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2018年4月

2018年4月30日 (月)

In The Moment/Gateway(ECM 1574)

1574

In The Moment/Gateway(ECM 1574) - Recorded December 1994. John Abercrombie(G), Dave Holland(B), Jack DeJohnette(Ds, P) - 1. In The Moment 2. The Enchanted Forest 3. Cinucen 4. Shrubberies 5. Soft

全曲フリー・インプロヴィゼーションによる演奏。同時に録音したアルバムの「ホームカミング」の方は、それぞれのメンバーによるオリジナル演奏。 演奏の密度が高く、両者の区別はあまり感じられないような気もします。エキゾチックなパーカッション(ドラムス?)にのって、3者共にエキゾチックなワンコードの演奏が繰り広げられるタイトル曲の1曲目、ベースのアルコで深遠にはじまって、そのまま空間的に3人が絡んでくるベースのピチカートもある奥の深い2曲目、7拍子系のやはりエキゾチックさのあるギターが動きまわる3曲目、14分にもわたって語り合いながらドラマチックな盛り上がりも、ギターの切れ込みの深さもある4曲目、ベースのアルコで静かな出だしと、ドラムスをピアノに持ち替えた静かな哀愁の語らいの5曲目。

2018年4月29日 (日)

Remembering Tomorrow/Steve Kuhn(P)(ECM 1573)

1573

Remembering Tomorrow/Steve Kuhn(P)(ECM 1573) - Recorded March 1995. David Finck(B), Joey Baron(Ds) - 1. The Rain Forest 2. Oceans In The Sky 3. Lullaby 4. Trance 5. Life's Backward Glance 6. All The Rest Is The Same 7. Emmanuel 8. Remembering Tomorrow 9. The Feeling Within 10. Bittersweet Passages 11. Silver

スティーヴ・キューンが十数年ぶりにECMに戻ってきた作品。7曲目を除き彼の作曲。約半数の曲が過去ECMで彼が録音した曲。研ぎ澄まされた耽美的なピアノが心地良い。ドラムスがややハードかも。まさに「雨の森」を表わすような情景的なバラードの1曲目、ここでは比較的抑えた美しさが垣間見えるやや浮遊感のある2曲目、しっとりと静かに包み込むワルツの3曲目、ゆったりと美しいピアノが続く4曲目、ミステリアスな静けさのある5曲目、情景的な変化を感じ取ることができるボッサ的な6曲目、唯一映画音楽をしっとりと演奏する7曲目、淡く温かいけれども中盤盛り上がるタイトル曲の8曲目、ゆったりと優しい響きのバラードの9曲目、メロディアスながら速いパッセージの10曲目、温かい静けさのサウンドの11曲目。

2018年4月28日 (土)

Dream Of The Elders/Dave Holland(B) Quartet(ECM 1572)

1572

Dream Of The Elders/Dave Holland(B) Quartet(ECM 1572) - Recorded March 1995. Steve Nelson(Vib), Eric Person(As, Ss), Gene Jackson(Ds), Cassandra Wilson(Vo) - 1. The Winding Way 2. Lazy Snake 3. Claressence 4. Equality 5. Ebb & Flo 6. Dream Of The Elders 7. Second Thoughts 8. Equality

6年ぶりのECM作で、メンバーを一新。変拍子のオンパレードですが、サウンドはよりオーソドックスになってきた感じがします。冷めた感じはヴァイブラホンの影響でしょうか。1曲目はちょっと沈んだメロディアスな6拍子の曲。2曲目も12分の曲で、タイトル通りヘビがのたくっているような雰囲気。3曲目はちょっと変拍子が入ったノリの良い曲。カサンドラ・ ウィルソンが4曲目に参加。この曲だけが異様にダークなサウンドに仕上がってしまうのは、やはり彼女の魔力でしょう。クールにジャズしていますが後半盛り上がる変拍子の5曲目、ちょっと冷めていてゆっくりとした変拍子の6曲目、一転アップテンポになる7曲目。8曲目は4曲目のインストルメンタル・ヴァージョンになっています。比較的淡々と流れていきます。

2018年4月27日 (金)

J.S. Bach/B.A. Zimmermann/Thomas Demenga(Cello)(ECM New Series 1571)

1571

J.S. Bach/B.A. Zimmermann/Thomas Demenga(Cello)(ECM New Series 1571) - Recorded February and July, 1995. - Suite Nr.2 D-moll Fur Violoncello Solo BWV 1008/Johann Sebastian Bach, Thomas Demenga(Cello) 1. Prelude 2. Allemande 3. Courante 4. Sarabande 5. Menuet 1 & 2 6. Gigue Sonate Fur Violone Solo/Bernd Alois Zimmermann, Thomas Zehetmair(Vln) 7. Praludium 8. Rhapsodie 9. Toccata 10. Sonate Fur Viola Solo, Christoph Schiller(Viola) Sonate Fur Cello Solo, Thomas Demenga(Cello) 11. Rappresentazione 12. Faze 13. Tropi 14. Spazi 15. Versetto

(02/08/10)邦題「無伴奏チェロ・ソナタ他」。頭にバッハの無伴奏チェロ組曲を持ってきて、中盤戦から後は 20世紀西ドイツの現代音楽家ベルント・アロイス・ツィンマーマンの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、無伴奏ヴィオラ・ソナタ、無伴奏チェロ・ソナタと続きます。バッハの方は素直で聴きやすいですが、ツィンマーマンの方は現代音楽なので、それなりに抽象的なメロディやフレーズで、難しい感触。 不思議なカップリングです。

2018年4月26日 (木)

Ulysses' Gaze/Eleni Karaindrou(ECM New Series 1570)

1570

Ulysses' Gaze/Eleni Karaindrou(ECM New Series 1570) - Recorded December, 1994. Kim Kashkashian(Viola), Vangelis Christpoulos(Oboe), Andreas Tsekouras(Accordion), Soctratis Anthis(Tp), Vangelis Skouras(French Horn), Christos Sfetsas(Cello), Georgia Voulvi(Vo), String Orchestra, Lefteris Chalkiadakis(Cond) - 1. Ulysses' Theme 2. Litany Valiation 1 3. Ulysses' Theme Valiation 1 4. Woman's Theme 5. Ulysses' Theme Valiation 2 6. Ulysses' Theme Valiation 3 7. The River 8. Ulysses' Theme 9. Ulysses' Theme, Litany 10. Ulysses' Gaze - Woman's Theme - Ulysses' Theme - Lento - Largo - Dance 11. Byzantine Psalm 12. Ulysses' Theme Valiation 4 13. Ulysses' Theme Valiation 5 14. Ulysses' Theme Valiation 6 15. Ulysses Theme, Lento, Largo 16. Litany Valiation 2 17. Ulysses' Theme Valiation 7

(02/07/07)邦題「ユリシーズの瞳」オリジナルサウンドトラック。11曲目のみトラディショナルで、他は全てオリジナル。Eleni Karaindrouの特徴でもありますが、ユリシーズのテーマがヴァリエーションを変えて何度も登場し、静かな、暗い色調で目の前にせまってきます。マイナー調の持続音の上をゆったりと哀愁あるメロディーが動いていく、という曲もあって、それが深く沈んだ色合いをもたせているのでしょう。10曲目は17分台の組曲。

2018年4月25日 (水)

Alexandr Mosolov/Herbert Henck(P)(ECM New Series 1569)

1569

Alexandr Mosolov/Herbert Henck(P)(ECM New Series 1569)(輸入盤) - Recorded March 1995. - 1-2. Sonata For Piano No.2 In B minor Op.4 4-5. Deux Nocturnes Op.15 6-9. Sonata For Piano No.5 D Minor Op.12

(03/07/13)20世紀のロシアの作曲家Alexandr Mosolovのピアノ作品集。どの曲も作曲が1920年代ということで、最近の現代音楽ほどには難解ではありませんが、分かりやすいというほどでもありません。温度感の低さや、時折り激しいところはあっても思索的な感じがすることがECM的なのでは、と思います。前後がピアノ・ソナタで壮大な部分もある曲想、中間部の夜想曲の小品でも、やっぱり少々ものものしい印象です。

2018年4月24日 (火)

Caris Mere/Giya Kancheli(ECM New Series 1568)

1568

Caris Mere/Giya Kancheli(ECM New Series 1568)(輸入盤) - Recorded April 1994 - January 1995. Eduard Brunner(Cl), Maacha Deubner(Soprano), Stuttgarter Kammerochester, Dennis Russel Davis(Cond), Kim Kashkashian(Viola), Jan Garbarek(Ss), Vasiko Tevdorashvili(Voice) - 1. Mdday Prayers 2. Caris Mere 3. Night Prayers

(04/03/01)現代音楽家Giya Kancheliの作品集。1曲目はクラリネット、ソプラノとオーケストラ、2曲目はソプラノとヴィオラ、3曲目はソプラノ・サックス(何とヤン・ガルバレクが参加)とオーケストラの作品。オーケストラ作品では静かな場面を主体に、ダイナミックな場面との差が広いのは相変わらず。デュオの作品もやはり静かで暗めな浮遊感を伴います。3曲目は現代音楽を演奏していても、いつものガルバレクですが、かなり内省的。

2018年4月23日 (月)

Double Concerto/5th Symphony/Terje Rypdal(G)(ECM 1567)

1567

Double Concerto/5th Symphony/Terje Rypdal(G)(ECM 1567) - Recorded June and August 1998. Ronni Le Tekro(G), Normunds Sne(Cond) and Riga Festival Orchestra - 1-4. Double Concerto (1-4) 5-8. 5th Symphony (1-4)

このアルバムの2曲ともテリエ・リピダルの作曲なので、これだけで驚きといえば驚き。1曲目はオーケストラと、元TNT(ハード・ロック・バンド?)のロニール・テクロ(G)も参加した壮大な?コンチェルト。場面によっては美しいメロディの、また場面によっては壮絶なディストローションの効いた2人のエレキギターがオーケストラと同化し、時には激しく対立して いて、不思議なサウンドの調和を生み出しています。スケールの大きいゆったりとしたプログレとでも言えそうな雰囲気ですが、当然の事ながらクラシック色はけっこう強め。2曲目は作曲家に徹していてギターでの参加はありませんが、こちらの方は完全にクラシックの作品かも。 それはそれで完成度は高いです。そのサウンドは複雑な色合いを持っています。(00年6月1日発売)

2018年4月22日 (日)

Wolfgang Amadeus Mozart/Piano Concertos K.467, 488 & 595, etc./Keith Jarrett(P), Dennis Russell Davies(Cond),Stuttgarter Kammerorchester(ECM New Series 1565/66)

1565

Wolfgang Amadeus Mozart/Piano Concertos K.467, 488 & 595, etc./Keith Jarrett(P), Dennis Russell Davies(Cond),Stuttgarter Kammerorchester(ECM New Series 1565/66) - Recorded November 1994 and January 1995. - 1-3. Concerto For Piano And Orchestra No.23 In A Major, K488 4-6. Concerto For Piano And Orchestra No.27 In B Flat Major, K595 7. Masonic Funeral Music In C Minor, K477(479a) 8-10. Concerto For Piano And Orchestra No.21 In C Major, K467 11-14. Symphony No. 40 In G Minor, K550

モーツァルトは18世紀オーストリアの有名な作曲家。キース・ジャレットの演奏も、正攻法のクラシックでとうとうモーツァルトのピアノ協奏曲や交響曲が出てきてしまいました。もちろんシュトゥットガルト室内管弦楽団(デニス・ラッセル・デイヴィス指揮)との演奏で、当然ながら本格的です。このあたりから、正統派のクラシックがECMで増えてくるようになったのでは。クラシック専門の方には異論もあるのかもですけど、正統派に聴こえます。

2018年4月21日 (土)

Robyn Schulkowsky(Per)/Nils Petter Molvaer(Tp)/Hastening Westward(ECM New Series 1564)

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Robyn Schulkowsky(Per)/Nils Petter Molvaer(Tp)/Hastening Westward(ECM New Series 1564)(輸入盤) - Recorded January 1995. - 1-3. Pier And Ocean 4-10. Hastening Westward

(04/02/23)2人もしくはRobyn Schulkowsky(3、5、8曲目のソロ曲)による作曲ですが、ジャズ的ではないにしてもフリー・インプロヴィゼーションととらえた方がいい世界が広がります。パーカッションはデュオの時は時間軸に沿って増幅と縮小を繰り返していている場面が多いです(6曲目は元気)。でもソロ曲の方は空間に斬り込んでいく部分も。トランペットも自由に飛翔しますがスペイシー。レーベルの中のボーダーラインにある作品。

2018年4月20日 (金)

Lost And Found/Ralph Towner(G)(ECM 1563)

1563

Lost And Found/Ralph Towner(G)(ECM 1563) - Recorded May 1995. Denney Goodhew(Ss, Ts, Bcl), Marc Johnson(B), Jon Christensen(Ds) - 1. Harbinger 2. Trill Ride 3. Elan Vital 4. Summer's End 5. Col Lengo 6. Soft Landing 7. Flying Cows 8. Mon Enfant 9. A Breath Away 10. Scremshaw 11. Midnight Blue... Red Shift 12. Moonless 13. Sco Cone 14. Tattler 15. Taxi's Waiting

ラルフ・タウナーの作曲は全15曲中7曲。他にメンバーの作曲や共演のフリー・インプロヴィゼーションもあります。ソロからクァルテットまでさまざまな編成で、比較的短い作品が連なっている印象。ギターが無階調でアグレッシヴな部分もありますが、ベース、サックス、ドラムが渋くからんでいきます(クァルテットは3、7、15曲目)。7曲目はジャズ的な4ビートが基調。もちろんいつものソロ・ギター (1、8-10、14曲目)もあります。8曲目は作曲者不詳。5、13曲目はベース・ソロ。4、11曲目のサックスは印象的なメロディを奏でています。ベースとギターのフリー・インプロヴィゼーション(2曲目)は時にアグレッシヴなアプローチ。12曲目は曲としてのまとまりも。ドラムレスのトリオでの6曲目は、ECM的なサウンドのフリーです。

2018年4月19日 (木)

Homecoming/Gateway(ECM 1562)

1562

Homecoming/Gateway(ECM 1562) - Recorded December 1994. John Abercrombie(G), Dave Holland(B), Jack DeJohnette(Ds, P) - 1. Homecoming 2. Waltz New 3. Modern Times 4. Calypso Falto 5. Short Cut 6. How's Never 7. In Your Arms 8. 7th D 9. Oneness

3人が曲を持ち寄って17年ぶりのこのメンバーによる録音です。デイヴ・ホランドが4曲(1、3、6-7曲目)、ジョン・アバークロンビーが3曲(2、4-5曲目)、ジャック・ディジョネットが2曲(8-9曲目)作曲。けっこう自由なフォーマットで、濃密な演奏。再演ながらリズミカルで勢いもあってメロディアスでもある1曲目、深い哀愁の色を持っているワルツの2曲目、5拍子系サンバとでも言うべきノリの良い3曲目、タイトルどおりに明るいカリプソが熱帯を感じる4曲目、明るいメロディでウキウキするようなリズムの5曲目、変拍子ロック的な展開がカッコよさをもたらす6曲目、しっとりと静かなバラードを聴かせる7曲目、浮遊感があるテーマながらジャジーなノリもある8曲目、ディジョネットがピアノに持ち替えて叙情的な哀愁を示す9曲目。

2018年4月18日 (水)

Khomsa/Anouar Brahem(Oud)(ECM 1561)

1561

Khomsa/Anouar Brahem(Oud)(ECM 1561) - Recorded September 1994. Richard Galliano(Accordion), Francois Countuier(P, Synth), Jean Marc Larche(Ss), Bechief Selmi(Vln), Palle Danielsson(B), Jon Christensen(Ds) - 1. Comme Un Depart 2. L'infini Jour 3. Souffle En Vent De Sable 4. Regard De Mouette 5. Sur' L'infini Bleu 6. Claquent Les Voiles 7. Vague 8. E La Nave Va 9. Ain Ghazel 10. Khomsa 11. Seule 12. Nouvelle Vague 13. En Robe D'olivier 14. Des Rayons Et Des Ombres 15. Un Sentier D'aliance 16. Comme Un Absence

ウードあり、アコーディオンあり、ヴァイオリンありと、中近東とフレンチと北欧のごった煮的アルバム。ほとんどの曲を書いている作曲家としてのアヌアル・ブラヒムが焦点で、ソロやデュオの曲も多く、彼の曲を他のミュージシャンが演奏をしているものもあります。1曲目はリシャール・ガリアーノの曲で哀愁と綾織り系の変化に富んだアコーディオンが特徴。3、14曲目は参加メンバーのフリー・インプロヴィゼーションで、特に3曲目は10分台もの曲。アヴァンギャルドな部分も。個人的には2、13曲目のようなウードのソロが中近東的哀愁があって好み。5曲目はアコーディオンとの、6曲目はベースとのデュオなどいろいろなフォーマットです。比較的大編成で彼の音世界を作るタイトル曲の10曲目。沈んだ哀愁はだいたいの曲に。

2018年4月17日 (火)

Khmer/Nils Petter Molvaer(Tp, G, Per, Samples)(ECM 1560)(含む1560/M, 1560/L)

1560

Khmer/Nils Petter Molvaer(Tp, G, Per, Samples)(ECM 1560) - Recorded 1996-1997. Eivind Aarset(G, etc.), Morten Molster(G), Roger Ludvigsen(G, Per, etc.), Rune Arnesen(Ds), Ulf W. O. Holand(Samples), Reidar Skar(Sound Treatment) - 1. Khmer 2. Tlon 3. Access/Song Of Sand 1 4. On Stream 5. Platonic Years 6. Phum 7. Song Of Sand 2 8. Exit

全曲ニルス・ペッター・モルヴェルの作曲(サンプル除く)。何となく晩年のマイルス・デイヴィスを思わせる打込みサウンドとその中を漂うトランペット。カッコいい。ECMとしては異色かもしれませんし、ポップ性もある程度あります。帯のジャンルは 「dub/アブストラクト」。エキゾチックな雰囲気のトランペットとサウンドで異国の地へ誘うタイトル曲の1曲目、打ち込み性の強いビートに乗ってその上を哀愁漂うトランペットが舞う2曲目、ミディアムでギターの演奏もハマッている重めの3曲目、民族的なリズムをバックに淡々と吹く4曲目、哀しみのメロディと定型ビートが印象的な5曲目、静かな中をメロディがゆったりと動く6曲目、サウンド的には3曲目の続きをいくやはり重めの7曲目、静かですがやはりエキゾチックに終わる8曲目。


1560m

Khmer - The Remixes/Nils Petter Molvaer(Tp, G, Per, Samples)(ECM 1560/M)(輸入盤) - Recorded 1996-1997. - 1. Song of Sand (Single Edit), 2. Platonic Years (DJ Fjord Mix By The Herbaliser), 3. Tlon (Dance Mix By Mental Overdrive), 4. Song Of Sand 2 (Coastal Warning Mix By Rockers Hi-Fi)

(18/05/01)「Khmer」のリミックスヴァージョン。収録時間は20分弱で、CDシングル(12センチ)のケース。1曲目はそのまま本アルバムのものをシングル用に4分弱に縮めたもののようで、まあ、ファンク的になっていてDJ用に長すぎないように編集したものだと思われます。2曲目以降がDJによるミックス(2曲目)だったり、ミックスのし直しだったり。ECMとしてはこういう音楽は珍しいと思うのですが、時代の流れで一度は試してみたかったんだと思います。確かにDJには重宝されるようなミックスの仕方ですが、ECM本道のファンからすれば、ああ、こういうこともやってみたのだな、というぐらいで、「Khmer」を持っていれば十分ではないかなあ、と思います。本道にはなりえなかったけれども、常に新しいことを試みています。


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Ligotage/Nils Petter Molvaer(Tp)(ECM 1560/L)(輸入盤)- Recorded 1996-1997. Eivind Aarset(G, etc.), Reidar Skar(Key), Audun Erlien(B), Rune Arnesen(Ds), w/D.J. Strangefruit - 1. Ligotage 2. Song Of Sand (Remix By Mother Nature's Cloud & Shower Show) 3. On Stream

(18/05/07)「Khmer」の、もう一つのCDシングル(12センチ)で、ここでは1曲目が本体にはない別な曲(クレジットは1曲目用のものを掲載しています)、2曲目がリミックスヴァージョン、3曲目がCDからの曲になっています。収録時間は17分台。CDシングルとしてはこちらの方が出回っている枚数が少ないような気もします。1曲目はやはり新曲とはいうものの、緩いファンクにのせてゆったりとしたトランペットのメロディを朗々と吹いていて、いわゆる本編アルバムと同じようなDJ向きの曲ではないかなあ、という気もしています。ほんの少しマイルスが当時だったら、というような印象もありますけど、個人的な興味とすれば、やはり「Khmer」があれば十分なような気も。ただ、こういう冒険的な方向も一時的にでもあったということで。

2018年4月16日 (月)

Small Labyrinths/Marilyn Mazur's(Per) Future Song(ECM 1559)

1559

Small Labyrinths/Marilyn Mazur's(Per) Future Song(ECM 1559)(輸入盤) - Recorded August 1994. Aina Kemanis(Voice), Hans Ulrik(Sax), Nils Petter Molvaer(Tp), Eivind Aarset(G), Elvira Plenar(P), Klavs Hovman(B), Audun Kleive(Ds) - 1. A World Of Gates 2. Drum Tunnel 3. The Electric Cave 4. The Dreamcatcher 5. Visions In The Wood 6. Back to Dreamfog Mountain 7. Creature Talk 8. See There 9. Valley Of Fragments 10. Enchanted Place 11. Castle Of Air 12. The Holey

(03/09/28)Marilyn Mazurの作曲が6曲、数名での作曲が4曲、グループ名義が2曲。小品はフリー・インプロヴィゼーションの曲が多いようです。出だしの2曲は、抑制の効いたパーカッシヴなサウンド。ところが、ギターとトランペットが加わる小品の3曲目は暴力的な雰囲気。曲としてまとまっていて哀愁と浮遊感が漂い、ヴォイスが心地良く感じる4曲目、かなり自由なファンクの要素を持って、さまざまなパートが舞っている5曲目、繰り返し包み込むようなフレーズにのるヴォイスの6曲目、ゆったりとヴォイスが入ってくるややしっとり系の8曲目、多国籍的なエキゾチックさがありながら流れ、後半フリーに盛り上がる10曲目、パーカッションをバックに淡々と歌い上げる11曲目、スローテンポながらもハードなサウンドの12曲目。

2018年4月15日 (日)

Dancing With Nature Spirits/Jack DeJohnette(Ds, Per)(ECM 1558)

1558

Dancing With Nature Spirits/Jack DeJohnette(Ds, Per)(ECM 1558) - Recorded May 1995. Michael Cain(P, Key), Steve Gorn(Bansuri-fl, Ss, Cl) - 1. Dancing With Nature Spirits 2. Anatolia 3. Healing Song For Mother Earth 4. Emanations 5. Time Warps

ジャック・ディジョネット が久々にECMに戻ってきました。ここでは合作(フリー・インプロヴィゼーション)または参加メンバーに作曲を任せています。いきなり最初から民族音楽ともフリー・インプロヴィゼーションともとれる曲。スペイシーな中に土着的なフルートの音がゆったりと鳴り響 き、ピアノも民族的なエキゾチックさをたたえつつ少ない音数から、3人で盛り上がっていく20分台のタイトル曲の1曲目、スティーヴ・ゴーン作の、エスニックかつ幽玄に音が漂っていく12分台の2曲目、タイトルのようにヒーリングと、緊張感を感じる部分もあって後半盛り上がる22分台の3曲目、浮遊感がありつつもはっきりしたメロディのテーマを持つ4曲目、唯一ポップな(?)テーマやメロディの、爽やかさを少し感じつつ進んでいく5曲目。

2018年4月14日 (土)

All My Relations/Charles Lloyd(Sax, Fl, Oboe)(ECM 1557)

1557

All My Relations/Charles Lloyd(Sax, Fl, Oboe)(ECM 1557) - Recorded July 1994. Bobo Stenson(P), Anders Jormin(B), Billy Hart(Ds) - 1. Piercing The Veil 2. Little Peace 3. Thelonious Theonlyus 4. Cape To Cairo Suite (Hommage To Mandela) 5. Evanstide, Where Lotus Bloom 6. All My Relations 7. Hymne To The Mother 8. Milarepa

全曲チャールス・ロイドの作曲。ECMの中では、普通のジャズに近い部類かも。純粋ではないにしても4ビートの部分もあって、ああジャズだと思う、ホーンが活躍するテンポの良い曲の1曲目、フルートでスピリチュアルな曲の雰囲気を表わしている2曲目、セロニアス・モンク風味のある曲調が楽しい、ややアップテンポのラテンノリで明るめな3曲目、ベース・ソロではじまり、スピリチュアルかと思ったら途中で優雅なサウンドがドラマチックに展開していく15分台の4曲目、前半はピアノでしっとりから盛り上がり、後半はサックスで変化に富む5曲目、ドラムスと明るめのサックスの長いデュオではじまり4人になるタイトル曲の6曲目、温かみのある大地のようなサウンドのバラードの7曲目、エキゾチックな2分弱のソロの8曲目。

(注)Quartets/Charles Lloyd(Ts, Fl, Chinese Oboe, Tibetan Oboe)(ECM2316-20)で5枚組BOXとして、’13年に再発。

2018年4月13日 (金)

Cerco Un Paese Innocente/Michael Mantler(Tp)(ECM 1556)

1556

Cerco Un Paese Innocente/Michael Mantler(Tp)(ECM 1556) - Recorded January 1994. Mona Larsen(Voice), Bjarne Roupe(G), Marianne Sorensen(Vln), Mette Winter(Viola), Gunner Lychou(Viola), Helle Sorensen(Cello), Kim Kristensen(P), The Danish Radio Band: Ole Kock Hansen(Cond), Jan Kohlin(Tp, Flh), Benny Rosenfeld(Tp, Flh), Palle Bolvig(Tp, Flh), Henrik Bolberg Pedersen(Tp, Flh), Lars Togeby(Tp, Flh), Vincent Nilsson(Tb), Steen Hansen(Tb), Kjeld Ipsen(Tb), Giordano Bellincampi(Btb), Axel Windfeld(Btb, Tuba), Jan Zum Vohrde(Fl, Afl, Ss), Michael Hove(Fl, Cl, Ss), Uffe Markussen(Cl, Bcl, Fl), Bob Rockwell(Cl, Ss), Flemming Madsen(Cl, Bcl, Fl), Nikolaj Bentzon(Synth), Thomas Ovesen(B), Jonas Johansen(Ds), Ethan Weisgard(Per) - 1-5. Part 1 6-11. Part 2 12-15. Part 3 16-19. Part 4

(99/10/25)ジャケットに書いてありますが、日本語だと「無邪気(無垢な?)国を求める」というタイトルらしい。イタリアの詩人Giuseppe Ungarettiの詩にマイケル・マントラーが曲をつけてレコーディングしたもののようです。かなり大がかりなメンバーで、クラシックとも思えるようなバックのサウンドに、ヨーロッパ特有のエキゾチックなメロディをもったヴォーカルがかぶさります。 曲の構成は4つのパートに分かれていて、インタールードもあったりと、クラシック的。とはいうもののドラムやエレキギターなども入っているので、場面によってはインプロヴィゼーションに聞こえる場面も。アルバムを通したサウンドカラーとしては、まさにジャケット写真のようなどんよりと曇った山岳地帯のようなイメージが全体を支配しています。

2018年4月12日 (木)

Sandor Veress/Passacaglia Concertante/Songs Of The Seasons/Musica Concertance(ECM New Series 1555)

1555

Sandor Veress/Passacaglia Concertante/Songs Of The Seasons/Musica Concertance(ECM New Series 1555)(輸入盤) - Recorded February 1993. Camerata Bern, Heinz Holliger(Oboe, Cond), LondonVoices, Terry Edwards(Cond) - 1-4. Passacaglia Concertante 5-11. Songs Of The Seasons 12-14. Musica Concertance

(04/02/22)Sandor Veressは20世紀ハンガリーの現代音楽家。1-4曲目がオーボエとストリング・オーケストラの、5-11曲目が混声合唱団の、12-14曲目が12人のストリングスの曲。ハンガリーの哀愁というよりは、やはり現代音楽的な複雑さと陰影のある曲、というイメージが強いです。合唱曲は、新しめの味付けではありますが、寒色系の奥深いようなメロディと響きが印象に残ります。ラストのストリングス曲はより現代的。

2018年4月11日 (水)

If Mountains Could Sing/Terje Rypdal(G)(ECM 1554)

1554

If Mountains Could Sing/Terje Rypdal(G)(ECM 1554) - Recorded January and June 1994. Bjorn Kjellemyr(B), Audun Kleive(Ds), Terje Tonnesen(Vln), Lars Anders(Viola), Oystein Birkeland(Cello), Christian Eggen(Cond) - 1. The Return Of Per Ulv 2. It's In The Air 3. But On The Other Hand 4. If Mountains Could Sing 5. Private Eye 6. Foran Peisen 7. Dancing Without Reindeers 8. One For The Roadrunner 9. Blue Angel 10. Genie 11. Lonesome Guitar

全曲テリエ・リピダルの作曲。3-5、7、9曲目がストリングス入りの曲。フュージョン、クラシック、そして、プログレッシヴ・ロックと思えるような場面もありますが、全体のサウンドはやっぱりECM的かも。フュージョン的な、メロディの印象が強い1曲目、ゆったりした中にギターが雄叫びを上げる2曲目、現代音楽かと思ったら重いゆったりとしたロックになる3曲目、北欧の風が吹いてくるようなタイトル曲の4曲目、クラシックの味付けもあるプログレ風の5曲目、繊細で静かに語りかけてくるような6曲目、ビートが効いていてノリもけっこう良い7曲目、ヘヴィーで自在なロックの印象の8曲目、包み込むような優しさのあるサウンドの9曲目、自由なビートのドラムスの上を舞うベースの10曲目、哀愁のギターがスローで漂う11曲目。

2018年4月10日 (火)

Nordic Quartet/John Surman(Ss, Bs, Acl, Bcl)/Karin Krog(Voice)/Terje Rypdal(G)/Vigleik Straas(P)(ECM 1553)

1553

Nordic Quartet/John Surman(Ss, Bs, Acl, Bcl)/Karin Krog(Voice)/Terje Rypdal(G)/Vigleik Straas(P)(ECM 1553) - Recorded Autumn 1994. - 1. Traces 2. Unwritten Letter 3. Offshore Piper 4. Gone To The Dogs 5. Double Tripper 6. Ved Sorevatn 7. Watching Shadows 8. The Illusion 9. Wild Bird

メンバーの単独作品、ないしはカーリン・クローグとの共作。ドラムスもベースもない渋い取り合わせ。ヴォーカルのカーリン・クローグは、前衛的な事にも手を出していて、このぐらいならば驚かないかも。クァルテットは1、4、6、9曲目のみ。つぶやくように語り、ギターや他の楽器がそれに絡んでくる1曲目、歌とバス・クラリネットのデュオで漂っていく2曲目、ホーンとギターがゆったり寄り添う3曲目、ヴォーカル以外のトリオで、ややハードながら明るめの4曲目、ギターとバリトン・サックスでロック的なやり取りの5曲目、情景描写のようなドラマチックな世界が広がる6曲目、静かながらも映画音楽のような淡いメロディの7曲目、ソプラノ・サックスとピアノでしっとりとした8曲目、エキゾチックな淡々としたヴォーカルを聴ける9曲目。

2018年4月 9日 (月)

Ou Bien De Debarquement Desastreux/Heiner Goebbels(Sampling, Prog)(ECM 1552)

1552

Ou Bien De Debarquement Desastreux/Heiner Goebbels(Sampling, Prog)(ECM 1552)(輸入盤) - Recorded June 1994. Andre Wilms(Voice), Sira Djebate(Vo), Boubakar Djebate(Kora. Vo), Yves Robert(Tb), Alexandre Meyer(G, Table-G, Daxophon), Xavier Garcia(Key), Moussa Sissoko(Djembe(22)) - 1. Longtemps Il Crut Encore 2. Samedi, 28. juin 3. Les Premiers Jours 4. Jeudi, 3. Juillet 5. Longtemps, Longtemps, Longtemps 6. Vendredi, 4 Juillet 7. Samedi, 5. Juillet 8. Comme Le Vent Augmentait 9. Mardi, 8. Juillet 10. Cette Foret 11. Vendredi, 25. Juillet 1890 12. Il Eut Du mal 13. Mardi, 29 14. Fili 15. S'adapter Et Ne Pas S'adapter 16. 3. Aout 1890 17. 9 Heures Apres 18. Dangoma 19. Il Comprit 20. Mort Aux Meres 21. Koulamja 22. Haches, Couteaux, Tentacules 23. 7. Aout 1940 - Apres-Midi 24. Le Soir 25. Manilo 26. 8. Aout 1940 27. 13 Aout 1940 - Matin 28. 20. Aout 1940 29. Sunyatta 30. Dans Le Silence Blanc 31. Fin Du Bois Du Pins

(03/09/28)Joseph Conrad、Heiner MullerとFrancis Ponge作の3人の詩の朗読で、3人の詩の順番は分散されています。落ち着いた男声のナレーションと、アフリカっぽい女声ヴォーカルが時々入れ替わって登場します。ナレーションの時は生演奏と、時にサンプリングの伴奏が交じり合い、そこにヴォイスが乗っかっているという構図。ヴォーカルやアフリカ楽器のDjembe、Koraなどのサウンドがやっぱりアフリカっぽかったりするところもあって、ほのぼのする場面もありますけれど、ギターやトロンボーンはアヴァンギャルド路線まっただ中のフレーズを、時々思い出したようにロックっぽく撒き散らしています。その折衷感覚は、ある種のエキゾチックな香り。13曲目はかなり盛り上がる演奏で、22曲目もパーカッシヴで印象的。

2018年4月 8日 (日)

Athos A Journey To The Holy Mountain/Stephan Micus(Voice, Bavarian Zither, Satter, Shakuhachi, Suling, Flowerpots, Nay)(ECM 1551)

1551

Athos A Journey To The Holy Mountain/Stephan Micus(Voice, Bavarian Zither, Satter, Shakuhachi, Suling, Flowerpots, Nay)(ECM 1551) - Recorded November 1993 - February 1994. - 1. On The Way 2. The First Night 3. The First Day 4. The Second Night 5. The Second Day 6. The Third Night 7. The Third Day 8. On The Way Back

全曲ステファン・ミカスの作曲で、多重録音による演奏。ギリシャの聖地への巡礼の三日三晩の出来事を夜はア・カペラ(22のヴォイス、2、4、6曲目)で、昼は器楽(1、3、5、7曲目)で表現しているとのこと。3曲目のように尺八のソロの曲もあったりします。ア・カペラの曲は教会音楽のように聴こえます。全体を通して荘厳な雰囲気。多重録音なので即興よりは書き譜と思われ、これはクラシックや宗教音楽に近いジャンルかもしれません。1曲目ではちょっと物悲しい民族楽器が空間的な哀愁を漂わせてゆっくりと進みます。穏やかで温かいサウンドに包まれている5曲目、尺八と音や節回しが何となく似ているネイのソロの7曲目。ラスト8曲目は帰りの曲で、器楽と11のヴォイスの録音。間があるけれども厚みもあります。

2018年4月 7日 (土)

Atmospheric Conditions Permitting/Jazzensemble Des Hessischen Rundfunks(ECM 1549/50)

1549

Atmospheric Conditions Permitting/Jazzensemble Des Hessischen Rundfunks(ECM 1549/50)(輸入盤) - Recorded 1967-93. Tony Scott(Cl), Karel Krautgartner(Cl), Emil Mangelsdorff(As, Fl, Ss), Joki Freund(Ts, Ss), Heinz Sauer(Ts, As, Ss, Ds, Synth, etc), Gunter Kronberg(Bs, As), Albert Mangelsdorff(Tb), Gunter Lenz(B), Ralf-R. Hubner(Ds, Synth), Ulrich Beckenhoff(Tp), , Christof Lauer(Ts, Ss), Bob Degen(P), Bill Frisell(G), Ebarhard Weber(B), Joerg Reiter(P), Hans Ludemann(P), Volker Kriegel(G), Rainer Bruninghaus(P, Synth), Paul Lovens(Ds, etc), Deter Petereit(B), Peter Giger(Ds), Lee Konitz(As), Markus Becker(P, Synth), Thomas Heidepriem(B), Willhelm Liefland(Narrator), Buschi Niebergall(B), Michel Pilz(Bcl), Jaime Torres(Charango), Norberto Pereyra(G), Karlheinz Wiberny(Piccolo), Theo Jorgensmann(Cl), Rudiger Carl(Cl), Gunter Christmann(Tb), Alois Kott(B), Peter Kowald(Tuba), Alexander Von Schlippenbach(P), Detlef Schnonberg(Ds), Peter Panzol(Ss), Stephan Schmolck(B), Aki Takase(P, Celeste), Thomas Heberer(Tp), Stefan Lottermann(Tb), Werner Pirchner(Vib), Adelhard Roidinger(B), John Schroder(G), Theodossij Spassov(P), Simeon Shterev(Fl), Jurgen Wuchner(B) - 1. Bagpipe Song 2. Auf In Den Wald 3. Niemandsland 4. Out Of June 5. Incantation For An Alto Player 6. Stomp Blase 7. Krotenbalz 8. Blues, Eternal Turn On 9. Accelerated Service 10. Noldes Himmel 11. Reverse 12. Oben 13. Schattenlehre 14. Winterballade 15. Repepetitititive 16. Darauf Der Schnee Danach 17. Fahrmann Charon 18. Concierto De Charangojazz 19. Walzer Fur Sabinchen 20. Fur Den Vater 21. Merge Song 22. The Truth Is Unavailable 23. Der Fahle Zwerg Auf Dem Kahlen Berg 24. Kauf Dir Einen Bunten Luftballon 25. Bloody Nose 26. Von Der Gewohnlichen Traurigkeit 27. Fin 89 ... Oder Was Der Mehsch So Braucht 28. Manipulation 29. Herbstschleife 30. Kauze Und Kauzchen 31. Nachwort

(03/08/10)楽団の’67年から’93年にかけての録音をCD2枚組に集めたもの。なるほど、’60年代のオーソドックス風なジャズ (1曲目)から現代的なアレンジまで、さまざまなジャズの要素が散らばっています。4曲目のようにシンセサイザーも駆使したアヴァンギャルドなサウンドの曲や、11-12曲目のようなナレーション入りの曲も。18曲目はチャランゴ、ギター、テナー・サックスで延々16分。ピアノ(チェレステ)とトランペットで軽快な24曲目。全体を通してホーンのアンサンブルが耳に残る感じ。核となるメンバーはずっと一緒のようですが、他に色々なミュージシャンが出入りしています。個人的には’81年6月録音のビル・フリゼールとエバーハルド・ウェーバーが参加する10分台の3曲目が、この2人のカラーで、印象的。

2018年4月 6日 (金)

Azimuth/The Touchstone/Depart/Azimuth(ECM 1546-48)

1546

Azimuth/The Touchstone/Depart/Azimuth(ECM 1546-48)(輸入盤) -- Azimuth - Recorded March 1977. John Taylor(P, Synth), Norma Winstone(Voice), Kenny Wheeler(Tp, Flh) - 1. Sirens' Song 2. O 3. Aizmuth 4. The Tunnel 5. Greek Triangle 6. Jacob The Touchstone - Recorded June 1978. John Taylor(P, Org), Norma Winstone(Voice), Kenny Wheeler(Tp, Flh) - 1. Eulogy 2. Silver 3. Mayday 4. Jero 5. Prelude 6. See Depart - Recorded December 1979. John Taylor(P, Org), Norma Winstone(Voice), Kenny Wheeler(Tp, Flh), Ralph Towner(G) - 1. The Longest Day 2. Autumn 3. Arrivee 4. Touching Points - From The Window - Wildfall - The Rabbit - Charcoal Traces 5. Depart 6. The Longast Day (Reprise)

(03/09/06)ECM 1099、ECM 1130とECM 1163が3枚組になって再発されたもの。全曲ジョン・テイラーの作曲。ピアノ、トランペット、ヴォイスという変わった編成が、研ぎ澄まされたメロディアスなサウンドを生み出して、浮遊感を伴った清涼感とでもいうような雰囲気を漂わせています。メンバーの3人共に、アメリカのジャズとは無縁なその冷めた個性の組み合わせと、ある種のしっとり感や格調の高さが面白い。アルバムそしてグループ名のタイトル曲の1枚目3曲目が、反復するシンセサイザーのバッキングの中をフレーズが舞う内省的な12分台の曲だというのも興味深いところ。 派手な曲はありません。3枚とも似たようなサウンドの感触の中で、3枚目にはラルフ・タウナーが参加していて、ギターの味わいがいい感じです。

2018年4月 5日 (木)

The Sea/Ketil Bjornstad(P)/David Darling(Cello)/Terje Rypdal(G)/Jon Christensen(Ds)(ECM 1545)

1545

The Sea/Ketil Bjornstad(P)/David Darling(Cello)/Terje Rypdal(G)/Jon Christensen(Ds)(ECM 1545) - Recorded September 1994. - The Sea 1 - 12

全曲ケティル・ビヨルンスタ の作曲。今度は「海」をテーマにしたアルバム。タイトルも「海1」から「海12」まで。書き譜が多いことが予想され、映画音楽に流れるBGMといった感じもしますが、やっぱり硬質な個性は見え隠れします。 個性的な楽器編成で、ギターは個性を出しながら、静かな場面もあれば、意外に過激な音を出すことも。チェロがいることで、クラシックのような印象的な哀愁のある旋律でスタートする1曲目。どの曲もメロディが落ち着いていてきれいです。これはもう曲ごとにうんぬんではなくて、トータルアルバムとして74分を通してゆったりとドラマを聴きとっていく、という流れになるような展開。4曲目のドラムスがメインで、バックに哀愁のメロディが流れるのも面白い。12曲目(ラスト)はしっとりとソロ・ピアノ。

2018年4月 4日 (水)

Matka Joanna/Tomasz Stanko(Tp) Quartet(ECM 1544)

1544

Matka Joanna/Tomasz Stanko(Tp) Quartet(ECM 1544) - Recorded May 1994. Bobo Stenson(P), Anders Jormin(B), Tony Oxley(Ds) - 1. Monastery In The Dark 2. Green Sky 3. Maldoror's War Song 4. Tales For A Girl, 12 5. Matka Joanna From The Angels 6. Cain's Brand 7. Nun's Mood 8. Celina 9. Two Preludes For Tales 10. Klostergeist

1、5、7曲目が全員のフリー・インプロヴィゼーション、トーマス・スタンコ作は2-4、6、8曲目。オーソドックスなクァルテットですが、大半は叙情的で空間的な曲。静かなフリーの中で研ぎ澄まされた音を選び抜いた1、7曲目、抽象的な出だしから叙情的なトランペットがはじまるやはりフリー的な2曲目、冷たいながら4ビートのジャズに近い雰囲気を持つ3曲目、ゆったりとしながら速いフレーズも織り交ぜて進行する4曲目、暗い静かなところからメロディが浮かび上がる10分台のタイトル曲の5曲目、ちょっと暗めのテーマが印象的で抑制されつつ発散もする6曲目、空間的な中でしっとりとしたメロディが流れていく8曲目、トランペットとピアノのデュオで淡々と綴っていく小品の9曲目、Tony Oxley作の独特なドラム・ソロの10曲目。

2018年4月 3日 (火)

Skies Of Europe/Italian Instabile Orchestra(ECM 1543)

1543

Skies Of Europe/Italian Instabile Orchestra(ECM 1543)(輸入盤) - Recorded May 1994. Pino Minafra(Tp, Megaphone), Alberto Mandarini(Tp), Guido Mazzon(Tp), Giancarlo Schiaffini(Tb, Tuba), Lauro Rossi(Tb), Sebi Tramontana(Tb), Martin Mayes(French Horn, Mellophone), Mario Schiano(As, Ss), Gianluigi Trovesi(As, Cl, Acl, Bcl), Carlo Actis Dato(Bs, Ts, Bcl), Daniele Cavallanti(Ts, Bs), Eugenio Colombo(As, Ss, Fl), Renato Geremia(Vlin), Paolo Damiani(Cello), Giorgio Gaslini(P, Anvil), Burno Tommaso(B), Tiziano Tononi(Ds, Per), Vincenzo Mazzone(Tympani, Per, Ds) - Il Maestro Muratore: 1. Il Maestro Muratore 2. Suquilli Di Morte 3. Corbu 4. Meru Lo Snob 5. L'ate Mistica Del Vasaio 6. Il Maestro Muratore (Ripresa) Skies Of Europe: 7. Du Du Duchamp 8. Quand Duchamp Joue Du Marteau 9. Il Suono Giallo 10. Marlene E Gli Ospiti Misteriosi 11. Satie Satin 12. Masse D'urto (A Michelangelo Antonioni) 13. Fellini Song

(03/09/28)Il Maestro MuratoreはBurno Tommasoの、Skies Of EuropeはGiorgio Gasliniの作曲。編成も本格的で、サウンドもクラシック方面とジャズ(時に前衛的方面が混ざります)の折衷の印象があり、普通のビッグバンド・ジャズとのサウンドとは一線を画します。前半の曲はクラシカルな出だしの印象もあるものの、時にフリーキーなトーンも混ざり、けっこうドラマチック。1、6曲目のテーマは分かりやすく、4曲目のあたりでは、オーソドックスなジャジーな雰囲気からフリーを経て、5曲目のようにクラシカルに展開して行きます。後半の曲も、内省的な部分もあるにしても、ジャジーに盛り上がる場面も、フリーキーな場面も揃っていて、これまたドラマチックな進行。アンサンブルと自由のバランスの妙味 。少人数の編成の曲も。

2018年4月 2日 (月)

Standards In Norway/Keith Jarrett(P) Trio(ECM 1542)

1542

Standards In Norway/Keith Jarrett(P) Trio(ECM 1542) - Recorded October 7, 1989.Gary Peacock(B), Jack DeJohnette(Ds) - 1. All Of You 2. Little Girl Blue 3. Just In Time 4. Old Folks 5. Love Is A Many-Splendored Thing 6. Dedicated To You 7. I Hear A Phapsody 8. How About You?

全曲スタンダード。発表されたのが’95年なので、ちょっと録音から間が開いています。他のアルバムと半分以上の収録曲がダブっているためかもしれません。(特に「Tribute」とは録音日が9日しか離れていません。) 他のアルバムの同じ曲との比較も面白いかと思います。明るい感じでメロディアスにせまってくる1曲目、静かな優しいメロディに導かれていく2曲目、温かいメロディながらアップテンポでスリリングな展開の3曲目、バラードで語りかけながらも4ビートでやや盛り上がる4曲目、ノリも良くメロディが心地良いアップテンポの5曲目、静かな中にも格調の高さを感じるバラードの7曲目、アクロバティックながらフレーズはきれいな前奏(もちろんメインも)の7曲目、ややアップテンポで陽気にせまってラストを飾る8曲目。

2018年4月 1日 (日)

Nordic Gallery/Edward Vesala(Ds, Per, B, Tamboura, Angklung) Sound & Fury(ECM 1541)

1541

Nordic Gallery/Edward Vesala(Ds, Per, B, Tamboura, Angklung) Sound & Fury(ECM 1541)(輸入盤) - Recorded 1993 and 1994. Jorma Tapio(As, Bcl, Acl, Bfl), Jouni Kannisto(Ts, Fl), Pepa Paivinen(Ts, Ss, Bs, Bass Sax, Fl, Afl, Piccolo), Matti Riikonen(Tp), Iro Haarla(Harp, P, Key, Accordeon, Koto), Jimi Sumen(G), Petri Ikkela(Accordeon), Pekka Sarmanto(B), Kari Linsted(Cello), Tapani Rinne(Cl) - 1. Bird In The High Room 2. Fulflandia 3. The Quay Of Meditative Future 4. Hadendas 5. Unexpected Guest 6. Bluego 7. Lavander Lass Blossom 8. Streaming Below The Times 9. One-Two-Three Or Four-Five-Six 10. A Significent Look Of Birch Grove 11. On The Shady Side Of Forty 12. Flavor Lust

(03/09/28)全曲Edward Vesalaの作曲。1-2分ほどの小品も4曲ほどはさみこまれているアルバム。 1曲目はホーンのアンサンブルを中心にゆったりとドラマチックに展開していきますが、ベースがいない分そのホーンサウンドが強調される特異な11分台の曲。エキゾチックでパワフルな2曲目を過ぎて、ホーンが中心でスローにクラシックのような雰囲気で聴かせる10分台の3曲目、カラフルなエキゾチックさがある4曲目、アグレッシヴな小品の5曲目を経て、複雑な様相も部分的にあるタンゴ作品の6曲目、スピーディーで自由度の高い7曲目、語りかけてくるようなホーンのアンサンブルとフリーな場面のある8曲目、ベースも入って比較的自由なビッグ・バンド・サウンドを聴かせる11曲目、ラストはタンゴで締めくくる12曲目。

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