2019年1月19日 (土)

There Is Still Time/Frances-Marie Uitti(Cello)/Paul Grifiths(Speaker)(ECM New Series 1882)

1882

There Is Still Time/Frances-Marie Uitti(Cello)/Paul Grifiths(Speaker)(ECM New Series 1882)(輸入盤) - Recorded August 2003. - 1. I Cannot Remember 2. Think Of That Day 3. How I Wish 4. Without Words 1 5. Call From The Cold 6. Touching 7. There It Was 8. The Bells 9. Some Where 10. Without Words 2 11. For You 12. I Did Look 13. Without Words 3 14. My One Fear 15. Without Words 4 16. The Door 17. When This Is Over

(04/11/21)音楽というよりは揺らいでいるような幽玄な、あるいは前衛的なチェロの独奏をバックに、これまたヴォイスというよりは詩の朗読をしているアルバム。4曲のWithout Wordsは、文字通り言葉のない世界。ECMらしい奇妙で独創的なアルバムがまたひとつ誕生。不安感をあおっているような、哀しげなチェロの音色が、変幻自在なナレーションと合わさって、ある種独特の現代音楽的な雰囲気をアルバム全体に漂わせています。

2019年1月18日 (金)

Vague/Anouar Brahem(Oud)(ECM 1881)

1881

Vague/Anouar Brahem(Oud)(ECM 1881)(輸入盤) - Relaesed 2003. - 1. Ronda 2. Perfum De Gitane 3. Houdouth 4. Le Chien Sur Les Genoux De La Devineresse 5. Sebika 6. Leila Au Pays Du Caroussel, Variation 7. Diversion 8. Comme Une Absence 9. Nihawend Lunga 10. Claquent Les Voiles 11. E La Nave Va 12. Vague 13. Bou Naouara 14. Mazad 15. Hulmu Rabia 16. Astrakan Cafe(2) 17. La Nuit Des Yeux

(09/02/10)フランスだけで発売されたという、アヌアル・ブラヒムのコンピレーション盤。デジパック仕様で、ECM番号の表記は印刷されていません。元の曲は、Barzakh(ECM 1432)、Thimar(ECM 1641)、Conte De L'incroyable Amour(ECM 1457)、Madar(ECM 1515)、Le Pas Du Chat Noir(ECM 1792)、Khomsa(ECM 1561)、Astrakan Cafe(ECM 1718)(この中には共同名義もあります。)からの出典となっています。彼のウードというギターに似た楽器を楽しめ、しかもけっこう中東系というのか(確かチュニジア出身ではなかったかな)民族音楽色が強く、曲によっては西洋の楽器とのコンビネーションで独特なエスニックの香りをサウンドに楽しむことができます。このようにコンピレーションになっても自然な流れで聴けてしまうのがいい。

2019年1月17日 (木)

In Praise Of Dreams/Jan Garbarek(Ts, Ss, Synth, Sampler, Per)(ECM 1880)

1880

In Praise Of Dreams/Jan Garbarek(Ts, Ss, Synth, Sampler, Per)(ECM 1880) - Recorded 2003. Kim Kashkashian(Viola), Manu Katche(Ds) - 1. As Seen From Above 2. In Praise Of Dreams 3. One Goes There Alone 4. Knot Of Place And Time 5. If You Go Far Enough 6. Scene From Afar 7. Cloud Of Unknowing 8. Without Visible Sign 9. Iceburn 10. Conversation With A Stone 11. A Tale Begun

全曲ヤン・ガルバレクの作曲。彼の多重録音もあるトラックを中心にして、ヴィオラとドラムスが加わっています。ただ、メインはサキソフォン。それこそ彼自身の世界としか言いようのないサウンドを展開していて、クラシック畑のキム・カシュカシアンも参加することで、民俗音楽的、温度感の低い異種格闘技戦あるいは3者の融合の世界を垣間見せてくれます。曲によってはメロディの強度が高めだったり、エスニックな雰囲気や映画音楽を聴いているような雰囲気。ドラムスが派手にではなく、スパイス的に打ち込まれ、そのサポートもなかなか。ジャズとは遠い世界ながらも、タイトルからもサウンドからも幻想的な異国情緒の世界が味わえるところが面白い。6曲目はベース(シンセ)も入って、哀愁度満点の曲。7曲目もなかなか。(04年9月22日発売)

2019年1月16日 (水)

Which Way Is East/Charles Lloyd(Ts, As, B, Fl, P, Taragato, Oboe, Per, Maracas, Voice)/Billy Higgins(Ds, G, Guimbri, Syrian 'One String', Senegalese, Guinean and In dian Hand Drums, Juno's Wood Box, Per, Voice)(ECM 1878/79)

1878

Which Way Is East/Charles Lloyd(Ts, As, B, Fl, P, Taragato, Oboe, Per, Maracas, Voice)/Billy Higgins(Ds, G, Guimbri, Syrian 'One String', Senegalese, Guinean and In dian Hand Drums, Juno's Wood Box, Per, Voice)(ECM 1878/79) - Recorded January 2001. - What Is Man: 1. The Forest 2. Neing And Becoming 3. Civilization 4. Sea Of Tranquility Divans: 5. Prayer, Sancutuary 6. Supreme Love Dance 7. A Wild And Holy Band Salaam: 8. Oh, Karim 9. Akhi 10. Ya, Karim 11. Tagi All This Is That: 12. Hanuman's Dance 13. Sky Valley 14. Blues Tinge 15. Atman Alone Abides Desire: 16. Wild Orchids Bloom 17. Advaita 18. Chomolungma Devotion: 19. Sally Sunflower Whitecloud 20. My Lord, My Lord 21. Windy Mountain 22. Through Fields And Underground Light Of Love: 23. Mi Corazon 24. Beloved, Chimes At Midnight 25. Take A Chance Surrender: 26. Perfume Of The Desert 27. Benares 28. Amor 29. Forever Dance 30. Bis

ビリー・ヒギンズが亡くなる4ヶ月前の録音で、さまざまな楽器を使用したデュオまたはソロでの録音。CD2枚組で何と2時間半。曲を組曲として大きくとらえれば8曲ですが、細かく数えると30曲にも。1、8、10、20、23、25、28、30曲目などのようにヴォイスの曲もあったりして、民俗音楽的、あるいはフリージャズ的な要素の曲も多く、ややドロくさい場面もあって、聴く人をある程度選ぶのではないかと思います。3、12、16、18、21、24曲目のようなややハードなサックスとドラムスのやり取りが彼ららしいとも思いますが、ECM流ならば同じ楽器構成の5曲目か。4、13、22曲目のソロ・ピアノはしっとり感が漂います。ヴォーカルだけでなく、ギターやGuimbriも味があります。温度感も低くなく、最近のECMとしては異色かも。(04年4月28日発売)

2019年1月15日 (火)

Prezens/David Torn(G, Live-Sampling, Manipulation)(ECM 1877)

1877

Prezens/David Torn(G, Live-Sampling, Manipulation)(ECM 1877)(輸入盤) - Recorded March 2005. Tim Berne(As), Craig Taborn(Key, Org, Synth, Bent Circuits), Tom Rainy(Ds), Matt Chamberlain(Ds on 10) - 1. AK 2. Rest & Unrest 3. Structural Functions Of Prezens 4. Bulbs 5. Them Buried Standing 6. Sink 7. Neck-Deep In The Harrow... 8. Ever More Other 9. Ring For Endless Travel 10. Miss Olace, The Mist... 11. Transmit Regardress

(07/05/15)曲は1人から4人までの、参加者によるフリー・インプロヴィゼーション(構築サウンド?)。エレクトロニクスとフリーと、そしてロック色の強いミステリアスな曲っぽいインプロヴィゼーション。David Tornの一人だけのクレジットは2、5、8-9曲目で、おそらく多重録音だと思うのですが、不思議な味わい。他の曲で、まれにドラムスを中心に爆発して、いわゆるECMの静かなサウンドとはかけ離れたところも多いため、聴くのに注意が必要かもしれません。10曲目は美旋律の出だしで美しいのですが、これもサンプリングなどの手法で出来上がったものでしょう。異色だけれともアルバム全体に不思議な統一感があって、その統一感こそがECMらしいと言えば、らしいです。Tim Berneの参加で、JMTのサウンドも思い出します。(07年7月25日発売)

2019年1月14日 (月)

Evening Falls/Jacob Young(G)(ECM 1876)

1876

Evening Falls/Jacob Young(G)(ECM 1876) - Recorded December 2002. Mathias Eick(Tp), Vidar Johansen(Bcl, Ts), Mats Eiletsen(B), Jon Christensen(Ds) - 1. Blue 2. Evening Air 3. Minor Peace 4. Looking For Jon 5. Sky 6. Presence Of Descant 7. Formerly 8. The Promise 9. Falling

(04/03/23)6曲目がヨン・クリステンセンとの合作の他は全てヤコブ・ヤングのオリジナル。他レーベルではもっと温かみのあるサウンドだったですが、ECMでは温度感がやや低いです。ただし、ギターはあくまでも穏やかに展開していきます。寒色系だけれどもどこか懐かしさを漂わせている1曲目、アンサンブルで静かに包み込んでギターやトランペットが唄う2曲目、哀愁が漂って静かにささやきかけてくる3曲目、ワルツで不思議なメロディのミステリアスな4曲目、北欧のうっすらとした空を思い浮かべるような5曲目、メロディアスでややエキゾチックな雰囲気もある6曲目、トランペットとギターのメロディが語りかけてくる7曲目、テンポのゆるめな優しいバラードの8曲目、静かで温度感もほんの少し高めのタイトル曲の9曲目。 (04年10月21日発売)

2019年1月13日 (日)

J.S. Bach/Motetten/The Hilliard Ensemble(ECM New Series 1875)

1875

J.S. Bach/Motetten/The Hilliard Ensemble(ECM New Series 1875)(輸入盤) - Recorded November 2003. Joanne Lunn(Soprano), Rebecca Outram(Soprano), David James(Countertenor), David Gould(Countertenor), Rogers Covey-Crump(Tenor, Org), Steven Harrold(Tenor), Gordon Jones(Baritone), Robert Macdonald(Bass) - 1-3. Singet Dem Herrn Ein Neues Lied BWV225 4-6. Der Geist Hilft Unser Schwachheit Auf BWV226 7-17. Jesu, Meine Freude BWV227 18-20. Furchte Dich Nicht, Ich Bin Bei Dir BWV228 21-24. Komm, Jesu, Komm BWV 229 25-27. Lobet Den Herrn, Alle Heiden BWV230 28-29. Ich Lasse Dich Nicht, Du Segnest Mich Denn BWV Anh. 159

(07/05/05)有名なバッハですが、その曲を歌唱で、荘厳な雰囲気に包まれての教会録音。ヒリヤード・アンサンブルにしては女声が2人混ざっていて、総勢8人になっているところがポイントで、歌唱に華やかさと厚みが増している感じです。題とか歌詞(ドイツ語です)を眺めてみると、やはり宗教音楽ということになるのでしょうか。バッハならではの、安定した美しいメロディやカウンターメロディ、ハーモニーなどに包まれて、心地よい音楽。 (07年5月23日発売)

2019年1月12日 (土)

Bela Bartok/Paul Hindemith/Zehetmair Quartett(ECM New Series 1874)

1874

Bela Bartok/Paul Hindemith/Zehetmair Quartett(ECM New Series 1874)(輸入盤) - Recorded June 2006. Thomas Zehetmair(Vln), Kuba Jakowicz(Vln), Ruth Killius(Viola), Ursula Smith(Cello) - 1-5. Streichquartett Nr.5/Bela Baltok 6-10. Streichquartett Nr.4 Op.22/Paul Hindemith

(07/05/05)20世紀ハンガリーの作曲家バルトークと、20世紀ドイツの作曲家パウル・ヒンデミットの、それぞれストリング・クァルテットの作品。どちらの曲も戦前の作曲なのですが、やはり難解なイメージはあります。バルトークの作品は、起伏も多く、やや難解な中にもドラマチックな展開が垣間見えています。ヒンデミットの方も、似たような難解さの現代音楽ですが、国民性が違うような気もします。通して聴いても自然(?)なアルバム。 (07年5月2日発売)

2019年1月11日 (金)

Boustrophedon (In Six Furrows)/Evan Parker(Ss)(ECM 1873)

1873

Boustrophedon (In Six Furrows)/Evan Parker(Ss)(ECM 1873)(輸入盤) - Recorded September 2004. Roscoe Mitchell(As, Ss), Andrews Svanoe(As), John Rangecroft(Cl), Neil Metcalfe(Fl), Corey Wilkes(Tp, Flh), Nils Bultmann(Viola), Philipp Wachsmann(Vln), Marcio Mattos(Cello), Craig Taborn(P), Jaribu Shahid(B), Barry Guy(B), Tani Tabbal(Ds, Per), Paul Lytton(Ds, Per) - 1. Overture 2. Furrow 1 3. Furrow 2 4. Furrow 3 5. Furrow 4 6. Furrow 5 7. Furrow 6 8. Finale

(08/05/27)全曲エヴァン・パーカーの作曲。同時期に録音された、ロスコー・ミッチェルの「Composition/Improvisation Nos. 1,2&3」と参加メンバーが同じですが、やや個性を異にしています。現代音楽的ながら、それでも4曲目後半はドシャメシャのフリージャズで、一気に爆発しています。5曲目にはサックスの咆哮があり、7曲目ではスピリチュアルな循環奏法を中心にしたサックスの演奏がクライマックスでフリージャズ的に盛り上がります。スティーヴ・レイクのプロデュースで、聴く人をかなり選ぶ、硬派なインプロヴィゼーション。大半が現代音楽的、時々フリージャズとも言え、この複雑かつドラマチック、そして混沌としたサウンドのテクスチャーをどう汲み取っていくかは、聴き手の判断にゆだねられるのかも。温度感は低めです。

2019年1月10日 (木)

Composition/Improvisation Nos. 1,2&3/Roscoe Mitchell(As)(ECM 1872)

1872

Composition/Improvisation Nos. 1,2&3/Roscoe Mitchell(As)(ECM 1872)(輸入盤) - Recorded September 2004. Evan Parker(Ts, Ss), Anders Svanoe(As, Bs), Corey Wilkes(Tp, Flh), John Rangecroft(Cl), Neil Metcalfe(Fl), Nils Bultmann(Viola), Philipp Wachsmann(Vln), Marcio Mattos(Cello), Craig Taborn(P), Jaribu Shahid(B), Barry Guy(B), Tani Tabbal(Ds, Per), Paul Lytton(Ds, Per) - 1.-1 2.-2 3.-3 4.-4 5.-5 6.-6 7.-7 8.-8 9.-9

(07/04/14)文字通り、作曲された現代音楽のような部分とインプロヴィゼーションで通している部分が混合している感じのサウンド。ロスコー・ミッチェルの人脈にエヴァン・パーカーの人脈が合わさって、エレクトロニクスの使用はないにしても、現代音楽的な表現の部分が随所にみられます。そして温度感は相変わらず低めのまま推移して、時に現代音楽的に統制が取れて輪郭がはっきりするような、時に混沌とした音の集合体が盛り上がってきてエネルギーを発散させていくようなパワーが持続する部分もあるし、逆に内側にこもっていくような部分も。浮遊感を保ちつつ、全体的にゆったりと流れていき、時に起伏があるという雰囲気。ソロ楽器のインプロも。そして聴く人には緊張感をある程度強います。聴く人を選ぶアルバムか。

«To Be Sung On The Water/Michele Makarski(Vln)/Giuseppe Tartini/Donald Crockett(ECM New Series 1871)

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