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2018年3月

2018年3月31日 (土)

Beiseit/Alb-Chehr/Heinz Holliger(ECM New Series 1540)

1540

Beiseit/Alb-Chehr/Heinz Holliger(ECM New Series 1540)(輸入盤) - Beiseit: Recorded 1994. David James(Countertenor), Elmar Schmid(Cl), Teodoro Anzellotti(Accordion), Johannes Nied(B), Heinz Holiger(Cond), Alb-Chehr: Recorded 1992 and 1993. Elmar Schmid(Cl), Klaus Schmid(Cl), Paul Locher(Vln), Marcel Volken(Accordion), Markus Tenisch(Accordion), Oswald Burmann(B), Flanziskus Abgottspon(Narrator) - 1-12. Beiseit 13-21. Alb-Chehr

(04/03/01)Beiseitは、現代音楽家Heinz Holligerがスイスの民族音楽を元に作曲したとのことですが、やはり現代音楽の難解さが出ているサウンド。カウンターテナーの歌い方もまた現代音楽的。Alb-Chehrの方アルプスの昔の物語が元になっていて、ナレーション付き。こちらはスイスで使われる特殊な楽器で演奏とのこと。表記の他にもいろいろな楽器の音があるようです。陽気で民族的な部分と難解な部分が交互に出てきます。

2018年3月30日 (金)

Dvorak/Janacek/Eben/Prague Chamber Choir(ECM New Series 1539)

1539

Dvorak/Janacek/Eben/Prague Chamber Choir(ECM New Series 1539)(輸入盤) - Recorded November 1993. Dagmer Maskova(Soprano), Marta Banackova(Alto), Walter Coppola(Tenor), Peter Mikulas(Bass), Lydie Hartelova(Harp), Josef Ksica(Org), Prague Chamber Choir, Josef Pencik(Cond) - Antonin Dvorak: 1-5. Mass In D Major Op.86 Leos Janacek: 6. Our Father Petr Eben: 7. Prague TeDeum 1989

(04/02/21)19-20世紀の作曲家の作品集。ドヴォルザーク、ヤナーチェク、エベン共にチェコ出身。オルガン(曲によってハープも)と混声合唱による演奏ですが、ECMらしくエコーが効いています。ドヴォルザーク・ホールでの録音とありますが、何となく教会の中で聴いているような雰囲気。チェコ独自の民族的な哀愁も、そこはかとなく漂っている感じです。ただ、ECMにしては珍しく、メリハリの効いている合唱曲という感じです。

2018年3月29日 (木)

"How It Was then... Never Again"/Azimuth(ECM 1538)

1538

"How It Was then... Never Again"/Azimuth(ECM 1538) - Recorded April 1994. John Taylor(P), Norma Winstone(Voice), Kenny Wheeler(Tp, Flh) - 1. How It Was Then 2. Looking On 3. Whirlpool 4. Full Circle 5. How Deep Is The Ocean 6. Stango 7. Mindiatyr 8. Wintersweet

’70年代後半から、休み休み続いていたグループの第5作目。メンバー(一人ないしは複数の作曲(作詞))が多い。楽器編成も特殊だし、そこにヴォイスがからんでいます。静かに語りかけると思ったらちょっとリズムがあって中盤過ぎホーンやピアノで盛り上がりもあるタイトル曲の1曲目、研ぎ澄まされた冷たいピアノとヴォーカルの2曲目、変拍子なのかタイトルどおりに「渦巻き」を表わす急速調の3曲目、しっとりした切ない美しさのピアノとホーンが哀愁を誘う4曲目、ケニー・ホイーラーの一人多重録音の唯一のスタンダードの5曲目、やや激しさもある、浮遊感覚と温度感の低さも特徴的な6曲目、ボボ・ステンソン作の穏やかにゆったりと進んでいくバラードの7曲目、立ち止まりそうなヴォーカルとピアノの囁きを聴く8曲目。

2018年3月28日 (水)

Time Will Tell/Paul Bley(P), Evan Parker(Ss, Ts), Barre Phillips(B)(ECM 1537)

1537

Time Will Tell/Paul Bley(P), Evan Parker(Ss, Ts), Barre Phillips(B)(ECM 1537) - Recorded January 1994 - 1. Poetic Justice 2. Time Will Tell 3. Above The Tree Line 4. You Will, Oscar, You Will 5. Sprung 6. No Questions 7. Vine Laces 8. Clauback 9. Marsh Tides 10. Instance 11. Burlesque

ポール・ブレイとエヴァン・パーカーははじめての共演。全編デュオないしトリオのフリー・インプロヴィゼーション。ハイテンションの傾向もあり。バラバラのようでいて、いつものECMとはちょっと毛色の違う冷たいフリーが展開し、時にややアグレッシヴな17分もの1曲目、緊張感をはらみながら静かに対話しているタイトル曲の2曲目、醒めた混沌を演出している3曲目、ピアノとベースでややフレーズの速い展開の4曲目、音が急速調で飛び交っている5曲目、耽美的な美しさのある6曲目、サックスとベースで超絶なフレーズが続く7曲目、ピアノとサックスだけれど傾向は前の曲に近い8曲目、はっきりとしたピアノのフレーズが印象的な9曲目、サックスとベースで内側を向き続ける10曲目、まさにフリーの鼎談をしている11曲目。

2018年3月27日 (火)

Nordan/Lena Willmark(Vo, Fl)/Ale Moller(Mandora, Natural Fl, Folk-Harp, Shawm, Cows-Horn, Hammered Ducimer, Accordeon)(ECM1536)

1536

Nordan/Lena Willmark(Vo, Fl)/Ale Moller(Mandora, Natural Fl, Folk-Harp, Shawm, Cows-Horn, Hammered Ducimer, Accordeon)(ECM1536) - Recorded December 1993. Palle Danielsson(B), Mats Eden(Vln, Kantele), Per Gudmundson(Vln, Swedish Bagpipes), Tina Johansson(Per), Jonas Knutsson(Sax, Per), Bjorn Tollin(Sax, Per) - 1. Trilo 2. Kom Helge Ande 3. Gullharpan 4. Mannelig 5. Polska Efter Roligs Per 6. Hornlat 7. Sven I Rosengrad 8. S:t Goran Och Draken 9. Tacker Herranom/Mats Hansu Polskan 10. Knut Hauling 11. Polska Efter Jones Olle 12. Svanegangare/Sven Svanehvit 13. Jemsken 14. Batsman/Turklaten 15. Vallsvit 16. Dromspar-Efterspel

スウェーデンの中世のバラードやフォークソングが中心。アレ・メッレルの曲も15-16曲目に。パレ・ダニエルソンや他の楽器が入る事で、伝統と、ちょっと現代の融合を感じます。曲によって デュオの録音から、7人全員の時まであり。北欧の伝統的なフォークソングはこんな感じかも。ヴァイオリンのメロディが民族的でいい響きです。民俗音楽指向としては、ヴォーカル中心でもあり、このレーベルでは数少ないアルバムのひとつ。16曲も収録されていますが、大半は断片をまとめたものだといいます。ジャズ色はないにしても、懐かしさとエキゾチックさが香り立つさまは、なかなかいい感じ。素朴な雰囲気で、その音階と時に切りこむようなヴォーカルが印象的。異国の地に立つ感覚。5-6、11、13、16曲目はインスト。

2018年3月26日 (月)

Exil: Giya Kancheli(ECM New Series 1535)

1535

Exil: Giya Kancheli(ECM New Series 1535) - Recorded May 1994. Maacha Deubner(Soprano), Natalia Pschenitschnikova(Afl, Bfl), Catrin Demenga(Vln), Ruth Killius(Viola), Rebecca Firth(Cello), Christian Sutter(B), Wladimir Jurowski(Cond) - 1. Psalm 23 2. Einmal 3. Zahle Die Mandeln 4. Psalm 5. Exil

(02/07/24)邦題「エクシール-亡命」。現代音楽。深遠の静寂の彼方からソプラノの歌が静かに浮かびあがってくるような構図で、それに寄り添うように他の楽器が絡んでいます。ごく一部分を除いて音が大きい部分はなく、静かに「亡命」というタイトルの重みを表現しています。やはりその色彩は深い青。その沈潜した雰囲気は安らぎなのか、緊張なのか。テーマとしては後者の方がより近い気がしています。 やっぱり、あるのは重み。

2018年3月25日 (日)

Stranger Than Fiction/John Surman(Ss, Bs, Acl, Bcl) Quartet(ECM 1534)

1534

Stranger Than Fiction/John Surman(Ss, Bs, Acl, Bcl) Quartet(ECM 1534) - Recorded November 1993. John Taylor(P), Chris Laurence(B), John Marshall(Ds) - 1. Canticle With Response 2. A Distant Spring 3. Tess 4. Promising Horizons 5. Across the Bridge 6. Moonshine Dancer 7. Running Sands 8. Triptych -Hidden Orchid -Synapsis -Paratactic Paths

8曲目が4人のインプロヴィゼーション、他の曲は全曲ジョン・サーマンの作曲。ミュージシャンは全員イギリス出身。インプロビゼーション的色彩は強いですが、透明な、緊張感のあるサウンド。ベースのアルコから静かに始まり、あたかも冷たいスペイシーなフリーのような1曲目、ベースのアルコからはじまって繊細なピアノやサックスが淡々と語っていく2曲目、ソプラノ・サックスのメロディが印象的で、盛り上がったり静かになったりする3曲目、もったりとしたテーマが繰り返されるのが心に残る4曲目、切ないメロディと浮遊感を抱えながらリズムはプッシュする5曲目、7拍子系のエキゾチックな香りもある6曲目、8分の6拍子で起伏のあるちょっと淡い7曲目、フリーでも、時に構築されたような世界が展開する14分台の8曲目。

2018年3月24日 (土)

Vita Nova/Gavin Bryers(ECM New Series 1533)

1533

Vita Nova/Gavin Bryers(ECM New Series 1533) - Released 1994. 1. Incipit Vita Nova/David James(Countertenor), String Trio 2. Glorious Hill/The Hilliard Ensemble 3. Four Elements/Large Chamber Ensemble 4. Sub Rosa/Gavin Bryars Ensemble

(02/07/27)ギャビン・ブライヤーズの4つの現代音楽作品をまとめてCD化したもので、それぞれ演奏者が違います。カウンターテノールの声と弦楽三重奏の演奏が深遠で印象的な1曲目、おなじみヒリヤード・アンサンブルがしっとりと、しかも深く聴かせてくれる2曲目。詞は2曲とも中世以前のもの。3曲目は28分台の大編成による演奏。4曲目は本人は参加していないものの、サブタイトルで「ビル・フリゼールに捧ぐ」とあります。

2018年3月23日 (金)

Time Being/Peter Erskine(Ds)(ECM 1532)

1532

Time Being/Peter Erskine(Ds)(ECM 1532) - Recorded November 1993. Palle Danielsson(B), John Taylor(Ds) - 1. Terraces 2. For The Time Being 3. If Only I Had Known 4. Evansong 5. Page 172 6. Liten Visa Till Karin 7. Bulgaria 8. Ambleside 9. Phrase One 10. Palle's Headache 11. Pieds-en-L'air

同じメンバーでの2枚目。ピーター・アースキン作は3作(2-3、7曲目)で、ジョン・テイラー色も強い感じ。叙情的で歌い上げるような、4ビートを刻んではいませんが、空間を生かしたピアノ・トリオのサウンド。3者のフリー・インプロヴィゼーションなのに、その叙情性がよく出ている1曲目、逆にフリー的なアプローチが目立つタイトル曲にもかかる2曲目、静かに語りかける繊細なバラードの3曲目、不思議な浮遊感覚をまとった4曲目、冷たい感触のまま進んでいく5曲目、スタンダードなのか、温かいメロディのバラードの6曲目、リズミカルかつメロディアスな変拍子の7-8曲目、美しい硬質なピアノが印象に残るバラードの9曲目、サンバ的なノリなのだけれど温度感は低めな10曲目、珍しく温かいサウンドを感じてしまう11曲目。

(注)’16年に ECM 1497, 1532, 1594, 1657がECM 2490-93のBOXセットになりました。

2018年3月22日 (木)

At The Deer Head Inn/Keith Jarrett(P)/Gary Peakock(B)/Paul Motian(Ds)(ECM 1531)

1531

At The Deer Head Inn/Keith Jarrett(P)/Gary Peakock(B)/Paul Motian(Ds)(ECM 1531) - Recorded September 16, 1992. - 1. Solar 2. Basin Street Blues 3. Chandra 4. You Don't Know What Love Is 5. You And The Night And The Music 6. Bye Bye Blackbird 7. It's Easy To Remember

オリジナルは今回はなし。今回のみドラムがジャック・ディジョネットではなくて、ポール・モチアン。音がドスドスという感じから、スネアのカチャカチャという感じにがらりと変わってしまいます。黄金のリズムセクションとしてあちこちで名演を残している2人だけに、選曲も良いので快演しています。ややアップテンポで、うなり声といっしょにメロディアスなピアノから次々と繰り出される1曲目、ややスローでスマートながらブルースの雰囲気はそれなりにある2曲目、ジャキ・バイアード作のこれまたメロディアスな曲の3曲目、ちょっと抑制の効いた感じからマイナーで後半せまる4曲目、けっこう速いパッセージが繰り出されるスリリングな5曲目、他のアルバムでもおなじみの温かな曲の6曲目、しっとりとしたバラードを味わえる7曲目。

2018年3月21日 (水)

Georg Friedrich Handel/Suites For Keyboard/Keith Jarrett(P)(ECM New Series 1530)

1530

Georg Friedrich Handel/Suites For Keyboard/Keith Jarrett(P)(ECM New Series 1530) - Recorded September 1993. - 1-4. Suite HWV452 G Minor 5-8. Suite HWV447 D Minor 9-12. Suites 2/No.7 HWV440 B-flat Major 13-16. Suites 1/No.8 HWV433 F Minor 17-20. Suites 1/No.2 HWV427 F Major 21-25. Suites 1/No.4 HWV429 E Minor 26-29. Suites 1/No.1 HWV426 A Major

邦題「ヘンデル:クラヴィーア組曲」。 ヘンデルは18世紀の、ドイツ出身で後半生はイギリスに帰化した作曲家。はっきりバロック作品とわかる曲は、私のようなクラシック初心者には入りやすく、耳に心地よく、安らぎを与えます。 アルバムは7つの組曲から成っていて、それぞれが4-5の小さいパートで1つの組曲が出来上がっています。特に短調の作品が好み。安定した曲の構成とメロディはバッハに通じるものがあると思います。

2018年3月20日 (火)

Matinale/Krakatau(ECM 1529)

1529

Matinale/Krakatau(ECM 1529)(輸入盤) - Recorded November 1993. Raoul Bjorkenheim(G, B Recorder, Gong), Jone Takamaki(Ts, As, Ss, Bs, Krakaphone, Reed Fl, Wooden Fl, Bell), Uffe Krokfors(B, Per), Ippe Katka(Ds, Gongs, Per) - 1. Matinale 2. Unseen Sea Scene 3. Jai-Ping 4. Rural 5. For Bernard Moore 6. Sarajevo 7. Suhka 8. Raging Thrist

(99/04/19)ギターがディストローションの効いたロックっぽいフレーズ(ちょっとアウトしているような感じ)で、そこに絡むサックス が印象的です。むしろヨーロピアン・ジャズ・ロックが好きな人が喜びそうなサウンド。ロック的なテイストでゆったりとエフェクターの効いたギターとサックスが叫んでいく1曲目。2-3曲目は4人のフリー・インプロヴィゼーションで、2曲目はスペイシーな世界、3曲目はエスニックな雰囲気。ロングトーンのサックスとベースのフレーズによる4曲目、スピーディなベースの上をギターとサックスが漂っていくような5曲目、静かな部分がメインで、かつドラマチックに展開していくフリーを基調にした12分台の6曲目、スペイシーかつ牧歌的な7曲目、リズミックなロックノリでパワーのある8曲目。

2018年3月19日 (月)

A Biography Of the Rev. Absalom Dawe/John Surman(Acl, Bcl, Ss, Bs, Key)(ECM 1528)

1528

A Biography Of the Rev. Absalom Dawe/John Surman(Acl, Bcl, Ss, Bs, Key)(ECM 1528) - Recorded October 1994. 1. First Flight 2. Countless Journeys 3. A Monastic Calling 4. Druid's Circle 5. 'Twas But Piety 6. Three Aspects 7. The Long Narrow Road 8. Wayfarer 9. The Far Corners 10. An Image

邦題「バイオグラフィー」。全曲ジョン・サーマン作曲で、多重録音ソロの作品。タイトルの訳は「アブサロム・ドウイ師の生涯」で、つまりトータルアルバムですが、その内容は曲のタイトルから想像がつくのみかも。クラリネット(アルト?)のソロでじっくりと聴かせる1曲目、憂いを帯びてフワフワと浮いているようなサウンドの2曲目、哀愁の漂うメロディが淡々と出ていく3曲目、変拍子中心のアンサンブルをバックにマイナー系のメロディの4曲目、訥々と憂愁のメロディがでてくる5曲目、ゆったりとした木管系のアンサンブルと、空間系のソロの6曲目、バス・クラリネットのソロの7曲目、キーボードをバックに、ひたすら哀愁のバス・クラリネットが歌う8曲目、幽玄なメロディが哀しみをさそう9曲目、ミステリアスなアンサンブルの10曲目。

2018年3月18日 (日)

The Fall Of Us All/Steve Tibbetts(G, Per, Discs)(ECM 1527)

1527

The Fall Of Us All/Steve Tibbetts(G, Per, Discs)(ECM 1527)(輸入盤) - Released 1994. Marc Anderson(Congas, Steel Ds, Per), Marcus Wise(Tabla), Jim Anton(B), Eric Anderson(B), Claudia Schmidt(Voice), Rhea Valentine(Voice), Mike Olson(Synth) - 1. Dzogchen Punks 2. Full Moon Dogs 3. Nyemma 4. Formless 5. Roam And Spy 6. Hellbound Train 7. All For Nothing 8. Fade Away 9. Drinking Lesson 10. Burnt Offering 11. Travel Alone

(03/09/27)5、10曲目が共作の他はスティーヴ・チベッツのオリジナル。1曲目ではパーカッションが爆発していて、ギターもエレキでギュイーンというフレーズでパワーがあふれます。やや落ち着きつきつつもエキゾチックな香りはプンプンと漂って盛り上がっていく2曲目、パワフルなパーカッションの上をヴォイスが漂いギターが飛び回る3曲目、ここではじめて静かなサウンドになる4曲目、ゆったりと進みつつギターソロではロックフレーズなおかつ浮遊の5曲目、パーカッションが真正面にあるロックという感じの6曲目、アコースティック・ギターの風も吹いてくる7曲目、その風がさらに変化しながら進む8曲目、ギターだけで静かな雰囲気の9曲目、ドラマチックな構成でせまってくる10曲目、やはりエキゾチックな締めくくりの11曲目。

2018年3月17日 (土)

Acoustic Quartet/Louis Sclavis(Cl, Bcl)/Dominique Pifarely(Vln)(ECM 1526)

1526

Acoustic Quartet/Louis Sclavis(Cl, Bcl)/Dominique Pifarely(Vln)(ECM 1526) - Recorded September 1993. Marc Ducret(G), Bruno Chevillon(B) - 1. Sencible 2. Bafouee 3. Abrupto 4. Elke 5. Hop! 6. Seconde 7. Beata 8. Rhinoceros

Louis Sclavis作が8曲中4曲、Dominique Pifarely作が3曲。フランス出身のクァルテット。楽器編成も特殊で、構築された部分も多く、室内楽や現代音楽の要素もある、独自なジャズ。12音階的複雑なメロディーが斬新で、緩急がある1曲目、唯一他者による作曲の、ゆったりとした背景にソロが浮かび上がる、またサウンドがクラシック的に変わっていくドラマチックで情景的な2曲目、浮遊感を伴いながら、途中からやや激しく自由になっていく3曲目、薄暮にゆっくりと浮かび上がるバラードの4曲目、 変拍子系で勢いがあるも揺らぎながら進んでいく5曲目、エキゾチックな速いパッセージが続くスリリングな12分台の6曲目、ミステリアスなメロディの配列の小品の7曲目、現代音楽のような雰囲気を醸し出している独特な8曲目。

2018年3月16日 (金)

Officium/Jan Garbarek(Ss, Ts)/The Hilliard Ensemble(Vo)(ECM New Series 1525)

1525

Officium/Jan Garbarek(Ss, Ts)/The Hilliard Ensemble(Vo)(ECM New Series 1525) - Recorded September 1993. - 1. Parce Mihi Domine 2. Primo Tempore 3. Sanctus 4. Regnanteem Sempiterna 5. O Salutaris Hostia 6. Procedentem Sponsum 7. Phlcherrima Rosa 8. Parce Mihi Domine 9. Beata Viscera 10. De Spineto Nata Rosa 11. Credo 12. Ave Maris Stella 13. Virgo Flagellatur 14. Oratio Ieremiae 15. Parce Mihi Domine

聖歌とサックスの即興が組み合わさった、不思議ながらも聴いていて落ち着く音楽。いわゆるクラシックの分野の古楽である聖歌、それもかなり古くて作曲者不詳のものもあり、13-16世紀(チェコのものがやや多い)を中心とした題材で、グレゴリオ聖歌からも取り上げられています。ゆったりと美しいハーモニーで歌われる聖歌に絡むように、あるいは寄り添うように漂っているサックスがまた、透明感を持って美しく響いてきます。

2018年3月15日 (木)

Exile/Sidsel Endresen(Voice)(ECM 1524)

1524

Exile/Sidsel Endresen(Voice)(ECM 1524) - Recorded August 1993. Django Bates(P, Ts), Nils Petter Molvaer(Tp), Jon Christensen(Ds, Per), Jens Bugge Wesseltoft(Key), David Daring(Cello) - 1. Here The Moon 2. Quest 3. Stages 1,2,3 4. Hunger 5. Theme 1 6. Waiting Train 7. The Dreaming 8. Dust 9. Variation 3 10. Theme2 11. Exile

ジゼル・アンドレセンは詩人でもありますが、北欧の香りが漂ってきてしまう ヴォイス。彼女の詞の曲が多く、作曲は彼女やメンバー、そしてヨン・バルケなど。チェロがちょっとスパイスが効いている、スペイシーな部分を多く感じるサウンド。曲によって全員が参加しているわけではないです。小品の1曲目から雰囲気はそちら方面で、2曲目も似たサウンドカラー。ジャンゴ・ベイツとのデュオの、不思議な浮遊感覚のある3曲目、インストルメンタルが長く、静かでドラマチックな感触の4曲目、ヴォイスとチェロのインプロヴィゼーションの小品の5、10曲目、エレクトリックな感覚のある6曲目、哀愁感覚の強い7曲目、ミステリアスなエキゾチックさのある8曲目、インストルメンタルの9曲目、やはり静かな北欧の、タイトル曲の11曲目。

2018年3月14日 (水)

Federico Mompou: Musica Callada/Herbert Henck(P)(ECM New Series 1523)

1523

Federico Mompou: Musica Callada/Herbert Henck(P)(ECM New Series 1523)(輸入盤) - Recorded August 1993. - Musica Callada: 1-9. Book 1 10-16. Book 2 17-21. Book 3 22-28. Book 4

(04/03/25)Federico Mompouは20世紀スペインの作曲家。邦題にすると「沈黙の音楽」ということになるのでしょうか。’59-67年にかけて作曲された28曲の小品集。現代的というよりも、全体的に音数が少なく、どこか懐かしさのある空間的なメロディの曲が多いです。ただし音符使いは音が少ないながらも複雑な感じ。まさに繊細な音、音、音。感覚的とも言えるメロディが逆に強く心に訴えかけてきます。淡色系の色合い。

2018年3月13日 (火)

The Call/Charles Lloyd(Ts)(ECM 1522)

1522

The Call/Charles Lloyd(Ts)(ECM 1522) - Recorded July 1993. Bobo Stenson(P), Anders Jormin(B), Billy Hart(Ds) - 1. Nocturne 2. Song 3. Dwija 4. Glimpse 5. Imke 6. Amarma 7. Figure In Blue, Memories Of Duke 8. The Blessing 9. Brother On The Rooftop

全曲チャールス・ロイドの作曲。ドラムスがビリー・ハートになったせいか、より自由で内省的なサウンドになっています。その静かでフレキシブルなバラード調の曲のサウンドの雰囲気がなかなかの1曲目、ピアノで語りかけるようにはじまり、徐々に温度感低く盛り上がっていく12分台の2曲目、しっとりとしたサックスが淡々とスピリチュアルに語る3曲目、自由度が高いながらもややテンポが全曲よりも速く、ノリも良くなっている4曲目、さらに元気に飛ばす5曲目、フワフワと、しかも明快にサックスが舞い飛ぶ透明度のある6曲目、哀愁度としっとり感が高めで色調が蒼い感じがする7曲目、テンポがあるかないかギリギリの感じの静かな場面の多いバラードの8曲目、ドラムスとのデュオで明るいサックスと小刻みなドラムスの9曲目。

(注)Quartets/Charles Lloyd(Ts, Fl, Chinese Oboe, Tibetan Oboe)(ECM2316-20)で5枚組BOXとして、’13年に再発。

2018年3月12日 (月)

12 Hommages A Paul Sacher Pour Violoncelle/Patrick Demenga(Cello)/Thomas Demenga(Cello)(ECM New Series 1520/21)

1520

12 Hommages A Paul Sacher Pour Violoncelle/Patrick Demenga(Cello)/Thomas Demenga(Cello)(ECM New Series 1520/21)(輸入盤) - Recorded June 1993. Barbara Lichter(Cello), Anna Loudos(Cello), Beat Feigenwinter(Cello), Michael Keller(Cello), Francoise Schiltknecht(Cello), Pierpaolo Toso(Cello), Jurg Wyttenbach(Cond) - Alberto Cinastera: Punena No.2 Op.45: 1. Hawaii 2. Wayno Karnavalito Wolfgang Fortner: Zum Spielen Fur Den 70. Geburtstag Thema Und Variationen Fur Violoncello Solo Hans Werner Henze: 4. Capriccio Conrad Beck: Fur Paul Sacher Drei Epigramme Fur Violoncello Solo: 5. 1. Moderato 6. 2. Tranquillo 7. 3. Vivo Henri Dutilleux: 3 Strophes Sur Le Nom De Sacher: 8. 1. Un Poco Indeciso 9. 2. Andante Sostenuto 10. 3. Vivace Witold Lutoslawski: 11. Sacher-Variationen Licuano Berio: 12. Les Mots Sont Alles Cristobal Halffter: 13. Variationen Uber Das Thema eSACHERe Benjamin Britten: 14. Tema <> Klaus Huber: 15. Transpositio Ad Infinitum Fur Ein Virtuoses Solocello Heinz Holliger: 16. Chaconne Fur Violoncello Solo Pierre Boulez: 7. Messagesquisse Pour 7 Violoncelles

(04/02/14)指揮者であるPaul Sacherが70歳の誕生日を迎えるにあたって、12人の現代音楽家がチェロの曲を提供して彼をたたえたとの事です。作曲家の中には私でさえ知っている名前も。ほとんどの曲がチェロのソロだと思われますが、最後の曲のみ7人のチェロ奏者での演奏。やはり、どの曲も現代音楽らしく素直でないやや難解な旋律を持ちます。色彩的には皆寒色系ですが、作曲者による個性の違いもやや感じられます。

2018年3月11日 (日)

Dark Wood/David Darling(Cello)(ECM 1519)

1519

Dark Wood/David Darling(Cello)(ECM 1519) - Recorded July 1993. - 1. Darkwood 4 Dawn 2. In Motion 3. Journey 4. Darkwood 5 Light 5. Earth 6. Passage 7. Darkwood 6 Beginning 8. Up Side Down 9. Medieval Dance 10. Darkwood 7 The Picture 11. Returning 12. New Morning

チェロのソロアルバムで、全曲デヴィッド・ダーリングの作曲。ダーク・ウッドの1-3は、前作「チェロ」に入っていました。その延長線なので4-7なのでしょう。 それぞれ3-4曲ずつ組曲になっています。それぞれの曲自体も「夜明け」「動き」「旅」「明り」「大地」「小径」「始まり」「さかさまに」「探して」「中世の踊り」「絵画」「帰り」「新しい朝」とドラマチックなタイトルで、サウンド。ヨーロッパの黒く深い森のイメージが、映画音楽のようなチェロの録音(多重録音もあるようですが)から出てきます。ECMでのミキシングやエコー処理で、森の空間がうまく表現されている感じ。当然ながらジャズ度はなく、幽玄なサウンド世界が立ちはだかり、あるいはそこに存在していて、抑えがたい寂寥感が、私達をヨーロッパの森へ連れていってくれます。

2018年3月10日 (土)

Pendulum/Eberhard Weber(B)(ECM 1518)

1518

Pendulum/Eberhard Weber(B)(ECM 1518) - Recorded Spring 1993. - 1. Bird Out Of Cage 2. Notes After An Evening 3. Delirium 4. Children's Song No.1 5. Street Scenes 6. Silent For A While 7. Pendulum 8. Unfinished Self-Portrait 9. Closing Scene

全曲エバーハルト・ウェーバーの作曲。ベースの多重録音によるソロで、エフェクターを使用して面白い効果を生み出します。他の楽器は使用していないとのこと。バランス的に違和感がないのが彼らしい。やや哀愁系のメロディがやや重心低くせまってくる1曲目、明るめのポップスのようなサウンドを持つ2曲目、ややスピーディーなメロディながら哀しみを背負ったような3曲目、タイトルどおりちょっと優しげでおっとりとした4曲目、16ビート的アップテンポでギターとのデュオのような効果をもたらしている5曲目、牧歌的でフレットのないベースのメロディの良さがある6曲目、印象に残るメロディとジャズフィーリングも少しあるタイトル曲の7曲目、短調で少しどっしりとした感じの8曲目、ゆったりと温かいメロディに包まれた9曲目。

2018年3月 9日 (金)

Further/Jon Balke(P, Key) w/Magnetic North Orchestra(ECM 1517)

1517

Further/Jon Balke(P, Key) w/Magnetic North Orchestra(ECM 1517) - Recorded June 1993. Jens Petter Antonsen(Tp), Per Jorgensen(Tp, Vo), Morten Halle(As), Tore Brunborg(Ts, Ss), Gertrud Okland(Vln), Troud Villa(Viola), Jonas Franke-Blom(Cello), Anders Jormin(B), Marilyn Mazur(Per), Andun Kleive(Ds) - 1. Departure 2. Step One 3. Horizantal Song 4. Flying Place 5. Shaded Place 6. Taraf 7. Moving Carpet 8. Eastern Forest 9. Changing Song 10. Wooden Voices 11. Arrival

全曲ヨン・バルケの作曲。変則的な編成で、やや内省的なアレンジです。書き譜が多いのか、まとまりのあるサウンド。エキゾチックな響きが支配する小品の1、11曲目、淡々としたピアノにゆったり絡んでくるアンサンブルの2曲目、やや哀愁が混ざりながらもオーケストラの味わいのある3曲目、静かなところから盛り上がるメロディとリズムのやり取りの4曲目、静かでメカニカルなフレーズの上を舞うメロディの5曲目、ちょっとゆったりでエキゾチックな香り、かつドラマチックな6曲目、やや抑え気味で夢の中を行くようなサウンドの7曲目、ストリングスとトランペットで静かに漂う8曲目、哀愁のあるメロディと少しトンガッたフレーズが交錯する、ヴォーカル入りの9曲目、氷の上を危ういバランスでゆっくり走って行くような10曲目。

2018年3月 8日 (木)

Reflections/Bobo Stenson Trio(P)(ECM 1516)

1516

Reflections/Bobo Stenson Trio(P)(ECM 1516) - Recorded May 1993. Anders Jormin(B), Jon Christensen(Ds) - 1. The Enlightener 2. My Man's Gone Now 3. Not 4. Dorrmattan 5. Q 6. Reflections In D 7. 12 Tones Old 8. Mindiatyr

きれいで叙情的なピアノ・トリオのサウンドが心地良く、それでいて静かにトリオで主張してくるようなアルバム。ECMの中では聴きやすい方のアルバムかも。1曲目は比較的分かりやすいテーマですが、だんだん彼ら流のインプロヴィゼーションにハマッていきます。ガーシュイン・ナンバー(オリジナルかと思った)を静かに淡々と綴っていく2曲目、叙情的で静かな緊張感をたたえる3曲目、フリー・インプロヴィゼーション的なサウンドを持つ4曲目、アンダース・ヨーミン作でベース・ソロがクローズ・アップされる5曲目、薄氷を踏むような低い温度感でこれもオリジナルと思えたエリントン作の6曲目、語りかけてくるような7曲目、10分台の曲で、ベースのフレーズが印象的で、かつドラマチックな展開をしめす8曲目。(00年9月23日発売)

2018年3月 7日 (水)

Madar/Jan Garbarek(Ts, Ss)、Anouar Brahem(Oud), Ustad Shaukat Hussain(Tabla)(ECM 1515)

1515

Madar/Jan Garbarek(Ts, Ss)、Anouar Brahem(Oud), Ustad Shaukat Hussain(Tabla)(ECM 1515) - Recorded August 1992. - 1. Sull Iull 2. Madar 3. Sebika 4. Bahia 5. Ramy 6. Jaw 7. Joron 8. Qaws 9. Epilogue

ノルウェーのトラディショナルが2曲(1、7曲目)、アヌアル・ブラヒム作が3曲(3-5曲目)、インプロヴィゼーションが2曲(2、8曲目)。ノルウェー(サックス)、チュニジア(ウード)、パキスタン(タブラ)出身のトリオ編成で 、異なる世界の折衷。1、7曲目が北欧トラディショナルなのに、すごく中近東的なエキゾチックさを感じます(1曲目はトリオ、7曲目はデュオ)。不思議。異なる世界から寄り添って組み上げていくデュオの2曲目、やはりデュオで沈みがちながらややテンポの良い3曲目、哀愁のやや速いパッセージのウード・ソロの4曲目、比較的鋭いフレーズのデュオの5曲目、タブラのソロとヴォイスが堪能できる6曲目、静けさがら徐々に盛り上がる15分にわたるドラマチックなトリオの演奏の8曲目、ウードの小品の9曲目。

2018年3月 6日 (火)

Johann Sebastian Bach/The French Suites/Keith Jarrett(Harpsichrd)(ECM New Series 1513/14)

1513

Johann Sebastian Bach/The French Suites/Keith Jarrett(Harpsichrd)(ECM New Series 1513/14) - Recorded September 1991. - 1-6. Suite No.1 BWV812 d-moll 7-12. Suite No.2 BWV813 c-moll 13-19. Suite No.3 BWV814 h-moll 20-26. Suite No.4 BWV815 Es-Dur 27-33. Suite No.5 BWV816 G-Dur 34-41. Suite No.6 BWV817 E-Dur

邦題「J.S.バッハ フランス組曲」。 バッハは18世紀ドイツの有名な作曲家。原曲のせいかどうか分かりませんが、キースのソロ・インプロヴィゼーションを連想させてしまうような曲やメロディもあります。間の取り方が独特のような気もしますが、他の演奏家の演奏を聴いた事がないので、さて。曲も「アルマンド」「クーラント」「サラバンド」「メヌエット」「ジーグ」「エール」「アングレーズ」「ガヴォット」など定型的ながらも幻想的なタイトルが。

2018年3月 5日 (月)

William Byrd: Motets And Mass For Four Voices/Paul Hillier(Baritone, Artistic Director)/The Theatre Of Voices(ECM New Series 1512)

1512

William Byrd: Motets And Mass For Four Voices/Paul Hillier(Baritone, Artistic Director)/The Theatre Of Voices(ECM New Series 1512)(輸入盤) - Recorded February 1992. Judith Nelson(Soprano), Drew Minter(Countertenor), Paul Elliott(Tenor), Christopher Bowers-Broadbent(Org) - Thomas Tallis: 1. O Ye Tender Babes William Byrd: Motets: Propers For The Feast Of Corpus Christi 2. Introit: Cibavit Eos 3. Gradual & Alleluia: Ocuili Omnium 4. Offertory: Sacerdotes Domini 5. Communion: Quotiescunque Manducabities 6. Mass For Four Voices: Kyrie 7. Mass For Four Voices: Gloria 8. Gloria Tibi Trinitas 9. Mass For Four Voices: Credo 10. Clarifica Me Pater 1 11. O Sacrum Convivium 12. Clarifica Me Pater 2 13. Mass For Four Voices: Sanctus 14. Mass For Four Voices: Benedictus 15. Clarifica Me Pater 3 16. Mass For Four Voices: Agnus Dei John Taverner: 17. In Nomine Richard Edwards: 18. In Going To My Naked Bed John Sheppard: 19. Vaine, Vaine, Vaine

(04/02/14)16-17世紀の作曲家(宗教音楽家)の特集のアルバム。その中でもイギリス人William Byrdの曲を多く取り上げています。(19曲中15曲)。なお、1曲目のThomas Tallisとは師弟関係にあったようです。間に5曲、オルガンのみの曲もありますが、歌の曲はソプラノとカウンターテナーもいて声域バランスの高めな、敬虔で素朴、かつ深遠な教会音楽が繰り広げられています。当時の教会の情景がしのばれるサウンド。

2018年3月 4日 (日)

Speak Of The Devil/John Abercrombie Trio(G)(ECM 1511)

1511

Speak Of The Devil/John Abercrombie Trio(G)(ECM 1511) - Recorded July 1993. Dan Wall(Org), Adam Nussbaum(Ds) - 1. Angel Food 2. Now And Again 3. Mahat 4. Chorale 5. Farewell 6. BT-U 7. Early To Bed 8. Dream Land 9. Hell's Gate

このメンバーでの2枚目。ここでの作曲もジョン・アバークロンビー(4-5、7曲目)とダン・ウォール(1、8-9曲目)が3曲ずつ。フリー・インプロヴィゼーションの曲も2曲 (2-3曲目)。ハモンドB3オルガンなのに温度感の低いこと。しっとりと始まったと思ったら、ちょっとロック的なドラムスにのってギターを弾きまくっている1曲目、内省的に向き合って語りかける2曲目、ドラム・ソロではじまるけっこう切れ味の鋭い3曲目、自由にギターが彷徨っていてテンポもいい感じの4曲目、優しく味わいのあるゆったりしたバラードの5曲目、けっこうハードに攻めているリズミカルな6曲目、8分の6拍子でメロディアスに、時にやや激しい7曲目、7拍子のバラードでギターの主張もある8曲目、8ビートでややミステリアスなサウンドの9曲目。

2018年3月 3日 (土)

Abii Ne Viderem/Giya Kancheli(ECM New Series 1510)

1510

Abii Ne Viderem/Giya Kancheli(ECM New Series 1510) - Recorded April 1994. Vasiko Tevdorashvili(Voice), Natalia Pschenitschnikova(Afl), Kim Kashkashian(Viola), Stuttgarter Kammerorchester, Dennis Russell Davies(Cond), The Hilliard Ensemble: David James(Countertenor), David Gould(Countertenor), Rogers Covey-Crump(Tenor), John Potter(Tenor) - 1. Morning Prayers 2. Abii Ne Viderem 3. Evening Prayers

(02/08/11)邦題「私は去る、見ることもないままに」。現代音楽。1、3曲目は組曲の一部で、やはりカンチェーリらしく、静かな場面が大半を占めていて、時々突発的に音が大きくなる、といった構図。3曲目はヒリヤード・アンサンブルが参加 しています。2曲目のタイトル曲は、キム・カシュカシャンのヴィオラで悲しげな旋律を奏でていきますが、進行は空間的で複雑。現代的にもかかわらず、おそらく宗教的な要素も含んでいます。

2018年3月 2日 (金)

Musica De Sobrevivencia/Egberto Gismonti(P, G, Fl) Group(ECM 1509)

1509

Musica De Sobrevivencia/Egberto Gismonti(P, G, Fl) Group(ECM 1509) - Recorded April 1993. Nando Carnerio(Synth, G, Caxixi), Jaques Morelenbaum(Cello, Bottle), Zeca Assumpcao(B, Rainwood) - 1. Carmem 2. Bianca 3. Lundu 2 4. Forro 5. Alegrinho 2 6. Natura, Festa Do Interior

邦題「ミュージック・オブ・サヴァイヴァル」。全曲エグベルト・ジスモンチの作曲。モチーフはブラジルの、ある壮大な湿地帯だそうです。33分にも及ぶ6曲目を聴く 5分前に読めという詩がライナーに書いてありますが、輸入盤だと英語のみ。映像的に迫ってくるような連綿とした音のつながりがそこにあります。物語がゆっくりとはじまっていくような、独特な哀愁に包まれているギター中心の1曲目、印象的でエキゾチックなメロディが寄せては返す、やはりギターの2曲目、速いテンポの綾織り系のアルペジオがせまってくる3、5曲目、ミステリアスなピアノになってノリの良いリズムとの対比が面白い、ラストはフルートで原初的な4曲目、そして壮大な6曲目は「ナトゥーラ:未開地の祭」という、クラシックの香りもあるドラマチックな大作。

2018年3月 1日 (木)

Gyorgy Kurtag/Robert Schumann/Hommage A R. Sch.(ECM 1508)

1508

Gyorgy Kurtag/Robert Schumann/Hommage A R. Sch.(ECM 1508)(輸入盤) - Recorded August 1992, May and September 1994. Kim Kashkashian(Viola), Rovert Levin(P), Eduard Brunner(Cl) - Gyrgy Kurtag: 1-9. Neun Stcke Fur Viola Solo 10-15. Jelek Op.5 16-21. Hommage A R. Sch. Op.15d Robert Schumann: 22-25. Marchenbilder Op.113 26-28. Fantasiestucke Op.73 29-31. Marchenerzahlungen Op.132

(03/09/21)前半は20世紀の作曲家Gyrgy Kurtag、後半は19世紀の作曲家Robert Schumannの曲を取り上げています。前半15曲目まではヴィオラのソロ。16-21曲目は3人での演奏。やはりKurtagは難解なイメージがあって、スペイシーかつ内省的に心の中に入り込んできます。後半のシューマンは2人ないし3人での演奏。やはりこちらの方が長調はほのぼの、短調は哀愁漂う、親しみやすいメロディなので、聴きやすいです。

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