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2007年9月

2007年9月30日 (日)

Playground/Manu Katche(Ds)

2016
Playground/Manu Katche(Ds)(ECM 2016)(輸入盤) - Recorded January 2007. Mathias Eick(Tp), Trygve Seim(Ts, Ss), Marcin Wasilewski(P), Slawomir Kurkiewicz(B), David Torn(G on 1, 12) - 1. Lo 2. Pieces Of Emotion 3. Song For Her 4. So Groovy 5. Morning Joy 6. Motion 7. Project 58 8. Snapshot 9. Possible Thought 10. Inside Game 11. Clubbing 12. Song For Her (Var.)

(07/09/30)全曲マヌ・カッチェの作曲。オーソドックスなクインテット中心ですが、4ビートにはなりません。北欧や東欧のミュージシャンを使って、淡々とした進行で哀愁のあるメロディがゆったりと繰り広げられるパターンの曲が多め。メロディアスで哀愁度が高く、印象的です。ただ中盤に行くにつれて独自のポップ的色彩はやや強くなる感じで、変化が出てきます。控えめながらそのドラムスはロックやポップス系の叩き方で、曲の進行に安定感があります。インスト・ポップスを聴いているような部分も。色調はあまり変わらないながら、4-5曲目のようにドラムスが割と前面に出てくる曲も時々あって、メリハリはあります。8曲目はボッサが入って曲の中ほどでそれなりに盛り上がりも。11曲目はアップテンポの16ビートで爆発。

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2007年9月29日 (土)

The Jewel In The Lotus/Bennie Maupin(Reeds, Voice, Glockenspiel)

1043
The Jewel In The Lotus/Bennie Maupin(Reeds, Voice, Glockenspiel)(ECM 1043)(輸入盤) - Recorded March 1974. Herbie Hancock(P, Key), Buester Williams(B), Frederick Waits(Ds, Marimba), Billy Hart(Ds), Bill Summers(Per), Charles Sullivan(Tp) -1. Ensenada 2. Mappo 3. Excursion 4. Past + Present = Future 5. The Jewel In The Lotus 6. Winds Of Change 7. Song For Tracie Dixon Summers 8. Past Is Past

(07/09/29)全曲Bennie Maupinの作曲。ここにはオーソドックスな4ビートは出てこず、あくまでもECM流。ハービー・ハンコックの存在感がある曲も。流れていくリズムの上を、漂っていくメロディがもっとゆったりと流れていく1曲目、濃いアフリカン・ビートで自由なスペースの中をソロ楽器が自由に泳いでいく2曲目、ドローンのようなサウンドの中を呪文のようなものが漂っていき後半やや盛り上がる神秘的な3曲目、静かに寒色系で流れていくテンポのない4曲目、静かな場面から朗々としたサックスやエレキピアノなどを通して、あくまでもゆったりと進んでいく5曲目、ホーンを中心とした静かな小品の6曲目、ベース・ソロから、極めてスペイシーでゆったりした動きの7曲目、ホーンとピアノを中心に語り合うバラードでの8曲目。

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2007年9月28日 (金)

Gustav Mahler/Dmitri Shostakovich/Gidon Kremer(Cond)/Kremerata Baltica

2024
Gustav Mahler/Dmitri Shostakovich/Gidon Kremer(Cond)/Kremerata Baltica(ECM New Series 2024)(輸入盤) - Recorded October 2001 and November 2004. Yulia Korpacheva(Soprano), Fedor Kuznetsov(Bass) - Gustav Mahler: 1. Symphony No.10 - Adagio Dmitri Shostakovich: 2-12. Symphony No.14 Op.135

(07/09/27)グスタフ・マーラーは19世紀から20世紀にかけてウィーンで活躍した作曲家(曲は1910年作曲)、ドミートリィ・ショスタコーヴィチは20世紀ロシアの作曲家(曲は1969年作曲)。マーラー作品はやや大人チックで、クラシックの王道を行くような、穏やかな部分の多い演奏、ショスタコーヴィチ作は、荘厳なイメージのある現代的なオペラ作品。現代音楽としては分かりやすい方。「死と別離」がテーマの、異質な2つの世界の合併作。(07年10月3日発売)

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2007年9月27日 (木)

Towards Silence/Paul Giger(Vin, Violino D'amore)/Marie-Louise Dahler(Harpsichord)

2014
Towards Silence/Paul Giger(Vin, Violino D'amore)/Marie-Louise Dahler(Harpsichord)(ECM New Series 2014)(輸入盤) - Recorded October 2006. - Paul Giger/Marie-Louise Dahler: 1. From Silence To Silence Johann Sebastian Bach: 2. Aria Paul Giger/Marie-Louise Dahler: 3. Cemb A Quattro 4. Halfwhole Johann Sebastian Bach: 5. Vivace - Pstludium(Impro) Paul Giger/Marie-Louise Dahler: 6. Dorian Horizon Johann Sebastian Bach: 7. Allegro Paul Giger/Marie-Louise Dahler: 8. Vertical Paul Giger: 9. Gliss A Uno Johann Sebastian Bach: 10. Praeludium(Impro) - Adagio Paul Giger/Marie-Louise Dahler: 11. Bells 12. Bombay 2 Johann Sebastian Bach: 13. Laggo

(07/09/27)演奏者のオリジナルと、ヨハン・セバスチャン・バッハの曲の抜粋をほぼ交互に聴かせています。それに加えて少しのインプロヴィゼーションを曲に混ぜています。オリジナルは現代音楽的あるいは民族的な展開で、バロック音楽であるバッハとは曲調としては水と油かも。あえてほぼ交互に聴かせていくことにより、不思議な流れを感じているのは、やはりこのレーベルならではの効果かも。ECMとNew Seriesの中間的位置か。

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2007年9月26日 (水)

Valentin Silvestrov/Bagatellen Und Serenaden

1988
Valentin Silvestrov/Bagatellen Und Serenaden(ECM New Series 1988)(輸入盤) - Recorded February 2006. Valentin Silvestrov(P), Alexei Lubimov(P), Munchener Kammerorchester, Christoph Poppen(Cond) - 1-14. Bagatellen 15. Elegie 16-18. Stille Musik 19-20. Abscjoedsserenade 21. Der Bote 22-24. Zwei Dialoge Mit Nachwort

(07/09/24)Valentin Silvestrovは20-21世紀ウクライナのキエフ出身の現代音楽家。ここでは’00年以降の作曲も多くなっています。また、1-14曲目では34分にわたり、作曲者自身のピアノでの演奏。繊細でリリカルなピアノの旋律で、静かな感じです。他のオーケストラ作品は寒色系で温度感が低い現代音楽の難解な旋律を含むものが一部と、もうすこし温かく叙情的で穏やかな演奏と、さまざまです。思索的な方向性は同じか。

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2007年9月25日 (火)

Friedrich Cerha/Franz Schreker/Heinrich Schiff(Cello), Netherlands Radio Chamber Orchestra, Peter Eotvos(Cond)

1887
Friedrich Cerha/Franz Schreker/Heinrich Schiff(Cello), Netherlands Radio Chamber Orchestra, Peter Eotvos(Cond)(ECM New Series 1887)(輸入盤) - Recorded September 2003. - 1-3. Friedrich Cerha: Konzert Fur Violoncello Und Orchester 4. Franz Schreker: Kammersymphonie In Einem Satz

(07/09/24)Friedrich CerhaとFranz Schrekerは年代が違うも20世紀のオーストリア現代音楽家。前半がFriedrich Cerhaの曲で、20世紀も終わりの方で作られた曲だけあって、いかにも現代音楽という感じの無機的な中に流れるような有機的なサウンドが入ってます。Franz Schrekerの曲は1916年の作曲。ある程度伝統的なクラシックサウンドですが、それでもシンフォニックな中に現代を感じさせる音使いがある、現代音楽です。

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2007年9月24日 (月)

Ludwig Van Beethoven/The Piano Sonatas, Vol.5/Andras Schiff(P)

1945
Ludwig Van Beethoven/The Piano Sonatas, Vol.5/Andras Schiff(P)(ECM New Series 1945/46)(輸入盤) - Recorded December 4, 2005. - Three Sonatas Op.31: 1-3. Sonata No.16 G Major Op.31/1 4-6. Sonata No.17 D Minor Op.31/2 "The Tempest" 7-10. Sonata No.18 E-flat Major Op.31/3 "The Hunt" 11-13. Sonata No.21 C Major Op.53 "Waldstein" 14. Andante Favori F Major WoO 57

(07/09/24)コンサート録音。ベートーベンは18-19世紀ドイツの有名な作曲家。このシリーズでは久しぶりのCD2枚組になります。ここではベートーベンの中期の頃の演奏だそうで、トータル1時間46分を安定したサウンドで奏であげていきます。それは曲自体もそうですが、アンドラーシュ・シフの演奏の安定感もなかなか。ライヴでのこういう特集での録音ではプレッシャーも大きいと思うのですが、聴いていて安心と安らぎがあります。(07年10月24日発売)

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2007年9月20日 (木)

The Struggle Continues/Dewey Redman(Ts) Quartet

1225
The Struggle Continues/Dewey Redman(Ts) Quartet(ECM 1225)(輸入盤) - Recorded January 1982. Charles Eubanks(P), Mark Helias(B), Ed Blackwell(Ds) - 1. Thren 2. Love Is 3. Turn Over Baby 4. Joie De Vivre 5. Combinations 6. Dewey Square

(07/09/20)1-5曲目がデューイ・レッドマン作曲で、6曲目のみチャーリー・パーカー作曲。ほんの少しスピリチュアルながらもいわゆる普通のジャズなので、ECMらしくなく、今まで廃盤になっていた理由が分かるような気がします。フリーキー・トーンも交えて縦横無尽にサックスを吹いていくアップテンポの4ビートでの、その他の楽器のソロもゴキゲンな1曲目、浮遊感のある美しいメロディが流れる10分台の3+3+2のリズムでゆったりした2曲目、エレキベースのミディアムのロックビート(?)にのせて、サックスを吹きまくる3曲目、明るくて弾むようなメロディ、アドリブはややアップテンポの4ビートの4曲目、超アップテンポでフリーのフレーズで暴れまわっている5曲目、明快なテーマのややアップテンポでの4ビートの6曲目。

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2007年9月 4日 (火)

ECMの掲載が一段落

’05年5月より毎日1枚ずつ掲載していたECMレーベルのCD(未CD化作品や廃盤を除く)が昨日で一段落しました。ここまでで814枚(複数枚のCDも1つとカウントする)です。

レーベルとしてはまだまだ現役レーベルで、新譜もけっこう発売されていきますので、今後は発売の都度、聴いてコメントの更新となり、不定期更新になりますが、今後ともよろしくお願いします。

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2007年9月 3日 (月)

Being There/Tord Gustavsen(P) Trio

2017
Being There/Tord Gustavsen(P) Trio(ECM 2017)(輸入盤) - Recorded December 2006. Harold Johnsen(B), Jarle Vespestad(Ds) - 1. At Home 2. Vicar Street 3. Draw Near 4. Blessed Feet 5. Sani 6. Interlude 7. Karmosin 8. Still There 9. Where We Went 10. Cocoon 11. Around You 12. Vesper 13. Wide Open

(07/06/03)7曲目以外はTord Gustavsenの作曲。このメンバーではこれが3作目。特筆すべきではない表現かもしれないけど、相変わらず、ゆったりと、ゆっくりと奏でていく哀愁の美旋律は健在です。寄り添うように音が集まっては、聴く人の心に発せられる、ある種沈んでいて、内向的なピアノ・トリオは、聴く人によっては退屈かもしれないし、ある人には心にせまってきます。60分弱で13曲なので、エッセンスを凝縮した曲が集まっています。曲ごとにこうだ、と言うよりは、最初から最後までの流れで聴くアルバムかも。4曲目はゆったりファンクという感じの、そして9曲目はエキゾチックな旋律でやや速い、流れからはちょっと異色な曲。7曲目だけはベーシストの曲ですが、訥々と入るドラムスと優しい旋律が面白い感じです。

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2007年9月 2日 (日)

Universal Syncopations 2/Miroslav Vitous(B)

2013
Universal Syncopations 2/Miroslav Vitous(B)(ECM 2013)(輸入盤) - Recorded November 2004 - April 2005. Bob Mintzer(Ts, Bcl), Gary Campbell(Ss, Ts), Bob Marach(Ts), Randy Brecker(Tp), Daniele Di Bonaventura(Bandneon), Vesna Vasko-Caceres(Voice), Gerald Cleaver(Ds), Adam Nussbaum(Ds) -1. Opera 2. Breakthrough 3. The Prayer 4. Solar Giant 5. Mediterranean Love 6. Gmoong 7. Universal Evolution 8. Moment

(07/06/24)全曲Miroslav Vitousの作曲で、オーケストラアレンジやコーラス、作曲も彼の手によるもの。タイトルは彼のイタリアのスタジオ名で、前作とは内容が違います。クラシックの要素も大胆に取り入れた折衷音楽ですが、特に1曲目では、クラシック(現代音楽)的な場面とジャズ的な場面が交互にあらわれてくる印象が強いです。荘厳さとジャジーさが合わさっている感じ。2曲目以降はその両者が完全にいっしょになって表現されています。なかなかその表現は見事。その後も時にジャズっぽいフレーズが現れるも、クラシックの大河の流れに記譜された部分の多いホーン、という構図。そんな中でも目立っているベースの控えめながらも縦横無尽な動き。一部に入るコーラスも印象的。ランディ・ブレッカーは1、6曲目に参加。(07年6月20日発売)

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2007年9月 1日 (土)

The Zoo Is Far/Christian Wallumrod(P, Harmonium, Toy P) Ensemble

2005
The Zoo Is Far/Christian Wallumrod(P, Harmonium, Toy P) Ensemble(ECM 2005)(輸入盤) - Recorded October 2006. Arve Henriksen(Tp), Gjermund Larsen(Vln, Hardanger Fiddle, Viola), Tanja Orning(Cello), Giovanna Pessi(Baroque Harp), Per Oddvar Johansen(Ds, Per, Glockenspiel) - 1. Nash Lontano 2. Backwards Henry 2 3. Parkins Cembalo 4. Fragment No.6 5. Psalm Kvaen, Solo 6. Fragment No.2 7. Music For One Cat 8. Arch Dance 9. Psalm Kvaen, Tutti 10. The Zoo Is Far 11. Fragment No.7 12. Backwards Henry 1 13. Fragment No.3 14. Detach A 15. Need Elp 16. Psalm Kvaen, Trio 17. Detach B 18. Backwards Henry With Drums 19. Arpa 20. Detach C 21. Arch Dance With Trumpet 22. Fragment No. 1 23. Psalm Kvaen, Quartet 24. Allemande Es

(07/04/14)14、17-18、20曲目が参加者のフリー・インプロヴィゼーションで、他はChristian Wallumrodの作曲。ただし「Backwards Henry」のつく曲は、ヘンリー・パーセルの曲に基づくものだとのこと。70分ほどの時間に24曲あって、小品が多く、その中に中程度の長さの曲が混ざっています。やはり構築された部分とインプロヴィゼーションが程よく混ざった、北欧の4ビートではないジャズです。楽器編成も特殊なので、映画音楽、あるいはクラシックのように聴こえる落ち着いたメロディの曲もあります。そして曲によっては民族音楽的な要素もあったり。1-2分から5-7分ほどにかけての移ろい行く情景描写を眺めているようなサウンドで、多くの曲は静かな語らい。10曲目のタイトル曲も思索的で淡々と進んでいきます。 (07年5月23日発売)

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