2012/01/26

Sound Travels/Jack DeJohnette

Jacksound
ジャック・ディジョネットの新譜です。彼のアルバムはどういう傾向なのか、かなりいろいろで聴いてみないと分からないところがあるんだけど、今回も多重録音で彼のドラムスとピアノがかぶせてあって、ジャズというよりはラテンやワールドの色彩が強いので、ちょっと意外だったかな、という感じです。ただ、彼がアルバムでピアノを弾くのもはじめてではないですし、その点ではいいんだけど、予想とちょっと違ったかな、という感じもあります。どちらかというと、ある程度マニアックではありながら、ジャズファンよりはもっと広い層にウケそうなアルバムではありますね。参加メンバーがらすると、ってのは、ちょっと引っ掛かりがあるかもしれませんが。


Sound Travels/Jack DeJohnette(Ds, P, Vo, Bells)(E One music)(輸入盤) - Released 2012. Esperanza Spalding(Vo, B on 2-6, 8), Lionel Loueke(G on 2-3, 6), Ambrose Akinmusire(Tp on 2, 4-5), Luisoto Quintero(Per, Vo on 2-3, 5-8), Bruce Hornsby(Vo on 3), Tim Ries(Ss, Ts on 3-5, 8), Bobby McFerrin(Vo, Per on 7), Jason Moran(P on 8) - 1. Enter Here 2. Salsa For Luisito 3. Dirty Ground 4. New Muse 5. Sonny Light 6. Sound Travels 7. Oneness 8. Indigo Dreamscapes 9. Home

(12/01/25)3曲目が共作の他は、全曲ジャック・ディジョネットの作曲。ここでは、彼の多重録音でドラムスとピアノで演奏に参加しているパターンが多いです。やはり「音の旅行」的なラテン、ワールド色のある曲集か。ほぼピアノだけでゆっくりとはじまる小品の1曲目、ヴォーカル入りの哀愁ラテン・ナンバーでけっこうメロディアスな2曲目、Bruce Hornsbyとの共作でややラフなポップスという感じの3曲目、少しエキゾチックなメロディで進行する8分の6拍子の4曲目、明るい素朴方面のラテンミュージック的な5曲目、やはりラテンでギターその他パーカッシヴな小品の6曲目、ヴォーカルが器楽的な味わいのあるバラードの7曲目、4ビートではないけど、この中では今のジャズに近いサウンドの8曲目、ソロ・ピアノで淡々と幕を閉じる9曲目。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2012/01/25

Free Ibiza/Joachim Kuhn

Joachimfree
どうにもここ2-3日、ちょっと用事が入ったりして、今日の更新はできないかな、と思ったのですが、時間がない時のソロ・ピアノのフリー・インプロヴィゼーション(なぜか、こういうのはあまり構えなくても文章が出てくる)というわけで、今日はヨアヒム・キューンの新譜です。彼はいくらでもこういうアルバムが出せる人ですね。ちょっと前にはBOXのソロが出てました。最近は半分ぐらいしか追いかけきれていないのがちょっとつらいところ。最初HMVで注文していたのだけれど、その後に出てきたAmazonの予約価格がかなり安く、注文をやり直してしまいました。価格差がちょっとならいいけれど、時に何割も、あるいは倍ほども違うこともあるので、通販の価格とセールの内容にはいつも注意しています。


Free Ibiza/Joachim Kuhn(P)(Outnote)(輸入盤) - Recorded September 7 and 8, 2010. - 1. Figueretas 2. Mar Y Sal Nights 3. Casa Nuestro 4. Flamingos At Cap Des Falco 5. Can Masia 6. Free Ibiza Afternoon 7. Es Cavallet 8. August In Ibiza 9. Talamanca 10. Free Ibiza Night 11. Clean Vision 12. Benirras 13. Free Ibiza Early Morning 14. Salinas Waves 15. Eirissa 16. Moment Of Happiness

(12/01/25)全16曲を1時間ほどで、全曲ヨアヒム・キューンの作曲のソロ・ピアノ集。スペイン東部、西地中海にあるイビザ島の意味か。メロディアスに聴こえる部分もあるけれど、フレーズ中にギャロンギャロンと少しくる部分もあって、おそらくは短い即興演奏を集めたものだろうと思われます。ただ、彼の場合その組み立てがうまくて、メロディがあったかとおもうと即興に行って、また戻ってきたり、その間だったり。温度感が低めで、物語的な構成もなかなか引きこまれるものがあります。そしてそのメロディはなかなか奥が深く、クラシック的に聴こえる部分もあります。彼としては即興でのピアノはお手のもので、いくらでも弾けるんだろうけれども、聴くたびにその深さと奥行きには感心してしまいます。今回のはあまり過激でもないですし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012/01/24

Come Sunday/Charlie Haden/Hank Jones

Charliehankcome
これを聴いていた時、横に息子がいて、「なんで結婚式のピアノをかけているんだ?」なんてことを言っていたけど、4ビートは少ししか出てこないし、淡々とした語り合いの世界なので、ジャズを知らない人からすると、そういうイメージも持つんだなあ、なんてことを思ってしまいました。ただ、やはりジャズを聴く人の間でも、賛否両論は出てくるんじゃなかろうか、とも思います。ハンク・ジョーンズが高齢ゆえ、もう丁々発止の演奏はやらないだろうからです。亡くなる3ヵ月前。でも、枯れていて、いいと思うんだけどなあ。さすがチャーリー・ヘイデン、いい雰囲気の訥々としたベースを奏でてくれています。


Come Sunday/Charlie Haden(B)/Hank Jones(P)(EmArcy)(輸入盤) - Recorded February 2 and 3, 2010. - 1. Take My Hand, Precious Lord 2. God Rest Ye Merry, Gentleman 3. Down By The Riverside 4. Going Home 5. Blessed Assurance 6. It Came Upon The Midnight Clear 7. Bringing In The Sheaves 8. Deep River 9. Give Me That Old Time Religion 10. Sweet Hour Of Prayer 11. The Old Rugged Cross 12. Were You There When They Crucified My Lord 13. Nearer My God To Thee 14. Come Sunday

(12/01/22)全14曲を42分で淡々とした感じでゆったりと演奏しています。ハンク・ジョーンズが亡くなる3ヵ月前の録音。トラディショナルが6曲もあって、その他もおなじみの曲が多く、親しみのもてるサウンド。3、9曲目のように4ビートを弾くこともあるけれど、基本的には2人で訥々と語り合うようなバラードが多いです。ハンクは高齢で、もうあまり無理はできなかったのかもしれないけれど、むしろこの演奏にこの選曲で、枯れた境地とでもいうのか、そういう演奏が伝わってくることがうれしい。チャーリー・ヘイデンも訥々としたタイプなので、この2人の演奏はゆったりしつつもかなりの味わいがあるスルメ盤になりそう。4曲目の「家路」なんていいですよね。タイトル曲の14曲目はデューク・エリントンの作曲で、ややゴージャスな雰囲気。

| | コメント (4) | トラックバック (2)

2012/01/23

スマイル・スマイル/神保彰

Jimbosmile
11日に2枚発売されたうちの1枚。こちらはいつもの神保のグループで、メンバーも2曲参加のカール・ヴァーヘイエン(G)以外はここ数作固定しているし、安心して聴ける1枚になっています。やっぱりメロディを聴くと日本のフュージョンだな、と思うし、そこが安心できるところでもあります。そのくせ、トータルサウンド重視なようにみせかけて、演奏が隠し味的にけっこうバカテクなところはありますし。なかなか聴いていて面白い。まあ、変わらないところがいいところでもあるし、元カシオペアで、彼ほどコンスタントにアルバムを発表している人はいないんじゃないかな。また出たか、で、つい買っちゃうところはありますね。


スマイル・スマイル/神保彰(Ds)(Electric Bird)
Smile Smile/Akira Jimbo(Ds)(Electric Bird) - Released 2012. Abraham Laboriel(B, Vo), Otmaro Ruiz(P, Key, Vo, Additional G on 6), Allen Hinds(G, Vo), Carl Verheyen(G on 2, 4, Vo on 2) - 1. Smile Smile 2. South Of The Border 3. Cheer Up! 4. Tokyo Cool 5. Muse 6. Shade Of The Summer 7. Tomodachi 8. It's My Time 9. Sake Of Love

全曲神保彰の作曲。珍しく、1曲目の冒頭、コーラスのみのフレーズが出てきて、その後はコーラスも交えつつメロディアスなフュージョン・サウンドになって、テクも見せつつ、やはりトータルサウンド重視の曲。珍しくブルースで、同時録音ではないそうですが、2人のギターのバトルを聴くことができる2曲目、セカンドラインのリズムで明るい、これまたメロディアスにせまる3曲目、ハードコア・フュージョン的展開のアップテンポでスリリングな4曲目、ちょっとゆったりしつつ美しいメロディで盛り上がっていく5曲目、哀愁があってリズミカルでもあるサンバの6曲目、マイナー基調でコーラスも聴けるややアップテンポの元気な7曲目、ややシンプルだけどノリの良さもあり、心地良い8曲目、歌謡曲的なメロディとフュージョンがマッチする9曲目。(12年1月11日発売)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012/01/22

ジンボ・デ・カヴァー/神保彰

Jimbodecover
新譜聴きにしばらく戻りますが、枚数があまりありません(笑)。今日の神保彰のアルバムは、11日に2枚同時発売の1枚。3千円して、このアルバムの収録時間は43分かあ、なんてことを思ってしまいましたが、そこのオビに「ワンマン・オーケストラ」と書いてあって、実はその仕組み、昨年暮れだったかな、テレビでやっていて観ていたんですね。まあ、メロディも打ち込めるメロディ・タムのシンセサイザーとドラムスが組み合わさっているんだけど、メロディ・タムではなくて、指定された場所を順番に打ち込むときれいにメロディになっていく仕組みで、叩く順番をひとつでも間違えると、曲は破たんするんだそうです。それにピアノ、ベースが加わったサウンドなので、けっこう興味深く聴けました。それを知らないと、有名曲のカヴァーのフュージョンとして頭の上を通り過ぎていってしまう面もあるかも。


ジンボ・デ・カヴァー/神保彰(Ds)(Electric Bird)
Jimbo De Cover/Akira Jimbo(Ds)(Electric Bird) - Released 2012. Abraham Laboriel(B, Ukurere B on 3), Otomaro Ruiz(P) - 1. He's A Pirate 2. Mission Impossible 3. Cymnopedie No.1 4. Libertango 5. Bolero 6. James Bond Theme 7. Concierto De Aranjuez 8. Phantom Of The Opera 9. Uewo Muite Arukou

神保彰のカヴァー集。ひとりのドラムスで、エレクトリック・ドラムのメロディの打ち込みもできる機能を加えたワンマン・オーケストラでのレパートリーにベースとピアノを加えるとのことで、この楽器以外のシンセサイザー的に聴こえる音の広がりは、全てドラムスによるものと推測されます。しかも、おそらくはオーヴァー・ダビングなしではないかと。そう考えるとなかなかスゴいアルバム。曲も映画音楽、クラシックその他有名曲がズラリと並び、大胆なアレンジが施されているものもあって、原曲の拍子などにはこだわらず、けっこう自由に演奏されています。2曲目は5拍子が元でも、一部を除いて4拍子で展開するという風に。それでもいやらしさを感じないのは、神保のアレンジの力と3人の演奏によると思います。けっこう楽しめるアルバム。(12年1月11日発売)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012/01/21

「かんちがい音楽評論[JAZZ編]/中山康樹著」(彩流社)

Nakayamakan
本当は今日から新譜聴きの予定だったのだけど、ちょっと変更します。

19日に、Amazonよりゆうメールで単行本が1冊届きました。お昼ちょっと前だったので、そのままお昼休みぶっ通しで、2時間半ほどかけて読了。

「かんちがい音楽評論[JAZZ編]/中山康樹著」(彩流社)1,680円

ネットで検索をかけると、けっこうキャッチーで問題作的な見出しが並んではいるけれども、何人かのミュージシャンが具体的に俎上にあげられていて、その人たちにはたまったものではないかもしれないけど、基本的にはジャズ評論家とその周辺について書かれています。ジャズ評論家に対しての私たちが考えている問題点、不安点を浮き彫りにしたというか。

内容的には、まあ、正論だと思います。中山さんのレトリックにハマったのかもしれないという一抹の不安もありますが。最初は1時間でやめるつもりでしたが、結局一気に読んでしまいました。ただ、その内容的には正論なだけに、大部分は、想定の範囲内だったというか、自分の思っていたことと内容がカブっていたことが多かったです。それでも、色々な批判の中で評論家批判(同業者批判)は、私たちでは絶対できない分野で、よくぞ書いてくれた、と喝采してもいいのでは。ただ、批判されている評論家で具体的に俎上に上がった人は、現役の人ではいなかったと思います。

私たちネットでブログやホームページをやる人に関しての言及もありますが、それはごく一部で、気にするほどのことはほとんどなかったです。逆に、インターネット時代になって、それぞれの評論家(一部の方々はジャズ・ライターって言った方が今では合ってますね。)の実力が裸にされてはっきり見えるような時代、それをあえて活字にしてくれて、いいんじゃないですかね。自分も、半年ほど前よりジャズ雑誌は何も買わなくなりましたし、ジャズ単行本も厳選するようになりました。

ただ、読み手がジャズにある程度ハマっていないと、本の内容に乗りきれない部分はあるかもしれません。個人的にはミュージシャンに対する批判の部分は、正しいのか正しくないのかは、あまりよく分かりませんでしたが、内容としては面白く読めました。具体的に名前が上がったミュージシャンのファンの方の意見も聞いてみたいですね。

(23日追記)まわりを見渡してみると、それぞれの読む人によって、良かったり最低だったり、評価が著しく分かれる本ですね。まあ、そういう本だと思います。

| | コメント (2) | トラックバック (2)

2012/01/20

Number Two Express/Christian McBride

Christiannumber2
過去盤聴き10日目で、次回からちょっと新譜聴きに戻ります。そして、ジャック・ディジョネットの共演・参加作の’90-98年の過去盤聴きというくくりは終了。Verveレーベルが偶然3日続きましたけど、その前のゲイリー・バートンのアルバムのGRPレーベルも含めて、この時期はやっぱり豪華なミュージシャンをたくさん呼んでアルバムを作れた時期なんだなあ、ということが分かります。クリスチャン・マクブライドだって、今は小さいレーベルからのリリースになってますしね。まあ、彼は相変わらずの勢いはありますけれども。特に’90年代前半から半ばにかけては、仕事も忙しくてあまりCDを聴けてなかった時代でもありますので、はじめて聴くような気持で聴いてます。


Number Two Express/Christian McBride(B)(Verve) - Recorded November 12, 16-17, 1995. Kenny Garrett(As on 1, 6), Gary Bartz(As on 2, 4, 8-9), Steve Nelson(Vib on 2, 9), Chick Corea(P, Key on 1, 3, 6), Kenny Barron(P, Key on 2, 4-5, 7-9), Jack DeJohnette(Ds on 1-4, 6-9), Mino Cineru(Per on 10) - 1. Whirling Dervish 2. Youthful Bliss 3. Tones For Joan's Bones 4. EGAD 5. Miyako 6. Divergence 7. Jayne 8. A Morning Story 9. Grove 10. Little Sunflower

クリスチャン・マクブライドの作曲は全10曲中6曲(1-2、4、6、8-9曲目)。他は3曲目がピアノ・トリオでのやや弾むリズムもはいるチック・コリア作、5曲目がピアノとのバラードでベースのアルコ奏法を聴かせるウェイン・ショーター作、7曲目がトリオで快活に明るく進むオーネット・コールマン作、10曲目がベースの多重録音のフレディ・ハバード作。参加メンバーも超一流ミュージシャンばかりです。アップテンポでモーダルな感じがいい現代4ビートジャズの1曲目、逆にメロディアスな雰囲気が心地良い2曲目、コルトレーン的色彩も感じさせるモードの4曲目、エレキ・ピアノ使用で懐かしい系のファンクを聴かせる6曲目、エレキ・ピアノ、エレキ・ベースでまさに都会の朝の雰囲気の8曲目、落ちついた4ビートでメロディアスな9曲目。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012/01/19

Porgy & Bess/Joe Henderson

Joeporgy
過去盤聴き9日目。時系列的にはちょっと違うんだけれども、ジョー・ヘンダーソンのアルバムを2枚続けてみようかと思い、こちらを先にアップします。調べてみたら、ジョー・ヘンが亡くなるのは’01年のことだけれども、’97年録音のこのアルバムが、最後のリーダー作になるようですね。ここでも参加メンバーは非常に豪華です。当時のVerveレーベルも、かなり勢いがありましたし。「ポーギーとベス」ばかりでアルバムを作ったのは大正解だったと思います。でも今聴いてみると、黒っぽいことはそうなのだけど、黒くてドロドロした感じは、あまりなく、むしろ当時の今っぽさが出ているサウンドのような気がしました。明るい曲も数曲ありましたし。


Porgy & Bess/Joe Henderson(Ts)(Verve) - Recorded May 25-28, 1997. Conrad Herwig(Tb), John Scofield(G), Stefon Harris(Vib), Tommy Flanagan(P), Dave Holland(B), Jack DeJohnette(Ds), Chaka Khan(Vo on 2), Sting(Vo on 7) - 1. Introduction: Jasbo Brown Blues 2. Summertime 3. Here Come De Honeyman/They Pass By Singin' 4. My Man's Gone Now 5. I Got A Plenty O'nuttin' 6. Bess, You Is My Woman Now 7. It Ain't Necessarily So 8. I Loves You Porgy 9. There's A Boat Dat's Leavin' Soon For New York 10. Oh Bess, Oh Where's My Bess? 11. A Red Headed Woman [Bonus Track] 12. Summertime [Bonus Track]

ガーシュイン兄弟作の、黒人音楽を基にしたミュージカル。ジョン・スコフィールトのフレーズもなかなか良いですが、ジョー・ヘンダーソンの渋いサックスが絶好調です。やはりスゴいメンバーだし、アルバム全体を「ポーギーとベス」で統一してあるので、それだけでも聴いてみる価値はあるかも。4曲ごとにACT1からACT3までありますが、組曲的というよりは1曲ごとに演奏は楽しめます。2曲目にはチャカ・カーンの、7曲目にはスティングのヴォーカルが入りますが、他の曲はインストルメンタルで攻めています。聴こえてくるサウンドは黒っぽい曲ももありながら、今っぽいところもけっこうあると思います。5、9曲目は明るいアップテンポの4ビートジャズ。ラスト2曲はボーナストラックですが、12曲目の「サマー・タイム」はインストルメンタル。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012/01/18

Double Rainbow/Joe Henderson

Joedouble
過去盤聴き8日目。今日はありし日のジョー・ヘンダーソンのアルバムから。前半がボッサ(ブラジル)のミュージシャンを使って、後半がジャズミュージシャン。しかも一流どころという贅沢な作りになっています。特に後半のハービー・ハンコックが印象に残ったかな。最近、’90年代のアルバムを聴く機会が多いですけれども、やはりこの時はかなり豪華なアルバムが多いですね。当時のミュージシャンが今になってさらに大物になっている、ということもありますけれども、それでも満足感は高いです。企画ものって言えばそうなんだけれども、それでも楽しめるのは、やっぱりミュージシャンが良いせいでしょうか。


Double Rainbow/Joe Henderson(Ts)(Verve) - Recorded September 19-20, November 5-6, 1994. Eliane Elias(P on 1-4), Oscar Castro-Neves(G on 1-2, 5), Nico Assumpcao(B on 1-4), Paulo Braga(Ds on 1-4), Herbie Hancock(P on 6-11), Christian McBride(B on 6-9, 11-12), Jack DeJohnette(Ds on 6-7, 9, 11) - 1. Felicidade 2. Dreamer 3. Boto 4. Ligia 5. Once I Loved 6. Triste 7. Photograph 8. Portrait In Block And White 9. No More Blues 10. Happy Mdness 11. Passarim 12. Modinha

ジョー・ヘンダーソンによる、全曲アントニオ・カルロス・ジョビン集。5曲目までがブラジルサイドで、6曲目からジャズサイドになっていて、ハービー・ハンコックやジャック・ディジョネットもこちらの方に参加。どの曲もメロディアスで聴きやすいので、何回聴いても飽きません。両サイドとも良いです。ブラジル・サイドは完全にブラジルっていう感じがして、なかなか好感が持てます。どこを切ってもジョビンになるのがうれしいところで、ジョー・ヘンのサックスが、ベテランの貫録でメロディアスに奏でています。ギターとのデュオの5曲目もスリリング。ただ、ジャズファンとしては、強力なクァルテット(全曲ではないですが)で演奏される6曲目以降の後半がなかなか。こちらもボッサの雰囲気を前面に出しつつ、スリリングな演奏が繰り広げられます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012/01/17

Six Pack/Gary Burton & Friends

Garysixpack
過去盤聴き7日目。手元には新譜中心に通販から届いたCDが5枚あるのだけど、もう少しためておいてまとめて出します。今日から4回は、ジャック・ディジョネット共演・参加作の’90年-98年頃にスポットを当てますが、すでに他のミュージシャンやレーベルなどで手直しをしたものが多く、その頃のほとんどは直ってしまっています。でも、今日のアルバムも豪華ですね。発売当時は気が付かなかったけれど、この当時、もうカート・ローゼンウィンケルがバリバリと2曲に参加して弾いてます。もう20年前ですものね。当時からギターはうまかったでした。こういう点も、聴き返して改めて思い出すこともあり、だから過去盤聴きはやめられないなあ、と思った次第です。まあ、目的はホームページのコメントやクレジットを直すことなんですけれども。


Six Pack/Gary Burton(Vib) & Friends(GRP) - Recorded December 28-29, 1991, January 4, February 24-25, 1992. Kurt Rosenwinkel(G on 1, 9), Bob Berg(Ts on 1-4, 6, 9), Larry Goldings(Key on 1, 3-5, 7, 9), Mulgrew Miller(P on 1, 3-5, 7, 9-11), Steve Swallow(B on 1, 3-5, 7, 9-11), Jack DeJohnette(Ds on 1-7, 9-11), B.B. King(G on 2, 6), John Scofield(G on 2-4, 6), Paul Shaffer(P, Organ on 2, 6), Will Lee(B on 2, 6), Kevin Eubanks(G on 5), Jim Hall(G on 7, 10-11), Ralph Towner(G on 8, 12) - 1. Anthem 2. Six Pack 3. Summertime 4. Jack's Theme 5. Lost Numbers 7. Double Guatemala 7. Asphodel 8. Redial 9. Invitation 10. My Funny Valentine 11. Something Special 12. Guitarre Picante

ゲイリー・バートンの作曲は2曲目のみ。6人のギタリストを招いたアルバム。特に2曲目、6曲目は、B.B.キングとジョン・スコフィールドの共演で、ブルースを演奏していてなかなかのっています。特に6曲目はパット・メセニーの曲。ジョン・スコフィールドだけでなく、ラルフ・タウナーやジム・ホール、カート・ローゼンウィンケルなど、興味深い演奏が多いアルバムです。豪華すぎるゲストと言っても過言ではないくらい。GRPから出しているだけあって基本はブルースであってもフュージョン的なサウンドに包まれています。それでもスティーヴ・スワロウの参加曲は何曲か4ビートも。タウナーとの8、12曲目はデュオで、しかも彼の作品なのが、やっぱりギタリストを生かしている演奏。ギターもいいけれど、ボブ・バーグのサックスもアクセントに。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«Give And Take/Mike Stern