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2017/12/13

長男の自作スピーカーの完成

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FostexのFE208-Sol(フルレンジユニット)とT90A-Super(スーパーツイーター)を使って、雑誌「無線と実験」11-12月号の小澤さんの大型バックロードホーンの作例の改造型を作っていた話は前回書きました。やっと一昨日夜から昨日朝にかけて、何と部屋の中での塗装が終わり、オイル塗装なので、そのまま24時間以上乾燥、そして、今日の昼前に完成しました。

本当は、外で塗装をやってほしかったのだけど、冬で寒いので、オイル塗料を部屋で塗るのを許可しました。もちろん彼は窓を開けて換気して、塗料がつかないように、この寒いのにシャツとパンツで塗装してました。シンナーやベンジン系よりは、体に毒ではないですが、その後換気してもしても、部屋の中がオイル臭いです。昨朝塗り終わって乾燥まで24時間以上置くので、写真は今日のお昼前かな。それと塗っている途中の写真と。我が家で一番大きいスピーカーとなってしまいました。写真は完成して、本当は他の2台のスピーカーの後ろ側に置くのだけど、とりあえずは仮置きという事で。それと、塗装中の様子です。オイル系の塗料は初めてだったのですが、けっこうサラサラだそうでした。

音はというと、ちゃんと「無線と実験」の雑誌で自作例が発表されたスピーカーでもあるし、大型のバックロードホーンという感じでけっこういい音が鳴ります。スピーカーで16万円ほど、木材とカット代で5万円弱かかってるので(長男のバイト代でまかなっている)、物量的にはかかっている方だと思います。オンキョーのScepter1001と、自作のスーパースワンと、3種類の音が聴けるのも、長男がいたからこそかもですしね。音を自作真空管アンプの回路をいじったり、部品をいろいろ替えたりして、音もだんだん良くなっているようですし。長男は自分が目指すべき良い音が分かっているようで、今回のスピーカーもけっこういい音で鳴ってくれます。

学校を卒業するまでにはモノラルの真空管300Bを使ったアンプx2を製作予定なので、3通りの回路を使った聴き方ができることになると思います。

2017/12/03

長男が再びメインスピーカーを製作中

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先日、限定品で出たFostexのFE208-Sol(フルレンジユニット)とT90A-Super(スーパーツイーター)を購入した長男は、しばらくそのままFE208-Solを置いておいて、T90A-Superの方はスーパースワンにつないでいたのですが、先日よりスピーカーBOXの製作をしていて、現段階では両側のスピーカーの、残りの側面片面接着(今は圧着状態)と塗装を残して、とりあえず音が聴ける状態になりました。まだ、エージングがこれからだけど、なかなかいい感じ。意外に早かった。ただ、ひとりではなかなか動かせない重さになってしまいました。

今回のエンクロージャーは雑誌「無線と実験」11-12月号の小澤さんの大型バックロードホーンの作例の改造型だそうで、側板と天板には12ミリ厚の木材も使っていて(雑誌の方もそうなっている)、箱鳴りがしないか心配だったのですが、試しに音出ししてみても、そのような心配は今出している音量ではいらないと分かり、ホッとしているようです。

これでメインスピーカーになりうるスピーカーは3セットになってしまいますが、次は300Bの真空管を使ったモノラル真空管アンプx2を作る予定で、その前段階の装置さえ考えれば、3セット独立して使えるようにもなるし、スピーカーケーブルにはバナナ端子がついているので、切り替えも容易だという事があります。スピーカーはここまでだと何とか置き場所があるけれど、もうこれ以上メインスピーカー作りは勘弁してほしいのが正直なところ。このスピーカー、スリムなように見えて奥行きが56センチありますし。

まあ、音の選択の余地が増えることは素直にうれしいですけど。

(注)写真のスピーカーは未完成のため、仮置きの場所です。完成すると、スピーカーの一番奥に入るんじゃないかな?

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(追記12月9日)朝起きたら、スピーカーが塗装を残して片方完成していた。最後の側板の取り付けが、スピーカーの重さやら、立てておいたせいか、本体が歪んで隙間ができていちばん大変だったらしい。もう片方は、彼は今日用事があるので、明日かな。

2017/12/01

今年(’17年)の今までのCD他の購入枚数

今日12月1日現在で通販へのCDの注残がゼロ。買いたいと思うECMの予告も4枚出てますが、来年1月19日の予定なので、もしかすると、12月は全くCDを買わない月になってしまう可能性があります。もし年内に買ったら、ここに追加していきますが、今のところの計算をしてみました。年々枚数が減ってきてますが、ECMは相変わらず毎年50枚近く出してますね。つまりそれ以外のアルバム(今年はECM以外の輸入盤)の購入がだいぶ減っていることになります。

’17年1-6月分

国内盤  13枚
輸入盤  17枚
ECM輸入盤 24枚
Blu-ray(DVD) 2枚

計      56枚

’17年7-11月分(12月の購入があれば、適宜追加し、追加した日付を書いておきます。)

国内盤  13枚
輸入盤  18枚
中古盤   1枚
ECM輸入盤 20枚
Blu-ray(DVD)   1枚

計      53枚

合計

国内盤  26枚
輸入盤  35枚
中古盤   1枚
ECM輸入盤 44枚
Blu-ray(DVD) 3枚

計      109枚

何だ、この程度の枚数か、と思う方もあるかもしれません。その程度なんです。かつて、200枚以上購入してた年もありましたけど、今はむしろあと662枚にまで減ってきたホームページに掲載してある過去盤のコメントの手直しの方にも関心が向いてますし。また、ダウンロード音源もある程度所有していますけど、ホームページ、ブログ上ではあくまでも、現物のCDを聴いたものをブログアップするという方針ですので、その点はご容赦ください。

(追記)12月7日に国内盤2枚、輸入盤2枚、中古盤1枚を追加注文したので、枚数を書き直しました。

2017/11/29

私的2017年ベスト3

Onishiglamo
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まだ12月じゃないので、ちょっと早いですが、手元の未聴盤、注残もなくなったので、いいタイミング。今年も私的年間ベスト3の季節がやってきました。今年は最近に出たものでいいと思ったアルバムが多く、結局上半期とはあまり重ならなくなってしまいました。今年の特徴として、ECMレーベルが多くなっているのも特徴かもしれません。やはり自分はやや硬派な方のジャズが好きなのだなあ、というのと、ちょっと変わったものも興味を示している感じはあると思います。なので、万人に受け入れられるベストではないです。長男から言わせると、大西順子のアルバムも「何だか難しそうなの聴いてんな。」だそうでした。なおどれが1位というものではなく、順不同です。


グラマラス・ライフ/大西順子(P)トリオ(Somethin' Cool)
Glamorous Life/Junko Onichi(P) Trio(Somethin' Cool) - Recorded September 4-6, 2017. 井上陽介(B)、高橋信之介(Ds) - 1. Essential 2. Golden Boys 3. A Love Song (a.k.a. Kutoubia) 4. Arabesque 5. Tiger Rag 6. Almost Like Me 7. Hot Ginger Apple Pie 8. Fast City 9. 7/29/04 The Day Of(From "Ocean's 12")

1-4、7曲目が大西順子の作曲、5曲目はアート・テイタムの演奏曲(ジャズの最初の録音の1曲だそうだ)、8曲目はジョー・ザヴィヌルの作曲と、いろいろ。やはり彼女は大物でした、と、個人的な思いがあります。1曲目は彼女にしては珍しく少し思索的な出だしかなとも思いますが、ダイナミクスも健在。解説を読んでいるとけっこう複雑な演奏をしているようですが、すんなりと入ってきてしまうところも、それでも、難しそうだなと思うところも、いろいろ。相変わらず半端ではないテクニックを見せつけてくれます。そこまで目が行くと気難しい印象ですけど、繊細さとダイナミックさ(こちらの方が大きいか)に心地よく身をゆだねながら聴くと、なかなかの傑作ではないかと思います。6曲目はスゴい彼女の演奏。8曲目はなかなか圧巻。(17年11月15日発売)


Far From Over/Vijay Iyer(P. Key) Sextet(ECM 2581)(輸入盤) - Recorded April 2017. Graham Haynes(Cor, Flh, Electronics), Steve Lehman(As), Mark Shim(Ts), Stephan Crump(B), Tyshawn Sorey(Ds) - 1. Poles 2. Far From Over 3. Nope 4. End Of The Tunnel 5. Down To The Waire 6. For Amri Baraka 7. Into Action 8. Wake 9. Good On The Ground 10. Threnody

(17/08/19)全曲ヴィジェイ・アイヤーの作曲。ECMにしては元気な曲が多く、ACT時代の感触も少しあり。けっこう複雑な曲で、おそらく変拍子が多いと思われます。リズムがパルス的に来るため、何拍子か考えるのは、少々難しい。ただ、そういう点を除けば、通常のジャズから大きくはみ出たところは少ないと思います。聴くのに体力がいりますが、智に勝った部分も。プロデューサーはマンフレート・アイヒャー。メンバーがメンバーだからか、インド的要素は影を潜め、むしろM-BASE的なサウンドを感じるのは一部メンバーのせいか。とにかく、ECMにしては賑やかな演奏が多いです。3曲目のようにシンプルなファンクビートの曲もあるけど、一筋縄ではいかない現代ジャズ的なイメージ。時に静かな場面もあり。少し野性的か。


Small Town/Bill Frisell(G)/Thomas Morgan(B)(ECM 2525)(輸入盤) - Recorded March 2016. - 1. It Should Have Happened A Long Time Ago 2. Subcouscious Lee 3. Song For Andrew No.1 4. Wildwood Flower 5. Small Town 6. What A Party 7. Poet - Pearl 8. Goldfinger

(17/05/31)ヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ。2人の共作は7曲目、ビル・フリゼール作が3、5曲目、ポール・モチアン作が1曲目、リー・コニッツ作が2曲目、他は映画音楽など。2人での幽玄な、時にのどかな世界が68分続きます。でも、2人のやり取りは緊密です。モチアンとの演奏を比べてみたくなるけど、印象的には似ている、夢見心地で愁いを含む1曲目、コニッツの曲らしい醒めた4ビートで進んでいく2曲目、明るめで牧歌的な情景から哀愁に表情を変える3曲目、やや快活で明るいカントリー的な4曲目、8ビートでいつものフリゼール節が聴けるタイトル曲の5曲目、これまたビートはっきりめで明るくせまる6曲目、既成曲的なゆったりインプロヴィゼーションの7曲目、渋くて幻影的な演奏が続く映画音楽の8曲目。


次点として、以下の3作

The Dreamer Is The Dream/Chris Potter(Sax, Cl, Fl, Ilimba, Samples)(ECM 2519)(輸入盤)
Blue Maqams/Anouar Brahem(Oud)(ECM 2580)(輸入盤)
3 For 3/Mike Moreno(G)(Criss Cross 1396)(輸入盤)

2017/11/28

チャイニーズ・バタフライ/チック・コリア+スティーヴ・ガッド

Chickchinese
CDの手持ち在庫をやっと聴き終えました。これで手持ちなし、通販の注残も現在のところなし。当分入ってこないんじゃないかと。ほぼ毎日更新をしてきましたけど、仕事も忙しくなってくるし、12月中旬にはライヴで2時間分の練習もしなければならないので、更新間隔がちょっと開くかもしれません。今日のアルバム、この2人の双頭バンドなので悪かろうはずはないです。また新たなグループができたので、楽しみでした。ただ、最近のスティーヴ・ガッドは、ちょっと落ち着いてきてしまったかな、という感じもするので、グループの音楽性は高いのだけれど、これならCD1枚で出しても良かったかなあ、なんてことも思っています。チック・コリアが絡むと日本先行発売が多いのですが、輸入盤を同時に出してくれてもいいんじゃないかなあ、なんて。


チャイニーズ・バタフライ/チック・コリア(P、Key)+スティーヴ・ガッド(Ds)(Stretch)
Chinese Butterfly/Chick Corea(P, Key) +Steve Gadd(Ds)(Stretch) - Released 2017. Lionel Loueke(G), Steve Wilson(Sax, Fl), Carlitos Del Puerto(B), Luisto Quintero(Per) - 1. Chick's Chums 2. Serenity 3. Like I Was Sayin' 4. A Spanish Song 5. Chinese Butterfly 6. Return To Forever (Feat. Philip Bailey(Vo)) 7. Wake-Up Call 8. Gadd-Zooks

ジョン・マクラフリン作が1曲目、Lionel Louekeとチック・コリア作が7曲目、他は全曲コリア作。スティーヴ・ガッドとの双頭バンドで、ガッドの指向性とか年齢を考えると、ちょっと落ち着いたフュージョン的なサウンドですが、曲はやはりコリア作らしく、メロディがけっこう良かったり、サウンドが深みを増してます。CD2の6曲目以降は16分以上の長い曲が多いので、これは1枚にまとめた方が良かったのかもしれない。ベースはエレクトリックとアコースティックの両刀使いですが、ジョン・パティトゥッチのような派手さはなくて、ボトムを支える要素が大きいのかな、という感じ。7曲目は明らかに中国(東洋)的なメロディを持ってきているので、タイトルに引っ掛けたのか、どうか。6曲目はECM盤以来45年ぶりとのことで、興味深い演奏。(17年11月22日発売)

2017/11/27

グラマラス・ライフ/大西順子トリオ

Onishiglamo
大西順子の同時発売のアルバムの2日目。こちらはピアノ・トリオだし、本命に思っている人が多いんじゃないかな。確かにその通りで、日曜の朝聴かなくて良かったと思います。いやはや、聴いていてスゴいインパクトがあります。もうすぐ今年のベスト3をきめることになりますけど、この時期これが出たという事は、その選定にも影響してくるんじゃないかなあ、と思います。いかに複雑なことをさりげなく、そしてダイナミックな表現でやっているかという事は、解説にも書いてありますし、自分もアマチュアバンドの端っこのベース弾きですが、やってることはおぼろげながら理解しているつもりです。到着後、すぐ聴けばよかった。


グラマラス・ライフ/大西順子(P)トリオ(Somethin' Cool)
Glamorous Life/Junko Onichi(P) Trio(Somethin' Cool) - Recorded September 4-6, 2017. 井上陽介(B)、高橋信之介(Ds) - 1. Essential 2. Golden Boys 3. A Love Song (a.k.a. Kutoubia) 4. Arabesque 5. Tiger Rag 6. Almost Like Me 7. Hot Ginger Apple Pie 8. Fast City 9. 7/29/04 The Day Of(From "Ocean's 12")

1-4、7曲目が大西順子の作曲、5曲目はアート・テイタムの演奏曲(ジャズの最初の録音の1曲だそうだ)、8曲目はジョー・ザヴィヌルの作曲と、いろいろ。やはり彼女は大物でした、と、個人的な思いがあります。1曲目は彼女にしては珍しく少し思索的な出だしかなとも思いますが、ダイナミクスも健在。解説を読んでいるとけっこう複雑な演奏をしているようですが、すんなりと入ってきてしまうところも、それでも、難しそうだなと思うところも、いろいろ。相変わらず半端ではないテクニックを見せつけてくれます。そこまで目が行くと気難しい印象ですけど、繊細さとダイナミックさ(こちらの方が大きいか)に心地よく身をゆだねながら聴くと、なかなかの傑作ではないかと思います。6曲目はスゴい彼女の演奏。8曲目はなかなか圧巻。(17年11月15日発売)

2017/11/26

ヴェリー・スペシャル/大西順子

Onishivery
大西順子初の2枚同時発売、という事で、どっちから聴こうかなと思ったけど、日曜の朝早くなので、静かな方のバラード集から。デュオの曲が多く、やはり静かな場面も多いので、この時間にはしっくりときます。シンプルで攻めてみても、ピアノは歌っているし、やっぱりいい感じ。曲によってはフェンダー・ローズ・ピアノを使っていて(5、9曲目)、これも自然な流れのうちで使っているので、急に雰囲気が変わったりという事はありません。ウィリアムス浩子のMy Room集を何となく思い出した(ギタリストが重なっているからか)けど、それよりは賑やかな雰囲気も持っています。こういう一面もあるんだなと、うれしくなってきました。


ヴェリー・スペシャル/大西順子(P、Key)(Somethin' Cool)
Very Special/Junko Onishi(P, Key)(Somethin' Cool) - Recorded September 7-9, 2017 (Tr 3 and 8, January 17, 2011). Toshiaki Baba(G on 2, 4, 7, 9, 10), Jose James(Vo on 3, 8), Miho Hazama(Arr, Cond on 6), Takuya Mori(Cl on 6), Yoshie Sato(Bcl on 6), Shinnosuke Takahashi(Cymbals on 1), Yosuke Inoue(B on 11) - 1. Very Special -Intro- 2. I Cover The Water Front 3. Lush Life 4. Easy To Love 5. Barcarolle (From "The Seasons"), 6. Willow Song (From "Othello") 7. Comecar De Novo (The Island) 8. A Flower Is A Lovesome THing 9. How Do You Keep The Music Playing 10. After The Love Has Gone 11. Very Special - Outro-

1、11曲目のみ大西順子作曲で、他はスタンダードなどの他人の曲。構成が考えられているようで、小品の1、11曲目自体シンプルで美しい。基本的にピアノに相手が加わる(デュオなど)ことで、シンプルな美しさを醸し出すバラード集になってます。ゆったりした曲の中にも、繊細な場面もあれば、力強い場面や速いパッセージの部分があたかも歌うような感じ。そのメロディにひかれる感じです。クラシックの味わいのある曲も。今話題のホセ・ジェイムスのヴォーカルとのデュオが2曲ありますが、これのみ’11年の録音。先を見越した録音と言っていいでしょう。基本的にバラード集はあまり得意ではないのですが、このアルバムはよく歌うし、変化に富んでいるので、何度も聴きたくなります。彼女の別な側面を垣間見ました。(17年11月15日発売)

2017/11/25

フクシマ/藤井郷子オーケストラニューヨーク

Fujiifukushima
国内盤があと4枚あって、なるべく早く聴かなければ。迷ったときは、発売日の順番に聴いていこう。今日は、「フクシマ」。重たいテーマですね。でもそれをニューヨークのビッグバンドでやってしまうことで、ある程度の客観性を持つことになったんじゃないかと思います。基本、フリーなので、その客観性が何なのか、というのを説明するのは難しいんですけれども。しかも非イディオム系のソロもある、硬派なフリー。ここでは、前作と比べ、Nels ClineとChes Smithが入っていることが目をひきます。このフリーのビッグバンドに同化した演奏なんですけれども。ひとつのテーマで57分やり切るのも大変だったろうと思いますけど、やはりそれだけ重いテーマだと思います。


フクシマ/藤井郷子(Cond)オーケストラニューヨーク(Libra Records)
Fukushima/Satoko Fujii(Cond) Orchestra New York(Libra Records) - Recorded May 18, 2016. Oscar Noriega(As), Ellery Eskerin(Ts), Tony Malaby(Ts), Andy Laster(Bs), Dave Ballou(Tp), Herb Robertson(Tp), Natsuki Tamura(Tp), Joey Sellers(Tb), Joe Fielder(Tb), Chrtis Hasselberg(Tb), Nels Cline(G), Stomu Takeishi(B), Ches Smith(Ds) - 1. 1 2. 2 3. 3 4. 4 5. 5

全曲藤井郷子作曲で、オーケストラ・ニューヨークの10作目。文字通り、福島の原発事故によって引き起こされた人間の「落胆や絶望や、そしてそんな中でも希望や意欲や、エモーショナルな体験を表現したくて」作曲したそう。静かな場面からゆっくりと音が出てきて、大きくなったり、静かになったり。やや過激なフリーなんですけど、フリーという手段を使って、なるほどという感じでエモーショナルに響いてきます。聴く人を選ぶかもしれませんが、その音が大きくなった時の、ビート感と同時に心のうねりのようなエネルギーを感じ取ることができます。もちろん、完全なフリーではなく、随所にアンサンブルのメロディを交えつつ、なお、そのビッグバンドの限界にせまるような、盛り上がりを見せます。ひとつのテーマが基の壮大な作品。(17年11月11日発売)

2017/11/24

スノーイング・タウン/外山安樹子トリオ

Toyamasnowing
この時期集中して、国内盤5枚が割と短期間に届いています。なるべく今月中に聴きたいのですが、忙しくなってきたこともあって、聴けるかどうか。発売日の順番とかは前後します。今日は、やっぱりこの時期クリスマスアルバムだよね、と聴きたくなって、到着したばかりのアルバムから。外山安樹子さんのクリスマスのミニアルバム。ジャズでありながら、彼女自身のメロディアスな演奏で、クリスマスの明るさをスマートに表現している感じです。バランスを取る感じで、5曲目のオリジナルが、しっとり感満載なので、今年のクリスマスアルバムはこれで決まり、という感じになってます。これがフルアルバムの分量で出てくれたらなあ、と思いますけど、25分収録でも、なかなかいいです。


スノーイング・タウン/外山安樹子(P)トリオ(Rice Records)
Snowing Town/Akiko Toyama(P) Trio(Rice Records) - Recorded November 25, 2015. 関口宗之(B)、秋葉正樹(Ds) - 1. Rudolph The Red-Nosed Reindeer 2. Christmas Waltz 3. Let It Snow 4. Snowing Town 5. I'll Be Home For Christmas

5曲目のタイトル曲のみ外山安樹子の作曲で、あとはクリスマス・ソング集。ミニ・アルバムで25分収録。もともとは他のアルバムを収録時に、この曲たちも一緒に収録してしまったとのことで、発売するタイミングとしては良かったのではないかな。ジャズなんだけど、ピアノ・トリオが明るくてメリハリが効いた、スマートなジャズなので、すんなりと聴ける感じ。ジャズ感も過不足なくジャズなので、クリスマス・ソングから入った方もジャズから入った方も。オリジナルの5曲目は少し淡い感じのバラードなんだけど、それがまた雪が降っている街の風景を呼び起こすようなしっとりとした曲で(おそらく北海道の風景か)、なかなかいい感じに仕上がっています。ミニアルバムにしておくのがもったいないくらい。いいクリスマスプレゼントですね。(17年11月19日発売)

2017/11/23

Unloved/Maciej Obara Quartet

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ECMの新譜4日目で一段落。このアルバム、最初は典型的なECMのゆったりとした出だしでこのまま続いていくと見せかけて、5-6曲目の後半に激しい曲を持ってきてます。アルバムコメントを聴きながら書いている身としては、最初にずらっと書いておくも、かなり途中で書き直しをしてます(笑)。1曲目でゆったり入るというのは、プロデューサーのマンフレート・アイヒャーの意向なんでしょうね。ECMで激しい曲がないというとそんなことはなく、意外にあるものなのですが、レーベルイメージから、そう感じている人が多いようです。それでも、今回の4枚の中では、一番ECMのイメージ(個人的感想ですが)にシンクロしていたアルバムかな。


Unloved/Maciej Obara(As) Quartet(ECM 2573)(輸入盤) - Recorded January 2017. Diminik Wania(P), Ole Morten Vagan(B), Gard Nilssen(Ds) - 1. Ula 2. One For 3. Joli Bord 4. Unloved 5. Sleepwalker 6. Echoes 7. Storyteller

(17/11/22)タイトル曲の4曲目のみクリストフ・コメダ作で、他は全曲Maciej Obara作曲。彼はポーランド出身で、ECMでは初リーダー作なれど、他ではアルバムあり。前半テンポ感のあまりない、ゆったりした、時に盛り上がる演奏は北欧のジャズに近く、メンバーもノルウェー出身が混ざっていて、いかにもECMという感じの演奏です。むしろ安心して聴ける、その典型的な、やや寒色系でしっとり感のあるサウンドの1曲目。リズム的には多少変わるものの、北欧的な雰囲気のある曲が続きます。4曲目のコメダ作は、やはりメロディの強度があって、この曲は浮かび上がってきます。ところが5曲目は激しく、6曲目はフリー調からかなり盛り上がり。この5-7曲目あたりで、硬派な北欧的なジャズもやっていると、印象も軌道修正。

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