲目、ゆったりしっとりとスペイシーにはじまり、徐々に盛り上がる2曲目、パーカッシヴでスリリング、エキゾチックな味付けの曲の3曲目、変拍子のビートが頭に残り、耽美的でもある4曲目、ヴィンス・メンドゥーサ作のやや明るめの感触の後半ドラムスも目立つ5曲目、温かみのあるメロディのバラードの6曲目、空間的で妖しい美しさではじまり後半にフリーの局面も多いの10分台の7曲目、研ぎ澄まされたフレーズで3人が寄り添う8曲目、叙情的にゆったりと切なさを伴いながら進む9曲目。

(注)’16年に ECM 1497, 1532, 1594, 1657がECM 2490-93のBOXセットになりました。

2018年5月14日 (月)

The River/Ketil Bjornstad(P), David Daring(Cello)(ECM 1593)

1593

The River/Ketil Bjornstad(P), David Daring(Cello)(ECM 1593) - Recorded June 1996. - The River 1 - 12

全曲ケティル・ビヨルンスタの作曲。ピアノとチェロのデュオです。しかもアルバム中の12曲のタイトルは 「1」から「12」。書かれた譜面による演奏なのでしょうか。視覚的には上流で川ができてから、河口にたどり着くまでをドラマチックに表現しているというイメージ。クラシックかヒーリングミュージックという印象に近いかも。1曲目から穏やかなメロディのゆったりしたデュオではじまります。2曲目で短調になって、もやのかかった情景になり、水が川になって流れていくドラマが曲を追うごとに進んでいきます。そして、長調、短調が入り交じりながら比較的なだらかなヨーロッパの川の風景、それも森や田園風景を通っていくのを想像させるような。急速調の曲がないところからもうかがえます。静かな中でも8曲目がやや盛り上がるか。

2018年5月13日 (日)

Litany/Arvo Part(ECM New Series 1592)

1592

Litany/Arvo Part(ECM New Series 1592) - Recorded September 1995. David James(Countertenor), Rogers Covey-Crump(Tenor), John Potter(Tenor), Gordon Jones(Bass), Tallin Camber Orchestra, Tonu Kaljuste(Cond), Lithuanian Chamber Orchestra, Saulius Sondeckis(Cond) - 1. Litany 2. Psalom 3. Trisagion

(02/08/03)アルヴォ・ペルトの作品が3曲。現代音楽。1曲目のタイトル曲はタリン室内管弦楽団とヒリヤード・アンサンブルのメンバーでの演奏。邦題「連祷」とは、応答形式で祈りが繰り返される祈祷とのこと。やはり荘厳な宗教音楽のイメージ。2-3曲目はリトゥアニア室内管弦楽団の演奏。2曲目「詩篇」は静謐から浮かび上がってくるようなサウンドです。3曲目も深いところからわき上がってくる寒色系のメロディが印象的。

2018年5月12日 (土)

Alina/Arvo Part(ECM New Series 1591)

1591

Alina/Arvo Part(ECM New Series 1591) - Recorded July 1995. Vladimir Spivakov(Vln), Sergej Bezrodny(P), Dietmar Schwalke(Cello), Alexander Malter(P) - 1. Spiegel Im Spiegel 2. Fur Alina 3. Spiegel Im Spiegel 4. Fur Alina 5. Spiegel Im Spiegel

音を極限まで切り詰め、シンプルな音律と反復による「ティンティナブリ様式」という手法の曲とのこと。1、5曲目はヴァイオリンとピアノ、3曲目はチェロとピアノで演奏されていますが3つとも同じ曲。小さい音で、メロディがゆったりと流れていきます。2、4曲目も同じ曲で静謐な中にピアノの音が間を生かして選ばれています。ただし同じ曲でもそれぞれ解釈が違っているそうなのですが、聴いた限りではあまり区別はつきませんでした。(00年2月23日発売)

2018年5月11日 (金)

Crystallisatio/Erkki-Sven Tuur(ECM New Series 1590)

1590

Crystallisatio/Erkki-Sven Tuur(ECM New Series 1590)(輸入盤) - Recorded 1994-1995. Talinn Chamber Orchestra, Estonian Philharmonic Chamber Choir, Tonu Kaljuste(Cond) - 1. Architectonics 4 2. Passion 3. Illusion 4. Crystallisatio 5. Requiem

(04/03/09)Erkki-Sven Tuurは20世紀エストニア出身の現代音楽家で、ここでの曲は’90年代に作曲されたもの。5曲目のみ混声合唱団も加わっています。彼はプログレッシヴ・ロック出身でもあるそうですが、ここではバリバリの硬派の現代音楽が展開されています。でもタイトル曲の4曲目にはLive Electronicsも使用。全体的には蒼系のサウンド。5曲目は重厚で荘厳な部分のある合唱とオーケストラの演奏。そこはなかなか迫力。

2018年5月10日 (木)

Volcano Songs/Meredith Monk(Voice)(ECM New Series 1589)

1589

Volcano Songs/Meredith Monk(Voice)(ECM New Series 1589)(輸入盤) - Recorded July 1995. Katie Geissinger(Voice), Harry Huff(P), Nurit Tilles(P), Allison Easter(Voice), Dina Emerson(Voice) - Volcano Songs: Duets: 1. Walking Song 2. Lost Wind 3. Hips Dance 4. Cry #1 5. New York Requiem Volcano Songs: Solos: 6. Offering 7. Boat Man 8. Skip Song 9. Old Lava 10. Cry #2 11. St Petersburg Waltz 12. Three Heavens And Hells Light Songs: 13. Click Song #1 14. Click Song #2

(03/09/21)’80年代から’90年代前半にかけて作曲された、比較的短い作品集。デュオ、ソロ、4人でのヴォイス、ピアノの伴奏、あるいはピアノのみと、さまざまな表現手段。ヴォーカルというよりは全般的にヴォイスパフォーマンスで、息のもれる声、うめきのような声、不協和音での、あるいは浮遊感のあるハーモニー、突き刺さるような相変わらずの声。普通の表現の部分もありますが、相変わらず声での表現領域に挑戦しています。

2018年5月 9日 (水)

Les Violences De Remeau/Louis Sclavis(Cl, Bcl, Ss) Sextet(ECM1588)

1588

Les Violences De Remeau/Louis Sclavis(Cl, Bcl, Ss) Sextet(ECM1588)(輸入盤) - Recorded September 1995 and January 1996. Yves Rovert(Tb), Dominique Pifarely(Vln), Francios Raulin(P, Key), Bruno Chevillon(B), Francis Lassus(Ds) - 1. Le Diable Et Son Train 2. De Ce Trait Enchante 3. <> 4. Charmes 5. La Torture D'alphise 6. Usage De Faux 7. Reponses A Gavotte 8. Charmes 9. Pour Vous...Ces Quelques Fleurs 10. Ismenor 11. Post-Mesotonique

ルイ・スクラヴィスの作曲は2曲(2、7曲目)で、メンバーの作曲も多し。小品(3、5、8曲目)も挟みこまれています。曲目にAct XXのScene XXとあるので、劇の音楽なのか。次々に変化していくインプロヴィゼーションの中にクラシック(というよりも現代音楽か)の香りがやや強い感じ。書き譜のようなサーカスのようなファンク、かつ中間部は静かでドラマチックな1曲目、クラシック的でアヴァンギャルドの要素も併せ持ち、どんどんサウンドが変わる2、6曲目、刺激的な音使いのフリーのような4曲目、フレーズが飛び、叫びまくる、それでいてメロディアスな要素もある7曲目、ちょっとまったりしたフリーのようなサウンドが続く9曲目、曲の中にあるユニゾンの速いフレーズが魅力的な10曲目、ちょっとのどかな感じもある11曲目。

2018年5月 8日 (火)

Caoine-Biber/Hartke/Reger/Rochberg/Bach/Michelle Makarski(Vln)(ECM New Series 1587)

1587

Caoine-Biber/Hartke/Reger/Rochberg/Bach/Michelle Makarski(Vln)(ECM New Series 1587)(輸入盤) - Recorded June 1995. - Heinrich Ignaz Franz Biber: 1. Passacaglia In G Minor Stephen Hartke: 2. Caoine Max Reger: 3. Chaconne From Sonata In A Minor Op.91 George Rochberg: 4-14. Caprice Variations Johann Sebastian Bach: Partita Nr.1 In B Minor BWV1002

(04/04/11)有名なバッハを含め、17世紀の作曲家から20世紀の現代音楽家までの、さまざまな曲を集めたヴァイオリンのソロのアルバム。Heinrich Ignaz Franz Biberとバッハはやはりバロック音楽ですが、タイトル曲の現代音楽家Stephen Hartkeの作品も、引っかかりのあるフレーズですが、まあ聴きやすい仕上がりになっています。3曲目は哀愁しっとり系。George Rochbergの作品はやや難解な現代音楽らしい仕上がりです。

2018年5月 7日 (月)

Meeting Point/Egberto Gismonti(P)(ECM 1586)

1586

Meeting Point/Egberto Gismonti(P)(ECM 1586) - Recorded June 1995. Lithuanian State Symphony Orchestra, Gintaras Rinkevicius(Cond) - 1. Strawa No Sertao - Zabumba 2. Strawa No Serato - Maxixe 3. Musica Para Cordas 4. Frevo 5. A Pedrinha Cai 6. Eterna 7. Musica De Sobrevivencia

作曲は全曲エグベルト・ジスモンチ。ECMからの発売ですが、クラシックや現代音楽の雰囲気が濃く、New Seriesでも良かったのかな、と思います。正規の教育を受けているとのことで、曲も本格的。ブックレットにも一部オーケストラの楽譜が載っています。3、7曲目はアレンジを変えての再演曲。クラシックの香りで緩急自在な展開を示す、わずか各2分強の組曲になっている1-2曲目、比較的分かりやすいメロディで、ちょっと哀愁も含んだまろやかな、そして綾織り的なサウンドもある13分台の現代音楽の3曲目、ピアノがカラフルに舞い飛び、そこにオーケストラが絡む4曲目。やはり組曲になっているような、ピアノが活躍する急速調の5曲目と、ゆったりとした6曲目。かつてのアルバムタイトル曲の凝縮版(?)の7曲目。

2018年5月 6日 (日)

Visible World/Jan Garbarek(Ss, Ts, Key, Per, Maraaker, Cl)(ECM 1585)

1585

Visible World/Jan Garbarek(Ss, Ts, Key, Per, Maraaker, Cl)(ECM 1585) - Recorded June 1995. Rainer Bruninghaus(P, Synth), Eberhard Weber(B), Marilyn Mazur(Per, Ds), Manu Katche(Ds), Trilok Gurtu(Tabla), Mari Boine(Vo) - 1. Red Wind 2. The Creek 3. The Survivor 4. The Healing Smoke 5. Visible World 6. Desolate Mountains 1 7. Desolate Mountains 2 8. Visible World 9. Giulietta 10. Desolate Mountains 3 11. Pygmy Lullaby 12. The Quest 13. The Arrow 14. The Scythe 15. Evening Land

11曲目のトラディショナルを除き、ヤン・ガルバレクの作曲ないしは共作。「トゥエルヴ・ムーン」とだいたい同じメンバーですが、今回は彼の多重録音(ではないものもあります)に共演者(曲によって参加者や人数が変化)が音を重ねているようです。多くの曲は日本人の心の琴線に触れる(特に2-3、12曲目か)、素朴ではっきりとしたサックスのメロディと響きがかなり印象的。1曲目は多重録音の美しい哀愁のメロディ。3曲目の哀愁とその迫力あるサウンドも見事。タイトル曲の5、8曲目はスペイシーでミステリアス。同じようなな方面の曲は6曲目、静かな折衷路線は7、9曲目。トラディショナルの11曲目も、素朴でもメロディが強い感じ。エキゾチックな14曲目。唯一ヴォーカルが参加している民族的な路線の12分台の15曲目。

2018年5月 5日 (土)

Window Steps/Pierre Favre(Per)(ECM 1584)

1584

Window Steps/Pierre Favre(Per)(ECM 1584) - Recorded June 1995. Kenny Wheeler(Tp, Flh), Roberto Ottaviano(Ss), David Darling(Cello), Steve Swallow(B) - 1. Snow 2. Cold Noise 3. Lea 4. Girimella 5. En Passant 6. Aguilar 7. Passage

ピエール・ファヴルの作曲は1-4曲目で、5-6曲目が参加者のフリー・インプロヴィゼーション。出るところではメロディアスなパーカッションでひときわ個性を際立たせています。曲により参加メンバーが変化します。タイトルどおり「雪」を表わす冬の哀しみのメロディでせまってくる、叙情的な1曲目、民族的でパーカッシヴなテーマかと思ったら、ベースやパーカッションがソロをとっていく2曲目、しっとり感の高いメロディアスなバラードが印象に残る3曲目、静かな出だしからリズミカルなベースになり他の楽器が絡んでいく4曲目、4ビート的に浮遊感のある小品のインプロヴィゼーションの5曲目、スペイシーでどんよりとした雲が広がるような6曲目、デヴィッド・ダーリング作のやはりゆったりとスペイシーに進んでいく7曲目。

2018年5月 4日 (金)

Psalms Of Repentance/Alfred Schnittke(ECM New Series 1583)

1583

Psalms Of Repentance/Alfred Schnittke(ECM New Series 1583) - Recorded February, 1996. Swedish Radio Choir, Tonu Kaljuste(Cond) - 1. 1 2. 2 3. 3 4. 4 5. 5 6. 6 7. 7 8. 8 9. 9 10. 10 11. 11 12. 12

邦題「回心の詩篇」。シュニトケは20世紀ロシアの現代音楽家。各曲にロシア語のサブタイトルがありましたが、タイプ方法が不明のため割愛。中世ロシア正教を巡る物語をもとに作曲したとのこと。歌詞は当然ながらロシア語。曲の雰囲気は中世的ではなく、確かに宗教的な深遠な響きをもつものの、メロディやハーモニーの進行が複雑で現代音楽的。浮遊感のある寒色系のメロディは研ぎ澄まされていて、全体で包み込んで きます。(99年9月8日発売)

2018年5月 3日 (木)

Zigzag/Egberto Gismonti(G, P)(ECM 1582)

1582

Zigzag/Egberto Gismonti(G, P)(ECM 1582) -Recorded April 1995. Nando Carneiro(G, Synth), Zeca Assumpacao(B) - 1. Zigzag 2. Mestico & Caboclo 3. Orixas 4. Carta De Amor 5. Um Anjo 6. Forrobodo

全曲エグベルト・ジスモンチの作曲。不思議なもので、ギターの彼は、メロディーよりもアルペジオの洪水で迫ってくる印象です。ピアノのときもそのような印象があるので、小人数(トリオ)編成のこのアルバムは、なかなか渋い部類のアルバムです。カラーがドラマチックに変わっていく、優しい音の洪水とでも言うべき11分台のタイトル曲の1曲目、しっとりした哀愁や情熱などががやや現代音楽的なフレーズの間から感じられる、変化していく15分台の2曲目、落ち着いた、のどかで素朴、広大な風景が広がる3曲目、原初的なサンバを想像するような、土着的な感じもある4曲目、ピアノでしっとりとしたバラードを優しく奏でていく5曲目、やはりピアノのスピーディでスリリングなフレーズが続く、基調としてはやや明るめな6曲目。

2018年5月 2日 (水)

MA/Heinz Reber(ECM New Seires 1581)

1581

MA/Heinz Reber(ECM New Seires 1581) - Recorded June 1994. Kimiko Hagiwara(Soprano), Dhyung Kim(Baritone), Junko Kuribayashi(P) - Two Songs 1. School Of Vienna Langsamer Gleitflug Uber Die Erinnerungslandschaft 2. School Of Athens - School Of No Konzertante Fassung Der Gleichnamigen Oper Nach "Antigone" Von Sophokles

(02/08/11)邦題「間 MA 2つの歌」。Heinz Reberは20世紀ドイツの現代音楽家。演奏者は日本または韓国人で、まさに間の思想を演奏で表わしているとのこと。東洋人が演奏をすることではじめて意味がある歌曲となるらしいのですが、なるほど、特に能楽派を意識した2曲目において、その進行における空間表現が日本的に感じられます。歌詞に日本語が聞える事もあり、その先鋭的な作風から、少々聴く人を選ぶのでは。

2018年5月 1日 (火)

Keith Jarrett At The Blue Note(ECM 1575-80)

1575

Keith Jarrett(P) At The Blue Note(ECM 1575-80) - Gary Peacock(B), Jack DeJohnette(Ds) - Disc1 Friday June 3, 1994. 1. In Your Own Sweet Way 2. How Long Has This Been Going On 3. While We're Young 4. Partners 5. No Lonely Nights 6. Now's The Times 7. Lament Disc2 Friday June 3, 1994. 1. I'm Old Fashioned 2. Everything Happens To Me 3. If I Were A Bell 4. In The Wee Small Hours Of The Morning 5. Oleo 6. Alone Together 7. Skylark 8. Things Ain't What They Used To Be Disc3 June 4, 1994. 1. Autumn Leaves 2. Days Of Wine And Roses 3. Bop-Be 4. You Don't Know What Love Is 5. Muezzin 6. What I Fall In Love Disc 4, 1994. 1. How Deep Is The Ocean 2. Close Your Eyes 3. Imagination 4. I'll Close My Eyes 5. I Fall In Love Too Easily 6. The Fire Within 7. Things Ain't What They Used To Be Disc 5 June 5, 1994. 1. On Green Dolphin Street 2. My Romance 3. Don't Ever Leave Me 4. You'd Be So Nice To Come Home To 5. La Vaise Bleue 6. No Lonely Nights 7. Straight, No Chaser Disc6 June 5, 1994. 1. Time After Time 2. For heaven's Sake 3. Partners 4. Desert Sun 5. How About You?

何とCD6枚組。キース・ジャレットのブルーノートでの3日間のライヴをそのままアルバムにしてしまいました。驚くのは、セットごとに違う曲目を演奏している事です。重なっている曲があまりないのは驚き。ピアノが自然発生的にはじまって、トリオで絡んで曲になるスタイルは、いつもと同じ。スタンダードの曲はもちろんいい演奏ですが、引き出しの多さとコンビネーションの良さを感じさせるBOXセット。オリジナルはCD1枚目4曲目後半、5曲目、CD3枚目3曲目、4曲目後半、CD4枚目5曲目後半、CD5枚目6曲目、CD6枚目3曲目後半、4曲目。このうちダブっているのはCD1枚目4曲目後半とCD6枚目3曲目後半の、前半が「パートナーズ」(チャーリー・パーカー作)だけ。オリジナルとフリー・インプロヴィゼーションとがあり。

(注)日本と米国では上記の3枚目のみの1枚での発売がありました。ECM1577 (US only) Keith Jarrett "At The Blue Note - Vol.3"

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